イアイアの実・モデルニャルは地雷案件すぎませんか?   作:露木曽人

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たまには前書きからこんにちは。

最近邪神だの人外だのと散々な言われようですが、APP19の人外の域に達した美貌を持ち、ニャルラトホテプ本体に接続してしまったせいで正気度が0である以外はきちんとイアイアの実・モデルニャルの能力者、れっきとした冒涜的"人間"である世界の美少女ニアです。


はい、完璧に矛盾していますね。

APP19というのは人間ではない証拠ですので、APP19の私は人間ではない。QED.

ぐうの音も出ないぐらいに論破されてしまいましたが、仕方ありません。

『それでも...私は人でいたい!人でありたいのです!!』とかそれっぽく叫んでおきましょう。

なおここで調子に乗って嘘泣きなどしてはいけません。即バレます。


そんな私は今、この美貌のせいで絶賛ナンパされております。


第17話 あのルフィに『敵わねェ!!』と言わしめた男

「んだばなんちゅうマブいスケだらべっちゃァ~~~!!世界一の美男子のオラの嫁だば相応しいぬんはオメさしかおらねェだよォ!!オラと結婚がらの別居そすて焼けぼっぐいに火がついでがらの再燃からのじれってェ愛憎劇を経て最期まで腐れ縁てな感ずで寄りを戻し夫婦共白髪を前提にお付ぎ合いしてくんろ!!」

 

「お嬢様、お下がりください。それと、歯に青ノリが」

 

お相手はそう、サンジくんの偽手配書の落書きにソックリな顔を持っていたせいで、ある日突然持続に叩き落とされた、トビウオライダーズのデュバルさん改め人生バラ色ライダーズのハンサムさんですね。

 

 

 

「ごめんなさい、私はあなたのお嫁さんにはなれません」

 

「なすてだべっ!?世界委の美男子と世界一の美少女が結ばれたんらばぜってェ世界一幸せなアベックに...」

 

「私は世界一可愛い美少女ではなく、宇宙一可愛い美少女ですので。あなたはどうか、世界一可愛い美少女さんとお幸せになられてください」

 

「なんどォッ!?」

 

 

うっわクソ寒!!原作キャラをメロメロにしてハーレム築きたい系のバカ女丸出し系のクソオリ主じゃんキモッ!!お気に入り解除するわ!!と思われても仕方のない発言ですが、悔いはありません。

 

読者の皆さんもニャル様もきっと許してくださる筈です。

 

何故ならばそう、私が...美しいから!!...冗談です。

 

 

 

冷静に考えると私の魅力は19.そう、あの人類の頂点を極めた世界一の超絶ウルトラ美女、海賊女帝ボア・ハンコックさんのAPP18(人間が限界できる到達点)を1だけとはいえ上回る数値を持っているのです。

 

彼女の蛇人間なんだからある意味人外なのではって?そういう次元のお話ではないのです、この1ポイントの差というのは。いわば第四の壁と同じ、生きる世界がひっくり返ってしまうかどうかの分水嶺。

 

 

普段は人間関係が拗れてしまわないよう意図的に抑え込んでいますが、そうでないと自動的にただ視界に入れただけで相手の精神を汚染しかねないほどの危険な美貌というのも考え物ですね。

 

精神対抗ロールに成功しなければそれこそハンコックさんに魅入られた方々が石と化してしまうように、ニャルラトホテプの擬人化美少女に魅入られてしまった方々は邪神の狂信者となってしまうわけですが、とはいえ効かない人にはまあ効きません。

 

恐らくモモンガ中将にも半々ぐらいの確率で効かないでしょう。

 

 

格好いいですよね、モモンガさん。

 

咄嗟に自らの手を刃物で貫いてAPP18の魅了との精神対抗ロールに勝つだなんて、天晴れ軍人の鑑ですよ。

 

モモンガさんとかおつるさんとか藤虎さんとか、海軍にも私好みの渋いジジババ(褒め言葉です)が沢山いるのはとてもベリーナイスだと思います。

 

 

伯父様におねだりすればサインの一枚ぐらいは頂けますでしょうか?

 

「お嬢様、ご無事ですか?」

 

「ええ。今の、聞かなかったことにしてくださいます?」

 

「仰せのままに。それと、お召し物の裾にカツオ節が」

 

そんな私がシャボンシティ諸島周辺で何をしているのかって?ハっちゃんの作る世界一のタコ焼きを食べに来たんですよ。

 

 

 

『止まらねェやめられねェ!!なんてうめェタコ焼きだ!!』

 

『確かにうめェ!!どうなってんだこのソースの味の深み!!』

 

『屋台船?っつーのがこれまたオツだしな!!』

 

『ハフハフホフホフ!!』

 

『私、タコ焼きなんて文化に初めて触れます!!美味しい~~ですね!!』

 

『本当ですねェ!あ、モチ入りください!!食べたいです!!』

 

 

そんな感じでしれっと麦わらの一味が大絶賛したタコ焼きパーティに参加しつつ、食い逃げがてら一足跳びにダゴンさんをお待たせしてしまっていたシャボンシティへ。

 

 

ロスさんとシャンタークさんへのお土産用に包んでもらったというか勝手にネコババしてきたタコ焼きをダゴンさんに持ってもらい、彼にも召し上がって頂きながら散歩していたところ、ハンサムさんがやってきたのです。

 

 

 

「ダゴンさん、お腹も一杯になりましたし、騒がしくなる前に帰りましょうか」

 

「それがよろしいかと。現在この島には億を超える懸賞金を持つ大物ルーキーたちが続々と集結しているようで。...何だか嫌な胸騒ぎがします」

 

 

さすがの勘のよさですね。

 

間もなくシャボンシティでは、天竜人をぶっ飛ばすという前代未聞の大事件を引き起こしにルフィくんたちがやってくる頃合いですから。

 

そんなわけで全宇宙三千億人のウルジストの皆さんお待たせいたしました。

 

 

我らが怪僧ウルージさんの出番がついにやってきたのです!

 

キャーウルージさんだー!!本物だー!!キャー素敵!!こっち向いて!!ウインクして―!!ハート作って!!バキューンしてくださーい!!キャー!!

 

失礼、少々取り乱しました。

 

念願の生ウルージさんを前に少々私も気が荒ぶってしまったようです。

 

 

第2話のタイトルで抱いたワンピ世界にも宗教ってあるのかな?という素朴な疑問がここに来てついでに解決されましたね。

 

 

やはりウルージさん筆頭に、超新星の皆さんはいずれもとても格好いいですね。彼らを三時間で考え出したとか尾田先生は天才か何かですか?ああ、紛れもない天才でしたね。

 

かつて我が教団を訪れたローさんも無事に混じっているようです。

 

原作崩壊にならなくてよかったよかった。

 

 

ここで共闘しておかないと、今度ルフィくんたちとの因縁が薄れてしまいますので。

 

やはり"原作キャラのガッツを信じろ大作戦"は正解だったのではないでしょうか。

 

 

しかし、冷静に考えるとオペオペの実の能力も大概おかしい気がします。

 

海兵の生首を生きたまま胴体と分離させて、生きたままの生首でキャッチボールとか完全にCOC案件ですよね?それでSANチェックすら発生しない海軍さんたちも大概メンタルオリハルコンなわけで。

 

ひょっとしなくてもインスマス案件の魚人とか、スリラーバークで遭遇したゾンビとかグールとか、探索者だったら相当SAN値削れてるはずなんですけどねェ、さすがジャンプ漫画の主人公たちは格が違った!と言ったところでしょうか。

 

ひょっとしてこの世界では意外と外なる神や旧き神たちも『なんだアレ!!すんげえ~~気持ち悪ィタコ!!』『イカだろ?』『クラゲじゃねェの?』『何でもいいや!とにかく、アイツぶっ倒すぞ!!』ぐらいの感覚なのかもしれません。

 

イヤさすがに本物の神格が降りてきたらさすがの彼らも少しぐらいはSAN値が減るかもしれませんが。オマツリ男爵という前例もありますしね。


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