真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~   作:疾風海軍陸戦隊

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李傕と武士道精神

「隊長!私と試合をしてもらえませんか!!」

 

机をバンっとたたき、そう言う李傕。その顔は真剣というか…なんか言葉では言えないほどの熱意を感じた

 

「(ん・・・・・これは引き受けないと収まらないな・・・)」

 

俺は断ってもしつこく来るだろうと判断し、俺は彼女に頷き

 

「分かった。少し待ててくれ。準備するから…場所は練兵所でいいのかな?」

 

「はい。そこでお願いします。ではそこで待っています」

 

そう言うとりかくは部屋を出て行った・・・・やれやれこれは面倒ごとになったかな?

 

 

 

 

 

 

 

数分後、俺は練兵所に行くと練兵所には李傕の他に複数の警邏隊士が集まっていた。いや、警邏隊士だけじゃない華雄さんもなぜかいた

 

「おお。来たか吹雪。話は聞いたぞ李傕と試合をするみたいだな?」

 

「ええ。彼女の熱意というか殺気というか・・・・それで華雄は何でここに?」

 

「審判を頼まれた。素人がやるよりはいいだろ?まあ、頑張れよ」

 

「は・・・はぁ・・・」

 

華雄に肩を叩かれて俺は練兵場の中央に立つと、目の前にいた李傕は剣を抜く。その剣は模擬戦用の刃の潰れた剣ではなく、李傕の自前の剣。俺の刀と同じ曲刀であった。つまり今回の模擬戦は文字通りの真剣勝負だ

 

「ではこれより、李傕と沖田の試合を始める。両者構え!!」

 

審判を務める華雄の言葉に俺とりかくは構える。どちらも剣道と同じ正眼の構えだった。

 

「始め!!」

 

華雄が言い終わるのと同時に李傕は俺に斬りかかった。だがそれは無鉄砲の切りかかるのではなく彼女の顔は冷静で剣の太刀筋もキレがあった

 

「おっと!?」

 

俺は最初の太刀筋をよけ、俺は突きの構えをし、そして李傕に向けて着いたが、その突きは躱されるが俺は瞬時に横凪の攻撃に移る。その技は俺の得意の平突きだ

 

「っ!?」

 

急な横凪攻撃に李傕は驚いた。そして俺の刀は李傕の横腹に当たる寸前で止まる

 

「そこまで!!勝者沖田吹雪!!」

 

華雄の判定により勝負がついた。そして俺は刀を鞘に戻し一例をするのだが、李傕は自分が負けたことを理解していないのか、ボーと突っ立っていた

 

「あ・・・・あの。李傕?」

 

俺は声をかけると彼女は俺の顔を見る。すると少し俺をじっと睨むかのように見て、無言で立ち去ってしまった

 

「えっと・・・・・これはまた嫌われちゃったかな・・・・」

 

李傕の表情を見て。そう言う俺だった

 

 

 

 

 

 

「負けた・・・・・私が…負けた」

 

試合が終わった後、李傕は歩きながら小さくつぶやく。最初、彼女は沖田に勝てる自信があった。

だが結果は負け。実戦なら横腹を斬られていた。すると

 

「残念だったね」

 

「樊稠・・・・」

 

廊下の影にいた樊稠こと雪風がいて、彼女にそう言う

 

「あれは・・・・私が油断していただけだ。真剣にやれば勝てた。いや絶対に勝つ!次こそは!!」

 

そう言い彼女は去っていき、それを見た雪風は

 

「…で、しょうね。まったく負けず嫌いなんだから」

 

と軽くため息をつき、雪風もその場を去るのであった

 

 

 

 

 

 

 

「李傕様!ご苦労様です!!」

 

「ええ!お疲れ様!!あと、また服装が乱れているわよ!!」

 

「す、すみません!!」

 

翌日いつものように李傕が服装がだらけている隊士を注意する。それを見た李傕の同僚の女性隊士が

 

「いつも以上に荒れているわね?あの女」

 

「そうよね。きっと昨日沖田隊長に負けたからじゃないの?」

 

「まあ、そうなんじゃない?」

 

と、小声でそう言っていた。そんな中、李傕は

 

「(絶対に負けたままにしない!今度こそ私が勝つ!!)」

 

と、吹雪のリベンジに燃えているのであった。そしてしばらく歩くと。そこには警邏の仕事を終えたのか?それとも報告をしているのか、吹雪が華雄と何か話していた。それを見た李傕は

 

「沖田隊長!!」

 

と、声をかけると沖田と華雄が振り向く

 

「ああ、李傕か。どうかしたのか?」

 

とそう訊くと彼女は不動の姿勢を取り

 

「今度、模擬戦をしてもらえませんか?」

 

と、そう言うと沖田は首を傾げ

 

「ん?昨日やったばかりだろ?」

 

「あ、あんなのでは納得できません!もう一度やらせてください!!」

 

そう頭を下げる李傕。それを見た吹雪は少し彼女を見ると微笑んで

 

「・・・・いいだろう。ならあと一回付き合うよ」

 

と、そう言うとその場にいた警邏隊士がざわめき始める

 

「なら、以前と同じ真剣での勝負でお願いします!!」

 

「わかった。なら以前と同じく本気を出せ。戦いはいつも手加減なしの真剣勝負だからな!」

 

腕を組んでそう言うと、李傕は

 

「今度は勝ちます!・・・・・では失礼します」

 

そう真剣な眼差しでそう言うと、彼女は彼の元を去る。そしてその場にいた華雄は

 

「いいのか?吹雪。この頃、書類仕事や現場の見回りで忙しくて休んでいないだろ?なぜ勝負を引き受けた」

 

と、そう訊くと吹雪はふっと笑い

 

「俺、ああいう分かりやすい性格。結構好きなんです。だから俺も彼女にちゃんと正面から向き合って答えてあげないと・・・て思ったんです」

 

「そうか・・・まあ、無茶して怪我はするな。後、審判はまた私がやろう。試合をするときは声をかけてくれ」

 

「ありがとうございます」

 

そして数時間後、先ほどの練兵所にて試合をすることが決まった。そして試合会場の前に立ち、互いに一例をすると審判の華雄が

 

「では両者・・・・試合始め!!」

 

と号令をかけるのと同時にまた李傕が俺に攻撃をかけた。今度は突き攻撃だが、俺は咄嗟によける。その瞬間、李傕は少しニヤッと笑った。持っていた剣を見るとその剣の刃が俺の腹の方へ向いていた。

 

「(やばい!これって平突きか!?)」

 

俺は李傕が横薙ぎの攻撃をする寸前すぐに腹の方へ刀を下へ下げて李傕の剣は俺の刀にぶつかり、カチンッ!!と激しい音を鳴らす。そして俺は刀を振り払い、いったん彼女と距離を取る。

 

「すごい・・・・あの李傕様と互角だ・・・・昨日はまぐれじゃなかったんだな・・・」

 

と、どこからか隊士たちの声が聞こえ、よく見ると皆驚いた顔をしていた。そんな中、俺と李傕は剣と剣を激しくぶつけ合い。そして今鍔迫り合い状態になっていた

 

「なかなかやるな」

 

「あんたこそ・・・・でも私は必ず勝つ!」

 

そう言い李傕は俺を剣で押し出し、間合いを取り切りかかり俺もそれに対抗して刀を振り上げると剣と刀の刃がぶつかり火花が散る。

そして俺と李傕は間合いを取り、相手の動きを探る

 

「(次で決着つけないと・・・・なら)」

 

そう思い、俺は刀を鞘に戻し構える。いわゆる抜刀術の構えをした

 

「勝負を捨てる気か!」

 

刀を鞘に納めて勝負を捨てたと思った李傕はそう言うと

 

「捨ててないよ。今からそれを証明するから。来なよ」

 

俺がそう言うと李傕はじっと俺を見るのだった。

 

「(勝負は捨ててない?ならなんで剣をしまう・・・・・いや、あの剣の変わった形、あの形で鞘に入れたとなると・・・・・そうか!間合いに入った瞬間。剣をものすごい速さで抜いて一撃を加えて決着をつける気か・・・・・)」

 

李傕はじっと剣を構え動かない、吹雪も同様だ抜刀術は待ちの剣。動いては技は発動できないからだ。にらみ合いはしばらく続く。

 

「(いつまでもこうしちゃいけない。イチかバチか仕掛けるか)・・・・・・行きます!」

 

そう言い李傕は吹雪めがけて突進した。すると吹雪はカッと目を見開き刀を鞘から抜き去る。

 

「(やっぱりッ!?それを狙ってたのね)」

 

李傕は急ブレーキをかけその一撃を避けようとするがしかし・・・

 

「(くっ・・・・速い!?だけどこの一撃をよければ・・・・・・・・私の勝ちだ!)

 

そして李傕は吹雪の抜刀術である一撃を交わした。抜刀術は一撃必殺の技。攻撃を躱されればあとは無防備になってしまう。彼女はその機を逃さなかった

 

「(よしっ!躱せた!!)」

 

李傕は勝利を確信した。だが・・・・・・

 

「甘いな・・・・」

 

「っ!?」

 

その時、李傕は気づいた。最初の一撃、吹雪が持っていたのは刀ではなかった。李傕が避けたのは・・・・

 

「こ、これは・・・・・鞘!?じゃ、じゃあ!!剣はどこに」

 

そう吹雪が持っていたのは鞘だった。そして肝心な刀はというと・・・・・・・鞘を持ったのとは逆の手に持っていた。そして吹雪は刀で彼女の首筋に当てる寸前で止める

 

「いい反応だったよ李傕。でも少し惜しかったね?」

 

「なっ・・・・・」

 

剣を首筋に突きつけられ、李傕は驚いたまま動かなくなる。そして・・・

 

「勝負あり!!勝者沖田吹雪!!」

 

華雄の声に周りから大歓声が沸くのであった。そして二人はたがいに礼をすると李傕は元気なさげにトボトボと無言で去ってしまった

 

それを見た吹雪は

 

「やっぱり李傕はすごいな・・・・あの剣筋。抜刀のとき少し遅れてたら、負けてたよ」

 

と、どこか嬉しそうな表情をしていた。

 

 

 

 

 

それから少し時間がたち日が暮れ始めたころ、李傕は自分が負けたことにショックだったのか無気力に歩いていた

 

「(負けた・・・・二度も負けた。今まで誰にも負けないように必死に修行をし、剣の腕を磨いてきたのに結局負けてしまった・・・・・私はいったい何のために剣を取って頑張ってきたのかしら・・・・)」

 

そう、思いつつ、隊舎に戻ると、廊下の角で話声が聞こえた。しかも笑い声まで聞こえていた

 

「(笑い声?なんだろう?)」

 

李傕は不思議に思い、耳を傾けると、それは同僚の女性隊士たちの声だった

 

「李傕副長。目を真っ赤にして悔しそうな表情してたわよね?」

 

「ほんと、かっこ悪いわよね~。まさか警邏隊では一番の剣客の李傕さんがここまで負けるなんてね~」

 

「まあ、こんなモノ(・・・・・)だったんでしょ?」

 

「っ!?」

 

彼女たちの言葉を聞いて李傕は目を見開く

 

「最近、あの人調子に乗っていたのよ」

 

「ほんと、いい気味だわ」

 

「規律にうるさいし、負けてよかったんじゃないの?おかげでスッとしたわ」

 

「私たちも小モノに付き合わされていたってこと?」

 

「ちょっとあんた。そこまで言うとかひどくないー?」

 

と彼女たちはあざ笑いながら李傕の陰口を言っていた。それを聞いていた李傕は拳を握り悔しそうに涙を浮かべた

 

「(だめだ・・・・・何一つ・・・・・言い返せない)」

 

悔しさと悲しさの入り混じっか感情の中、彼女は同僚のあざ笑う声を聴いていた。すると・・・・・・

 

お前らぁ!!!!

 

急に壁を思いっきり叩く音と男性の怒声が聞こえ、女性隊士が振り向くとそこには壁を殴って仁王立ちする吹雪がいた。そして吹雪は

 

全力で勝負を挑んだ者を陰で罵るとはっ!!恥を知れっ!!

 

「「「「っ!?」」」」」

 

「(えっ!?)」

 

あまりの怒声に隊士たちはおろか李傕も驚いた

 

「た…隊長殿!?」

 

吹雪の言葉に女性隊士たちは顔を青ざめると吹雪はこう続けた

 

「下劣な者ほど平気な顔で批判し馬鹿にするッ!!一人立って勝負を挑み敗北することの方が何百倍の価値がある!!」

 

「げ・・下劣!?」

 

女性隊士たちが顔を青ざめる中、吹雪は一呼吸入れ

 

これから先お前たちが武人として警邏隊士として勤めていくのなら自らに求道精神と武士道精神を持てっ!!!そして、お前たちも本気であがき続けて見ろ!!李傕のようにッ!!

 

「っ!?」

 

「「「し・・・・・失礼しましたっ!!!???」」」」

 

 

李傕の陰口を言っていた女性隊士たちは吹雪に怒られ、半泣き状態で走り去ってしまう。そして吹雪は

 

「まったく。共に戦う仲間を馬鹿にするなど許せん」

 

と、そう言い彼も去っていき、そして残ったのは陰でその会話を聞いていた李傕だけであった。そして彼女は

 

「沖田・・・・・・隊長・・・・」

 

今まで冷たい態度を取り、ぞんざいな態度を取っていたにも関わらず自分を庇い。そして自分のために叱ってくれたことに彼女は涙を流すのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

そして彼女は自室に戻り夜空を眺めていた・・・・

 

「(武士道精神に求道精神・・・・・今までそんなこと考えたこともなかった・・・・今までの私はただ強くなることしか考えてなかった・・・・武士道精神だなんて初めて聞いた・・・・・)」

 

李傕は目をつむり吹雪の姿を思い浮かべる

 

「(沖田隊長はそれがあるから、私に勝つほどの強さがあったのかな?・・・・今の私と比べ物にならないしっかりした・・・・私には武士道精神や求道精神なんかまだわからないけど・・・・」

 

李傕は目を開き

 

「(『強さ』の意味・・・・武士道!あの人なら見つけられる!沖田隊長なら!!)」

 

李傕はそう思い星空を眺めるのであった

 

 

 

 

 

 

翌日・・・・

 

「隊長、今日の警邏の報告書です」

 

「ああ、ありがとう李傕・・・・・「誠華(せいか)です!」・・え?」

 

「私の真名です。これからは誠華と呼んでください・・・・沖田隊長」

 

李傕・・・・いや、誠華は笑顔でそう言うと最初は少し呆けた顔をした吹雪だったがやがてにっこりと笑い

 

「ああ、これからよろしくな。誠華」

 

「はいっ!!」

 

と彼女は笑顔でそう言うのであった。これがのちの鬼の副長と恐れられる李傕と吹雪の出会いであった・・・・

近代兵器として登場してほしいもの

  • 迫撃砲
  • 野砲
  • 簡易式ロケット砲もしくはミサイル
  • 機関銃
  • 電探
  • 擲弾筒
  • 全部出してほしい
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