真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~   作:疾風海軍陸戦隊

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陳留

「ここが陳留か・・・・やっと着いたな」

 

風たちと出会ってから1カ月半ほど経っただろうか。吹雪達一行は、陳留にたどり着いた

流石あの曹操のお膝元なだけある。街は栄え、通りには生活必需品だけでなく、それ以外の嗜好品の店も多く見られる。

 

「結構栄えてますね~」

 

「ああ、いい町には言い領主がいるて言うけど、曹操さんは良い領主みたいだな」

 

橙や吹雪が感心する中

 

「それと、曹操軍は賊を討伐して昨日帰ってきたみたいですよ」

 

「そうか・・・じゃあ、秋蘭たちも帰ってきているのか・・・」

 

と、懐かしみながら言う吹雪に対し

 

「・・・・・」

 

風は吹雪を見ていた。それは一月前での町での出来事だった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄さんは天の御使いなのですか?」

 

風のその言葉に真っ先に反応を示したのでは、吹雪ではなく、戯志才の方だった。

 

「風。貴女は何を言っているのですか!『天の御遣い』と謳われる方がこのように旅をしているわけがないではないですか!」

 

「でもでもー、風の推測はそれなりに的を射ていると思いますがー。………稟ちゃんには反論できるほどの根拠があるんですか?」

 

「っ、それは………」

 

「ということで、お兄さんは『天の御遣い』さんですか~?」

 

程立の質問に、戯志才も吹雪の方を向き直った

 

「そうだと言ったら?」

 

「どうもしませんねー。お兄さんが天の御使いであろうとなかろうとお兄さんはお兄さんですから~風はただ、本当かどうかが知りたいだけなのですよー」

 

「戯志才さんは?」

 

「えっ、わ、私ですか!?」

 

突然話を振られた彼女は、その問いが予想外だったのだろう。狼狽えながらもなんとか答えを探しているようだった。そして。

 

「私も………風と同意見ですね。仮に貴方が『天の御遣い』だったとしても、そうでなかったとしても、貴方がたが我々の命の恩人であることに変わりないのですから」

 

そう言って彼女は微笑む。

 

「そうですか・・・・なら答えはこうです」

 

そう言うと、吹雪は持っていた三十年式銃剣を取り、切先を親指に軽く刺す。そして親指から血が小さく出た

 

「沖田殿なにを?」

 

「血・・・ですか?」

 

「ええ・・・・これが答えです。俺はこの通り血の通った人間です。天の御使いなどと神仏の類ではなく、皆さんと同じ赤い血の通った人間です。確かに俺の国はここから離れ、こことは違う文明や文化知識を持つ。そんな異国出身の人間だよ」

 

「それ口で言えばいいのに、馬鹿なんですか?」

 

「この方が手っ取り早いからな」

 

呆れた顔で言う戯志才に吹雪は不適の笑みでそう言う

 

「まあ、俺が言いたいのは俺はただの人間。他の奴らが天の御使いだというのであればなら勝手に呼ばせておけばいい。それだけだよ」

 

「そうですか………」

 

と、彼女たちは納得いった表情をしていたのだった。そして

 

「ではお兄さん。これからは風のことを真名の風と呼んでくださいね~助けてくれたお礼です」

 

「え?いいの?それなら真名に関しては有難く受け取らせてもらうよ。ただ、生憎と俺に真名はないから、好きに呼んでくれ」

 

「ではでは~、これからもお兄さんと呼ばせてもらいますね」

 

そう言ってくふふと笑う風の顔は、悪戯っぽいものであった。と、これまで蚊帳の外にいた戯志才は、わざとらしく溜息を吐くと、口を開いた。

 

「貴女は最初からそのつもりだったようですね。沖田・・・・いえ吹雪殿、今日は時機を失っておりましたが、私も貴方に真名を預けます。これからは稟とお呼びください。あと、戯志才は偽名で、本当の名前は郭嘉と申します。故あって偽名を名乗っておりましたことをお詫びします」

 

「偽名だったんだ。でも、えと………いいの?」

 

「っ!風の真名は受け取れて、私の真名は受け取れないというのですか!?やはり私も裸を見せなければならないのですか?裸!?………あぁ、そうして私の裸体を舐め回すように見つめた吹雪殿は私の身体を寝台に抑えつけ………………風共々娶られ………ふがっ!?」

 

「はい、そこまで。真名は有難く受け取るから、その妄想はまた今度にしてくれ」

 

「ふがふが」

 

そうして吹雪は陳留まで護衛を兼ねて同行することと、二人の真名を受け取ることを承諾した。そして橙もまた、彼女たちを真名を交換するのであった。

 

 

 

 

時は戻り陳留で吹雪たちは安いが見た目はいい一軒の宿に部屋をとることにした。………ちなみに、風と稟も同じ部屋で、宿代は俺が貸すということに落ち着いた。別に気にしなくてもいいのに。

部屋に荷物を置いたあと、風と稟は陳留の城での求人を調べに行くと出て行き、そして橙は書物を買いに出かけ、吹雪は戦死者遺族の家に行き、隊士の最期を伝えに言った。だが、その隊士の両親は彼が戦死した翌日に病で無くなったらしい・・・・・吹雪は両親の墓があるお寺を尋ね、戦死した隊士の遺品を住職に渡し、その後そのご両親の墓に花を添えた

 

「・・・・・あなたの息子さん・・・武士の道に恥じない立派な最期でしたよ・・・・それとこれは俺からお前への贈り物だ。両親と一緒に飲んでくれ」

 

と吹雪はその隊士がいつかお金をためて両親のために買うと言っていた高級酒を墓にお供えして両手を合わせ黙祷した。そして去り際に

 

「・・・・また、花を添えに行く」

 

そう言いその場を後にした

 

 

宿へ戻った際、ウラヌスの世話をするため厩に向かうと

 

「・・・・・ん?」

 

厩につくと、吹雪の目に入ったのは愛馬をじっと見つめる一人の女性が目に入った

 

「むむむ………これほどの馬はこの辺りでは手に入らないな。華琳様の絶影のように、私も良馬が欲しい・・・・・いやいや、どこの誰のとも知らぬ馬だし………………ぬぬぬ」

 

ここからではよく聞こえないが、どうもウラヌスを見て何事か呟いているようだ。これまででも、夜のうちにウラヌスを盗もうとした輩がいたが、皆返り討ちにあっていた。盗人猛々しいとは言うが、まさかこんな真昼間から物盗りをする人もいないだろう

吹雪はを物欲しげに見つめ続ける女性に近づいた。

 

「あの・・・・俺の馬に何か御用ですか?」

 

「なにやつっ!?」

 

赤いチャイナ服に黒髪の映える女性は、吹雪が声をかけると、もの凄い勢いで振り向いて、背中に手をやり何かをまさぐる仕草をする。位置的に剣か?反射とはいえ、さすがにないものを探されてもなぁ。そんなことを思いながらも、女性に再度問いかけた。

 

「その馬は俺のなんですが・・・・どうかしました?」

 

「む?これはお前の馬なのか!?」

 

「そうですが・・・・」

 

「私にくれっ!!」

 

「………………………………え?」

 

「いや、タダで貰うのはさすがに悪いな。言い値で買い取るから、この馬を売ってはくれないか!?」

 

「………………いや、無理」

 

「無理なわけあるかぁぁあああぁっ!!」

 

「おととっ!?」

 

急につかみかかるお姉さんに吹雪はすかさずよける

 

「落ち着いてください。」

 

「頼むその馬を売ってくれ!」

 

「いや、ですから無理です」

 

確かにウラヌスは相当な良馬だが、誰かにあげる気など毛頭ない。しかし相手もなかなか引き下がる様子を見せず、なおも突っ掛かってくる。

 

「何度言っても駄目だ。それに彼女は気性が荒いから、たぶん君には懐かないよ?」

 

「そんなことはないぞ!………なぁ?」

 

彼女はそう言ってウラヌスに近づいて、その鼻面を撫でようとする。その瞬間、ウラヌスは差し出されたその手に噛み付こうとした。

 

「うわぁっ!?」

 

「な?言っただろう?そいつらは滅多なことでは人には懐かないよ」

 

「くぅぅうぅうう………」

 

「まぁ、彼女は涼州で手に入れた馬だから、お姉さんも涼州に行けば他にも見つかるんじゃないか?」

 

俺が冗談交じりにそう言うと、彼女はハッとした顔をして、しばし考え込んだ後、こう告げた。

 

「そ…その手があったか………。よし、そうと決まればこうしてはおれん!華琳様に涼州への遠征許可を貰わねば!!すまなかったな、お前たち。ではさらばだ!!」

 

そう言うと、まるで嵐のように走り去ってしまった

 

「・・・・・何なんだ?あの人?」

 

俺とウラヌスはたがいに首をかしげるのであった

 

 

 

 

 

その後、ウラヌスの世話をした後、吹雪は橙と合流し宿に戻った。部屋に入ると、室内には風と稟が戻ってきており、何やら話し合っている。

 

「ただいま。城の方はどうだった?」

 

「あぁ、吹雪殿と橙殿でしたか。おかえりなさい」

 

「おかえりなさいです。どうもこうもないですよー。文官も募集してはいたんですが、試験は3ヶ月先と言われてしまいました。これからどうやってそれまでのお金を稼ごうか話し合っていたところなのです」

 

「そうか…残念だったな。そういえば、誰か将軍とか軍師とかには会えた?」

 

「流石にそれは無理ですよ、吹雪殿。あ、でも………」

 

「風たちが城を出る時に、『夏候惇将軍』と呼ばれたお姉さんがすれ違いに城に入るのを見ました。もの凄い勢いで走ってましたが、何か緊急事態でもあったんですかねー?」

 

「夏侯惇か・・・・秋蘭の姉か・・・」

 

『お姉さんが走っていった』という風の言葉に、まさかな、と思いつつも俺は話を続ける。

 

「お兄さんは知っているのですか~」

 

「まあ、風たちに会う前の賊討伐の時、その妹に会ってな・・・・それにしても曹操の側近にして猛将夏候惇か………一度くらい見てみたいけどなぁ」

 

「食事の時に耳にしたことですが、曹操殿は大層な人材好きらしいですよ。吹雪殿たちの実力があれば、すぐに武官として十分働けるのではないでしょうか」

 

「むしろ将軍までいけそうなくらい凄かったですけどね~」

 

「よせやい。おれは天水の方がいいよ」

 

事実吹雪は将軍ではなく、警察署長であり軍で言えば大佐あたりの地位に現在いる

 

「とりあえず、文官の試験までは我々も何か職を探すことにします。いつまでも吹雪殿に甘える訳にもいきませんからね」

 

「幸い、この街には本屋さんもいくつかあるので、写本や書物の注釈なんかの仕事もすぐ見つかると思いますしねー」

 

「そうだな。まぁ、ゆっくりやっていこう」

 

会話はそれきりで、風と稟は出かける仕度をして、部屋を出て行った。何か仕事でも探しに行くのだろう。

 

 

 

 

 

 

その翌日のこと、俺は橙と一緒にウラヌスのいる厩に行くと・・・・・

 

「いいなぁ………お馬さん欲しいなぁ………………」

 

さっきのお姉さんが体育座りをしてウラヌスを見て、対するウラヌスは困った表情をしていた

 

「えっと・・・・吹雪さん?あの人って昨日吹雪さんが言っていた?」

 

「うん。そのお姉さん」

 

俺はただ苦笑するしかなかった…はてさてどうした者か・・・・

近代兵器として登場してほしいもの

  • 迫撃砲
  • 野砲
  • 簡易式ロケット砲もしくはミサイル
  • 機関銃
  • 電探
  • 擲弾筒
  • 全部出してほしい
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