イアイアの実・モデルニャルは地雷案件すぎませんか?   作:露木曽人

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まさかの日刊ランキング1位を頂きました!
ありがとうございます!
これでもう思い残すことは何もありません

沢山の感想も頂いてしまって、本当に嬉しいです
おひとりおひとり個別に長文返信垂れ流したいぐらい嬉しいです(怪文書不可避


第11話 歴史の修正力さんほらもっと頑張って!!

「「「「「残念、ハズレ」」」」

 

「ヴォ!」

 

はー!!痺れるぐらいかーーーっこいいですねえ!どうも、私です。

 

最近色々あって心が荒んでいたので、麦わら一味の雄姿に癒やされている聖女ニアです・ハピネス。荒んだ心によく効くのは?そうですね、ワンピースですね!

 

見開きでどん!の五連発、そしてまさかのラクダ!!ですよ。

 

尾田先生のセンスが光りすぎてて目が眩みそうなぐらい格好いいですね。

 

 

現在麦わら海賊団はビビちゃんのために、手分けしてオフィサー・エージェントたちを引き付けているところです。

 

そしてこれから始まるもう名シーンしかない神バトルの数々。

 

これはもう絶対に見逃せませんよね。

 

そんなわけで、私も複数人に分裂して、リアルタイムでそれぞれの戦いを鑑賞しとうございます。

 

 

しかし、本当にアラバスタ編は神だと思います。

 

名言のオンパレードなウソッチョコンビvsミスター4ペア、私がワンピース史上個人的に一番のベストバウトだと思ってるナミさんvsミス・ダブルフィンガー戦、ゾロさんとミスター1の戦い、そして忘れちゃいけないボンちゃんとサンジくんのキッカーバトル。

 

 

これを見なきゃアラバスタ編は越せません。

 

毎回が神回とはまさにこのことでしょう。

 

国内では既に反乱軍と国王軍との戦いが始まっており、クロコダイルさんも暗躍している真っ最中です。

 

そういえばロビンちゃんはどうしているのでしょうね。

 

さすがにここをすっぽかすことはないとは思うのですが。

 

 

そうこうしているうちにも、透明化してコッソリ物陰から覗きに勤しんでいるという聖女にあるまじき行為に及ぶ私の目の前で、彼らの熱き戦いが繰り広げられています。

 

しかしなんでしょうね、どうぞオカマい拳(ナックル)とかどういうセンスしてたら出てくるんでしょうね。

 

やはり天才ですわ。

 

 

ギャグとシリアスが交互に襲いかかってくるのに、そのどちらも喧嘩をせずいい具合にマッチして、決して殺伐とし過ぎないながらも決めるところはバシっと決める。

 

そんな光り輝くセンスの塊のような戦いの数々に、心を熱くした読者が沢山いたからこそ、ワンピースは世界的大人気作品となったのでしょう。

 

 

お前暴力嫌いだって力説してなかったっけ?と思われるかもしれませんが、私が嫌いなのは救いのない理不尽な暴力で誰かが傷つくことです。

 

心を熱くし胸躍らせてくれるバトルはむしろ大好物ですとも、ええ。

 

 

 

「興味がないの...国や人間が、死のうが生きようが...私にはそんな事どうでもいい」

 

さて、ここでしばらく時は跳びます。

 

私が原作イベントを生鑑賞しながらあーでもないこーでもないと感想を垂れ流しているところを延々見せ付けられてもしょうがないでしょうし。

 

問題はどこまで跳ぶか?そうですね、ロビンちゃん関係ですね。

 

 

ミス・オールサンデーことニコ・ロビンちゃん。

 

彼女は、死者にもう一度だけ会える島、の情報の真偽を確かめるため、ドリームアイランドへとやってきました。

 

そこで、お母さんに再会し、一時間だけ話をして、そして去っていった。

 

 

彼女がお母さんと何を話したのかはわかりませんが、随分とスッキリした顔をしていたのは確かです。

 

ということはつまり。

 

何かを吹っ切った彼女は、自殺を試みないのではないか?という疑念があるわけですね。

 

 

本来、アラバスタで最後のポーネグリフがリオ・ポーネグリフでなかったことに失望した彼女は、そのまま瓦礫にうずもれて自殺しようとするのですが、そこを無理矢理ルフィくんに命を救われ、勝手に命を救った責任を取れ、と麦わらの一味に加わるわけです。

 

 

なおアニメ版ではまさかのアラバスタ編の決着がつく前にオープニングが第3弾に変わってしまったことで、なんで敵であるはずのミス・オールサンデーが麦わらの一味面してOPに出てるんだよ!?と盛大なネタバレをかましてしまったことが有名ですね。

 

 

私もそちらの世界のニャルさんに頼んで現在アニメ版をマラソン中なのですが、これは酷いとビックリしました。

 

閑話休題。

 

 

 

『私の夢には―――敵が多すぎる』

 

『何で俺がお前の言うこと聞かなきゃいけねェんだ!!』

 

かの名シーンをなしにしてしまうのはとても心苦しいのですが、さすがにお母様と最期のお別れを済ませてスッキリしたっぽい感じのロビンちゃんがあの場面で自殺を?とはあまり考えられません。

 

まあ、逆に未練が一切なくなって、亡きお母様のところへ逝きたい願望が強まった可能性もなきにしもあらずですが。

 

 

 

そんなわけで、アラバスタのポーネグリフ前。

 

 

 

「私が求めていたものは...リオ・ポーネグリフ」

 

「!?」

 

「世界中に点在するポーネグリフの中で唯一、真の歴史を語る石!!」

 

「真の歴史...?どういうことだ!」

 

「...20年。探し続けて、これ以上のポーネグリフの情報はない。...ここが最後の希望だった。そして...ハズレ」

 

本来であればこの後、彼女はもうこれ以上生きていくことに疲れた、と、そのまま崩壊していく神殿に押し潰されて死ぬためにそのまま座り込んでいるところを、ルフィくんに勝手に勝手に助けられる筈なのですが。

 

「また手がかり0からやり直し。本当に―――」

 

彼女は、立ち上がりました。

 

 

 

「私たちの夢には―――敵が多すぎる」

 

はい、ロビンちゃん、どうやらここで死ぬつもりはないようです。

 

私たちの、と言っているからにはおそらく、亡きお母様との対話を経て、オハラの意志を継いで最期まで生きていくことを選んだのかもしれません。それがよい方向へ作用することを私としては願うばかりです。

 

そして、ここですかさずニャルビーム!!

 

「え!?」

 

ロビンちゃんの片脚をちょうどよく狙って、ほどよい大きさの瓦礫を直撃させます。ひとりではどかせないぐらいのものがベターでしょう。

 

多少の怪我はするかもしれませんが、少なくとも今の彼女ではひとりでは立ち上がることはできないようです。ピンチですね。

 

本当にごめんなさい、でも、あなたここから立ち去ったらそのまま独り旅を続けそうなふいんきだったので、つい。ロビンちゃんには原作通り麦わらの一味に加わってもらわねばなりません。そのためならば私、心を鬼にします。いや、万が一にももしほんとにロビンちゃんがゴーイングメリー号に乗り込んでくれなかったら原作崩壊ってレベルじゃないんですよ。頼みますほんと。

 

 

 

「よし、登ろ」

 

「あなた...どうして...」

 

ここですかさず、ルフィくんがロビンちゃんを救助!!

 

ワンパンで瓦礫をぶっ飛ばし、立ち上がれない彼女を担ぎ上げます。

 

 

 

「何でかわかんねェけど、お前は俺を助けてくれた。だったら今度は、俺がお前を助けても文句ねェだろ!!」

 

はい、さすがの主人公!私は信じていましたよルフィくん!よくルフィって敵の名前叫びながら突っ込んでってぶっ飛ばされてまた敵の名前叫びながら突っ込んでいくのワンパターンの繰り返しばっかりだから嫌いだ、という人もいますが、やはり我らが主人公ですからね。

 

 

決めるとこばしっと決めて、当たり前のように誰かを救い、誰かの人生を変えてしまう。

 

うーん、これが世界一売れてる漫画の主人公の貫禄ですよ。

 

私も見習いたいものです。

 

まあ無理なのですが。

 

ジャンプ漫画の主人公と、その二次創作小説のオリ主では器が違いすぎますからね。

 

 

イアイアの実の能力でズルしてるだけの私では、その心意気を見習うぐらいが精精ですわ。

 

 

 

「私を、仲間に入れて」

 

「は!?」

 

さて、姑息な裏工作の甲斐あってかロビンちゃんは無事麦わらの一味の仲間に加わったようです。

 

後は放っておいても心躍る大冒険が彼女たちの絆を育んでくれることでしょう。

 

私の出る幕はもうありません。

 

引き続き、鑑賞会としゃれこむだけです。

 

 

 

「私には行く当ても、帰る場所もないの。だから、この船に置いて」

 

「何だそうか。そらしょうがねェな。いいぞ!」

 

「「「「ルフィ!!」」」」

 

目下最大の懸念点だったロビンちゃんの麦わら海賊団加入を経て、舞台はいよいよ過去回想の長さがとんでもないことになり始めた空島編へ。

 

私も生の「「行けよ、空島!!」」をこの耳で聞くために、しばらくゴーイングメリー号に滞在したいと思います。

 

以上、現場のニアからでした。


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