零人「それでどうだった?二人が落ちた後は」
香織「凄く大変だったよ。確か、次の次に私達サイドを見るんだよね?」
零人「そのつもりだ。ちなみに光輝サイドも見る予定」
雫「なら眠っていた私や居なかった香織達もアレを見れるのね」
零人、香織「「アレ?」」
雫「私も詳しく知らないけど凄かったらしいわ」
零人、香織「「へ~」」
雫「目覚めて皆の慌てようや○○○を見たら察したわ」
香織「なんで伏せ字?その人、もう登場してるよね?」
雫「香織と南雲君の行方不明もだけど、ほとんど零人の失踪のせいよ」
零人「えっ、俺!?ちょ、やめて。二人してゴミを見るような目で見ないで!」
香織「自業自得でしょ」
雫「あの事、まだ解決してないから七人で話し合いましょう」
零人「ゑ?終わったんじゃなかったっけ?ま、待って、死にたくない!死にたくなぁい!アァァァーーー!」
香織「南無三」チーン
香織「あっ、今回のありテストは雑学ね。知ってる人ならすぐ判る問題だから大丈夫だよ」
…………も、問題(雑学)
『「名探偵コナン」に登場する降谷零こと安室透、バーボンの名前の由来はなに?』
雫・香織・その他一部を除く答え
『声優の古谷徹さんと昔演じた「機動戦士ガンダム」の主人公アムロ・レイから。
例:降谷(古谷)+零(レイ)
あと、ウイスキーの名前』
零人のコメント
『正解。作者の青山剛昌さんはガンダムファンでCVが古谷さんに決まった時に名前を決めたらしい。しかも
・赤井秀一=赤い彗星+池田秀一
・沖矢昴=シャアの本名「キャスバル」
・世良真純=シャアの妹「セイラ・マス」
から来てるらしいぞ。だから、赤井さんを敵視していて「純黒の悪夢(ナイトメア)」でアムロVSシャアが見れたのが凄かったよな!』
???達の答え
『声優さんの名前?』
零人のコメント
『惜しい!ホントに惜しいよ。でも、もう一つ足りなかったな。0.5点あげよう。次も頑張って』
龍太郎の答え
『ガンダム』
零人のコメント
『はい、残念。流石に酷すぎるぞ……。どのガンダムシリーズかキャラの名前が書いてあれば半分得点あげたのに。しょうがない、0.3点あげよう。ウイスキーのことも書いてあればプラス0.2点だったのに惜しかったな。次も頑張れ』
〔零人side〕
メルドさんに見送られながらオルクス大迷宮に入って二時間程経っただろうか。今は二十階層にいる。前回は大勢で攻略していたから倍の時間がかかったが、今は一人のため思った以上に早く来れた。しばらく進み、あのグランツ鉱石がある部屋に着く。足を踏み入れた瞬間壁に擬態していたロックマウントが姿を現した。
原理は解明されていないが一度倒した迷宮の魔物はしばらく時間が経つと復活するらしい。地上の魔物は復活せず、繁殖をする。復活する時間は個体差があり、強ければ強いほど早いらしい。
ロックマウントに先制されないように急いで技能を使う。
「〝換装〟ストライクノワール!」
肘から指先まで装甲を纏い、ハンドガンが付属しているサイドスカートを装備する。装備し終わるとロックマウントが仰向けになった。奴の固有魔法〝威圧の咆哮〟の予備動作だ。発せられる前に腰にマウントされているハンドガン『ビームライフルショーティー』を抜き、狙いを定める。咆哮がくると同時にビームを射つ。
「っ…………、しゃあ!」
ビームは奴の心臓部分に三回当たる。ちょうど魔石があるところだ。致命傷を負い倒れるロックマウント。だが、先程放った咆哮を諸に浴びてしまい少しだけ身動きが出来なくなったが気合いで立ち直った。
「あっぶねぇ……、これで二体目が来たら洒落にならなかったぞ」
魔耐が1000近くあるから問題ないと思っていたがほんの少しだけスタンしてしまった。もっとステータスを上げないと命取りになってしまう。
「え~と、何処だっけ?おっ、あったあった」
お目当てのグランツ鉱石が階段の近くに落ちていた。
「確か触れれば転移されるんだったよな?」
あの時、メルドさんが触れた瞬間、一気に部屋全体に魔法陣が広がった筈だ。なら俺も触れれば転移されるだろう。だが、転移した先は橋の中央のはず。橋はベヒモスが壊し、奈落の底だ。そうなると転移した瞬間、空中に投げ出される。だが、俺には〝機兵召喚〟の〝部分展開〟があるから空中停止できるスラスターを装備すれば問題ない。
そう思い、グランツ鉱石に触れる。すると、あの時みたいに鉱石に魔法陣が刻まれ、部屋全体に広がっていく。眩しい閃光と共に浮遊感に襲われ、一秒ほどで光が止むと同時に地面に着地する。
目を開けると壊れた橋は何処にもなく、綺麗な状態に戻っていた。そうなるとやはりアイツも復活しているだろう。
橋の奥にある道に向かって歩く。橋の中央から先までちょうど真ん中辺りで前方に巨大な魔法陣が展開された。魔法陣からは牛のようなドラゴンの姿をした魔物が現れた。ハジメと香織が奈落に落ちた原因の一つであるベヒモスだ。
「よう、また会ったな…………、と言っても覚えてるはずないか」
ベヒモスを見てみるがあの時刻んだり切り落とした足が見事に再生している。いや、違うな。分かりにくいが前のヤツとは微妙に姿が違う。おそらく、新しい個体のベヒモスなんだろう。
「お前みたいなヤツに構ってるほど暇じゃねぇんだ。速攻で終わらせてやる!」
ベヒモスの下へ全速力で向かう。限界突破薬(名前未定)のおかげでステータスが元に戻っているから前回より早い。ベヒモスとの距離が五メートル程になり、左手に装備されている『EQS1358 アンカーランチャー』と呼ばれるワイヤーを射出し、ベヒモスの角に絡ませる。
「〝換装〟ストライクノワール!」
もう一度、換装を行う。先程、腕と腰しか装備しなかったが今回は全身を装備した。顔や足、関節など全てをストライクEの装甲を纏い、背中にストライカーパック『ノワールストライカー』を装備した。
ブースターを吹かし、ワイヤーを巻き戻しながらスピードを上げる。
ようやくアイツもこっちに気づいたのか咆哮を上げ、まだ赤熱していない頭を振り下ろしてきた。
「そんな大雑把な攻撃当たるわけないだろ!」
最小限の動きだけで避け、ベヒモスの腹の下に向かう。ワイヤーを外し、ノワールストライカーに装備されている『MR-Q10 フラガラッハ3ビームブレイド』を抜く。ビームの刃を展開しベヒモスの腹に突き刺す。そのままブースターを吹かし、腹を切り裂いていく。魔物特有の黄色い血を全身に浴びてしまうが装甲を纏っているから問題なく浴びれる。機兵召喚の技能があってほんとよかった。
「グギャアァァァアーーー!?!?!?!?!?!?」
腹を切り裂かれる痛みでベヒモスがかつてないほど悲鳴を上げる。
痛みと出血多量の影響でベヒモスが倒れた。押し潰されないように急いでベヒモスの下を潜り抜け、空を飛ぶ。
すげぇ、めっちゃデカイ血だまりが出来てる。その上でピクピクと地上に釣り上げられた魚みたいに動いてる。流石トータスで最強と言われた冒険者を返り討ちにした魔物だ。これくらいじゃあ、死なないか。
さらにブースターを吹かし、ベヒモスの正面に向かう。そのままノワールストライカーに装備されている、もう一つの武装『MAU-M3E4 2連装リニアガン』を展開する。無論、狙いはヤツの両目だ。
「発射っ!」
勢いよくリニアガンから二つずつ弾が飛んでいく。レールガンのような構造だから電磁加速で光速に近い速さで発射されている。余談だがリニアガンやコイルガン、レールガンは同じようで違う構造をしており、威力や使用されている弾丸の種類が全く違う。しかも、ノワールストライカーはリニアガンなどのデメリットを改善されているから凄く強い。 詳しいことは自分で調べたほうがいい。ここ、テストに出るぞ。
そんなことを思っているとさっき発射した弾丸がベヒモスの目に着弾する。
「グギャアアアア…………」
脳天を貫通して徐々に声が小さくなっていき、遂には絶命したのかピクリとも動かなくなった。本当なら目のハイライトや脈を計ったりするのだが、目はさっき貫いて潰したし、ベヒモスの血管がどこにあるか分からないし、分かっても皮膚が分厚くて硬いから計れない。献血の時と同じだな。風邪引いたり、貧血だったりで行ったことないけど。
「…………なんか、呆気なかったな」
前に戦った時より凄い弱く感じた。確かにステータスが元に戻ってるといっても、なんかこう蚊を潰すような簡単な作業だった。演奏で強化されていない筈なのに。
「こんな簡単に倒せるんだったら二人を失うことなんてなかったのに………!」
怒りで握った手から血が流れる。痛いはずなのに痛く感じない。おそらくだが薬の作用に麻酔のようなものが含まれていたのだろう。
「………悔やんでる場合じゃない。さっさと下に降りないと。その前にトライムソルジャーは……居ないな」
たぶんだがベヒモスは時間差で召喚され、トライムソルジャーは領域内に入ると召喚されるようになっているのだろう。
石橋から飛び降りる。重力に従って加速しながら落ちていく感覚は不思議だ。ジェットコースターのような機械任せとは違い、なんか心臓がフワッと浮くような感覚で少し心臓が痛くなった気がした。ブースターを少しずつ吹かしながらゆっくり降りていく。
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《数分後》
三分ぐらい降下していくと大きな川が見えてきた。おそらく二人はこの川に突っ込んで流れていったのだろう。大体、石橋から川まで五百メートルぐらいだったから260~280km/hの速度でコンクリート壁にぶつかる衝撃のはずだ。
だがしかし!こんなこともあろうかと、ハジメには対物理攻撃・対魔法攻撃を大幅に軽減するアーティファクトのコートを着させているのだ!流石にステータスが一般並みで魔法適正が皆無のハジメに普通の戦闘服を着させて戦わせるのは心苦しいから、王国の宝物庫から拝借した。
『グフッ』
…………気のせいだろうか、ハジメが心臓を押さえて吐血する光景が脳裏に浮かび幻聴まで聞こえた。ノワールのレーダーには生体反応は確認されてないし、ただの幻覚だろう。薬にこんな副作用なんてあったか?
〝鑑定〟技能で薬を鑑定してみたがそんな副作用はなかった。あっても時間が過ぎたら抑えられていた疲労などが一気に襲ってくる程度だ。まあ、そんなことになったら俺は死ぬけど。
川の流れに沿って進むと少し広めの空間に着いた。川はまだ続いていて壁にある穴に流れ込んでいる。流れ方を考えるとこの先は滝なんだろう。アビスなどの水陸両用型モビルスーツになれば俺でも進めるが、もしかしたらここの岸に流れ着いたかもしれない。現に抜け道みたいな通路が一本あって、先には緑光石の光が見える。
「可能性としては滝に行ったほうが高いがこっちにいる可能性もあるな。それに深さを考えると八十階層ぐらいだから、ハジメの考えだと上に向かうんじゃなくて攻略しに下に行くかな?」
オルクス大迷宮は全百階層で出来ていると文献で読んだことがある。しかも反逆者が作った
だが、気になることもある。あのエヒト伸に反逆した人達だ。そんな人たちがたった百階層しか作らないなんてあり得ない。六十五階層のベヒモスでさえ俺に一方的に負けたんだ。百層だとそこまでの強さじゃないんだろう。つまり、残っている文献の情報は小手調べ程度で百層以降が『真の大迷宮』かもしれない。
(こうしちゃいられない。二人が真の大迷宮に向かったなら凄く危険だ。早く探しに行かないと!)
そう思い、抜け道に向かう。ストライカーパックが大きすぎるから一旦全装甲を解除して、新しい機体を装備する。
「そうだな、〝換装〟F91」
F91ならコンパクトで武装も豊富だし、ビームシールドだから手に大きなシールドを持つ必要もない。それにMEPEを発動すれば質量を持った残像を作り出して離脱することもできる。こう考えるとF91って凄いよな。
右手にビームライフル、左手にビームランチャーを持って通路を進んでいく。
(生きてろよ、ハジメ、香織。すぐ行くから)
次回は光輝達サイドで、その次はハジメ達サイドを投稿しようと思います。
少し時間が掛かりますが気長に待っていてください!
主人公のイラストが出来上がりました!一応、オルクス大迷宮を出発する時の服装です。
主人公のイラストいつ見たい?
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ハジメ達との再会時
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魔物肉食べた後
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大迷宮出発時