無個性ヒーローは無個性ヒーローNo.1を目指す   作:超ちくわ

51 / 54
#49 目が覚めて───

 

俺がボス戦突破してぶっ倒れてから3日が経った日…病院へ運ばれてそこで目を覚ました。よくお世話になっています。

 

「ん゙…あれ……?ここは…?」

 

「艶星少年!?目が覚めたか!!」

 

「オールマイトさん…?」

 

「いやぁ〜よかった…。今はじっとしていた方がいい。君は相当なダメージを受けているから。」

 

「あー…すみません、ご心配をおかけしました…。ってそうじゃねェ!!皆は大丈夫なんですか?!俺が寝た後はどうなっていたんですか!?奴らは!?」

 

「大丈夫。怪我人は多少出てはいるが、君ほどの怪我人は出ていない。侵略者(インヴェーダー)のことは安心していいぞ。峰田少年がとても活躍してくれたからね。ギチギチになっていたよ。」

 

「流石だな、峰田君は…。傷を付けない方法で捕まえるのはとても難しいから…。俺はまたこんなにやらかしたんですから…。」

 

「その右腕(・・)かい?」

 

「まぁ…はい。右腕の修復(治癒)ができても以前のように全力を出すことは不可能になってしまいましたから…。」

 

「相当な戦いをしていたことはしっかり聞いたから。まぁ、無茶をするのが君だからね。」

 

「うっ…すみません。」

 

「だが、成長しているじゃないか。前までは全て自分で背負っていたが、今はしっかりクラスメイトに頼ることができている。やらかしたとしても、君のクラスメイト達は絶対に見捨てるなんてことはしないから。」

 

「あ、あの…。」

 

「ん?」

 

「皆に起きたことを言ってほしいです…。」

 

「それはもちろん伝えておくよ。あ、先に君の彼jゴホン!! お姉さんと面会したらどうかな?もう伝えたんだ。」

 

「え゙ッ…?」

 

ズドドドドド!!!!!!

 

バアアァァン!!!!

 

「お、お姉ちゃん…!?」

 

「…ッ!!」

 

カッカッカッ

 

「あっ…お、お仕置きは…あ、あとにして欲しいなって思っt…。」

 

ギュムッ

 

「にゃっ?!」

 

「もう…見ないうちに馬鹿みたいにまた無茶して…!」

 

ギュウゥ…

 

「あっ…お、おね…痛い…グググ あだだだだだだだだ!!!!」

 

(さて、ここはミッドナイトに任せて私は戻るとするか。)

 

パタン

 

お姉ちゃんが全力で入って来て抱きつかれました。

そしてオールマイトさんは空気を読んで俺のいる病室から出て行ってしまいました。なんか嫌な予感しかしません助けてください。

 

「本ッ当におバカ…!しっかりお仕置きしてあげるから大人しくしていなさい!」

 

「え、えっと…今怪我しているから優しくして欲しいでち…。」

 

「目、瞑りなさい。」

 

「え…?」

 

「あーもう!鈍感なところは本当に変わらないわね!お仕置きよ!!」

 

ギュウゥ…

 

「もぶぶ…んむむ………。」

 

「本当にお馬鹿なんだから…ぐすっ。」

 

「ご、ごめんにゃしゃい…。」

 

「萃ちゃん。」

 

「ひゃい?」

 

チュッ

 

「んにゃっ…!?あっ…お、おね…おねねねねね…!!?」

 

「約束のキスよ。今度また無茶したら強制的に私の()になってもらうから。」

 

「へ…?よ、嫁…?俺は女の子じゃn「仕草が女の子だからね。」グサッ うぅっ!!」

 

「だけど本当に無茶だけはしないで。そのせいであなたの右腕がダメになっちゃっているじゃないの…。」

 

「気をつけましゅ…。」

 

唇を重ねられました。

無理矢理の口付けではなく、優しいフレンチキスをされました。

お仕置きではなかったけれども、約束を破った時の内容がもうお察しの通りでした。

お約束を破ったら強制的にお嫁にされてあんなことやこんなことをされる羽目になるとかならないとか…。

俺は怖いです。

 

「あと、血が足りていないわね。」

 

「あ゙っ…う、うん…。」

 

「果物食べる?」

 

「あるの!?食べrズキッ 痛゙ェ!!」

 

「そんなに飛び上がらないの。何食べたいの?」

 

「ブルーベリー食べたい。」

 

「うーん…入ってないわねぇ…。」

 

「何入ってるの?」

 

「林檎、蜜柑、葡萄にメロン…これもあるわよ?」

 

「あっ、(すもも)食べたい。」

 

「今切るからね。あと、この果物はテンタコル達が持って来てくれたのよ。」

 

「障子君達が…?あっ…!!色々お礼言わなきゃ!ズキッ 痛゙えぇ!!!」

 

「だから急に動かないの!」

 

ベシッ

 

「ごめんにゃしゃい!」

 

「優先順位は分かっているわよ。だけど、今は無茶しちゃダメ。皆が来た時にお礼を言いなさい?」

 

「はーい…。」

 

「はい、すもも切り分け終わったわよ♪それにしても、すももから食べたいだなんて珍しいわね?大体大好物から食べるじゃない。」

 

燃料(血液)補給するには鉄分が多いものを摂っておかにゃkガジッ あでっ!」

 

「萃ちゃんってそんなに舌噛む子だった?」

 

「多分…燃料()が足りにゃいかりゃ…。」

 

「滑舌も悪いわね…。後遺症にならないことを祈るわ。」

 

「俺もそう願いたいにゃ。」

 

「たまに『にゃ』って言うの反則レベルに可愛いからやめて。襲いたくなっちゃう。」

 

「やだ怖いこの人。」

 

イチャイチャしてました。

キスされた時は脳内が真っ白になってバグを引き起こしたCPUみたいになってたけれども、お姉ちゃんはお構い無しで抱きついたりしていた。

めっちゃいい匂いしました。

ちなみに俺はお姉ちゃんの髪がもふもふしていてそれに埋もれていました。めっちゃもふもふでした。

 

「そういえば、例の女の子も来ているわよ?」

 

バアアァァン!!!!

 

「ラビットシップぁぁぁあああああ!!!」

 

「浅木さん!?あっちょっとその距離はまずいんじゃn」

 

「『ホイップ』!!」

 

モプンッ!!

 

「んむもっ!?ボフッ むぼっ?!」

 

「やっと起きてくれたあああああ!!爆睡しすぎいいいい!!」

 

「むもも…ももももも…。」

 

「ねぇ、萃ちゃんがクリームで埋もれて凄いことになっているんだけれど…。」

 

「あっ。」

 

「ぷはっ!な、なんで俺をクリームまみれにするのにゃ…。」

 

「抱きつこうとしたんだけれど衝撃が強すぎるかもだから緩和させる為にやった!」

 

「あ、納得。」

 

(クリームまみれの萃ちゃん…いいわね。美味しそう…。)ジュルリ

 

「お姉ちゃん食べようとしてるよね?」

 

「バレちゃった☆」

 

「えっ?!ミッドナイトに弟がいたの!?」

 

「この子の彼女よ♪」

 

「付き合っていたの!?」

 

「ちがーう!!」

 

「違う訳ではないでしょー?」

 

「うぇっ…そ、そーだけど…。」

 

「先に取られちゃったかぁ〜!狙っていたのにぃ〜!!」

 

「残念だったわね♡」

 

「だけどラビットシップが幸せになるならそれでヨシッ!(某現場猫風)」

 

「もうやだ泣きたい。」

 

その後も彼女達と俺でお喋りをしつつも、今の状況がどうなっているのかを聞いた。被害は甚大ではなかったが、負傷者がやたらと多かったみたい。個性+武器持ちが厄介だったらしくて苦戦を強いられた人達もいたとか。

出久君達の視点にいきます。

 

「萃君が起きたんですか?!」

 

「緑谷少年ちょっと近い…。」

 

「早く面会したいんですが!!」

 

「まぁまぁ落ち着こうか…。今は安静にしているが、艶星少年のことだから上手いこと治しているだろうね。会うのは明日でもいいんじゃないかな?」

 

「あっ、そうですね…。そういえば、萃君の様子はどうでしたか?」

 

「血相は良くなかった。血をかなり失っていたからね。今は血を増やす為にあれやこれやと口に入れていると思うよ。」

 

「変なものまで食べなきゃいいんですけれどね…。」

 

「まぁ…彼だからね…。」

 

そして俺の視点にモドール。

 

「お腹痛ええぇぇ!!!」

 

「何か変なもの食べたの!?」

 

「知らねえええ!!お手洗いに行ってくる!!」

 

ダダダダダ!!!!バダン!!!!

 

「食べ過ぎてお腹痛くしたんじゃ…あら?何かしらこれ…。さくらんぼの種…の欠片??」

 

ジャアァァ…

 

「くっそおぉ…さくらんぼの種まで普通に食べちまった…。気がついたら普通に噛み砕いていたなんて…。咬合力がないと砕けないはずなんだが…?」

 

コンコン

 

「萃ちゃん大丈夫?」

 

「まだお腹痛い…。さくらんぼの種を気づいたらバリバリ食べていたみたい…。」

 

「それでお腹壊すってどういうことなの?」

 

「さくらんぼの種にはアミグダリンっちゅー天然毒の成分が入っていて、凄く簡単に言えば青酸カリが種の中に入っtグギュルルルル ぬぉああああああっ!!!あとで話しゅ!!」

 

「あ、うん。分かったわ。え、毒!?」

 

変なものどころか、知らないうちに咬合力が上がってさくらんぼの種まで食べてしまいました。もちろん食べていた時は種無しさくらんぼかなとか考えていたけれども、思っていたよりとんでもねーことになっていました。

 

「それで、なんで種ごと食べていたの?」

 

「種無しかと思ってたの。」

 

「硬さくらい分かるでしょ?」

 

「それさえ気づかなかったの。」

 

「どんな顎してんの!?」

 

「俺も聞きたいよ。」

 

「計測器あるか聞いてくるわね。」

 

「へ?う、うん…。」

 

数分後。

 

「許可貰って持ってきてもらったわよ。」

 

「あ、ありがとう。」

 

「この子がさくらんぼの種を致死量以上に食べてお腹壊す程度で済んだのですか…?」

 

「本当よ?今でも食べさせられるけれど?」

 

「またお腹壊してお手洗いに行くハメになるからやめて!」

 

「と、とりあえず測ってみましょうか…。はい、お口を開けてね?」

 

「んあー…かぷっ。」

 

「はい力入れtミシッ ミシ…??」

 

バキャンッ!!!!

 

「へ?」

 

「んむむ???」

 

壊れた☆

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。