無個性ヒーローは無個性ヒーローNo.1を目指す   作:超ちくわ

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#11 卵の根性と暴走と

「いや〜めんどくさいな〜。」

 

「私達が近くで見ていても、画面越しからでは伝わらない人もやっぱりいるんだね〜。」

 

「芦戸さん俺への見破りがすごいよ?」

 

「萃ちゃんに褒めてもらえると嬉しーなー!」

 

「艶星さん、お怪我は大丈夫ですか?」

 

「いーや流石万全じゃないね。」

 

「萃君、僕止めてくるよ!」

 

「出久君、気持ちは有難いけれど…多分止められない。相手がすっごい目で見てる。」

 

「あっ…(察し)」

 

「…万全だったらフル稼働は可能なんだけど、どーやら今回はそういかないみたい。」

 

俺は朝っぱらから唐突に宣戦布告状を受け、クソデカリングが設置された場所で待機していた。

先生方もいたけれど止めることができなくて、結局プロヒーローと戦うハメになり、先生方は俺に謝罪をしていたが俺自身は気にすることはなかった。

 

「さぁ始まりました臨時対戦!個性を隠し持っているのではないかと疑念や疑問を持った自称(・・)無個性ヒーロー ラビットシップ(笑)が今、リングに上がりましたああああ!!」

 

「(笑)を付けんなバカ。」

 

「この自称(・・)無個性に対する対戦相手は〜…コイツだああああああああああ!!!」

 

「やほー♪ラビットシップの実力が気になって参加しちゃった♪」

 

「なーんで女性ヒーローなのおおおおおおお!?!?こんな意味不な対戦するくれーなら男性ヒーローと戦わせてよおおおおおおおお!!!」

 

「弱点丸見えだなぁ…。」

 

「しかも萃っちが怪我しているからってMt.レディと戦わせるってどーゆーことよ。」

 

「つーか…プロヒーローと戦わせる時点で無謀じゃねーかよ…。しかも萃のやつ怪我してんだぞ…?」

 

「メディアの奴らまでいやがる…。アイツらぶっ殺していいか!?」

 

「か、かっちゃん!それは流石にマズイよ!?」

 

「オイラ…正直結果が見えない…。萃がまた怪我してこの繰り返しだったらずーっと雄英で保健室か病院生活になるぞ?」

 

「もう見守ることしかねーよ。」

 

「No.5のミルコ!?どうしてここに!?」

 

「弟みてーなもんだからな。メディアの連中が何を企んでいるのか知んねーが、アイツはそう簡単に(くたば)らねーよ。何をしてもな。」

 

「あ、あの時…そう言ってましたわ…。立てる限りは諦めない…って。」

 

「アイツのド根性、見届けるぞ。」

 

クラスメイトや他の学年の人達も見ていて、一般の人達も観覧していた。ちなみにそのクソデカリングはどうやって建てたのか分からないけれど、ちゃんとした作りになってた。

なんかプロレスみたいな作りです。

 

カアアァァン!!!

 

「ゴングがなりましたあああ!それでは開始でええええす!!」

 

「Mt.レディさんと戦うなんてえぇ…。あーもー死ぬこれ。」

 

「さーて、実力見せてもらおうかなっ♪」

 

「早速巨人化ですかい…ヤル気満々ですわねぇ〜。俺終わったな。」

 

「ふんっ!!」

 

ゴォッ!!!

 

「まーヒーローコスがあるから助かるし…やるか…。主砲火力現時点限界300%から限界突破、350%に火力限界上昇…主砲装備、46cm三連装砲から20cm三連装砲に変更し出力限界上昇…!連続射撃じゃああああああああああ!!!!」

 

ズドドドドドド

 

「そんなの痛痒い程度よ!…ん?痛痒い?」

 

「オラオラオラオラオラオラオラアアアアアァァァァ!!!!」

 

「待って痛くなってきた…あたたたっ!ちょっと何この子足の腹に集中しtボゴッ イヤなとこ入ったああああああ!!!」

 

「はぁ…はぁ…!手加減したいところですがぁ…!本気でやらせてもらいます!!でりゃああああああああああ!!!」

 

バゴッ

 

「〜ッ!!!(すね)はやめろこのチビッ子!!」

 

ブンッ

 

「へ…?ベゴッ!!! ぶぃあっ!!!」

 

ドガアァッ!!!

 

「か、萃君っ!!!」

 

「艶星君!!何故だ…!艶星君にだって限界はあるのに…!!」

 

「げほっ!いってぇ…コスが無けりゃ終わってた…。つーか今も体終わってらぁ…。多分三本は逝ったかなぁ…。」

 

「お〜耐久性抜群だね〜♪だけどこれはどうかなっ!?」

 

「緊急換装、島風!」

 

ボガァッ

 

「あの一撃は終わったな。」

 

「だな、結局個性持ちのヒーローが自称無個性ヒーローにバフをかけただけだな。」

 

「Mt.レディに敵う相手なんて巨大敵しかいないだろうし。」

 

「流石に死んでないよね…?踏み潰しちゃったら結構どころかかなり不味いよね!?」

 

「その心配…ないんですけどね…Mt.レディさん。」

 

「いつの間に!?」

 

「10cm高角砲!!!」

 

ドスドスドスッ!!!

 

「痛あああああ!!痛いじゃないこのチビッ子!!」

 

ブォン!!!

 

「…え?」

 

俺は()を感じた。

敵でもなく悪の立場ではないヒーローである立場の個性の持ち主による一撃が俺を襲った。

何の防御もできず、俺はそのまま一撃をまともに喰らって表から地面に叩き落とされた。まるで(ハエ)を叩くかのように。

 

ドガアァンッ!!!

 

「Mt.レディ何してんの!?あの大きさで萃ちゃんを強く叩いたら…!!」

 

「ヤバ!いくらなんでもやりすぎちゃった!!」

 

「萃君!!!」

 

「おいコラ萃ええええええ!!死んだら殺すぞゴラああああああ!!」

 

一方俺は…。

 

「……あれ?ここどこだ…?」

 

「よう、本体()。」

 

もう一人の俺(エヴィルキラー)?君がいるってことは…やっぱりか…。」

 

「死の淵を彷徨っていんだよ。このバカ。」

 

「あはは…やっと一撃を与えたと思ったら浮いたままMt.レディさんの一撃には太刀打ちできないよ。」

 

「全くお前はどうしようもねぇ奴だな!こんな茶番に付き合うくれぇなら自分自身(てめぇ)で主催者を潰せばいいだろ!!」

 

「もちろんそのつもり。奴らは無個性アンチのバカ連中だからな。無個性の本当の恐さを叩き込ませてやるさ。」

 

「その意気だ。お前本体が死んだら俺が出て来られねぇだろ?」

 

「だね。それに俺は君には助けられてるな。」

 

「んなことねぇよ。それと、悪ぃが俺も出るからな。」

 

「え?」

 

「奴らのタチが悪ぃんだよ。プロヒーローを操ってまで無個性を殺したい(・・・・)っつー考えがな!」

 

「あぁ、そのことか。もちろん出て来てよ。常識をぶっ壊してやろうじゃん。」

 

「一つの体で俺と本体()が出たらかなりの負担が出るがな。」

 

「いいさ。(いず)れにしろ、(じき)この体はもう壊れる(・・・・・・・・・)。」

 

覚めた頃には体が酷く壊れていた(・・・・・)

かなりの重症だったらしい。俺はプロヒーローを許してはいるが、プロヒーローを操ってまで俺達(無個性)を消そうとした連中が許せなかった。

病院には運ばれていたものの、報道陣の連中は無個性の脆さに言及を求めており、雄英高校にまで来るようになっていたみたい。

 

「……rrる」

 

「萃ちゃん…!目が覚めたのね!?」

 

「ミッドナイト!近寄ったらダメです!!萃君の様子がおかしい!!」

 

「何言ってるの緑谷君!?萃ちゃんの様子がおかしいって…どういうことよ!?」

 

「いいから離れてろや!!!」

 

ピキピキ

 

「GAAAAAAaaaaaaaaa!!!!!」

 

「か、萃…ちゃん…?」

 

ギロッ

 

「ひっ!?」

 

ガシャアアアン!!!

 

「萃君!?」

 

「Grrrrrrr…。」

 

スンスン

 

「……ッ!!」

 

クルッ ビュアッ

 

「か…かな…め…ちゃん…?」

 

「おいコラなにボケッとしてんだ!追っかけるぞ!!まだアイツとの勝負が着いてねーんだよ!!あのまま(くたば)ったら殺す!!」

 

「萃君…。」

 

俺は七割方意識がないまま暴走を引き起こした。

もう一人の自分(エヴィルキラー)(もたら)した現象ではないことはハッキリ分かっている。

そして残りの三割の意識は一体何なのか?

二割は敵もしくは悪を抹殺することだけ(・・)の意識と一割は俺の意識の一部しかなかった。

 

「……Grrr…ろス…あク…こロス…。」

 

「ククッ…日本に潜入してからは最高じゃねぇか!ここはスパイ天国かよ!日本を乗っ取るのは時間の問題だが…まさかこの計画が採用されるとはnガタッ 誰だ!!」

 

「てメぇ…アく……。」

 

「あぁ…噂の無個性ヒーローだったっけか?ここに何の用だぁ?個性持ちの俺様に太刀打ちできるってか?やってみろよ!」

 

「びース…とモー…ど……ヤ…ツざ…キ……!」

 

「八つ裂きだぁ?素手でかよwwww 俺様の個性である鉄壁に敵わねぇんだyブチッ は…?え…?」

 

「マズ…イ……サみシ…イ……。」

 

俺は壊れかけの体を鏡の前で眺めながらそう呟いた。

 

 




暴走しすぎじゃね?
そう思った私です。
だけどそれがヒロアカらしさを出していたり…していたらいいなって思ってるんですがどうですか!?
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