"個性"ゴキブリ 作:ゴッキー
セリフを一部引用
かぶりは、迫り来る攻撃をギリギリでかわす。その瞬間、真横から第二撃が迫り来る。それをかわす、が、息をつく間もなく次々と攻撃が迫る。あくまでも連続で、同時では無い、しかし、まるで全方位から同時に攻撃が来ているようだ。
(っ、エッジショット、速すぎる!)
彼女に攻撃をしているのは職場体験先のエッジショットである。事務所の訓練室での特訓をしているのだ。彼の"個性"である紙肢は身体を紙のように薄く細く引き伸ばせる。それを利用して、引き伸ばした身体を槍や鞭のようにして攻撃している。その気になれば引き伸ばす速度は音速並みになるのだが、それを考えれば彼はかなりの手加減をしている。
「回避とは逃げることでは無い!攻撃を見極めて最小限で避けることだ。自分の間合いから相手を出すな。相手の動きをいち早く見抜き、常に自分が優位になれるように行動しろ!」
エッジショットのその言葉に、『それが出来れば苦労しない!』と、心の中で悪態をついた。しかし、エッジショットの言っていることは事実である。彼女は攻撃を避けることが得意だ。しかし、それは探知能力のおかげで全方位の動きが分かることや、並外れた反射神経と瞬発力に物を言わせているだけだ。そこに予測も読みも、作戦も存在しない。ただ行き当たりばったりに攻撃から距離を置いているだけである。
「相手の動きだけでは無い! 次自分が何をしたいのか! どうすれば自分のしたい事が出来るのか! それを考えるんだ!」
「っ!」
かぶりは武道の経験も喧嘩の経験も無い。ちゃんとした訓練を始めたのは高校に入ってからで経験も浅い、そんな彼女が予測なんて出来るわけがない。
しかし、やろうとしなければ技術は身に付かない。出来ないからやらない、では、いつまで経っても出来ないのだ。出来なくてもやってみる。何事もそこから始まる。
(まずはエッジショットの本体に近づく……。その気になれば全身を移動するけど今回は両腕しか使わない。)
今回の訓練ではエッジショットは両腕しか使わない事になっている。そのため近づければ勝ち目が見えてくる。
ただ、避けるのではなく、どこへ避けるのか、それを意識する。
(怖っ!)
エッジショットの攻撃が顔のギリギリを通り過ぎる。今まではもっと余裕を持って回避していたが、今回はあえてギリギリでかわす。その方が速く次の行動に移れるからだ。
地面を這う。エッジショットの攻撃は続くが、それらを全てギリギリでかわす。回避は最小限の動きで済ませる。そして、回避する向きも全て、次の動きの阻害にならないようにする。
そんな全て上手くいくわけない。エッジショットが練習になるように加減しているため回避できているが、いままで以上のことを考えているせいで単純な回避性能はさっきよりも下がっている。
だが、それでも成長への足掛かりだ。ただ避けるだけではなく、その次へと行くには大切なことだ。
「ったっ! よっけきった!」
飛翔して、エッジショットに向けて全力で踵落としを放つ。しかし、その蹴りは少し後ろに下がっただけでかわされてしまう。そして、そのまま、コツンと頭に優しく拳をぶつけられた。完全に余裕である。
「………ここまでにしよう。」
エッジショットのその言葉と同時にその場に座り込んでしまった。そして、息を止め続けていたいたかのように、ゼェゼェと呼吸が荒れていた。そんな彼女の呼吸が整うのを待ってからエッジショットは講評を始めた。
「回避は悪くはなかった。考えることが多く、動きが鈍るかもしれないが、訓練を積めば格段と良くなるはずだ。」
「あ……ありがとうございます。」
「……だが、最後の蹴り、
エッジショットのその言葉にかぶりは首を傾げた。あの技は、かぶりの得意技で、なんだかんだでいつも使ってきている愛着ある技だ。そのため、認められてはいるようだが、タイミングが悪いと言われたためなんだか、よくわからない気持ちになったのだ。
「通常の攻撃で最も重要なのは、
「……。」
かぶりは真剣に話を聞くためにエッジショットの目を見て聞いた。エッジショットも真剣に話を聞くかぶりの様子に、自身も真剣に応えようと頭を回した。
彼はトップヒーローだが、教育者ではない。サイドキックたちの指導はしてきているが、それだけだ。ヒーロー科一年という、ほぼ
「……君の最大の欠点は猪突猛進な所だろう。次を考えないで、行き当たりばったりな戦いになりがちだ。それを補えるレベルの反射神経を持っているが、そればかりに甘えてはいけない。」
「わ、分かりました。」
かぶりが頷いた瞬間、訓練場の扉が勢いよく開かれた。そこにはサクラゴゼンが立っており、手にはタブレット端末を持っている。
「エッジショット! 出動要請です! 駅前のカラオケ店で立て篭もり事件発生です!」
「分かった!」
サクラゴゼンの言葉にエッジショットは一瞬にして表情を切り替えた。
「詳細は?」
「店名、カラオケマン、被疑者は
エッジショットとサクラゴゼンは慣れた様子で情報を確認し合いながら出動の準備をしていく、かぶりは何をすれば良いのか分からないためその後ろをついていく。
(え? これ、私? どうしたら?)
事務所は今までとは異なりピリついた雰囲気に包まれていた。行き交う人は全員が小走りで、全員が慌ただしく動き回っている。
やる事が無く、不安で事務所の端でかぶりは立っているとエッジショットは声を上げた。
「俺とサクラゴゼン、ブラッタで出る!A班はサポートに入ってくれ!B班は地域の見回りだ。事件に乗じて別の事件が起きるかもしれないスキを作るな!」
(え? 私も?)
驚いているかぶりに気がつかずに、エッジショットはテキパキと指示を飛ばし、そしてすぐさま事務所からサクラゴゼン、かぶり、そしてA班の数名のサイドキックを連れて飛び出した。
「乗ってください」
サクラゴゼンは右手を地面に向けると桜色の大きな雲のようなモノが現れた。楽々全員が乗れる大きさで、それに乗り事件現場へと向かった。
その物事が進む早さは
現場は三階建てのカラオケだ。看板には年中無休や、24時間営業、持ち込み可、などド派手に掲載されている。警察は既にその周囲を包囲している。警察官の物々しい雰囲気や武装の様子にかぶりは戦闘に秀でた"個性"を持つ
(警察官もやっぱり、ヒーローと同じ正義の味方なんだ)
エッジショット事務所に届いた犯人の名前や"個性"は、ヒーローではなく警察が調べたものだ。それを事件が起きてからものの数分でやってしまうのだ。ヒーローの影になって目立たないが、彼らは立派に人を守っている。
そんなことを、
「では、サクラゴゼンは正面からいつでも突撃出来る様にここで待機、ブラッタは着いてきてくれ、A班はサポート、いつも通り頼む」
「「了解」」
「は、はい」
その返事を聴き面々はサクラゴゼンを取り囲むように"個性"の雲の周りに立った。かぶりは良く状況が分からなかったが、エッジショットが手招きしたので彼の横に立った。
「ブラッタ……いいえ、沖さん。頑張って!」
「え?」
その瞬間、サクラゴゼンは"個性"で作った雲を切り分けて、皆を落とした。彼女の"個性"でそれぞれ落下速度や方向は制御されているが、だからこそ、その速度は自由落下よりも速く最高速度となった。下手なジェットコースターより速く、その風圧がかぶりを襲う。
突然の落下、心の準備すらしておらず、その衝撃にかぶりは呼吸すら忘れてしまった。叫ぶことも出来ず、目を瞑って耐えるしか無い。
そして、真っ直ぐにカラオケ店の屋上に向けて落下し、着地する瞬間に急停止した。その時胃袋の中身が出てきそうになった。
頭がぐわんぐわんして吐き気を催す。
今にも出そうだ。
「き、気持ち悪い……。」
口を押さえて崩れ落ちそうになるが、エッジショットはかぶりを無視して下へと降りる階段の扉の前へと行く。
「そんな時間は無い。ブラッタ、君の役割は分かっているな?」
「は、はい。」
かぶりは吐きそうなのを押さえながらエッジショットの後を追いながら、移動中に言われた事を思い出した。
今回の作戦は完全なる隠密行動だ。エッジショットに曰く。ヒーローが到着したとバレてしまった場合、
だから、バレずに近づいて一瞬で倒す。それが今回の作戦だ。
そんな作戦でのかぶりの役割は
「準備はいいか?」
その問いにかぶりは激しく心臓が高鳴った。
あまりの展開の速さに心がついて来ていなかったが、ここに来て追いついてしまった。これは練習では無くて実践だ。被害者の命が関わっている事態だ。その事実にかぶりは抑えていた吐き気が一気に強まった。
(でも、やるしか無い。私はヒーローに……)
「だ、大丈夫です。」
「開ける。」
エッジショットは鍵の締まった扉を隙間から侵入して内側から扉の鍵を開けた。その瞬間、かぶりは目を瞑り全身全霊で探知した。
(探れ!)
風の動き、僅かな振動も逃さずに探知する。そして、この建物の見取り図と照らし合わせる。僅かな動き、不自然な流れ、それらを全て読み解く。しかし、いつものように上手く読み解けない。
(なんで? 分からない! まずい! 上手く、探知出来ない!)
ここはカラオケ店。防音設備は他の建物よりもしっかりとしている。確かに部屋の外へ音が漏れることはある。しかし、建物の外へは漏らさないようになっている。その、防音設備が彼女の探知にノイズを入れていた。
「……あぁ」
これが失敗すれば、誰かの命が危ない。その当たり前の事実が彼女に焦りを生んだ。落ち着けば、そのノイズを修正して
(分からない……。どうしよう……。このままだと、誰か、死ぬ!)
ただでさえ緊張していた思考がさらに焦らせる。
そして、パニックになった思考は同じことをループし続けて、前に進む事が出来ない。そんな時、かぶりの肩に手が置かれた。
「落ち着け、例え間違えても事態は悪化しない。分からなくても問題ない。ウチの事務所にはブラッタレベルの探知系がいない。普段ならこの規模なら一部屋ずつ確認している。君の行動はプラスにはなるが、マイナスにはならない。」
その言葉は貶しているわけではなく、実力を認めたうえでの言葉だ。しかし、「いてもいなくても変わらない」とも取れてしまう。もしかしたら人によっては、落ち込んだり怒ったりするかもしれない。けれども、かぶりにとっては緊張が取れる魔法のような言葉だった。
彼女が勝手に背負った重責が崩れ落ち、今までパニックになっていた思考が嘘みたいにクリアとなった。
(感じる、振動が小さい? 防音設備か……)
クリアになった思考で、感知能力の力は十全に発揮された。
カラオケ店の間取りと照らし合わせ、探る。店内の廊下では、最近話題のJ-popが流れており、客のいない部屋にはカラオケ機種からの映像が垂れ流されている。
(ここにはいない、ダメだ一階は完全に分からない。いや、もっと、いた……)
三階の1番奥、間取りで言えば312号室。15人ほど収容できるこの店で1番広い部屋だ。その部屋から不自然な振動を探知した。
それを読み取る。中には12人。そのうち10人は部屋の隅に纏っている。動きは小さく、手足が縛られているのかもしれない。
残りの2人は部屋の中央で重なり合っている。下は小柄な、おそらく女性だ。
その上で、もう1人、多分、男が———。
「え?」
笑っている。
男は嗤っている。
嗤って腰を振っている。
下の女は、分からない。ほとんど動きはない。
だが、男の暴力的な動き……
——まるで、
「———っ!」
かぶりは咄嗟に触覚を掴み、探知を強制的に遮断した。
見てはいけないものを見た。
見たくないものを見た。
ヒーローならば、見なくてはいけないものを見た。
恐怖、絶望、怨み、気持ちがぐちゃぐちゃになり、訳が分からなくなり、全身の血の気が引いた。
「ブラッタ! まさか……。」
顔面蒼白なかぶりを見てエッジショットは彼女が何を
確かに彼女の感知を使えば救助は早くなる。被害者がどうなっているか分からない以上、助けるのは一分一秒でも早い方がいい。だから、職場体験で来ていたかぶりを連れてきたのだ。だが、彼女はまだ高校一年生、去年までは中学生だった子どもだ。
(……俺は……。ヒーローだろ!)
現場の状態は想定できていた。しかし、それをどう感じるべきか忘れていた。普通はどう感じるのかを失念していた。
ヒーローとして早期の解決を目指したからこそ、子どもにショックな現場を見せてしまった。
完全なエッジショットのミスだ。
(
自責の念に飲まれそうになりながら、必死に耐えた。今は助ける事が先だ。
「……302号室、中に12人、犯人はおそらく1人。」
触覚を掴んだまま、うずくまり真っ白い顔でそう伝えた。その様子にエッジショットはひどく申し訳なさそうな、後悔にまみれた表情で応えた。
「すまない、
それだけ、言い残してエッジショットはビルの中に入っていった。取り残されたかぶりは、うずくまったまま涙を流した。この涙がなんの意味を持っているか分からない。
自分の中にあるナニカ、覚えていない記憶。確かにかぶりの中にある
「……分からない。私は……。私は……。」
ヒーローになる。そう誓った。
USJでは自分に向けられた悪意を感じ、立ち上がった。しかし、それとは違う。他者が向けられている悪意と、既に犠牲者が出た手遅れな現場。
挫けそうだ。ヒーローになったら、こんな現場を見続ける事になるのだ。自分が立ち上がればいい、勇気を振り絞って闘えばいい。そんな単純で簡単なことではない。もう手遅れ、犠牲者には何もしてやる事はできないのだ。
◆
エッジショットの手により瞬く間に事件は解決した。
犯人は一瞬にして気絶し拘束され、被害者の女性達も命に関わる怪我はなく、それぞれ病院へと連れて行かれた。世間ではきっとエッジショットが大活躍したと報道されるだろう。
(けど、心に負った傷は……)
命は救えても、
(あの
そんなの、不公平だ。と、かぶりは心の中で叫んだ。
なぜ、どうして、と、行き場のない不満が溢れかかった。被害者の気持ちがどこに行けばいいのか分からない。しかし、どうすれば良いのか分からないし、コレが正しいのだと理解している。
だけど————。
「……分からないよ。」
かぶりはエッジショット事務所の休憩室でそう呟いた。給茶器と机と椅子、テレビが備え付けられたそれなりに広い部屋だ。しかし、そこには現在誰も居ない。そんな部屋でかぶりは、泣きそうな顔で頭を抱えた。
「沖さん。今、少し大丈夫か?」
扉が開きエッジショットが入ってきた。彼の顔を見るとかぶりは小さく頷いた。本音は1人になりたかったが、目上の人に言われたら断る勇気はない。
「……そうか……。今日は、本当に申し訳なかった。見せるべきでないモノを見せてしまった。生徒を預かった者として、やってはいけないことだ。」
エッジショットはそういうと深々と頭を下げた。その突然の行動にかぶりは目を見開いた。まさか、謝られるなんて思っても見なかったのだ。
「い、いえ、わ、わた、私こそ、その、えっと、ほとんどお役に立てずに申し訳な、ないです!」
「いや、沖さんは悪くない。………俺が、考えなしだった。君の心を傷つけてしまった。……………。もし、つらいようなら、職場体験は中止で構わない。雄英にも話は通しておく。」
エッジショットはそう言った。しかし、かぶりは自分がどうしたいのか分からなかった。休んで解決する問題とも思えないし、それに、休むべきなのかも分からない。どうしたらいいのか、分からない。
だから、聞いてみることにした。
「………あの……。今日みたいに、手遅れだったことってあるんですか?」
その言葉にエッジショットは少し考えた後に答えた。
「ある。…….。ヒーローになるなら、駆けつけた時には手遅れ、犠牲者が既に出ている、という事は良くある。いや、しょっちゅうだ。一昨日の銀行強盗もそうだ。君は被害を出さずに捕まえた、と、思っているかもしれないが、銀行員達には多大なトラウマとなっただろう。
そう考えると、基本的にヒーローは
「………。みんなを助けられないんですか?」
かぶりの言う『みんな』とは誰のことなのか、エッジショットはその意味を深く理解していた。目の届く範囲ではなく、助けたい全て。
そんなこと、オールマイトにも不可能だ。
「ああ。助けられない人は多い。全員助けるなんて不可能だ。それでも、我々は1人でも助けるために動くしかない。」
「そ、それなら!犠牲者はどうなるんですか?絶対に助けられないって諦めるしかない……。そんなの、あんまりです。
「……そうだ。また起こしたら捕まえるしかない……。絶対に全員を救う事はできないし、
ヒーローの限界。
助けられない被害者。
また出てきてしまう
ルールの限界。
それらを少しだけ見せられて、かぶりはなんだか無性に怖くなった。確かに仕方がない事だ。しかし、他者へと向けられる悪意、自分が奮い立てば良かった自身へと向けられた悪意とは異なる、手遅れでどうしようもない事。
ヒーローになったらそれらを絶えず見なくてはならない。それに耐えられる自信がない。
「……………………。」
今にも泣きそうな顔でそういうかぶりにエッジショットは声をかけた。
「……今日は本当に申し訳なかった。今日はもう上がってゆっくりと休んで欲しい。ただ、これだけは忘れないで欲しい。今回、君がいなければ場所を特定するのにもっと時間がかかっていたかもしれない。ブラッタがいち早く探知してくれたからまっすぐ向かえたんだ。君は、犠牲を減らせた。救えたんだよ。どうか、それだけは誇って欲しい。」
「………………はい」
かぶりにはエッジショットのその言葉は響かなかった。ただ、今日は帰らないといけない、と思っただけだった。
もっと職場体験をしていたいという思いもあったが、心を整理するために今はゆっくりしていたかった。
「お疲れ様です。」
そう頭を下げて事務所を後にした。
場所によっては住み込みの人もいるが、かぶりは通いであるため、電車に揺られて帰宅する。雄英高校よりも近いためすぐに家に着いた。
(私は、どうすれば良いんだろう。)
そう悩む、かぶりにも出久からの位置情報が届いたが気がつくことは無かった。携帯電話など気にせずに同じことをぐるぐると考えていた。
サクハゴゼン
本名 力川 桜
"個性"桜エネルギー。
桜色のスライム状のエネルギーを操る事ができる。そのエネルギーで物を掴むも良し、弾丸として放つも良し、盾とするのも良し、刃のようにして切り裂くのも良し、乗って移動するも良し、鎧のように纏うのも良い。汎用性がかなり高い"個性"だ。
人物
広島のヒーロー科高校出身。
仲のいい同期はみんなヒーローとしてそれなりに成功しているか、結婚して引退しているかのどちらか。
また、友人の1人はヒーローとしてかなり成功しており、コンプレックスを感じている。
しかし、実力は本物でサイドキックの勧誘はかなり凄い。あまたるヒーローから引き抜きの話が来ている。そのため、エッジショットは彼女を逃さないために待遇をどんどんと良くしている。
待遇が良すぎて自分で事務所を開くよりも儲かるのでは?という環境にいるのも、新たな一歩を踏み出せない理由の一つ。
借金で目処が立たないと言ったが、あれは見栄だ! 頑張ればどうにかなる程度の実力はある!