概念として復活した《s》壁尻《/s》アグレッサ率いる害虫と春庭全土の騎士団と花騎士の総力戦。
その中でモミジが世界花の加護ではなく彼女が持つ力が目覚める。



1 / 1
モミジの内に秘めた紅蓮の炎

 

害虫の奇声と花騎士達の声、あちこちで衝撃音や爆発等乱戦のコダイバナ

その中の部隊で苦戦をしている部隊があった

 

 

「キンレンカ、メイゲツカエデ、スズランノキ 大丈夫ですか・・・?」

 

 

モミジが駆け寄る

 

 

「私は大丈夫だけどキンレンカとメイゲツカエデは戦える状態ではないかと」

 

倒れている二人の応急手当をしながらスズランノキはそう答えた。

中間拠点の防衛部隊であった彼女達だがミズウォルムの分裂体とフラスベルグの眷属による同時奇襲によって防衛部隊を分断されてしまう

その隙を突くかのように空間転移してきた害虫に不意打ちで害虫を倒すも二人が深手を負ってしまう

 

「二人をなるべく安全な所へお願いします」

 

モミジが立ち上がり武器を背負ってそう言うとスズランノキが言葉を返す

 

「!? 貴女が強くてもこの状況で一人させるなんて死ぬようなものよ!」そんなの許さないわ!」

 

彼女らしくもない怒り交じりの声であった。

旧友であり彼女の姉であるカエデもメイゲツカエデを庇って亡くなってしまったように、モミジも姉と同じような目に合わせたくないという本心でもある

 

「ニシキギや貴女、団長やみんながいてくれたから今の私があるんです。そしてお姉ちゃんもメイゲツカエデさんを守ったように、今度は私が誰かを守る番なの!」

 

力強く言い前へと踏み出す

古代害虫の眷属ではないが目視できるだけで大小合わせて20匹程、恐らくそれ以上の数はいるであろう状況で武器振り上げながら大きく叫んだ

 

「私は絶対に死なないから! 必ず生き残るから! だから行って! スズランノキ!」

 

群れから先行してきた害虫に大きな武器を振り下ろし、両断してモミジは害虫の群れへとさらに歩を進める

 

「死んだら、絶対に許さないからね…」

 

スズランノキがつぶやくような小さな声でそう言うと二人を連れて拠点の方へ歩き出す

意識が戻り自分の足で歩ける状態のメイゲツカエデが小さくつぶやく

 

「モミジさん... 死なないで...」

 

 

 

 

 

 

 

先行していた小型の害虫を殲滅し、奥からやってくる害虫との交戦を始めたモミジ

強力な害虫ではないにしろ大型混じりで苦戦を強いられている

 

「はああああああっ!」

 

炎を纏った刃で大型のカマキリの害虫を横薙ぎで切り払い、返す刃で接近してきたアリ害虫を弾き飛ばした直後

 

ピシィ

 

持っている武器に亀裂が入ってしまう

 

「はぁ...はぁ... こんな時に武器が...」

 

損傷した武器 息を切らしている状態のモミジ その直後視線の先で害虫が弾き飛ばされる光景映り、奥からどんどんこちら側へ向かってくる

どういう状況か困惑していたモミジ

直後弾き飛ばされた害虫からカブトムシの害虫がこちらへ突撃してきたのである

 

「えっ!?」

 

咄嗟に武器で防御をするもモミジは吹き飛ばされてしまい損傷していた武器が折れてしまう

 

「ガッ・・・・」

 

5m程吹き飛ばされて受け身は取るも吹き飛ばされた衝撃で立ち上がることができないモミジ

そして突撃してきた害虫がモミジの方へ改めてその角を向けて突撃してくる絶望的な状況

 

「スズランノキは無事に逃げれたかな・・・私は死ぬのかもしれない・・・ でも約束は守らないと・・・生きて帰ってくると・・・ 絶望があるなら勇気も存在し・・・ これからも私は私の思いのために戦う!」

 

全身に力が入り、突撃してきた害虫の突進に対し折れた武器で防御し受け止める

砂埃が舞い、害虫の動きが止まった直後に横に回り込み武器を振るい害虫を吹き飛ばす

 

 

偃月刀のような武器を握り、着ていた鎧も形状が変化しまるで羽衣か龍のような炎を纏ったモミジの姿がそこにあった

 

 

「世界花の加護とは違う・・・まるで自分自身のような不思議な力を感じる・・・これなら!」

 

 

カブトムシの害虫に吹き飛ばされていた害虫達がやってくる

モミジは手にした武器をを横に薙ぎ払う

一斉にやってきた害虫達が爆炎と劫火で焼き払われ塵も残さず焼失する

 

 

 

奇襲により分断されていた部隊が集結し、ほどなく拠点に戻れたスズランノキの報告でモミジの救援部隊を編成し向かいその場所に到着すると

辺り一面炎が揺らめき羽衣のような炎纏い害虫を焼き払い戦い続けるモミジがそこにいた

 

 




あとがき

library of Ruina という作品に出てくるシャオというキャラクターのE.G.Oがかっこよかったのでそれをベースに考えていたモノとなります。
同作品でのシャオの所属する組織の服装が黒スーツに羽根つきのコートという中華マフィアな服装も進化絵のモミジに似合いそうだよなってのもありました。
モミジなどのキャラのリサーチ不足でなんか違うぞ!なんて思われるかもしれない。そこに関しては本当に申し訳ない

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。