無個性ヒーローは無個性ヒーローNo.1を目指す 作:超ちくわ
「うーわひでぇなこれ。」
「
「いやもうどうにもならんだろ。」
「だよね。多分同時に発動しようとしたらなんか知らんけど歪みが生じて暴走しちゃったね。」
「スイッチが大事ってワケかい。」
「そーした方が安全かもね。」
気絶した時に意識の中で俺は
それは
そして意識内の中の俺視点から現実視点にモドール。
「G…rr…。」
「せっかくの国民が期待していたヒーローの卵でもあり、話題の無個性ヒーローがこんなんじゃなぁ…。」
「どうやらラビットシップの中のエヴィルキラー?ってやつとの関係があるらしい。ラビットシップは彼をもう一人の自分、キラーと呼んでいるみたいだ。」
「とは言え、そのキラー?ってやつ大丈夫なのか?敵の連中と同じじゃないか?」
「彼曰く、大丈夫だってさ。最初は暴走していたものの、切り替えも上手くできるようになっていたらしいんだ。だけど今回は全く別物が出てきた。獣のような動きで敵を殺戮していた。仮の名前だが、その超要注意人物 ラビットシップのもう一つの性格を
「ビー…スト?」
「キラーは彼のもう一つの性格だ。キラーがあんな動きをした覚えはないだろう?」
「確かにないです…。サイコパスみたいな感じはありましたが…。」
「さ、サイコパスって…他に言い方はなかったのかい?」
「それしか出てきませんでしたッッ!!」
「ゔ…ゔぅ゙…ガシャン ……?」
「目を覚ましたところで済まない。暴走して体の一部がやられてしまっては元も子もないから念の為拘束しておいた。」
「お、俺…は……。」
「君は今、
「キラー…じゃ…ない…。」
「うん、どうやら戻ったみたいだね。暴走してからの記憶はあるかい?」
「そんなに…ない……です…。」
「あの記憶だけってことかな?」
「はい…。」
「うむ、とりあえず監視を付けておこうか。ラビットシップ、申し訳ないんだが君にもう一人監視を付けておくことにする。君が暴走してしまうと歯止めが効かないからね。」
「…言うことは何も…ないです…。」
「すまないね。リューキュウ、ラビットシップを頼んだよ。」
「分かりました。ラビットシップ、これからよろしくね。(こんなに可愛い子が暴走するなんて…何かあるはずよね…。)」
「は、はい…。」
「さてと…ラビットシップ、皆が君に会いたがっている。判断は…君に任せる。」
「ラビットシップ、どうする?」
「お、お願い…します…。」
暴走した後なのに皆が会おうとしている理由は俺には分からなかった。
俺の立場上敵の立場になるのだが、そう考えてもおかしくないはずなのに、何故か俺を敵判定にすらしなかった。それすら全く理解が出来なかった。
バアァンッ!!!
「萃ちゃああああああああああああん!!!」
ガバァッ!!!
「ぐえっ!!」
「み、ミッドナイト…ラビットシップに飛びつく勢いが…。」
「だってぇ…だってええええ!萃ちゃんのバカッ!本当あなたは何しているのよっ!!」
「ご、ごめんにゃしゃい…。」
「萃君!良かった…戻ってる!」
「萃ちゃん!ちゅーしていいわよね!?元に戻ってもしっかりお仕置きしないと落ち着かないわ!!」
「か、勘弁してくだちぃ…ちょっと待っtあああああああああ!!」
「艶星君戻ったんだn何しているんだねっ!!?」
「拘束具のせいでミッドナイトさんからのちゅーは避けられなかったぁ…。」
「〜♪♪」
「あ、あはは…ミッドナイトの暴走は止まらないみたいだね…。」
「あ…それと皆、迷惑かけて本当にごめんなさい!俺…暴走していた記憶はほとんど無いけれd「大丈夫だよ萃君」でも…!」
「僕達が見てた。暴走とは言っても君の暴走は
「萃ちゃん、警部さんから聞いたけれど私の匂いを嗅いだことと芦戸さんを庇ったこと以外覚えていないの?」
「はい…全く覚えていなくて…。」
「ビースト。」
「…え?」
「萃っち、ビーストモードって言ってた。なんか腕の筋肉が凄いことになってて、髪の毛が凄いバサァってなってた。とにかく語彙力がなくなるくらい凄いことになってたんだよ!まぁ…表情が見たことないくらい怖かったけれど…。」
「そうなんだ…ごめん、怖い思いさせちゃって…。それと多分暴走した原因が分かった。」
「どういうこと?」
「俺の中にいる
「待って待って、どうやって自身の体を見たの?」
「つ、つまり…艶星さんは
「うん、八百万さん正解。まぁ…
「簡単に言えば幽体離脱ってやつだな?」
「そゆこと、クイズみたいになっちゃったね…。とりあえず寝てる間だけなら自由にとまではいかないけれど適当にやったらそれが出来た。」
皆驚いた様子だった。
まぁそりゃ自由にやれたら今でもできるんだがな。
適当っていうかコツを掴みながら適当にやったようなもんだけど正直なところ、抜けると起きた時めちゃくちゃ疲れる。
今回は疲れるといったようなことは起きなかったが、普段は汗びっしょりです。
んで、一時的に捕獲されていた俺だが、監視を強化されつつも皆と雄英に通えるようにまで回復して休日に入った。
「…。」
「……。」
「…………。」
「あの…。」
「なにか?」
「いつまで俺の腕を抱いているんですか…?」
「暴走させないためよ。ダメかしら?」
「い、いえ…ただその…。」
「?」
「人がいないからといって…ガッシリと腕を抱くのは…。」
「むぅ…可愛いからいいじゃない…。少しは癒しをくれない?」
「なんか急にキャラ変わったぞこの人。」
「あー!!りゅーきゅー!!私の萃ちゃんになんてことしてるのおおおおお!!!」
「あなたのじゃありませんよミッドナイト。皆のラビットシップですから。」
「はーじまったよこれ…。」
監視役二名(大人女子)と雄英生一名での謎のお出かけ。
ミッドナイトさんは相変わらず俺に抱きつくわキスを責めてくるわ眠らせてくるわ襲ってくるわでもう既に大変です。
それとは真逆でリューキュウさんは大人しくて面倒見のいい人でなんとなく落ち着く。だけど腕をガッシリ絡ませてくる。痛いです。
ちなみに買い出しではなく、ただ単に欲しいものを買いたかっただけなので買わされに来たわけではないです。だけど嫌な予感がします。
「ねぇねぇ!萃ちゃんにこの服似合いそう!」
「何言っているのですか。こっちの方が絶対似合いますよ?」
「いーや!萃ちゃんは可愛い方が似合うの!」
「可愛いだけではなく、大人しめも似合うと思いますが?」
「ねー!俺の欲しいやつを買ってからそーゆーの買って!?」
「むぅ〜!萃ちゃん大改造したかったのにー!」
「とりあえず今は休戦しましょうか。ラビットシップの欲しいものが優先なので。」
「ちぇ〜。ま、萃ちゃんだから許そっと!」
「あ!おかーさんおかーさん!ラビットシップいるよ!」
「ほえ?」
「こらこら!…ごめんなさい!この子ったらラビットシップの大ファンで…。」
「はわわ…そうなのですね…?」
「えへへ〜♪」
((うん、子供と接してる姿最高に可愛い。))
「ねーねー!サインほしい!」
「こ、こら!本人に対してそんなことを…。」
「大丈夫ですよ。お嬢さん、ちょっと待っててね?ミッドナイトさん、ペンありますか?」
「え?えぇ、あるわよ?あ、書くの?」
「そですけど?」
「成長したわねぇ…。本当天使みたいだわ…。」
俺はたまたま声をかけられ、サインが欲しいと言っていた少女にサインをしてあげた。もちろんサインはしたことがなく、俺のファンだということも知らなかった。寧ろファンが居たなんて思わなかった。
「えへへ〜♪」
「いいのいいの♪」
「わざわざすみません…ほら、ありがとうは?」
「ありがとーラビットシップ!だいじにするね!」
「こ、こちらこそ…/// ファンがいたなんて思わなかったけれど、こんなに嬉しいことだって気付かされました…。」
「わたしもラビットシップみたいにつよくなるからね!」
「この子、無個性で生まれた子なのですが…ラビットシップを見て憧れを持ったんです。グッズが出たら全部欲しいっていうくらい大好きで…。」
「萃ちゃんやったじゃん!ファンがいて、その上元気をもらった子もいるのよ?!とても嬉しいことじゃないの!」
「う、嬉しすぎてどんな表情していいか分からない…。」
そのあと俺とリューキュウさんとミッドナイトさんはそのファンの子の家族と別れ、俺はめちゃくちゃ嬉しそうな顔をしたまま買い物をした。
帰り際は事件もなく久しぶりの平和な休日を送ることができた。
そしてその夜。
「はぁ…疲れた…だけど良かったな。今日の休日は。」
「嬉しそうじゃないか…ラビットシップ…。」
「…!!し、死柄木…弔…!?何故ここnスッ ッッ…!?」
「あと一本の指で掴まれたら君はバラバラになる…。抵抗はしない方がいい。」
「も、目的は…何だ…。」
「君を知る為に来たのさ…。殺すつもりはないが、抵抗したら雄英ごと消す。」
「へぇ…らしくない質問だな…。オールフォーワンが指示したんだな?」
「………。」
「やっぱりか…すまないが、君が知りたいとしても俺自身も全く分からないんだ。俺は
「はあぁ…そういうことか…。今君を殺すのは惜しい…
パッ
「死柄木弔、過去に何があったのかは分からんが…俺のクラスメイトに手を出したら真っ先に牢獄にぶち込む。」
「それはどっちのセリフだろうねぇ〜?それじゃあな、未来の無個性ヒーロー君。」
スゥ…
「………ぶはああああああ!!死にかけたああああああ!!なんやねんいきなりぃ!!物理的に殺害予告してんじゃねーよ!!かまちょなの!?ねぇ!死柄木君かまちょなの!?ゆっくりしている日に心臓止まらせかけるのやめてくんねーかなああああ!!」
急に死柄木弔が黒霧のワープで侵入してきて殺害予告とか知りたいこととか聞いてきた。もうなんだよこれ死にかけるわ()
平和に終わったと思ったらまーたこれだよ!
平和ってなんでしょうか…?
ちなみに就寝時はゆっくり寝られましたが、翌朝は芦戸さんが突撃して起こしてきたので心臓止まりました()