真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~ 作:疾風海軍陸戦隊
「どういうことだ?」
「そのままの意味です。風はもうおにーさんに首ったけですので、おにーさんから離れられないのです。風たちが曹操様に仕えても、おにーさんがは董卓様のところに戻ってしまうので結果的に離れ離れになりますからね~」
「いや、俺は真面目に聞いてるんだが?」
「風もいたって真面目です。でも、おにーさんが納得しないというのなら………………そですねー。稟ちゃん、橙ちゃん。ちょっと2人だけで話をさせてもらえませんかー?」
「………………仕方がないですね。ただし、また後でとは言いません。ちゃんとその理由も教えて頂けるのでしょう?」
「ちゃんと話しますから~」
「わかりました。橙殿、行きましょうか」
「はい。吹雪さん。では・・・・」
風の言葉に、稟は橙を連れて出て行く。俺は二人に幾何かの金を渡すと、外で食事でもとってくるように伝えた。二人は頭を下げて、こんどこそ部屋から消えた
「これでいいかな?」
「どもどもー。さて、先ほども言った通り、風はおにーさん付の軍師になりたいのです」
「それで、その真意は?」
俺の問いに風は答えず、いつもの眠たそうな眼のまま、俺をじっと見つめた。俺の真意をはかろうとしているのか。その視線は片時も外れない。俺もまた風を見つめ返す。その真意を問うように。
「以前も質問しましたが、風はもう一度だけ、同じ訊かせてもらいます。おにーさんは………『天の御遣い』の一人ですか?」
「………………どうしてそう思う?根拠は?」
「おにーさんは気づいていないでしょうが………おにーさんは、この大陸の人間とは空気が違うのです」
「空気?」
「はいー。民には民の空気、官には官の空気。そして武人には武人の空気………そのどれともおにーさんは一致してくれないのです。風はこれでも人を見る目には長けているのですよ?」
「あぁ、それはよくわかるよ」
「むー」
風の言葉の通り、風の観察眼はひょっとしたら大陸一と言ってもいいくらいのものだと思う。観察力、その点だけ見れば、詠も一歩遅れをとるだろう。その風が、俺を大陸の人間とは違うと言っている。確かにその通りなのだが、それはそれで根拠もない予想に過ぎない。俺は風に先を促した。
「極稀に、先ほどの曹操さんのように王としての空気を纏っている人間もいますが、おにーさんのそれは、王のものとも違います。………さて、返答や如何に」
「………………………そうだなぁ、その答えは一旦保留するとして、風は何故、俺の軍師になりたいんだ?」
「風はおにーさんが『天の御遣い』の一人だと思っています。そして、おにーさんが何か大きなことを成そうとしているとも思っています。その時に、おにーさんだけで、おにーさんの相手と十分に渡り合えますか?個人の武でなら、問題はないでしょう。しかし、その武も、圧倒的な数の前には霞んでしまいます。さらに、そこに策を使うような軍師がいれば?例えば風や稟ちゃんのような。あるいは、曹操さんのところにいる荀彧さんのような。おにーさんは戦いながら、その戦況を読み、暴き、そして最善手へとおにーさん自身を導くことができますか?」
「………………………」
「風の言いたいことがわかったみたいですねー。そんな状況でも、智将がいるだけで、だいぶ変わってきます。風は、橙ちゃんと一緒におにーさんの手助けをしたいのです」
言葉を切った風は、他に言いたいことはないとでも言うかのように、俺を見つめてくる。
風の言う通りだ。さすがに、万の軍勢を相手に、戦況を読むことなど、今の俺にはまだ難しい。新選組幹部も誠華みたいな戦術家はいるが、軍師といわれると力不足。どっちかというと武勇の士なのだ
そのため新選組には軍師。つまり戦略を立てる参謀がいないのは明白だ。
そして董卓軍でも軍師は詠しかいない。彼女にすべて負担を背負わせないため、同じ軍政家や軍師は必要だろう。俺が考え込んでいると、ふと、風が思い出したように呟く。
「夢のお告げもありますし………」
「………夢?」
「あら、耳聡いですねー。いくらおにーさんでも、乙女の夢までは教えられませんですー」
「………『日輪を掲げ持つ』夢、か?」
俺の一言に、風の目が大きく見開かれる。有名な話だからな。日輪を支える夢を見た程立が、程昱へと改名する話は。まさか、すでに見ていたとは思ってはいなかったが………。
「なぜ、おにーさんは………」
「さて、なんででしょう?………ところで、その太陽が曹操とは思わなかったのか?」
「直にお会いするまでは曹操さんかもと思っていたんですがねー。ただ、曹操さんは太陽は太陽でも、真夏のギラギラした太陽みたいなのです。風は夏よりも、春や秋のぽかぽかした太陽が好きなのです。………おにーさんは、とっても暖かいのです。まるで日の出の太陽のような人なんです~。風は、おにーさんの暖かい空気の中で昼寝をしたいのですよ」
「そうか………………」
「それに聞けばおにーさんの旗はお日様の‥‥太陽が昇る旗みたいですし~」
「それは偶然だ。あの旗は俺のいた国・・・・80年前に存在したわが軍の旗印をそのまま流用しているに過ぎないよ」
おそらく、新選組が使用している旗。そう旭日旗のことを言っているのだろう。
俺はそれは偶然というと、
「それでもです~風の決心は固いのですよ~~」
風の言葉が俺の心に届いた気がした。ここまで言われたからには、俺も覚悟を決めないといけないな。俺は一つ息を吐くと、風をしっかりと見据えた
「風は強情だな」
「むー、今のお話のどこにそんな要素があったのですか」
「むくれるなよ。そうだな。・・・・・・・」
吹雪は一呼吸入れると
「風の想像通り、俺は、『天の御遣い』の一人と言われている」
「………………」
「いや、『天の御遣い』かどうかはともかく、俺はこの大陸の、この世界の・・・この時代の人間ではない。だから、この大陸が辿る流れをある程度知っている。そして俺は今のこの戦乱で疲弊した世界を少しでも良くしようと、月・・・董卓さんの元で活動している」
「………それは本当、なのですか?」
「あぁ」
「曹操さんのところでは、それはできないのですか?」
「あぁ」
「おにーさんは風のことを愛していますか?」
「ひっかからないよ」
「むむー」
風の心理作戦にも負けず、俺は硬派を貫いた。
「それで、おにーさんは何で董卓さんのところに?」
「そうだな・・・・右も左もわからない俺を置いてくれた礼っというのもあるが、彼女はな太陽とは違い、まるで月のように慈悲深い淡い優しい光を持った人だから…かな?たとえ暗い道でも優しく道を照らしてくれる…そんな人だと思ったから俺は彼女の力になりたいと思った・・・・」
この言葉に嘘偽りはない。俺は月のその人民を思うその心に力になってあげたいと正直思っている。
「では、風は董卓さんを支えるおにーさんを支えたいと思います~」
「そうか・・・・・じゃあ、もう一つ聞いてもいいかな?」
「何でしょうか?」
「俺は警備隊長であり任務は町の治安維持だけど、場合によっては準軍事組織として、正規軍とともに最前線で戦うこともある。風は、俺と一緒に死ぬ覚悟はあるかな?」
「………そんなものないのです」
「………………………………」
「おにーさんが窮地に陥ったら、風の策で必ず助け出してあげるのです。それ以前に、風の力でおにーさんを窮地に追いやったりなど、絶対にしません。ですので、死ぬ覚悟なんて持つはずもないのですよ。それはたぶん橙ちゃんも同じ思いだと思いますよ~」
風の言葉に俺はきょとんとしたが、やがて
「………くく、くくっ………あっはっはっはっはっは!完璧です。なるほどなるほど・・・・・風!わかった。これからは風を橙と同様に軍師として共に来てもらうよ」
「はい~よろしくおねがいします~おにーさん」
こうして、俺と風は、一時的な旅の仲間から、本当の仲間になった。風の覚悟は橙と同様、本物だ。ならば、それを拒絶することなど、俺にはできるはずもない。
「夜の方は覚悟ができてるのですよ~いつでもどうぞなのです」
「いや、それはいいから」
「むー」
最後の言葉がなければ完ぺきだったのだが・・・・・ある意味、落としどころを弁えている風であった。
近代兵器として登場してほしいもの
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迫撃砲
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野砲
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簡易式ロケット砲もしくはミサイル
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機関銃
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電探
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擲弾筒
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全部出してほしい