真・恋姫†夢想-革命~三国無双の血を引くもの~   作:疾風海軍陸戦隊

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覇王の城

曹操たちが部屋を訪れてから3日後、彼女の言葉の通り、吹雪と橙、風と稟は、陳留の城に来ていた。

月の城で見慣れていたのか、その壮観に吹雪は大した驚きも見せず、また風たちも一度訪れていたため、同様であった。

ちなみに今の吹雪の格好は、今までのお忍びの服装ではなく、枯草色の西洋服に肩に金色の紐・・・・飾緒がつけられた軍服。それは天の御使い勤務時、そして弔問時と同じきちんと身なりを整えた軍服姿で、おまけに制帽もかぶっていた。

 

門番に曹操に会いに来たと伝えると、2人いたうちの1人が城内へと駆けていく。誘っておいて話を伝えてなかったのかと呆れながらも、律儀に問いに行く兵士は、さすが曹操の城の門番を任されるだけのことはあるのかもしれない。

 

―――待つこと5分。彼らを迎えに来たのは・・・・

 

「お待たせしました」

 

なんと柳琳と秋蘭だった。

 

「お久しぶりです吹雪さん」

 

「ひさしぶりです。元気そうで何よりだ柳琳」

 

と、吹雪は敬礼してそう答える。その行動に二人は首をかしげるが、すぐに天の国流の挨拶なのだろうと推測する

 

「すまなかったな。姉者が伝えると言っていたのだが、どうも連絡がうまく回っていなかったみたいだ」

 

「なるほどそうだったか・・・・まあ彼女なら仕方ないか」

 

「わかってくれるか………と、華琳様がお待ちだ。これから案内させてもらうよ」

 

「では、皆さん。こちらです」

 

その言葉と共に背を向けて歩き出す秋蘭と柳琳の後ろを、4人はついていく。流石の風や稟も、前回は入ることすらできなかった城にいる現状に、ほんの僅かに緊張している様子が窺える。

歩くこと数分、ひと際巨大な扉の前に辿り着く。おそらく、玉座の間の入り口なのであろう。城の権力者が集うであろうその間の扉は、華美ではなく、厳かな雰囲気を醸し出している。

 

「では入ろうか」

 

「あぁ」

 

 

秋蘭の短い言葉に返事をし、広間の中に入った吹雪たちの前には広大な空間と、その奥の玉座に座る曹操の姿があった。隣には猫耳型のフードを被った少女の姿もある。立ち位置からして忠臣の一人なのであろう。その距離はただの主と文官というには近すぎた。

対する曹操は4人が玉座の前まで案内されても立ちあがることはしない。また、それを気にする人間もここにはいない。風や稟はこういった形式は知っているし、吹雪もこの世界に来ての礼儀作法は詠に教えてもらっていたため知っていた

 

「よく来てくれたわね、沖田。そしてそちらの3人も」

 

「お招きとあらば、参上しないわけにもいかないからね」

 

吹雪がそんな風に軽く返すと、猫耳フードの少女がキッと吹雪を睨みつけて口を開いた。

 

「ちょっとアンタ!華琳様になんて口のきき方してるのよ!!これだから男ってのは駄目なのよ。野蛮だし、礼儀も知らないし、変態だし、汚らわしい!華琳様!私はやはり男なぞを迎え入れるのは反対です」

 

「黙りなさい」

 

「しかしっ―――」

 

「桂花?」

 

「………はぃ」

 

その可愛らしい外見からは想像出来ないほどの罵倒が、その口からは飛び出した。曹操はそれを叱ることもないが、一言名を呼ぶだけで黙らせるあたり、彼女の主としての才と少女の忠誠心が窺える。が・・・・・

 

「どうやら私はお呼びではないみたいだね・・・・・退場した方がいいかな?曹操殿?」

 

「駄目よ」

 

「ですが、歓迎されてないようだし、俺だってあんな風に言われたらさすがに不快に感じるぞ?」

 

「それもそうね。桂花、さっさと謝罪なさい」

 

「………華琳様ぁ」

 

「駄目よ。それとも何?貴女は自分が嫌いな男だからって、他国の軍職に就いている人物であり、柳琳や秋蘭の恩人に対し無礼な態度を取るつもりなの?」

 

「………いえ。謝罪いたします。………………沖田と言ったわね。先の言葉は、その・・・・謝罪するわ」

 

本当に苦々しく呟くその様子に吹雪は呆れかえるが、気にしても仕方がないと彼女の主に向き直る

 

「それで…この人は?」

 

「荀彧よ。私の軍師をしているわ」

 

「そうか。それで、先日の件だが………ちょっと訂正があってな」

 

「何?」

 

「こっちの娘…程昱というんだがな。故あって俺付の軍師となった。だから試験を受けるのはこの郭嘉さんだ」

 

「そう・・・・・でも私はまだあなたを手に入れることを諦めたわけじゃないわよ沖田?」

 

「先ほども言いましたが、俺は董卓太守様の軍人ですので、勧誘はお断りしますよ」

 

「あら、この間と変わらずなかなかの傲慢っぷりね?」

 

「君ほどじゃないよ。それに、引き抜いて仕えさせたいと思うなら、それだけの器を見せつけてやればいいじゃないかな?」

 

「この私を試そうとはね………」

 

吹雪の言葉に呟いた彼女は不敵な笑みを浮かべると、立ち上がり、堂々と言い放った。

 

「いいわ!絶対に貴方たちに認めさせてあげる!私こそが董卓より仕えるべき主に相応しいと!!桂花、彼女を軍師としての試験を行いなさい。どれだけ難しくても構わないわ。この曹孟徳に仕えるに足る人物か、貴女の目で直接判断するのよ。………それでいいわね沖田?」

 

「ええ。それで構いません」

 

俺はうなずくと、凛は荀彧に付いていく

 

「では、吹雪殿、風。橙。行ってくるわ」

 

「ああ。頑張ってな凛」

 

「頑張ってくださいね~」

 

「凜さん頑張ってください!」

 

三人に見送られ、凜は荀彧とともに試験会場に向かうのであった

 

 

 

「さてと・・・・」

 

曹操は俺の顔を見て

 

「それにしても変わった服装ね?天水ではそういう服が流行っているのかしら?」

 

曹操は吹雪の着ている三式軍衣を見てそう言う

 

「いや。これは俺の国の軍服だよ。と言っても80年前の昔の物だけどね。今回は宴に招待されたんだ。この前の略服でなく正装で来ないといけないと思ってね」

 

「軍服・・・・ね」

 

曹操は吹雪の発言に目を細める

 

「やっぱり、あなたが噂の天の御使いの一人なのね。秋蘭から聞いて信じられなかったけど」

 

「皆目見当も。皆がそう呼んでいるだけだよ。今の俺は董卓軍の軍人であり、新選組の隊長‥・・・ただそれだけだよ」

 

「そう・・・・できればうわさに聞いた天の武器でも聞きたいと思ったのだけれど」

 

「これから宴を行う予定なのにそういう兵器の話題はよくないと思いますよ?曹操殿?」

 

「それもそうね今日はあなたへのお礼の宴をするために招待したんだから・・・・でも、まだ準備が整っていないの。だから準備が整うまで・・・・・」

 

そう言うと、曹操は柳琳と秋蘭を見て

 

「秋蘭、柳琳。沖田たちにこの城を案内なさい」

 

「はい。かしこまりましたお姉さま」

 

「わかりました」

 

「沖田たちもそれでいいかしら?」

 

「かまいません。少し観光してくるよ」

 

と、小さくうなずく

 

「では、吹雪さん。こちらです」

 

「よろしくお願いします」

 

そう言われ吹雪たちは宴が整うまで、柳琳たちにこの城を案内されることになったのであった

近代兵器として登場してほしいもの

  • 迫撃砲
  • 野砲
  • 簡易式ロケット砲もしくはミサイル
  • 機関銃
  • 電探
  • 擲弾筒
  • 全部出してほしい
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