真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~ 作:疾風海軍陸戦隊
「くッ、水はまだ来ないのか!?」
「もう矢が尽きそうなの~!」
真桜が修理をする中、弓を放ちながら夏侯淵はそう言い。于禁が矢が無くなりそうだと言う。となるとまずい。ここを守るのもそろそろ限界が来てる。
李典さん。何かあったのか?
「きゃあっ!」
「なっ!?」
急に夏侯淵と曹純の足元の岩が崩れ、二人とも堀の底に落ちてしまう
「柳琳様!秋蘭様!!」
香風と季衣が声を上る、
「柳琳。大丈夫か?」
「え・・ええ・・・・でも足をくじいたみたいで」
夏侯淵が曹純に訊くとどうやら、彼女は落下時に足をくじいてしまったようだ。そして堀の底に落ちた二人に賊たちが取り囲んだ
「くっ!」
取り囲む賊に対し、夏侯淵は弓で対応しようとしたが・・・・
「(しまった!?今の衝撃で弓が折れている!)」
さっき落ちたせいで夏侯淵が持っている弓自体は大丈夫あのだが肝心の弓矢は軸が折れて使用不能になっていた。それを見たひとりの賊は
「さっきはよくもやってくれたな!二人ともまとめて串刺しにしてやる!」
槍を二人に突き刺そうとした瞬間、
ダアァーン!!
「ぎゃっ!!」
雷鳴に近い音が鳴り響いた瞬間二人を殺そうとした賊が頭から血を流し仰け反って倒れた
「な、なんだ!?あの音は!?
「落雷か!?」
急に血を流し倒れた仲間を見て周りの賊は動揺し始める
「(違う…あれは雷鳴なんかではない)」
夏侯淵は先ほどの音が雷鳴ではないと思った時、
「二人とも無事ですか!」
沖田と香風と季衣が滑り降りてきた。そして沖田の手には九九式小銃が握られていた。あの銃声は吹雪が発砲したものだった。秋蘭はその銃を見て先ほどの音の正体が分かったのだった
「(あれが噂に聞いた雷鳴をとどろかす武器か・・・・)ああ・・・だが、柳琳は・・・」
「大丈夫です」
「大丈夫じゃない・・・・柳琳様。足怪我してる・・・・」
香風の言葉に吹雪はちらっと彼女の脚を見ると、捻ったのか青い痣ができていた
「・・・・香風。季衣。二人は夏侯淵殿と曹純殿を連れて上へあがれ」
「え?…でも兄ちゃんは?」
「もうじき水が来る。それまで俺がここで時間を稼ぐ」
そう言うと吹雪は銃を背中にしょい代わりに愛刀の虎徹を抜く
「ダメです沖田さん!」
柳琳はそう言った瞬間、賊たちは
「沖田?」
その名に反応する
「枯草色をした異国の服・・・・見たこともない曲刀・・・・おい・・・まさか、あの新選組の『人斬り沖田』!」
「なっ!あの狂狼集団の隊長・・・まずいですぜお頭!」
盗賊たちが沖田を見て怯えだす。黒山衆の乱以降、盗賊の中で『新選組』は天敵であり、恐怖そのものである。しかもその隊長である沖田は最強格であり、賊からしてみれば悪夢そのものだった
沖田の名を聞き動揺する賊たちではあったが、その頭が
「新選組がこんなところにいるわけねーだろう!張ったりだ!張ったり、全員で嬲り殺せ!」
「「おおーーーー!!!」」
頭の言葉と同時に賊が一斉に吹雪に向かっていく
「沖田さん!」
「沖田!」
「兄ちゃん!」
それを見た柳琳たちはそう叫ぶが沖田は
「手練れ相手に集団で斬りかかる‥‥戦いの基本はなっているみたいだな・・・・だが・・・・」
吹雪は賊をギラリを睨むのであった
「ふ~やっと直ったで」
一方、李典はダムの開閉装置を何とか修理することができた。そして彼女はその開閉装置のレバーを引く。すると門が開き今までたまっていたものすごい量の水が流れ出す。
「あっ来ました!」
見張り塔から見ていた橙は水が来たのを確認すると銅鑼を鳴らす。これは水か来るっという合図だ。銅鑼の音はあたり一面に響きわたるのだった
「クッソ…化け物め・・・」
「本当にあの人斬り沖田なのかよ」
剣を構え狼狽える賊たち、その彼らの前には無数の賊の死体が転がる中一人立つ少年。吹雪がいた。
無数に斬りかかった賊たちは吹雪の剣技によってたちまちに切り伏せられまさに死屍累々と言った状態であった
「すごい・・・・あっという間のあの数を・・・」
「吹雪さん・・・・」
「わぁ~兄ちゃん春蘭様みたいに強い」
「うん・・・すごい」
吹雪の強さに秋蘭や季衣や香風が驚く中、銅鑼の音が響き渡るのだった
「この音はっ!?」
「水が来る合図ね。沖田さん!」
「ああ、撤退だ。曹純さん!ちょいと失礼」
「え?きゃっ!」
吹雪は刀を鞘に納め、足をくじいた柳琳を抱きかかえて秋蘭たちとともに堀を上がりはじめる
「・・・・あっ!奴ら逃げるぞ!追えッ!!」
先ほどまで、吹雪の殺気にビビっていた賊たちだったが、すぐに気を取り直し、吹雪たちを追いかけるのだったのだが・・・・・
「ん?あ、兄貴!あれ!?」
部下の男があるものを指さす。その先にはダムから流れた激流が津波のごとく押し寄せてきた
「なっ!まずいおい早く堀から出ろ!水流に巻き込まれるぞ!」
頭はそう叫ぶがもう後も祭り、激流が続たちを飲み込み、激流は賊たちの断末魔とともにはるか彼方へと流していくのだった。
「終わったか・・・・・・」
吹雪が軽く息をつき、そう呟く中
「あの……あの!沖田さん!」
「ん?どうしたんですか?」
「あの…そのなんていいますか?」
曹純に声をかけられ彼女の顔を見ると、彼女は顔を真っ赤にしてもじもじしていた
「アイヤ~吹雪さん・・・・」
「兄ちゃん・・・・」
橙と季衣は驚いた表情をし、夏侯淵は呆れたようにため息をついて
「沖田…今自分がしている状況を見ろ」
「え?」
指摘された吹雪は、自分の状況をよく見ると、曹純を抱きかかえたまんま、つまりお姫様抱っこをした状態だったのだ
「吹雪さん・・・・そろそろ降ろしてもらってもいいですか?」
「ああっ!これは大変失礼!」
そう言い吹雪は慌てて、彼女を優しく降ろした。そして
「あの・・・助けてくれてありがとうございました」
と頭を下げる曹純に対し、吹雪は
「いや、そんな大したことはしてませんよ」
と笑っていると彼女は
「あ、あの!沖田さん!私の真名は柳琳です」
「え?いいんですか真名を教えて?」
「はい。沖田さんは私たちを助けてくれましたし、それに・・・・」
そう言い柳琳はもじもじしだす、吹雪は首をかしげるが
「分かった、柳琳」
「///」
吹雪がっその名を言うと彼女の顔がさらに赤くなるのだった。今度は楽進たちがやってきて
「沖田さん。先ほどは助けていただきありがとうございました。」
「いや、いいよ。それより楽進さんに怪我がなくてよかった」
「私の真名は凪です。凪とお呼びください。」
「分かったよ凪、」
俺がそう言うと今度は夏侯淵さんがやってきた
「沖田・・・・」
「ん?何ですか?夏侯淵さん」
「お前のおかげで命拾いした。礼を言う」
そう言い夏侯淵さんは俺に頭を下げる
「頭を上げてくれ夏侯淵さん。俺は別に・・・」
「秋蘭だ」
「え?」
「私の真名だ。命を助けてくれた礼としてこの真名。受け取ってくれ。それとさん付けもいい」
「・・・・わかった。じゃあ、秋蘭。今回の戦いお疲れ様」
その後、村では祝勝会みたいなのが開かれていた。沖田は先ほどの賊の戦いでの強さに季衣や若い少年たちに質問攻めにされたり橙は見事な作戦に柳琳から質問を受けた李、そして吹雪は皆に手料理を振る舞って絶賛されたりなどにぎやかな宴会になっていたのだった
そして明朝
皆が寝静まる中、吹雪と橙は荷物を整えていた
「一晩で水は引いたようですね?」
「ああ・・・・賊も一層できたし、これで一件落着ってところだな」
橙の言葉に吹雪は頷き、そして吹雪は口笛を吹くと、厩からウラヌスが現れる
「さ、行こうか」
「はい。」
そう言い吹雪と橙はウラヌスにのいると
「もう行ってしまうのですか吹雪さん?」
声がし、振り向けば、柳琳と秋蘭、そして季衣と香風がいた
「ああ・・・・まだやるべきことがあるからね」
「そうか・・・・寂しくなるな・・・」
そう言う秋蘭。
「兄ちゃん…本当に行っちゃうの?」
「お別れは・・・寂しい」
季衣と香風も寂しそうな表情をするのだが、吹雪は
「俺は戦死者の遺族のいる陳留の街に行く、もしかしたらそこで会えるかもしれないよ」
と、軽く笑い。そして
「じゃあ、柳琳。秋蘭、季衣、香風。しばしのお別れだ・・・・・・・ウラヌス!」
吹雪はそう言うとウラヌスは嘶き走り出す。吹雪と橙を乗せて物凄い速さで走り出し、柳琳と秋蘭たちはそれを見送った。
そして季衣は
「兄ちゃぁーん!ありがとぉー!!!」
遥か先にいる吹雪にそう叫ぶ季衣であったのだった
最期のシーンは映画「シェーン」のラストシーンを見て思いつきました
近代兵器として登場してほしいもの
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迫撃砲
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野砲
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簡易式ロケット砲もしくはミサイル
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機関銃
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電探
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擲弾筒
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全部出してほしい