元空軍の鎮守府戦記   作:Ernst Lindemann

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第3話、4話

第3話 提督、明石ニ無茶ブリス

 

ーー0600 執務室ーー

総員起こしの時間である。ただ提督は0500に起床し、1時間かけて残りの段ボールは片付け、特にやることもなく戦術書を読み漁っていた。

 

提督「(もうそんな時間か…朝餉を作らねばな。食堂に行くとしよう)」

 

ーー0611 食堂ーー

神通「あっ提督、おはようございます」

 

綾波&吹雪「「おはようございます、司令官」」

 

提督「ああ、三人ともおはよう。本日の朝食は、玉葱とワカメの味噌汁、焼き鯖、麦飯だ。アレルギーはないよな?」

 

3人「「はい、大丈夫です!」」

 

提督「では召し上がれ」

 

全員「「いただきます」」

 

吹雪「あ、鯖の塩加減が良いですね」

 

神通「提督、何故麦飯を?」

 

提督「私の好みとしか言いようが無いな。健康に良いとかよりは、この何ともあっさりした甘味が私の好みでな」

 

綾波「ところで司令官、日用品の類って足りてます?」

 

提督「粗方足りている。強いて言うなら万年筆のインクが足りないから、明日春島に買いに行くが」

 

綾波「そうですか、良かったです。資材とか何か欲しいものがあれば明石さんのところに行けば大抵のものは揃いますよ」

 

提督「(欲しいもの、か…)そうか、良い情報だ、感謝する」

 

そうして各々歓談しつつも食事を食べ進め、0645には皆食べ終わった。

 

提督「お粗末様でした」

 

3人「「ごちそうさまでした」」

 

提督「さて、このまま4日後に正式に編成される、トラック泊地第3鎮守府第一艦隊の編成を発表する。これは私独自の情報と昨日の面接を鑑みたものである。心して聞くように」

 

提督「旗艦、神通。2番艦、綾波。3番艦、吹雪。異論あらばここで具申せよ」

 

沈黙が訪れる。目立つのが苦手と言っていた神通も異論は唱えないようだ。

 

提督「では先程のもので決定とする。来月からの出撃に備え、鍛錬を怠らぬように。では、解散」

 

3人「「はっ!」」

 

ーー0924 工廠ーー

 

明石「はい?すみません、なんかとんでもないこと聞いた気がしたんですけど…もう一回伺っても良いですか?」

 

その約2時間半後である。工廠には明石の素っ頓狂な声が響いていた。

 

提督「ああ、だから私に飛行機を作ってくれないか?」

 

明石「…玩具(オモチャ)の、ですよね?」

 

提督「いや、私が中に入って乗ることが可能で且つ空を飛ぶこと、機銃を撃つことが可能なものだな」

 

明石「そうですか…って機銃!?戦うつもりですか!?」

 

提督「出撃の際に私もそれで出られればと思ってな。その時の自衛用だ」

 

明石「いや提督は妖精さんじゃないから通常弾しか撃てませんよ!?敵に通りませんからね!?」

 

提督「落ち着け」

 

明石「誰のせいですか誰の!」

 

提督「通常弾でも牽制にはなるし、搭載している爆弾と魚雷には何とか通る」

 

明石「え、そうなんですか?」

 

提督「そうでなかったらこの辺りは勿論、本土も火の海だ」

 

明石「あ、だから鎮守府に対空機銃が何基もあったんですね…」

 

提督「で、結局作れるのか?」

 

明石「…使える資材は?」

 

提督「燃料100,鋼材100,弾薬300,ボーキサイトはあるだけ」

 

明石「はあ…まあ、作れなくはないので命令ならやってみますけど…提督がパイロット時代に乗ってたみたいなのは作れませんよ?」

 

提督「いや、ジェット機である必要はない。九六式艦戦や、零式艦戦二一型とかのプロペラ機で構わない。プロペラ機も操縦経験はかなりあるし、飛行機は3日もあれば手足に出来る」

 

明石「まあ、やってみます。最低3日はかかりますし、成功率もあまり期待しないで欲しいですが…」

 

提督「む、では楽しみにしておこう。出来なかったとしても、私にとってはそれだけ資源を使う価値がある」

 

明石「そんなにですか…」

 

提督「まあ、気楽にやってくれて構わん。そもそもは朝餉の時に綾波が私の日用品が足りているかどうか聞いてきてな、その時に足りないものがあれば明石に頼めば大抵何とかなると聞いてな」

 

明石「売店ですから相応の対価はいただきますけどね。てか、飛行機は日用品ではないのでは…」

 

提督「…確かにそうだな。だがまあ、頼んでみるものだということだ。では、宜しく頼むぞ」

 

明石「はい、今日も頑張って下さい!」

 

明石「(飛行機の話の時に提督がものすごく輝いてた気がする…)」

 

ーー3日後 0800 工廠ーー

 

提督「さて明石、開発の結果が出たと聞いたが、どうなんだ?」

 

明石「はい、結果が出ました。結果…大成功というか、予想外というか…思った以上のものが出来て困惑してます」

 

提督「ほう!で、何が出来たんだ!?」

 

明石「人間が運用できるサイズの零式艦上戦闘機五二型です…」

 

提督「よくやった明石!見て良いか!?」

 

明石「(テンション高っ!?)え、ええ、どうぞ、ごゆっくり…」

 

ーー0821 格納庫ーー

 

提督「ほう…このフォルムは確かに零式艦戦五二型だな。エンジンは栄二一型か?」

 

明石「えっと、ベースは零式艦戦五二型ですが、私が幾らか改良を加えまして…エンジンは誉二一型に換装しましたから馬力は上がってますが、操縦席後部の装甲を厚くして、燃料タンクも増設、それに伴う装甲も付けましたので、飛行速度は維持できましたが格闘性能は改良前に比べて少々落ちました。それでも充分な性能を確保したつもりです!」

 

提督「なるほど、指揮官たる私の乗機ゆえ機体強度を強化したわけか。被弾してやるつもりなど微塵もないが。しかし、重量が増したとなると急降下性能は確保できたのか?」

 

明石「えっと…改良前と比べると割と劣ります…けどそんな急降下する機会ってあります?」

 

提督「いや、特にないな。空戦で大幅な急降下は自殺行為だ…おっと、忘れるところだった。機銃は?」

 

明石「基本的には改良前と同じで翼内に二十粍、機首に七・七粍ですが、二十粍機銃は二号銃に換装してあります。弾薬搭載は七・七粍が五百発ずつ、二十粍が四百発です」

 

提督「多いな…」

 

明石「艦娘の出撃に随伴していくならそれなりの継戦能力が必要ですから」

 

提督「増設タンクもそのためか」

 

明石「はい、そうなります」

 

提督「ふむ、管制塔に話は通すから試運転しても良いか?」

 

明石「え、作っといて何ですけど少々危険なのでは…」

 

提督「問題ない。しっかりパラシュートは載せておく」

 

明石「航空衣袴は…」

 

提督「航空服のことか?パイロット時代のがある」

 

明石「そうですか。ならどうぞ行ってらっしゃいませ(あの状態の提督を止められる気がしない…)」

 

ーー1000 飛行場ーー

 

提督「管制塔聞こえるか、こちら廣井、離陸許可を申請する」

 

管制塔「こちら管制塔、廣井中佐、離陸を許可する。よいフライトを」

 

提督「離陸許可を確認、これより離陸する」

 

充分に温まったエンジンが唸る。そうして提督の乗る零戦は徐々にスピードを上げ…離陸した。

 

提督「まあ、充分な加速だな。旋回性能は…」

 

そうして彼は操縦桿を握り、左へ、右へと振る。

 

提督「プロペラ機だからあまり期待してなかったが、流石軍用機と言ったところか。宙返りは出来そうかな?」

 

今度は操縦桿を手前に引き上昇する。が、流石に初乗りで宙返りは危険と判断したのか、宙返りすることはなく、そのまま今度はきりもみ回転を試みたがこれまた途中で危険と判断しやめたようで、そのまま降下してきた。

 

提督「管制塔、こちら廣井。着陸許可を申請する」

 

管制塔「こちら管制塔、廣井中佐、着陸を許可する」

 

提督「着陸許可を確認、これより着陸態勢に入る」

 

ーー1132 飛行場ーー

 

提督「ふう、久々の空の感覚だったな。流石にブランクがあってかつ初乗りで宙返りときりもみは欲張り過ぎたか」

 

明石「普通、ベテランでも機種かえたら離陸と着陸で精一杯なんですけどね」

 

提督「時々、自分は空を飛ぶために生まれてきたのではないか思うことがあるな」

 

明石「飛行機に愛されてますねえ」

 

提督「…どうだろうな」

 

明石「(あれ、地雷踏んじゃった?)それじゃあ私工廠に戻るので」

 

提督「ああ、それではな」

 

提督「(飛行機に愛されている、か。そうかも知れないが、同時に憎まれてもいるんだろうな)」

 

第4話 出撃!…前日!(午前)

 

ーー翌日 0700 執務室ーー

 

提督「さて大淀」

 

大淀「はい」

 

提督「本日の0700をもって任務の受注及び艦隊の編成が可能になるんだったよな?」

 

大淀「はい」

 

提督「では聞こう、現在大本営から提示されている任務、総て述べよ」

 

大淀「はい、はじめての編成、出撃、建造、演習、近代化改修ですね」

 

提督「最高受注可能数は?」

 

大淀「5つです」

 

提督「ではすべて受注だ。編成はこれより行う。旗艦、軽巡洋艦神通。2番艦、駆逐艦綾波。3番艦、駆逐艦吹雪」

 

大淀「了解いたしました。任務『はじめての編成』を達成いたしましたので、燃料弾薬20ずつ、駆逐艦白雪が報酬として与えられます」

 

提督「いつ着任する?」

 

大淀「既に春島に待機してもらってますので、今から連絡入れて…あと1時間ぐらいですかね」

 

提督「準備が良すぎないか」

 

大淀「どこの鎮守府も運営開始初日に行う任務ですので準備してあるんですよ」

 

提督「なるほど。では白雪について調べをつけておかなくてはな」

 

大淀「任務達成に伴い、新たな任務『駆逐隊を編成せよ』が受注可能です」

 

提督「内容は?」

 

大淀「駆逐艦4隻を編成すること、ですね」

 

提督「では受注だ。神通。工廠に建造1伝達。資源は最低値で頼む」

 

神通「了解です」

 

提督「さて、白雪の資料はと…」

 

神通「提督、明石さんから通達です。建造終了まで24分を要するとのことです」

 

提督「了解した。さて、特型駆逐艦2番艦、白雪。大戦中は第三水雷戦隊、第十一駆逐隊に所属し、一時司令駆逐艦を務め、最後はダンピール海峡にて連合軍の空襲により沈没」

 

大淀「あっ、提督。先程建造を致しましたので開発資材1つと各資材50が報酬として与えられます。そして『はじめての開発』が受注可能です」

 

提督「受注だけしておこう」

 

大淀「了解致しました」

 

提督「神通、綾波と吹雪に白雪及び陽炎型駆逐艦が着任することを通達してくれ」

 

神通「了解しました。初陣の編成には…」

 

提督「加えるに決まっているだろう。そちらも通達してくれ」

 

神通「はい」

 

鎮守府は翌日の出撃許可を前に本格的に動き始め、執務室は今までにない賑わいを見せていた。…総て仕事関連だが。

 

大淀「提督、大本営より、通達です。偶々タイミングが合ったらしく、白雪と共に給糧艦伊良湖、及び間宮が到着するそうです」

 

神通「春島の第1鎮守府の草柳中将よりお電話です。何でもトラック泊地の鎮守府の提督で顔合わせを行いたいらしく…」

 

提督「大淀、了解した。神通、電話を私に代わり、伊良湖等の受け入れ準備をしてくれ」

 

神通「わかりました」

 

提督「お電話代わりました、廣井です」

 

中将『おお、君が廣井中佐か。噂はかねがね伺っているよ。優秀なパイロットにして優秀な指揮官だと』

 

提督「光栄です。して、顔合わせを行いたいとのことでしたが…」

 

中将『そうだ。トラック泊地は太平洋の島々の防衛の上で重要な拠点。そこに新たな仲間が加わったとなれば親交を深め、有事に連携を取れる信頼関係を築くのは当然のことだ。殊に君のような優秀な指揮官ならね』

 

提督「なるほど。では場所と日時は如何なさるので?」

 

中将『場所は春島の〇〇堂だ。軍御用達の店でな。機密関連の情報も扱うだろうからそこが良い。日時は…急で申し訳ないが、本日の1800に行おうと思っている。明日からは君も忙しくなって時間が取りにくいからな』

 

提督「了解しました」

 

中将『用件は以上だ。何か質問は?』

 

提督「では1つ。春島へ航空機で参上したいので格納庫を一カ所借りてもよろしいでしょうか?」

 

中将『は?』

 

提督「鎮守府に自分の航空機が1機ありまして。それで参上したいので格納庫を一カ所借りてもよろしいでしょうか?」

 

中将『ぶっ…!あはははは!優秀なだけでなく面白い奴だな君は。よろしい。格納庫に空きはある。その内の1つを一時的に貸そう』

 

提督「ありがとうございます。ではまた後ほど」

 

中将『ああ、また後でな』ピッ

 

提督「神通、受話器を戻しておいてくれ。後本日の1800よりトラック泊地鎮守府の提督で顔合わせ会を行うことになった。1600をもってここを出立する」

 

神通「わかりました。…そろそろ建造も終わっているのでは?」

 

提督「そうだな。工廠に行くとしよう」

 

ーー0732 工廠ーー

 

明石「あっ、提督。お待ちしてました。早速ご紹介致しますね」

 

???「不知火です。ご指導ご鞭撻、よろしくです」

 

提督「よろしく頼む。本鎮守府は明日より出撃が許可される。君にもひとまず第一艦隊として動いてもらう。1000より面接…という名の自己紹介を行う。それまでは既に着任する艦娘に鎮守府の案内を受け、待機していてくれ」

 

不知火「了解しました」

 

提督「さて、戻ったら不知火について調べておかねばな…」

 

神通「提督、間もなく白雪一行が到着するようです」

 

提督「では丁度良いタイミングなことだし、出迎えに向かうとしよう」

 

ーー0758 港ーー

 

提督「見えてきたな、アレか」

 

???「白雪です。よろしくお願いします」

 

提督「こちらこそよろしく頼む。本鎮守府は明日より出撃が許可される。君にも当面第一艦隊に所属してもらう。1100より面接という名の自己紹介を行うので、それまでに既に着任している艦娘に鎮守府を案内してもらい、待機してくれ。神通、案内を頼む」

 

神通「了解しました」

 

提督「して、そちらの二人が…」

 

???「どうも。給糧艦、伊良湖です。よろしくお願いします」

 

???「同じく給糧艦、間宮です。よろしくお願いします」

 

提督「よろしく頼む。腹が減っては戦はできないからな。厨房は食堂から入れる。食堂は正面玄関から左へ道なりに行けば見つかるはずだ」

 

間宮「わかりました。では早速、本日の昼餉から作らせてもらいますね」

 

提督「頼むぞ」

 

ーー0807 執務室ーー

 

提督「大淀、第一艦隊再編成を行う。4番艦駆逐艦不知火、5番艦駆逐艦白雪だ」

 

大淀「了解、これにて任務『駆逐隊を編成せよ』を達成、ボーキサイトを除く資源が30ずつ与えられ、『水雷戦隊を編成せよ』が受注可能です」

 

提督「内容は?」

 

大淀「軽巡洋艦旗艦、数隻の駆逐艦で編成される艦隊の編成ですね」

 

提督「達成可能ではないか。では受注だ」

 

大淀「では鋼材を除く資源がーー」

 

ーーー以下任務のくだりは一部を除き省略しますーーー

 

提督「さて、駆逐艦不知火の資料は…これか」

 

提督「陽炎型駆逐艦2番艦、不知火。大戦中は第十八駆逐隊に所属、キスカ島護衛作戦後は所属を変えつつ南方での作戦に従事。最期はスリガオ海峡」

 

ーー1000 執務室ーー

 

コンコン

提督「入ってくれ」

 

不知火「不知火、参上致しました」

 

提督「まずは私の自己紹介から始めよう。(略)よろしく頼む」

 

不知火「私は陽炎型駆逐艦2番艦不知火です。好きなものは甘いもの、嫌いなものは甘い人です。これといった趣味はありません」

 

提督「次の質問だ。戦闘において、得意不得意はあるか」

 

不知火「基本的に他の駆逐艦と同様です」

 

提督「最後。君の思う、最も重要な司令官の資質は何か」

 

不知火「勤勉さだと思います。何事も、地道な努力なしでは簡単には成り立ちません。高みを目指す上での、1番の近道だと心得ます」

 

提督「質問は以上だ。下がってくれ」

 

不知火「失礼しました」

 

提督「(ああいう雰囲気、嫌いじゃない。が、少々引っ張られたな、口調が硬かった気がする)」

 

ーー1100 執務室ーー

 

コンコン

提督「入ってくれ」

 

白雪「失礼します」

 

提督「では、まずは私の自己紹介から始めよう。(略)よろしく頼む」

 

白雪「特型駆逐艦2番艦、白雪です。好きなものは和食で、苦手なものは特にありません。趣味は裁縫です」

 

提督「戦闘において何か得意なこと、不得意なことはあるか?」

 

白雪「他の駆逐艦と特に変わらないですが、敵の航空機は、ちょっと怖いです」

 

提督「そうか、配慮する。最後の質問だ。君が思う、最も重要な司令官の資質は何だ?」

 

白雪「先見性ですね。私の艦時代も、あと一手二手先が読めればあそこまで惨めな敗北は無かったでしょう」

 

提督「なるほど。では下がってくれ」

 

白雪「ありがとうございました」

 

提督「…さて、昼餉を食べたら出立の準備か。給糧艦の昼餉か。楽しみだな」

 

ーー1147 食堂ーー

 

提督「メニュー制なのか」

 

間宮「そうです。何にします?」

 

提督「…日替わり中華定食で頼む」

 

間宮「提督は中華がお好きなので?」

 

提督「フランス料理とトルコ料理よりかは好きだな。どれも美味いには美味いのだが」

 

間宮「はい、日替わり中華定食です。今日は回鍋肉に中華風たまごスープ、ご飯です」

 

提督「それではいただくとしようか」

 

ーー暫く後ー

 

提督「流石給糧艦と言ったところか。実に美味だった。これが毎日食べられるとは、素晴らしいな」

 

間宮「これでもプロですから。まあ、褒められて悪い気はしませんが」

 

提督「ご馳走様。では私は所用があるのでこれにて」

 

ーー1558 飛行場ーー

 

明石「それでは提督、お気を付けて」

 

提督「まあ管制塔とかと話付けてたらこんな時間だよな。帰りは暗いから整備員に頼んで誘導してもらう」

 

整備員A「お任せ下さい」

 

整備員B「帰ってきた後の機体のチェックも抜かりないっ…です」

 

提督「それでは行くとしようか…管制塔、こちら廣井。離陸許可を申請する」

 

提督「(さてさて、中将は大層な人物のようだが、会って話すまでは何とも言えんな。第2鎮守府は…木﨑大佐だったか。まだ声を聞いたことすらない。どんな人物だろうか…楽しみだな」

 

管制塔「こちら管制塔、廣井中佐、離陸を許可する。よい空の旅を」

 

提督「離陸許可を確認。離陸する!」

 

 

人物紹介

 

~人間~

 

提督:本名は廣井 空。元空軍パイロットで、海軍に転属してパイロットをしていたが、あることがきっかけで機を下ろされ、一年弱半分死人のように生きていた。飛行機好きが興じて明石に無茶ぶりをかました。五二型の操縦性にまあまあご満悦の様子。やっと提督業にやり甲斐を感じ、目に光が戻ってきた。

 

中将:本名は草柳 健。詳細は次回に期待。

 

白雪:吹雪の妹。艦時代の記憶から、若干艦載機がトラウマ。熊野以上綾波以下のお嬢様力を誇る。

 

不知火:駆逐艦らしからぬ駆逐艦。提督への第一印象は意外にも「気が合いそう」だった。まあ、公私がしっかりしているという意味ではそうかも知れない。




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