吾命騎士 ー我、騎士であるー   作:ピー様

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Act 03 太陽騎士守則第三条:死ぬとしても、優雅極まりなく死ぬこと ②

 「太陽、このアンデッドナイトはかなり強いから気を付けて」

 

 緑葉騎士が暴風と大地騎士と一緒に後ろに下がって、広場を俺とアンデッドナイトに譲った。

 

 「あのアンデッドナイトを太陽騎士長一人に任せて平気なんですか?」

 

 後方にいる騎士数名が心配の声をあげた。

 

 「安心しろ、おれの親友はアンデッドに負けやしない」

 

 大地騎士が「誠実温厚」な口ぶりで答えた。

 

 「そうだよ、太陽は大嫌いなアンデッドに立ち向かうと何倍も強くなるんだ。君たち絶対に彼に狙われたアンデッドを奪いに行かないでね、怒られるから」

 

 優男緑葉が騎士たちに説明した上に、「安心して、君の戦闘を他人に邪魔させないよ」という笑顔を見せてくれた。

 

 でも、ま、待って!それはやっつけてきたアンデッドがすべてうつにならないように神殿の経費でネクロマンサーに頼んだストレス解消用のものだったから!

 

 アンデッドナイトが持っていた剣から数尺長の黒い炎が忽然と燃えだした。半分腐った口を開けて、人間にはない低い声でうなった。

 

 うん!ぶっちゃけ死亡ポーズと死亡表情のコンビネーションをそろそろ考え始めてもよさそう。

 

 ポーズの点から考え始めたところにアンデッドナイトが黒い炎がごちゃごちゃと湧いている剣で勢いよく斬ってきた…冗談じゃねぇ!優雅極まりなく死ねるような死亡ポーズ表情死因を思いつく前に死んでたまるか!

 

 『才能がなくても大丈夫だ。ポイントは練習、練習、さらに練習だ。弟子よ、また何か月か転んでいけば、優雅な転倒が必ずできるようになるぞ!』と先生が常に言っていた。

 

 だから、俺が優雅に死ねなかったら、先生は必ず俺を復活、復活、さらに復活させて、優雅な死に方ができるまで何か月か死ぬ練習を重ねてくる…

 

 というわけで、優雅極まりない死に方を思いつく前に、あるいは絶対先生に復活させられないように、親友の審判騎士に俺の死体をめった斬りにするようにと頼んでおく前に、俺は絶対死ぬわけにはいかない!

 

 「ハッ!」

 

 キィン!俺は剣を出してアンデッドナイトの攻撃を止めた。

 

 「さすが太陽騎士!アンデッドナイトに劣らないすごい迫力!」

 

 聖騎士の間で賛嘆を交えた。

 

 「太陽!太陽神剣がどうした?」

 

 緑葉が驚きを隠せず俺に呼びかけた。

 

 太陽神剣のような城なん個分の価値に匹敵するアンティークを持ってくるもんか! 今のところ切れ味は一応いいちゃいいけど、いついきなり折れるかは誰にも予想がつかないよ?

 

 いつ折れるかには関心がない。だがしかし俺の手に折れることは許さない!今後の年金を全額納めても返済の見込みが立たない!

 

 その上、うつ病の定期予防に腕か足か欠けたゾンビを斬りに来ただけだと思ってた。鶏を割くのに牛刀を用いて、うつ病の治療に盗まれるか勝手に折れるか心を煩わせるアンティークを持ってくるアホがどこにいる?

 

 なぬ?杞人天憂だと?

 

 よし!折れるか折れないかはおいといて。

 

 太陽神剣だろうと、××聖剣だろうと、〇〇邪刀だろうと、剣でさえあれば、斬ると必ず鈍くなる。鈍くなると鍛冶屋に研がせないといけない。

 

 普通の剣を研がせるんだったら、ぽったくりでもせいぜい銀貨一枚。だが、太陽神剣のようなバカ非常識な値段をしたものは、普通の鍛冶屋には触る魂胆がないから、町内一の鍛冶屋に任せるしかない。となると、その研ぎ直し料金が少なくとも金貨一枚から跳ねる!

 

 金貨一枚あればもう普通の鉄剣一本買えるんだぞ!

 

 なおさら剣は研げば研ぐほど薄くなっていくものだ!だから金貨一枚を費やして太陽神剣を研いで、薄くなって、折れるリスクを増やすよりは…自分の歯で敵を噛み殺したほうがましだ!

 

 しかし太陽騎士優雅なイメージのために、俺は涙を呑んで金貨一枚を使って太陽神剣に代わる剣を買っておいた。優雅に歯で敵を噛み殺すのはどう考えてもハードルが高すぎる!

 




今まで原文の表現や記号などをなるべく変えないように翻訳をしてきたんですけど、なんかところどころ逆に不自然になっちゃうし時間もかかる。
前のものはもう修正しないんですが、これからはもうちょっと自己流にしようと思っています。
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