無個性ヒーローは無個性ヒーローNo.1を目指す 作:超ちくわ
バリバリバリバリッ!!!!
「ん〜?情報によりゃ無個性だと聞いたのだがねぇ〜…?
「GRRRR……。」
「つ、艶星…!!」
「まぁいい。大人しく死んでくれたまえ!!」
ヒュヒュッ!!
ブスッ!!!!
「…くききっ。」
(あの笑い方…マズイ…!!早く緑谷達に知らせないと…!!)
「くききききかかかかかかかかかかっ!!」
「うおっ!?なんだ!?笑い方気持ち悪っ!!」
「たーゲッと…ホそク!!!殺ス!!!」
(あんな笑い方おかしいぞ…。前の
「クソッ!!やっぱり
シュッ!!
「
バキィッ!!
「ぬあっ!?私の棘が…!?貴様ァ…!!死ねえええええ!!」
「きけけけけけッ!!
(なんだ…艶星の技…!無個性って
仲間がやられたことにより、俺は我を忘れた。
名前はとりあえず知らないけれど、
「ち、ちょこまかとやかましい…!!」
「くけけけけけ!!なら当ててみやがれやバーカ!」
「ブツッ 死ねクソガキイイィィ!!」
シュシュッ!!
「けけっ!やるじゃねぇか。だがなァ…遅せぇよ!!テメェが死ね!!」
バツンッ!!
「ぁ…ぇ…?」
パタッ
「艶星イイィィ!!!」
「あ、あはは…な、なんだ…?あのガキ…やっぱり
ズブッ!!
上鳴君から充電していた電力が切れ、バッテリーが切れたかのように倒れた。無個性だからこその大きな代償だ。
とは言え、
「……。」
「クソッ…クソおおおぉぉぉ!!」
「すまない障子君!艶星君は!?」
「今…トドメを刺された…!」
「何ッ!?」
「ふぅ…またガキが増えたか…。このガキには少々手間取ったが…
「くっ…!指揮をしていた艶星君がやられてしまったのはかなり痛手だ…!障子君、歩けるか?!」
「あ、あぁ…。」
「大人しく死んでくれたまえっ!!」
「俺は艶星君を回収する!障子君は無理をしないように緑谷君達と合流して事情を説明してくれ!」
「分かった…!やられるなよ…飯田!」
「あぁ!」
俺が倒れて数分後に飯田君が駆けつけ、俺を回収するつもりだった。
だが、
何せ、日本を乗っ取る為ならばどんな手段を使ってでも俺達を潰すからだ。女性、男性、子供関係なく殺す組織でもある。
日本人を世界から消し、中身が文化すら無くなった名前だけの日本にさせて、良質な素材を強奪する為だということだ。
飯田君と棘の個性を持った
簡単には回収させてくれない面倒くさい相手だ。器が小さいのに。
「悪いねぇ〜、あのガキは死んだよ。しっかりトドメを刺させてもらったからね。」
「お、お前エェ!!!許さない!!艶星君は無個性でありながらも自力で這い上がってきたヒーローなのだ…!
「騒ぐなら口だけにしなよぉ〜?そ〜れっ。」
ブズッ
「があああああああっ!?影からも棘が…!?そこからも出すのかアイツは…ッ!!」
「君の個性はその大事な脚だろう?だから動けないようにしておけば、痛くて走れないだろ?」
ユラァ…
「…?!つ、艶星…君…?!」
「…な、何故生きてる!!トドメは刺したハズだ!!」
「……。」
ギョロッ
「ッ!?」
「急所を狙い損ねたか…しっかり始末してやる!!」
(なんだ…?艶星君の目が
「………きひっ。」
「ニードルラッシュ!!」
「………
ズパッ!!
「なっ…!?コイツ…!!」
「ごめん飯田君!遅くなった!…って大丈夫!?」
「あ、あぁ…大丈夫だ緑谷君。俺は艶星君を回収するつもりだったが…奴の個性が予想外なところから来てやられてしまった…。」
「萃君は…?」
「今…ちょっと不味いかも知れない…。下手に加勢したら巻き込まれるかと思われる…。」
「…え?」
「こんのクソガキャあああぁぁぁ!!」
「…………
バキャッ!!
「ぐぁ…っ!!クソがあああああああ!!計画を邪魔する外道があああああああ!!奥義…!
「………
「ぇあ…?」
ゴトンッ
俺は意識すらしておらず、俺でも何でもないモノになっていた。
本来ならば体が動けずに意識がなくなって倒れて数分後に目を覚ますハズだった。普通におかしくね?
「あの萃君…違う…!飯田君、逃げるよ!」
「な、何故だ!?確かに変だとは思うが、何故逃げる必要が…!!」
「今の萃君は
「我々でどうにかできないのか!?」
「今の僕達に萃君を止める術はない!!先生方に頼むしかない!!」
「きひっ♪」
「不味い!飯田君、しっかり掴まって!!」
「あ、あぁ!!」
「きひひひひひひっ!!!」
「萃君怖いんだけどおおおお!!??」
「緑谷!何が起きた!!」
「切島君!!萃君をどうにかできない!?」
「あぁ!?どういうことだ!?」
「障子君が伝えた通りだよ!!萃君が萃君じゃない状態なんだ!!」
「おっし分かった!!止めてやらあああ!!」
「きひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!!」
ガシイィッ!!!!
「よぉ艶星ィ…!お前どうしちまったんだァ…!?」
「きひひひひ…!!」
ミシミシッ
(くっ…!明らかに様子がおかしいぜ…!緑谷達が先生方のところへ向かうにも二分以上はかかる…!俺が止めねーと余計な被害が出る…!!)
「すうぅ…。」
「おいおい嘘だろ…!?させねーぞコラァ!!」
ドゴッ!!
「ぅぶっ…!!」
「いくらクラスメイトだからと言って手加減はしねーぞ艶星!目ェ覚ますまで止めてやるからな!!!」
「うっ……おえぇっ…!!」
「あれ?俺そんなに強く蹴ったか?!」
「きひっ…きひひひひひひ…!!きひゃはははははははははは!!!!」
「やっべコイツイカれてるわ!!」
一方、出久君視点──────
「飯田君大丈夫かい?」
「大丈夫だ…だが、走れるかと言えば走れないところだ…。貫通させられてしまってな…。」
「リカバリーガールにお願いするしかないね…。先に先生方のところへ向かっていいかい?」
「もちろんだ、一刻を争う時だ…!艶星君を止めるにしても先生方の力も借りるしかないな…。」
「緑谷少年、どうしたんだ?」
「オールマイト!実はかくかくしかじかで…!」
「艶星少年が…!?見えないところでそんなことになっていたとは…!!私はすぐに向かう!君達はすぐに他の先生方に報告し、避難してくれ!!」
「分かりました!!」
俺がこうなったキッカケは目の前でクラスメイトである障子君が庇って倒れたことから始まり、暴走とは違った暴走が始まっていた。
いや、本当の暴走が始まってしまったのだ。
俺視点に戻る。
「艶星ィ…お前、成長したのはいいけどなァ…!その暴走が気に食わねぇンだ!!それさえなけりゃこんな余計なことなんてしなくて済むっつーのによぉ…!!いい加減に…目ェ覚めろおお!!」
バゴッ!!!!
メキッ…
「かっ…は…!!」
ドッ…
「はぁ…はぁ…!艶星…お前なんつー力持ってやがんだよ…。」
「きしししし…!」
「お前…悪魔かよ…!!」
ギュオッ
「きひゃははははははは!!」
「A・P・ショットオートカノン!!」
「!!」
「バクゴー!!」
「何じゃれてんだテメェ!とっとと沈めろ!!」
「悪ぃ、思っていたより艶星が硬くてな!」
「きししし…!」
「気味悪ぃわ…こりゃ誰でもビビらぁ…!」
「助けるにしろ、今はもう既に艶星じゃねぇからな。今見ているのは悪魔そのものだ…!」
パキパキパキパキ…
「何してんだアイツ?」
「隙ができてんなら沈めるだけだ!!」
ギュルルルル!!
「………
「バクゴー避けろ!!」
「おrrrrrrらああああああああああ!!!」
ボゴオォン!!
「き、きひひ…きしししししし…!」
「コイツ…!!」
ガシッ
「うおっ!?」
「きしゃっはああああああああああ!!!」
「バクゴーおおおおおお!!」
俺は悪魔と思われるような笑い方をしたままクラスメイトの爆豪君を倒そうとしていた。
悪魔のような俺は最早俺ではなく、正に悪魔と同等だった。
ヒロアカってやっぱりすごいよね。
一人だけが主人公じゃなくて、皆が主人公の視点だからめちゃくちゃ好きやで。あれ?これって以前も同じようなこと書いていなかったっけ?