無個性ヒーローは無個性ヒーローNo.1を目指す 作:超ちくわ
攻略戦当日。
特に俺の変装はクラスメイトの女子組にしてくれもらったのだが…。
「あのあの?」
「なんでしょう?」
「なんで俺はまた女の子に?」
「男の格好よりも似合うからっ!!- ̗̀(d*'ω'*)」
「男子組が困惑しているんだけれども!?」
「艶星のやつ…エロいじゃねーかあああ!?」
「艶星が女子だったら確実に告ってたぜ…!!男の艶星もエロいッ…!!」
「か、萃君…似合いすぎて目のやりどころが…!!」
「艶星の変装何度見ても完璧じゃねーか!ちょっとエロいけれどよ…?」
「ほら、こんなに困惑してる。」
「いーのー!本戦ではこう本気にならないとっ!」
「本気…か…。」
「萃。」
「何ママ?」
「別々になるけれど、死んだら許さないから。」
「そんなことかい。俺は死なねェよ。いや、死ぬわけにゃいかねぇし、恩返しすらもできねぇからな!」
「それでこそ私の息子!!」
ガッ
(ふふっ、最強の親子になりそうね♪)
作戦が開始した。
俺、お姉ちゃんのペアは鉄崎さんの情報を頼りに地下へ繋がっていると思われるマンホールのところへ向かった。
その情報が取れたのは当時、本人がたまたま路地へ通りかかったところへマンホールの下へ降りていく怪しすぎる人達を見かけたとのこと。
「お姉ちゃん。」
「どうしたの?」
「絶対コレでしょ。」
「そうよね、絶対コレよね。」
「開けてみる。」
「私は離れてるわよ?」
「分かっtググッ ん゙ん゙っ??」
「開かないの?」
「うん開かない。ちょっとぶん殴ってみる。」
「離れるわね…ってちょっと待っt…。」
「ふん゙ッ゙ッ゙!!!」
ドゴオォッ!!
ガンッ!!ガゴンッ!!ガンッガンッ!!ガガガガ…ドゴオォッ!!ガシャアアァァン!!!!
「あっ…やっべ…。」
「なんか嫌な音鳴ったわよね!?」
「お、お姉ちゃん…。」
「や、やっぱり…。」
「やっ☆ちっ☆た☆スパアァァン!!!! へぶちっ!!」
「なーに派手なことしちゃってくれてるのさああああ!!コソコソ忍び込む手筈だったでしょう!?」
「だ、だってぇ…硬かったんだもん…マンホール…。」
「たからって…力加減をしないのはおかしい話じゃない…?」
「あ、確かに。」
「ダメだこの子。完璧に可愛いアホの子になってるわ。」
力加減をせずにマンホールをぶん殴り、奥深くまで蓋がガンガン落ちて行き、めちゃくちゃ嫌な音が響いたのだ。
はい、なんか割れたような音がしました。
だけど今は侵入することだけに集中し、そのまま地下へ潜って行きました。
カサカサ…
「お、お姉ちゃん…。」
「ん?」
「お、お胸が…。」
「しょうがないでしょう?萃ちゃんに掴まっているんだからぁ…。」
ムニュン
「む、むぐぐ…女の子に生まれたかった…。」
「そうなるとあなたはぺったんこよ?」
「今の発言貧乳を敵に回したわよね!?」
「あら、女の子口調になってるわよ?」
「う、うるさいわ!」
「かーわいっ♪」
ギュッ
「あ、お姉ちゃんお姉ちゃん。」
「ん??」
「見えた…奴らの中身が…。」
「何あれ…海外のSF映画に出てくる装置が沢山あるじゃない…。」
「へぇ…なるほど……あの人達の話…やべーな。」
「何か分かったの?」
「最悪な事態だ。」
「…どういうこと?」
「
「ドッペルゲンガーって…自身と全く同じ存在がもう一人いるっていうアレ?」
「うん、ゲーム内でのものかと思っていたけれど…まさか
「話が全く見えないわ…完結に話して?」
「生物兵器を造ってる。」
「破壊しなさい。」
「理解が早いわよお姉ちゃん。」
俺達が見えた地下空間は正に蟻の巣。
そして俺達が見つけた部屋はトンデモ重要なお部屋でした。見つけるのが早すぎます。
グンタイアリはちまちまいたので触らずに避けながら逃げました。
阻害したらこっちが死にますので()
相手にしたら数の暴力+ただでさえ強すぎる蟻酸で負けますから((
「スンスン…お姉ちゃんお姉ちゃん。」
「?」
「奥側からなんか匂いがする。」
「匂い?どんな?」
「ホイップクリームみたいな甘い匂い。」
「行ってみる?」
「うん。」
カサカサ…
ヌッ…
「…??」
「何かしら…あれ。」
「今度こそ皆に美味しいってもらうんだから!!」
「…ジュルリ」
「萃ちゃん?」
「はっ…!だ、大丈夫…だと思う…。」
「大丈夫じゃないわね?」
「あのケーキ見てると凄くお腹空いてきちゃうの…。」
「そうかしら?私はあまり空いてないけれど…。行く前にいっぱい食べなかった?」
「うん、いっぱい食べた。」
「なのにお腹空いたの?」
「うん、何故か。」
「胃が凄く膨らむとか?ギャル○根だってそうらしいから有り得るかもよ?」
「いや、それはないよ。」
「え?」
「ギャル曽○さんは体質でそうなっているんだけれど、俺は普通の人間の体質なの。胃は普通の人間レベルだし、体質的には何の変哲もないただの男だもん。」
「ショタじゃないの!?」
「それやめて傷つく。」
「私に言われると傷つくなんて可愛いわ♪」
「とりあえずあの女性はなんなんだ…?」
「スイーツ作っているみたいだけど…。」
「お腹空いた…。」
「だからって得体の知れないものを口にしないでよ?!」
「た、確かに…どうしyベキッ!! ベキ…??」
「あっ…やば…。」
バキバキバキッ!!ガラララララッ!!!!
「ひぇああああああああ!?!?」
「萃ちゃあああああん!!?」
「お姉ちゃんは一旦退いて報告!!」
「分かったわ…!無茶しないでね!」
ガララ…
「あたた…やっbコツン あたっ。」
運が悪すぎたせいか、キッチンらしき場所に落ちました。
原因は通気口の整備不足による腐食でしたふざけんな。
ちなみに戦うとしたら、相手が女性なのであまりにも不利中の不利でした。ハイ。
「ああああああ!!私の作ったケーキがああああああ!!」
「ん?あー…ごめんなさい。」
「皆に見返してやろうとして作ったケーキなのにいいいい!!」
「はむっ…あ、この香り辿ったやつだ。この凄く甘い香りなのに甘すぎない甘さだけれどなんだろう…この食べても飽きないこの味…。」
「え、私のケーキ食べたことあるの!?」
「いや…初めて食べたけれど…。」
「そーなの!?ねーねー!よかったら食べない?!スイーツ作りすぎてすっごく余っちゃったの!」
ドッサリ!!
「…ジュルリ。いいの?俺、敵なのかも分からない奴だけど…。」
「私のスイーツを細かく評価してくれたのあんたが初めてだから!うちの会社の偉い人達は文句ばっかり!敵同士でもこうやって評価してくれるの嬉しいよ!」
「他の人には食べてもらってないの?」
「食べてもらったんだけれど…美味しくないとか、甘さが足りないとか文句ばっかり!だーれも美味しいって言ってくれなかったもん!」
「俺は好きなんだけれどなぁ…。」
「ほんと!?」
「うん。ほんと。」
「そういえば、あんたの名前聞いてなかったね。私は
「俺はラビットシップ、ヒーローの卵だ。本名は隠してる。」
「ラビットシップ…え…!?」
(やべ…敵なのかも分からないのに言っちゃった…!)
「私、あんたの大ファンなの!それに頼みたいことがあるの!!」
「頼みたいこと…?」
「私を…ここから出してほしいの!」
(
《どうするもこうするも、コイツは嘘を言ってねぇ。
(OK分かった。)
「だ、ダメ…かな…?」
「あぁ、出したる。」
「ありがとう!「ただし!」ただし??」
「騙すようなことがあれば無かったことにする。いいかな?」
「うん!」
今更すぎるが、ヒーローは戦うだけではなく、戦って助けることがヒーローなんだと俺は今ここで改めて分かった。
まぁもちろん俺は騙されようがなんだろうが助けるつもりですハイ。