真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~ 作:疾風海軍陸戦隊
「えぇと、先ほどはお見苦しいところを………」
「ほんとですよ、稟ちゃん。命の恩人とはいえ、初対面の男の人に破瓜の血を捧げるなんて」
「は、破瓜ぁ!?わた、私の純潔を、ここここの殿方に―――」
「落ち着け」
彼女の言動に不穏な空気を感じ取った吹雪は、失礼とは知りつつも彼女の鼻を親指と人差し指で抑えた。横で金髪の少女がおぉっ、と声を上げるのが耳に入る。
「ゆっくり、深呼吸を3回してください。眼は閉じたままだ。吸って…吐いて………吸って………………」
「すぅぅ…はぁぁ………すぅぅ………」
「そうしたら、ゆっくりと目を開け。最初は周りの景色を見ろ。いいですね?」
「はい……」
閉じた瞼の向こうの少年の気配が消えると、少女は言われた通りに、ゆっくりと両の瞼を開いた。初めに景色を眺め、次いで友の顔を、そしてその横に立つ、自分たちを助けてくれた少年のお供の少女と馬の顔を見た。
「落ち着いたか?」
「………はい。ありがとうございました」
「気にしないでください」
少女は、ゆっくりと振り向いて吹雪の方を見ると、かすかに口元を緩めるのであった。
「それで、さっきの鼻血は奴らにやられたのとは関係がないんだね?」
「はい、貴方たちのお蔭で、なんとか無事に済みました」
「稟ちゃんの鼻血は、稟ちゃんの妄想癖の副作用みたいなものですので、お気になさらずにー」
「風っ!」
興奮して鼻血とか、漫画みたいだな。ふと吹雪は思った。吹雪と橙が見ている間も、ずっと二人で喧嘩・・・・といっても、戯志才が一方的に捲し立てているだけだが、そんな漫才みたいなやり取りをする様子を見て、なんとなく誠華と桜花を思い出した。
「(あいつら・・・俺の留守中。大丈夫だろうか・・・いやいや。二人ともしっかりした性格だし問題ないだろうな)」
吹雪が少し思い出し笑いをしながら天水にいる仲間のことを想っていた。天水を発ってもう数か月経とうとしていたが、みんなは元気にしているだろうかと
数分後、ようやく落ち着いたのか、少女たちは吹雪と橙に向き直る。
「度々すみません」
「ほんとですよー、稟ちゃんは~」
「もうそのネタはいいですから!話が進まないでしょう」
「はいはい~」
「では、遅くなりましたが、助けていただきありがとうございました。先月までは腕に覚えのある者と旅をしていたのですが、いまは二人だけになってしまい・・・」
「お金もないのに旅なんて続けようとしたから、こんなことになってしまったのですよ~」
程立が相方の台詞を横から掻っ攫った。相方が何か抗議をしているが、彼女は目を閉じて聞き流している。
「改めまして、風の名は程立と言いますですよー。で、こちらが………」
「戯志才と申します」
「(程立に戯志才・・・・まさかと思うけど)ああ・・・俺は沖田吹雪だ」
「私は徐庶と申します」
二人が名乗ると、程昱たちは驚いた表情をする
「沖田って・・・もしかしてあの『新選組』の?」
「はい。今は分け合って天水を離れていますが…ここではなんですから何処か近くの村か町で話しませんか?」
「そうですね~ここにいたら日が暮れてしまいますし、その方がいいですね~」
「賛成です」
「じゃあ、橙たちはウラヌスに乗ってくれ、ウラヌスなら三人は乗れるから」
「え?でも吹雪さんは?」
確かに小柄な程昱や橙を含めればあと一人は乗れる。幸いウラヌスは橙のことを気に入っているのか橙でも扱うことができるのだが、肝心の吹雪が乗れなくなってしまう
「大丈夫だ・・・・なあウラヌス?」
「・・・・」ブルル?
「久しぶりにやるか?」
「・・・・」ヒヒーン!
「「「・・・・え?」」」
とある町
「まさかお馬さんと競争する人がいるなんて思いませんでした~」
「正直言って驚きです」
「まあ吹雪さんなら…あり得そうですけど」
三人は少し引いた表情をしながら食事をする。この町に到着するまで吹雪はウラヌスと駆けっこをしたのだった。実際天水にいたころはウラヌスと駆けっこを良くしていたのだったが結果はやはり馬であるウラヌスの圧勝。そして今回の勝負もウラヌスの勝利で、
ウラヌスは今、馬小屋で上等の干し草を食べている
「ところで沖田殿はあの『新選組』の隊長ですよね?なぜこんなところに?」
「新選組ってそこまで有名なのですか?」
「はい。私たちが以前いた幽州でもその名は轟いています。何より漢王朝の漢軍でも討伐できなかった黒山衆を壊滅させた定軍山の戦いやそれ以前の池田屋事件は有名ですので」
「そ、そうですか・・・・」
「それでお兄さんたちは、なぜここに?」
「ああ・・・それは」
俺は二人にこれまでの敬意を話した
「そうですか…戦死した仲間の遺族の弔問にですか・・・・」
「ええ・・・・隊士たちの最期をどうしても伝えたくて・・・・ところでお二人さんはなぜ旅をしているんだ?こんな物騒な世の中なのに?」
「仕官できるような主を探しているのですよ。先ほどもご覧になった通り、我らには武の心得はありませんので、軍師として働くつもりですが」
「そですねー。稟ちゃんは自分は高みの見物で兵隊さん達に肉体労働を強いるのがお好きなんですよー」
「こら、風!」
「へぇ…文官をすっ飛ばして軍師か………。そう言うからには、かなり智に自信があるんだね」
「うふふ。風は一流ですので」
そう言って程立は袖で口元を隠して笑う。文面だけを捉えれば高慢なそれも、彼女が言うと嫌味に聞こえないから興味深い。
「それで、どこか良さげな人はいたのかい?」
「そうですね…一角の人物は何人か見受けられましたが、仕えようと思うには至りませんでした」
「例えば?」
「まぁ、いま突出しているといえば、袁紹、袁術あたりが思い浮かびますが、あそこは駄目ですね」
「派手すぎますー」
「先ほどお話しした、先月まで一緒にいたという者は幽州の公孫賛の元で別れましたが、彼女も路銀稼ぎが目的のようですね。実際に食客として仕官すると言っていましたし…まあ風の噂では公孫瓚さんのところを離れたと聞きましたが・・・」
「公孫賛さんは、よく言えば何でもできる。悪く言えば、目立つところがない、そんな人ですねー。それなりに優秀だとは思うんですけど、この時代をずっと生き続けるのはちょっと、という感じですー」
「公孫賛か………(そういえば、劉備はすでに公孫賛の元にいるのだろうか………)」
「西涼の馬騰は、かなり優秀と聞きますが………」
「何しろ遠いですからねー。風たちの足では無理ですのでー」
「いろいろ悩んでいるんだね。………そういえば、曹操の名前が出てこなかったけど、陳留はどうなんだ?」
「曹操のところは、最後に見に行こうと思っているのです。彼女は着々と力をつけ、その配下の武将も優秀、陳留の街も発展していると聞きますし」
「………と、冷静な振りをしていても、心の中では曹操さんに首ったけな稟ちゃんなのでした」
程立のからかう様に、真っ赤になって抗議する戯志才の姿はコントのようで少し面白かった
「それで、お兄さん。なぜ董卓さんの名前を言わなかったのですか?お兄さんは董卓さんのところの将。風たちを勧誘しないのですか?」
「確かに、優秀な軍人や軍師は必要だと思っている。だけど。来るか来ないかは相手次第。無理やり連れて行くのは私は好きじゃないよ」
「そうですか・・・・それよりもお兄さん。お兄さんは本当にただの董卓さんの将なのでしょうか?」
「ん?どういう意味だ?」
「凜ちゃんは気づいてなさそうなので・・・・」
「一言余計よ風」
「・・・・・実際、曹操さんも凄いですが、董卓さんはそれ以上と言ってもいいでしょう。何しろ、董卓さんが治める天水の街には、あの『天の御遣い』が現れたというのですから。『天の御遣い』はその天の国の知識を使って、天水の街の発展に大きく寄与したと噂で聞いています。そして『新選組』が誕生したのはその天の御使いさんが現れた直後・・・・それに隊長は異国の人と聞きました。という訳で、このことから風が推測するのは、お兄さんが・・・・・・・」
程立は、一度言葉を切り、目の前に置かれたお茶で喉を潤してから言葉を紡いだ
「お兄さんが、『天の御遣い』じゃないか、ということなのです」
近代兵器として登場してほしいもの
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迫撃砲
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野砲
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簡易式ロケット砲もしくはミサイル
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機関銃
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電探
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擲弾筒
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全部出してほしい