真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~ 作:疾風海軍陸戦隊
池田屋事件から数日後、警邏隊に新たな仲間が加わった。それは・・・・
「初めまして。私は馬鈞といいます。新参者ですが吹雪隊の人たちの足を引っ張らないように頑張りたいと思います♪」
そう、夕張が仲間に加わったのだ。あの騒動の後、武器屋のおやっさんが旅から帰って気て、夕張はさっそく「吹雪隊に入る」っとおやっさんに言った。おやっさんは「ここにいるより御使いの旦那といた方がいい修行になるな」っと快く許してくれた。
そして今、吹雪隊にはいったのだ。ちなもに彼女の部署は・・・・
「えー彼女は発明とかが得意なので技術開発部に入ることになった。」
技術開発部それはおれが警邏隊に入って作った部署の一つであり、主に民たちの暮らしを安定させる道具を作ったり、新しい鎧や兜、剣などを開発する部署だ。他の部署には工兵部、諜報観察部、衛生部などがある。
「よろしくね。馬鈞さん」
「よろしくっす!」
誠華や桜花が夕張を歓迎している。どうやら問題ないようだ。
その後俺たちは夕張の歓迎会をした。
「あ、そうそう。隊長。ついに決まったんすよ」
「ん?何が決まったんだ桜花?」
桜花の代わりに誠華が答えた。
「我が吹雪隊の旗です。桜花や雪風と話し合って決めたんです」
「そうか・・・・でどんな旗だ?」
「はい・・・・・隊長の持っていた朝日の旗にと決まりました。」
雪風が答えた。
つまり連隊旗もとい旭日旗が俺の部隊の隊旗になったらしい。
「あ、そうだ隊長!こんな本が出てきたんすけど」
「たぶんこの字は天の国の文字だと思いまして・・・・」
そう言い二人は、1冊の本を出す。そこには・・・・・
『大日本帝国陸軍小火器、砲火器兵器設計図』と書かれていた。
「‥‥これは・・・・誠華、桜花。これをどこで見つけたんだ?」
「はいっす。それは・・・・・」
桜花が言うには警邏隊の倉庫を掃除してた時のことだった。
回想
「どう?桜花そっちの方終わった?」
「駄目っす。全然すよ誠華。雪風そっちは?」
「一通り終わりましたが、まだやるところがたくさんあります・・・・・」
「倉庫の掃除も大変ね・・・・それに埃臭い・・・・」
「でも、ちゃんと掃除しないと、気分悪いいっす」
桜花が棚を整理してると
カサカサ・・・・・・
「ん?・・・・・・」
突然聞こえた、何やら小さい物が移動するような音に、桜花がゆっくりと、視線を音の主の方へと向けると…………非常に細い2本の触角をユラユラと揺らし、窓から射し込む光に照らされ、反射して一部が艶っぽく輝いている、平べったいモノが居た。
「っ!? で、でたあぁぁぁぁぁ!!!!」
「ど、どうしたのよ!?桜花!!」
桜花の悲鳴を聞き雪風と誠華がやってきた
「あ、あああああ油虫だ!!」
「「っ!?」」
※油虫とはGの別名
すると黒きものは飛び立つ。だが、飛んでいった方向が悪く、二人の元へと飛んでいってしまったのだ。
当然、二人は悲鳴を上げながら逃げ回る。3人は逃げ回っていたが、桜花がとある棚へと激突してしまった。そして上から書物なんかが落ちてくる。
「いつつ・・・・・」
「桜花!大丈夫?」
「大丈夫っすよ誠華・・・・・・ん?なんだこの書物?」
「どうしたの?桜花」
「この書物に書かれてる字なんだけどさ。隊長が時たま書いていた天の国の字と似てねえか?」
「言われてみれば確かに似ているね・・・・」
「・・・・とにかくこれは隊長に見せましょう」
回想終了
「…‥と、言うわけっす。どうですか?やっぱり天の国のものっすか?」
俺はその設計図を読む。どうやらこの書を持っていた人は何十年か前にこの地に降り立った旧日本陸軍の軍人ものらしい。
設計図の横に書かれていた日記によると彼は中国大陸で戦った「関東軍」の兵士であり技術仕官で、ソ連が満州に進行してきた時、敵の砲火に巻き込まれて、気が付けは、この地にいたったということだった。
日付からしてもう80年以上前のことらしい。他に武器以外では、日本酒……清酒の作り方やアルコール。簡易的に作れる地雷なんかの製造方法が詳しく書かれていた。設計図も幕末に作られた四斤山砲や単発式ボルトアクション銃に駐退復座の大砲やリボルバー式拳銃の設計図が掛かれていた。
設計図が書かれた理由は日誌によれば上層部の命令で大戦末期となり資材が不足になった今で青銅やほかの物資で簡易的にできるもや弾薬がないかを研究するものだという。
確かに大戦末期の日本軍は物資不足になり、本土決戦となったときは日露日清の武器、または幕末の武器や火縄銃までも駆り出されたほどだ。
満州を支配していた関東軍が少ない物資で製造できる兵器の開発の設計図を書いても何ら不思議ではない
「隊長。どうっすか?」
「ああ・・・これは天の国の字でしかもこれは兵器の設計図だよ。」
俺がそう言うと・・・・・
「天の国の兵器の設計図!?吹雪。見せて!見せて!」
その言葉に反応したのは言うまでもなく夕張だった。そして夕張はその書物を見て・・・・
「すごいわ!!これ!私の知らない道具がこの書に・・・・ぐへへへ~」
「夕張!よだれ!よだれがこぼれてるっすよ!!」
「夕張。この書に書かれている物。作れそうか?」
「う~ん。少し難しいと思うけど。やれるだけやってみるわ!!よーし腕が鳴るわ!!」
そう言って夕張は書物をもって部屋を飛び出した。
あいつ…下手したら戦車とか飛行機とか作り始めそうだな・・・・渡したのは失敗だったかな・・・・・
俺は首をかしげながらそう思いつつも宴会を楽しむのであった。
翌日。
「あ~頭が痛い・・・・・」
「昨日は飲みすぎたからな桜花。酒瓶三つは飲んでいたわよ」
「それを言ったら誠華だって蟒蛇のように飲んでたじゃないかよ~」
「私は酒に強い方なのよ。雪風を見なさい平気な顔で仕事しているわよ」
「私は下戸です」
「ああ。そうだったわね。そう言えば雪風。蘭花どうしたのかしら?」
「あの子なら報告書をまとめるように言っておいたわ。私たちだけじゃ手が足りないから」
と、誠華、桜花、雪風は書類作業に追われていた。町を見て回るのが警邏隊の仕事だけじゃない。報告書の書類整理も幹部の仕事なのだ。
すると、蘭花が慌てて入ってきて
「緊急殺人事件発生!」
「「「っ!?」」」」
「現場は東町の広間!犯人は二人!!ただいま東門に向かって逃走中!!全警邏隊員は全員出動!!」
蘭花の言葉に皆は殺人現場と逃げた犯人を追うため出動しようと部屋を出ようとした瞬間
「‥‥‥‥と、これが三日前解決した事件の日誌内容・・・・っと」
「「「どわっ!?」」」
ただの日誌の内容だったため三人は思わず、ずっこける
「コラァl!紛らわしいのよあんたは!!」
「本当だ!声がでかすぎるんすよっ!!」
「こういうのは静かに報告書を書きなさい!!」
三人に叱られる姜維こと蘭花は慌てて頭を下げる
「す・・・すみません・・・あ、樊稠班長。追加の書簡です」
「はぁ~・・・・・分かったわ。そこにおいて・・・・それよりも蘭花。隊長を見なかった?」
「沖田隊長なら先ほど、詠様に呼ばれましたけど?」
「詠に?何かしら?」
と、皆は書類仕事をしながら首をかしげるのであった
一方、吹雪は
「単刀直入に言うわ吹雪。あなたに一個師団を任せたいの」
「・・・・・え?」
詠の言葉に吹雪は思わず固まってしまうのだった
近代兵器として登場してほしいもの
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迫撃砲
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野砲
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簡易式ロケット砲もしくはミサイル
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機関銃
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電探
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擲弾筒
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全部出してほしい