無個性ヒーローは無個性ヒーローNo.1を目指す 作:超ちくわ
「ルミ姉ルミ姉ー!」
「んー?どしたー?」
「ひまー!」
「見回り行ったのかー?」
「異常なさすぎー!」
「だからって甘えてくるなよ萃ちゃん…困るだろ?」
「だってルミ姉しか構ってくれないんだもん!」
「お前可愛いすぎんだろーが!襲うぞ!」
「それはやだ!」
「はぁ!?お前はあたしに襲われるだけでいいんだっつーの!」
「ルミ姉それ酷くない!?」
「うるせぇ!覚悟しろおぉ!」
「あああああああ!!」
朝から騒がしい日常です。
ルミ姉と俺がいる街では敵の出現率が下がり、なんか暇になっちゃった。脳無とかは例外だけど、本当に暇。
なのでルミ姉にめちゃくちゃかまちょしてた。
かまちょしてたら襲われた。以上!
「このまま終わってたまるかあああ!ってルミ姉待って待って!ヘッドロックはやめtゴキッ うぎゃっ!」
「相変わらずアタシには弱いなぁ!もしかしなくても力はアタシの方が勝ってるからか?」
「きゅうぅ…。」
「まぁいっか!…ん?」
『速報です。○○市で敵が出現して暴れ回っている模様。ヒーローは苦戦しており───』
「萃ちゃん一狩り行くぞ!!」
ベシッ
「ぷにゃっ…んぇ…?ちょっ、ルミ姉待ってー!」
相変わらず自由奔放で動き回るルミ姉だ。
ルミ姉の可愛いところってもふもふしたところもそうだけど、やっぱりこの性格とすぐに飛んでくるところだ。
毎回絞め技喰らわされたりするけれどね…うん、だけどそれがいいっ!
…とりあえず現場に着きました。
「ぐっ…何だコイツ…!」
「オールマイトはここらにはいないか…。ヒーローもそこまで強くもない…消すか…。」
「クソッ…こんなガキにぃっ…!!」
「おいコラ離れろおおおおおおお!!」
ドゴッ
「ぐっ…!?」
ズザァ…
「あ、あんたは噂の無個性ヒーロー…!?」
「大丈夫ですか!?とりあえず安地に移動して手当てします!」
「チッ…無個性のクセにやるじゃん。」
「あー…予定変更!怪我人はすぐに安地に配置しつつ、敵を捕獲もしくは蹴る!ルミ姉行くよ!」
ベシッ
「痛い!」
「萃ちゃん!アタシに命令するな!蹴るぞ!」
「しょうがないじゃん!緊急的なことになったんだから!」
「しょーがなくねーだろ!後で蹴るからな!」
「ルミ姉酷い!!」
「あー…ごちゃごちゃうるせぇ…!無個性…お前から消えろ!!」
「とりあえず俺から相手のようだな!ルミ姉は観戦してて!ヤバくなったら援護求む!」
「わーったよ!とりあえず死ぬんじゃねーぞ!」
「気をつけろ!そいつに五本の指で掴まれると確定で死ぬ!」
「ご忠告感謝!」
敵対心丸出しの敵は俺を始末するようで、俺は闘る気満々に立ち向かった。もちろん勝てる相手ではないことは分かっているが、骨を折ることくらいでやれば何とか撤退はしてくれるだろうとは思っていた。
だけどやっぱり強敵な敵には通じない。
ドスッ
「うぐっ…!?」
「どうした無個性…そんなもんか…?噂の無個性ヒーローは結局雑魚だったってことだよなぁ…?」
「へっ…そう言ってな…「萃ちゃん!!」ルミ姉はまだ出ないで!」
「最期に言うことはあるか?」
「まぁ…強い相手には強い人がいるってことかぁ…。だけど負けないさ!」
ガリッ
「ッ…!!!」
ドゴッ!!!
「無個性の全力をナメちゃ困るわ!」
「てめぇ…
「ま、無個性だけどな!!!」
「黒霧、一旦退く。厄介な奴が現れた。」
「もちろんですとも。」
「あっ!お前逃げんのか!!」
「深追いはダメだ!!」
「えぇ!?あともうちょっとだったのに!!」
「ヒーローは悪人を捕まえることだけど深追いは違う!自殺行為としか言えないし、今のあんたじゃアタシにでさえ勝てないのに勝てるわけないでしょ!」
「うっ…そ、そうだよね…。行動を泳がせてみるよ…。」
「いい子だ。とりあえず逃げ遅れた人がいねーか見回ってみる。何かあったら呼べよ?」
「分かったよルミ姉。」
俺と戦っていた敵が言っていた
ルミ姉と俺は手分けして逃げ遅れた人の救助や捜索に回って終わらせた。そして俺の知名度はその崩壊敵戦以来、無個性ヒーローの称号(仮)を持つことができた。それと取材がすっごい来た。
「質問で申し訳ありませんが、無個性ヒーローさんのヒーロー名はなんでしょうか?」
「お、俺…?」
「はい!」
「る、ルミ姉〜…。」チラッ
「あー…この子はまだインターンシップ中で名前はまだ本名のままだ!それと、私の愛弟子だ!」
「ほえっ!?」
「愛弟子さん!師匠のミルコは普段どういう感じですか!?」
「え、えっと〜…闘争心の塊?」
「おいこら。」グニュ
「もんにゅ…頬っぺ掴まにゃいで…。」
(ふぁあああああ!!この二人…なんて尊い…!!)
「あ、ヒーロー名今決まったわ。」
「お前もう決まったの!?」
「決まるの早いですねッ!!聞かせていただきます!!」
「今日から俺のヒーロー名は…無個性ヒーロー【ラビットシップ】だ!!」
そこからネット記事や新人ヒーローに関するニュースが上がり、コメント欄では名前の由来とかも考察されていた。
当たっていたり外れていたりと閲覧していた俺はちょっと楽しんでいました。もちろんこれは単純すぎてどストレートな由来です。
ルミ姉に似た兎技と俺の技である拳技・総称 艦艇拳に因んだもの。
あと、インターンシップ前にヒーロー名を皆で考えていたけれど全く思い浮かぶことがなかったのでミッドナイトさんに報告して爆豪君と同じような感じになってた。
気がつけばニュースやネット記事に上がってから数日経ってた。
「そーいや今日インターンシップ最終日じゃん!」
「そーだぜ?」
「なんでそんなのんびりしてんの!?」
「だって暇だろ?ここら辺の敵も出なくなっちまったんだしよ?」
「ニュースでは大分面倒事になってっけどな?」
「よっしゃ行くぞ萃ちゃん!!!」
「待って待ってコスチュームがあああああああ!!」
ドオォン…ドゴオォォン…!!!
「だから何でインターンシップ最終日にクソデカ敵がいんのさああああああ!!」
「的がバカでけーから捕獲しやすいだろ!!おら行けえええええ!!」
ブォンッ!!!!!!
「いつものやつかよおおおおおおおおおおおお!?!?」
俺とルミ姉はソッコーで駆けつけた。
クソデカい敵な上にクソデカい的なので顔面クリーンヒットして倒れて元の人間に戻った。
だけどそこに違和感があった。
「ルミ姉、この敵…。」
「あぁ、これは予想の斜め上をいく面倒事になりそうだな…。」
「
「複数とかそういうレベルじゃねーなこれはよ!」
「ヒーロー……殺ス…!人間コロす…!!」
「うーわめんどくせ!!ルミ姉、これ二人でどうにか出来るよーなもんじゃねーぜ?」
「オールマイトは出張中だから駆けつけるにも時間がかかるから期待はすんな!つーかプロヒーローが何人いても闘りきれねーけどな!」
「とりま避難優先に…ってワケにはいかないようですねおねーちゃん。」
「そうだな!まずはあの拳を…!」
「「蹴り/ぶっ壊す!!!」」
「でりゃあああああああ!!!」
「コスチュームがねぇから…このままリミッター解除する!!!」
個性には類がある。
炎系/爆破系/氷系/パワー系etc…だけど、俺とルミ姉と鉢合わせしている敵はクソデカだけどデカいだけではないやつだった。
つまり、個性判別測定不可なものだ。
個性が複数あれば大体判別はつくが、この敵は複数というレベルではないスケールのデカさだった。
もちろん無個性ヒーローは太刀打ちできません!しかもコスチューム置いてきたからね!!
「通常形態維持、標的確認。二隻武装換装、航空戦艦 伊勢、日向…35cm連装砲準備。火力調整…片腕火力、275%!!ルミ姉、このまま蹴ったら避けて!!」
「おうとも!!」
「伊勢型航空戦艦一番艦、二番艦砲撃用意!!35cm連装砲、爆裂砲撃じゃああああああああああ!!!」
クソデカ敵の拳を破壊したけれど、流石にキツい。
コスチュームで力の調整をしていたけれど、今現在の最大火力である300%手前のほぼ全力の火力で連打撃を繰り出したものの、両腕が一時的に再起不能になった。
もちろん脚は使えるが、そこまで強くさせていないので雀の涙程だと思った方がいいな。
「いってえええええ!両方折れたあああああああ!ルミ姉えええええ!」
「言われなくても分かってるぜおらあああああああ!!」
ポーン!
ガコッ!!
「おゴぉ……!?ヒー…ロー……!!潰ス!!」
俺はルミ姉に合図を送って空高く蹴り上げてもらって、ついでに感覚でルミ姉は敵の顎に蹴りをぶち込んでよろけさせた。
ちなみに俺の技では通用しないのでたまたまルミ姉と似た技を使おうとしています。敵は結構ピンピンしてるけれど時間かけていられないのでソッコーで倒そうと思います()
「何処見てんだクソデカ野郎!!俺がいるぞこらあああああああ!!」
メキメキメキ…ギギギギ………ギュルルルルル!!
「脚力300%…現状限界領域到達…目標確認、回転速度上昇!もう決めちゃうわ!!
トスッ
「からの
「ウがあああああああああああああああ!!!!」
ゴオォォ!!
「倒れろやボケえええええええええええ!!!」
ドゴオォォン!!!ベキベキベキッ!ガコッ!!
「うぅっ…どんだけ折りゃあ気が済むんだよ…俺は…さ……脚クッソいてえええええええええええええええええええ!!!!!そして落ちるうううううううううあああああああああああああ!!!!」
ズズウゥン…
スッ
「おめー無理しすぎだろ!!」
「しょーがないじゃんルミ姉!あんなクソデカ敵を延長戦に持ち越したら街全体が終わるんだもん!!!」
「まー一件落着だからいっか!!!」
「とりあえず病院行きたい!!すっげー痛てー!」
病院行きました。
病院によると、脚は折れたけれど両腕は全脱臼で済んでたらしい。
いやいや、あの連打撃をかましといて脱臼はありえなくね?って言ったんだけど、俺の体がぷにぷにで柔らかいから衝撃を和らげていたらしい。脚は筋肉の塊みたいなものになっていたので筋肉が硬すぎて衝撃に耐えられなかったとかなんとか…。いやどゆこと?
インターンシップはこれで終わりだけど、ミッドナイトさんにめちゃくちゃ怒られてめちゃくちゃもふもふさせられて溶けました()
「ルミ姉もふもふしてた。」
「あら、尻尾触ったの?」
「耳。」
「蹴り飛ばされればよかったのに。」
「なんで!?」
「なんでも??」プイッ
「えー!?」
病院内でミッドナイトさんとお話していたけれど、めちゃくちゃ和んだ空間になってました。なんか嫉妬してるミッドナイトさん可愛い。
遅くなって申し訳ないであります!不定期だから許して!(開き直り)
そして展開がありがちな上に結局同じになっちまいました!
あとは多分まったりゆったりなお話になるかも?分からんけど()