風雲の如く   作:楠乃

72 / 267
天狗・鬼

 

 しっかしまぁ、俺と鬼達が戦うって事にしたのは俺なんだが……大丈夫かね? 一対多数もそんな経験したって訳じゃないし……。

 ……精々死なないように頑張ろうじゃないかねぇ。

 

 

 

「詩菜……いや、志鳴徒かな? 大江山の勇儀の貸し。覚えてるよね?」

「生憎そこまで歳をとってねぇよ。きっちり覚えてるさ」

 

 殺し合おうって話だろ?

 鬼の誠実さを根本的に無視しちまったからなぁ。いやぁ、アレは悪かった。

 

 とは言え、あの後何度も逢って喧嘩したり模擬戦みたいな事もしたし、すっかりその事は流れたかと思っていたけどな。

 

「鬼達と纏めて戦うから、あの因縁は無しにしてくれねぇ?」

「……誠実さの欠片もない交渉だね。そういうのは……本人と話し合ってからにしなッ!!」

 

 萃香がそう言い放ち、高速で近付いて手首に巻き付いている鎖と分銅で薙ぎ払ってきた。

 

「うおっ!! っと!?」

 

 でもまぁ、余裕を持って避ける。

 薙ぎ払いってのは速度は速いけども、動きが単調だねぇ。

 

「……天狗の助太刀ってのは、天狗並に速い奴が務まるのかい?」

「さぁね? っと!」

 

 次々と飛んでくる手や脚、鎖などを回避していく。攻撃はまだしない。

 ……別に物理攻撃そのものは当たっても『衝撃』は能力で封じ込めるのだから、対して恐怖もないのだが念の為。

 当たっても無効化って習慣がついてると、いざという時に対応出来ないからな。

 

 蹴り、拳、回転蹴り、弾幕、裏拳、震脚。全て避ける。

 

「だぁーッ!! もう、当たらないなぁ!?」

「これが基本なんでね。んじゃまぁ攻撃に回りますか、ねッ!!」

「ッッ!!」

 

 ……俺の攻撃戦法も正面から戦う。という手法ではない為に鬼から何やら言われそうだが……まぁ、気にしない。

 ヒットアンドアウェイを基本とし、攻撃即離脱を心掛けるべし。

 という訳で、攻撃をすり抜け一挙に近付きストレートをお見舞いする。

 

 

 

 ……が、萃香相手には見た感じ、通用しなさそうな感じがする。

 何故かと言うと、萃香自身が殴る瞬間に『霧』になってしまったからだ。

 

「忘れたのかい? 私の能力は『密と疎を操る程度の能力』さ」

 

 虚空から声が聴こえてくる。どうやって声を出しているのだろうか?

 ……いや、俺も出してるか。鎌鼬状態の時に普通に喋ってたな。

 

 

 

 ……つーか、

 

「聴いてねぇよ。能力」

「あれ? そうだったっけ?」

「聴いた事ない。うむ」

「ありゃ~……ま、じゃあ今話したって事で!」

「鬼がそんなので良いのか……?」

「私は良いのさ!!」

 

 なんだそりゃ。と喋る間も無く、弾幕が飛来する。

 

 萃香本体の位置は気配もあるし、青い霧が漂っているので分かる。分かるのだが……如何せん、攻撃方法がない。

 霧を殴れる訳がないし、妖力とか神力とかが混じった弾幕なら通じるかも知れないが、生憎そんな簡単に作れない体質の俺。チクショー。

 力を身に纏うとかして殴ればいいのかもしれないが、俺だったらそんな攻撃を受けたら全身が四散して死ぬので、萃香にそんな事は試したくない。俺とは違う状態なのかもしれないけどな。

 

 

 

 ん? ……霧?

 

「……『竜巻』!」

 

 『衝撃属性』というカテゴリで風を集め、竜巻を起こす。

 もっと具体的に言うと、霧を集める。

 

「わわわわわ!?」

 

 予想はあっさりと的中。

 霧は瞬く間に集まり、竜巻の中から萃香が現れた。一体どういう原理なのだろうか。

 

「……ふむ、能力打ち破ったり……ってか?」

「く、くそぅ……」

「んじゃ、こっちからようやく攻撃って事で。オッラァ!!」

 

 これで攻撃が通る。

 そういう事で、存分に衝撃を叩き込む。

 またまた速攻で近付き、右ストレートを打ち付ける。それを見切ってガードした彼女も流石である。

 まぁ、そこは俺の衝撃で派手に吹っ飛ぶんだがな?

 

 しかし彼女も鬼だ。

 耐久力は元より、打撃ではない爪や分銅の角がかなりの威力で飛んでくる。ぶっちゃけ怖い。

 

「よっ! ほっ!! そこだッ!!」

「ぐっ!! ううぅぅぅ~ッッ……!」

 

 この勝負、実は数十分間も続いている。

 既に周りの鬼達は観戦モードである。余裕だなお前ら。

 更にその後ろで、暇を持て余した鬼と天狗が戦っている。だがあれもどうやら遊びでやっているみたいで、本気で狙っているようには見えない。

 というか、あれほどさっきまで殺意で溢れていた戦場が、今では宴会状態。流石妖怪と言うかなんと言うか……。

 

「余所見してるなんて、余裕だねッ!!」

「否定はしないなッ!」

 

 実は、分銅とか弾幕とかに注意していればフツーに全然平気なのである。

 この程度の攻防ならばまだ勇儀の方が速かったし、一対一ならまだまだ余裕綽々である。

 無論、こっちが攻撃する際には、相手をちゃんと見ないと駄目。まぁ、当たり前だが。

 

 正拳突き。腹に当たるも衝撃を無効化。そのまま腕をとって背負い投げぇッ!!

 

「どっせい!!」

「くっ……よっ!」

 

 このまま地面に打ち当ててやる……と行き込んでいたが、途中で霧に変化された。

 掴んでいた腕がそのまま消え失せ、何もないのに背負い投げをしているという格好になった。

 ……なんか、鬼の目線が凄く痛い。天狗もだけど。

 

 

 

「……いやぁ、強いね! 『鬼ごろし』はその姿になっても健在って訳だねぇ」

 

 そう言ってちょいと離れた場所に姿を表した萃香。

 満身創痍、という訳でもないが至る所に俺の打撃の痕が見える。

 ……まぁ、どーせ1日で回復したりにするに違いない。酒とか呑んだらもっと早いに違いない。

 

「今なにか失礼な事を考えてなかった?」

「いんや。滅相もない」

「……怪しいなぁ」

「鎌鼬ですんで」

「はぁ……? まぁ、いいや……いや~、結局私も負けちゃうかな……こりゃあ?」

 

 溜め息をついて、萃香はこの勝負の勝敗を決めるような言葉を口にした。

 もし戦ったのが勇儀だったら、相手が立てなくなるまでこの勝負が続いていただろう。

 こう考えると、萃香というのは鬼にしては珍しい性格だなぁ、と考え付いたりしてみる。

 

 ……まぁ、至極どうでもいい話。

 

 

 

「うし! じゃあ次は鬼全員と、戦ってみようか!」

「へ? いやいや、もう大将の決着を見に行こうぜ」

「志鳴徒と戦ってみたい奴! 手を挙げろ!!」

「幼稚園児か!!」

「「「うおおおぉぉぉ!!」」」

「幼稚園だった!?」

 

 つーか、怖いわ!!

 なんでムキムキの鬼が心底楽し気に手を挙げて叫ぶのをわざわざ見ないといけんのだ!?

 

「はい! 多数決により、志鳴徒と鬼との百人組手が決定~♪」

「鬼!!」

「いや、鬼だし」

 

 くそ、鬼だったよコイツら。

 無意味にツッコミを入れて誤爆してしまった。くそう。

 

「んじゃ一番目!!」

「えぃやぁ!! 俺がやる!!」

 

 あ~あ……全員やる気だよもう……。

 やれやれ……。

 

「一番! 青木! やるぜゴラアァーッ!!」

「名前地味だな!?」

「うるせぇェーッ!!」

 

 鬼が特攻というか神風というか、とりあえず突撃してきたので、クロスカウンターを決めてやる。

 幾らぶん殴られてもこっちにダメージは来ないがな!!

 

「……ぐぉ……?」

「ハイ次ィーッ!!」

「お? 乗り気になってきたじゃん?」

「ヤケにならねぇとやってらんねぇわ!!」

「そう来なくッちゃねぇ! 行くよ野郎共!!」

「かかってこいやァ!!」

 

「「「おぉぉららぁぁあぁぁぁぁ!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 鬼との大乱闘が遂に始まった。

 鬼は基本的に物理押しの攻撃をしてくるから、まだ対処出来る方だ。

 これでもし相手が天狗の大群だったら、俺は弾幕に押されて負けているかも知れない。

 ……だからと言って、この弱点が鬼にバレないとも限らないんだがな。

 

 既に打撃は効果がないと鬼に気付かれ、爪や角・弾幕ばかりの攻撃が飛んできている。

 

「厄介なッ!!」

「オラオラ!! どうした『鬼ごろし』ィ!?」

「うるせェッ! ハッ!!」

 

 地面を脚でダンッ、と叩く。

 踏みつけた部分から波紋状に震動が進み、周りの鬼は全員が一時的に動けなくなる。

 そこを狙って、もう一度地面を叩く。今度は『衝撃』をフルに使って地面を砕く。

 砕かれて跳ね上がった岩石は大きく上に舞い上がり、尖った岩の切っ先は鬼にもダメージを与えてくれる。

 ……まぁ、地盤がぐっちゃぐちゃになるから、一回しか使えないが。

 

「もういっちょ!!」

 

 更に俺を取り囲んでいる鬼の輪を、一点突破させてもらう。

 跳ね上がった岩石が降り落ちてくる中、それをガードする鬼達を突き飛ばして突破する。

 

 

 

「……ッ……ふぅ!」

 

 ようやく外に出れた。

 振り返って再度鬼の大群を見る。数はさっきよりも減ってはいるが、まだまだ多い。

 

 ……いやはや、疲れてきた。

 大多数を相手にする。というのは中々に精神に来るモノがある。

 

 

 

 ……うし。

 

「さてさて、久々にやってみるかね」

「あぁ? 何だよ?」

「取って置きを、魅せてやろう」

「……ふぅん? 見せてみろよ。耐えきってみせるぜ」

「『鬼ごろし』、アンタの取って置き?」

「そうだな。萃香は見たことないと思う。勇儀に喰らわせた事はあるけど」

「へぇ? 見せてよ。その『取って置き』って奴をさァ!!」

 

 萃香を再度先頭にして、鬼が突っ込んでくる。アンタまだやる気だったのか。

 中には空を飛んで襲い掛かって来てる奴もいる。

 ……あのジリジリ下がってる鬼は、前に勇儀に当てた時にその場に居合わせたんだろうなぁ……。

 まぁ……別にどうでもいいや。

 

 

 

 さて、と。

 実はさっきから志鳴徒の姿で詩菜の口調になりつつあるんだよね……と、いう訳で。

 

 

 

 変化、詩菜。

 

 

 

「ようやく、姿を顕したねェ!! 詩菜!!」

「どっちも私なんだけどなぁ……さて、『お手を拝借』!!」

 

 手を広げて(かしわ)を取るように両手を打ち合わせる。

 両手に挟み込んだのは、衝撃を全方向から向かわせて圧縮した空間。

 

 実は緋色玉を久々に作った。具体的には十年ぐらい久し振り。

 でもまぁ、慣れてしまった感覚というものは中々に忘れないものだ。自転車の乗り方のように、ね。

 

 等と考えつつ、『緋色玉』完成!!

 

「さぁ!! 空間圧縮の力を思い知りな!!」

「来いやァぁ!!」

 

 

 

「えい」

 

 パスでも渡すように、濃い緋色の球を鬼達に向かって放り投げる。

 

 一秒経過。鬼は地面に落ちた玉を見ている。

 二秒経過。何も起きない玉を更に近くで見ようとする。

 三秒経過。遠くから仲間の鬼の警戒の言葉を聞き取り、顔を上げてそちらへと見る。

 

 四秒経過。

 

「爆破!!」

 

 ボォン!!

 というような音は響かなかったけど、擬音をつけるならばそんな感じの光景。

 

 鬼達の中心から圧縮された空間が爆発し、その地点を中心に球体状に爆炎が広がった。

 丁度私の居た場所は、その炎の範囲のちょい手前。匙加減はピッタリだったみたいで、私に爆風は来たが圧縮された空間が削り取る、その範囲には含まれなかった。

 いやぁ、危ない危ない。

 衝撃だけでも草木が根っ子から引き裂かれる威力なんだし、ホンット危ないなぁ。フフ。

 

 

 

 さてさて、鬼達はどうなったかな?

 

 

 

「……ああ、思い出した……コレ、勇儀を追い詰めた奴じゃん」

 

 ……普通に喋ってるし……やはり四天王というか、鬼の頂点である伊吹童子は流石だなぁ。

 かと思えば、吹き飛ばされて立ち上がろうとしている鬼達がちらほらと……え?

 

 ………………どゆことなの?

 

「……へっ。大した威力だが、姐さんを倒した時のような迫力が無かったぜ?」

「単なる暴風だったな。あの時のは更に拳で殴られたような威力だったぜ」

 

 ……『拳で殴られた』?

 

 

 

 ……あ、ああ!! 勇儀の『三歩必殺』か!!

 あー、はいはいはい。成る程ね。そりゃあ威力も高い訳だわ。

 あのとんでもない威力の怪力を籠められたから、あれほどの攻撃力になったのか。

 通りでやけに軽傷の鬼ばかりだと思ったら、そういうトリックがあったのね。

 勇儀みたいに重傷の奴が居ないわけだよ。ほんと。

 

「さて、それがお前の『取って置き』かい?」

「……ハ、ハハハ……はい、取って置きですぅ……」

 

 ……あ、オワタ。

 一対一なら兎も角、百対一を打撃のみで勝とうなんて、ハハ、無理無理。

 

「オラァ! 突っ込ぞお前らァ!!」

「「「うおらあぁぁあぁぁぁ!!!」」」

「にゃぁーッ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「帰ってき、た……が、どうしたのじゃコレは?」

 

 天魔、勇儀との戦いから帰宅。

 

「……こ……コレ扱いは、酷くない……?」

「では、この襤褸(ボロ)雑巾(ぞうきん)のようになった詩菜は一体どうしたのじゃ?」

「……よ、余計に酷くなってる……」

 

 天魔曰く襤褸雑巾に見える私は、結局あの数の鬼を相手にするのは無謀だったらしく、妖力がきれて能力を使うような気力も無くなった所をあっさりボッコボコにされた。

 それでも殺さない辺り、鬼はとても優しいように思える。

 

 ……あれ? 負けた私がなんで相手を褒めてるんだろう?

 普通逆じゃね? ……アレ~?

 

 因みにここはさっきまで鬼と天狗が戦っていた合戦場で、少し向こうで鬼が宴会をしている。くそ。

 天魔が帰ってきたという事は、向こうにもそろそろ勇儀が帰ってきて宴会が更にヒートアップするだろう。チクショウ。

 

「どうでした? 天魔様の方は?」

 

 隣で私を看病もせずに座っている酷い文。今日もやけに艶かしい天狗装束である。

 ……(めく)ったら看病してくれるのだろうか。

 

「何を考えてるのよ貴女は!!」

「何故分かったし。って痛い痛い止めて関節技はギブギブギブ!?」

「……はぁ、その事なのじゃが……儂が負けてしまった」

「負けてしまったのですか!?」

「驚くのか極めるのかどっちかにイダダダダダ!?」

 

 折れる折れる!! 右手が折れるぅぅぅ! みっ、右手が変な方向にィィーッッ!!?

 つーか天魔は助けてよ!? 苦笑いしながら見てないでさァ!?

 

「妖怪の山の長は今日から鬼。じゃ」

「……そう、です……か……」

 

 そう言ってようやく私の手を離してくれた。

 全く……そのなんかヒラヒラした部分を捲るなんて、冗談半分に決まってるじゃないか……。

 

「半分はあるんじゃな……」

「半分もないのさ」

「どうでもいいわよ……それで、これからどうなるんですか?」

 

 それについては私がほぼ条件を決めたようなものなのだし、私の方が詳しいのである。

 ていうか、鬼が勝っても天狗が勝っても条件は私が決める。そういう会話にしたのだ。

 ……鬼がそれを唯々諾々と従うかどうかは、また話は別になるけどね。

 

「天狗の社会に、新たな上司として鬼を迎える。無論、鬼にも仕事はしてもらうよ? 山の管理とかね」

「従うとは思えぬが……」

「従わなかったら、まぁ……一人一人ぶん殴る」

「……それはどうかと思うけど……大丈夫なの? 貴女負けてたじゃない」

「あんな大多数を相手にしたら負けるよ……『一人一人』って言ったでしょ?」

「……小さいわね」

「うっさい」

 

 とはいえ、彼等は鬼なのだ。誠実であり約束事はキチンと守る、あの『鬼』である。

 勝ったら勝った方にも責任があるんだぜ? とかなんとか言えばホイホイ従うような気がしないでもない。

 でもまぁ、こういった思考は彼等彼女等に酷く失礼な事柄だとも思うので、考えるだけに留める。

 

「……ま、そこら辺は何とかするさ」

 

 天狗の為だしね。

 約束は破る時は破る。破らないのであれば、誠心誠意を込めて守りぬく。そういうもんでしょ。

 

「……いつも、すまぬな」

「ハハッ、いきなり何を言ってるんだか」

 

 

 

 知ってるかい? 鎌鼬の別名に『天狗の構え太刀』ってのもあるのさ。

 山に入った不届き千万な奴を、天狗が構えた太刀で切り裂いて傷が出来る。そういう話もあったりするのだ。

 山の神が構えていた太刀に触れると、痛みは全く感じないのに酷く出血した傷が出来てしまう。

 鎌鼬は『構え太刀』が、

 『構え・太刀』

 『かまえ・たち』

 『かまい・たち』

 『かまいたち』となって最後に、

 『鎌鼬』となる。

 

 だから『鎌鼬』は天狗の手先と考えられている。だから私は手伝うのさ。

 

 

 

 等と意味もなく格好良く決めて、スキマに入っていくわたくし。

 二人を置いて、とりあえず自宅へと戻る。色々と鬼や天狗に渡す書類を作らないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さっきのは建前で、

 私は天魔にも文にも、天狗の一族には本当に感謝し尽くしても足りないほど御世話になっていると思う。

 『恩返し』なんて……そんな言動に出したりはしないけど、今回の騒動に参加したのもそういう想いがあったからだ。

 

 

 

 さて……、

 天狗の為にも、もう一頑張りしますかね!!

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。