リリィ「今回は私とヘリーナですね。五話ぶり、いえ約二ヶ月ぶりの登場ですよ」
零人「メタいメタい」
ヘリーナ「でも仕方ないですよ?作者が先月からバイトが始まって模試もあったから書く暇がなかったみたいですし」
零人「だからメタいって。まぁ、その分今回は長めにしたって言ってたぞ。なんと総文字数14521字!」
リリィ、ヘリーナ「「おぉ!」」
零人「てか思ったんだけど、これあらすじ紹介じゃなくてコメントや雑談だよな?」
リリィ「言ったら負けですよ?」
零人「アッ,ハイ」
ヘリーナ「そろそろ本編に向かいましょうか。皆さんお待ちですし」
零人「Jud.あと、作者があとがきで発表する事があるって言ってたぞ。そんなことは置いといて。じゃあ、一緒に!」
「「「本編をどうぞ!」」」
――零人がオルクス大迷宮に入って数時間後の朝
〔光輝side〕
あの出来事から初めての朝。といっても、まだ外は少し暗い。四時か五時ぐらいだろうか、外には人っ子一人いない。宿の中は食堂に宿の主人とお手伝いさん、メルドさん達がいた。今日の九時にホルアドを出発して王都に戻ると言ってたから会議でもしているんだろう。少しピリピリとした雰囲気を感じる。
邪魔しちゃ悪いと思い、そそくさと食堂を出て中庭に向かう。中庭に出ると中央に植えてある大きな木の側に寄り手で触れる。
「………なんでこんなに懐かしく感じるんだろう」
ここに来たのは二日前で旅行のような短い時間だった。しかも中庭に居たのは素振りの練習だけでほんの一時間程度だ。
(あっ、もしかして一昨日の夜のことかな?)
一昨日の夜、自分の部屋で聖剣の手入れをしてる最中、中庭から零人と雫の声が聞こえた。部屋が中庭に面していたから気になって覗いてみたら雫の暗い顔で零人と話していた。なんて言っていたかは分からなかったけどその後歌を歌い出した。確かシンフォギアのAppleだったはず。相変わらず歌が上手かった。Appleはアカペラの曲だが良い曲だ。子守唄にも最適かもしれない。
それを聴いて寝たんだった。だからだろうか、懐かしく感じたのは。
懐かしさを感じながら持ってきた聖剣で軽く素振りを始める。
「1……、2……、3……」
皆が起きてくるまで時間はまだあるから今日の分のノルマは達成出来るだろう。
《一時間後》
「9997……、9998……、9999……、10000!」
今日のノルマが終わった。素振り2000回×5セットを聖剣を貰ってから毎日のように行っている。香織達に変な目で見られたけど。「脳筋過ぎだろ、龍太郎じゃあるまいし」って零人に言われたっけ。しょうがないじゃないか。初めて持つ大剣なんだ、ある程度慣らしておかないと振り回せないだろ?
その後、零人は龍太郎に連れられてどっかに消えて何かがぶつかるような大きな音が響き渡っていたな。あの音は一体なんだったんだろう?気にしたら負けって皆から言われたけどホントになんだったんだろうか……。
聖剣を鞘に戻し、汗を拭いていると此方に近づいてくる足音が聞こえた。
「おはよう、光輝君。お疲れさま」
声をかけてきたのは、愛ちゃん先生ほどではないが小柄で眼鏡をかけたナチュラルボブの黒髪の少女、中村恵里だ。手には水筒を持っていてこっちに渡すように腕を伸ばしてきた。
「おはよう、恵里。水筒ありがとう。皆はもう起きたのか?」
水筒を両手で受け取り、喉を潤す。ちょうどいい甘さだ。トータスにはアクエリアスやポカリなどのスポーツドリンクがない。だから自分たちで濃度を調節したければならない。それは零人や園部や恵里など料理が出来る組で行われ、最終的に零人の調合によって粉末状にすることに成功した。産業革命が身近で行われてるよ。
「うん、鈴や坂上君みたいなお寝坊さん達以外は皆起きて食堂に集まってるよ」
(まだ寝てるのか………、特に龍太郎)
俺が早起きをした理由には素振りをする以外にもう一つある。それは龍太郎から離れることだ。
何故かって?それはもちろん、あいつの寝相が酷すぎるからだ。例えるならば、進撃の巨人のベルトルト並みの寝相だ。中学の頃、俺と龍太郎、そして零人の三人で俺の家で男子会というお泊まりをしたことがあった。
そこで龍太郎の寝相の悪さが判明した。朝起きたら何故か部屋の端で腕を使わず逆立ちをしながら腕と足を組み、ぐっすり寝ていた。まだ夢の中だと思い、目を擦って再度見たら今度は クラウチングスタートのポーズをしながら大きな鼾をかいていた。凄いよな。人間頑張ればあんな寝相が出来るんだ。
「そうか。なら今のうちにシャワーを浴びて龍太郎を起こしてくるよ。恵里はどうする?」
「僕も鈴を起こしてくるよ。そろそろ起こさないと朝食に遅れちゃうし」
込み上げてくる感情を押さえる。危ない危ない。もう少しで出るとこだった。
「じゃあまた後でな」
「うん、また後で」
恵里が遠ざかっていき、後ろ姿が見えなくなる。
「あ"あ"あ"あ"あ"ーーーーーー」
声にならない声が出た。
どうしてだって?それは俺が僕っ子好きだからだ。後は恵里が俺に好意を向けているからだ。
初めて恵里と会ったときは「私」呼びだったのにいつの間にか「僕」呼びになっていた。てか、出会いが凄かったな………。まさか自殺しようとしていたところを偶々通りかかった俺と零人で全力で止めたっけ。それから恵里とはよく会うようになり、中学で同じクラスになった。
その時からかな、恵里の好意に気づいたのは。途中までは気のせいだと思っていたがバレンタインの時に確定した。でもどうしたらいいか分からず、今に至る。しかも、トータスに来てからアプローチが凄くなった。俺の好きな僕っ子だから余計に大変だ。さっき一瞬だけ襲いそうになったよ。まあ、堪えたけど。
そもそも襲ったら女子に蹴られるし、男子には異端審問会に連れていかれて処刑されるからな。頑張って抑えてるよ
「……ふぅ(賢者タイム)。シャワー浴びるか」
木に立て掛けてある聖剣を持ってシャワー室に向かう。後で龍太郎を叩き起こさないと。
それから一時間後、一向に起きない龍太郎を部屋(二階)の窓から中庭に放り投げた。俺は悪くない。起きない龍太郎が悪いのだ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
《三十分後》
中庭に上半身を突っ込みながら目を覚ました龍太郎がやっと食堂に来た。来た瞬間、あとで殴らせろと言われた。解せぬ。
まだ来てないのはいまだ寝ている雫と昨日体調が悪化した零人だけだ。雫は兎も角、零人を待っているとメルドさんが食堂の扉の前に立った。
「よし、全員揃ったな」
周りを見渡しながらそう言う。
(何を言っているんだ?まだ全員揃ってないのに)
「メルドさん、まだ零人と八重樫さんが来ていないんですけど?」
そんな俺の思いを代弁してくれるかのように園部が言った。
「いや、全員揃っている。今から大事なことを言うからよく聞いておけ」
威圧のようなものを感じ気を引き締める。
「まず、八重樫のことだがいまだに目を覚ましていない。なのでこのまま王都に連れていき城で様子を見る」
………やっぱりまだ目を覚ましていないか。目の前で親友が消えたんだ。無理もないだろう。
「そして零人なんだが、あいつはオルクス大迷宮に向かった」
は?
「「「「「はぁあああぁーーーーー!?!?!?!?」」」」」
絶叫がホルアドに響き渡る。その影響で町中の鳥が飛び去るような羽ばたきが聞こえてきた。
「なにやってんの、あの馬鹿!?」
「急いで連れ戻すぞ!貧弱ステータスが行ける場所じゃねぇ!」
皆が慌て出す。それもそうだ、本来の零人のステータスは俺の倍以上あるがそれは〝病弱〈B〉〟で十分の一まで落ちている。つまり、オルクス大迷宮では命取りになるうる。ましてや、南雲と一緒にギリギリ追い込んだベヒモスに一人で勝てる筈がない。早く行かないと!
「あー、その事なんだがな………」
「「「「「「なんですか!」」」」」」
「話すから!話すから光輝は聖剣を下ろしてくれ!」
おおう、俺としたことが無意識に剣をメルドさんの首に添えてしまった。危ない危ない、もう少しで殺人を犯すとこだったぜ。
「で、なんですか?」
「急に冷静になるな怖いから。それで零人なんだが元のステータスに戻ってるらしいぞ?」
「「「「「「はい?」」」」」」
「やっぱりそうなるよな…………」
元のステータスに戻ってるだと?あり得ない。あの技能のせいで弱体化してるはずだ。しかも解除できないって零人本人が言ってたのにどういうことだ?
「詳しいことはあいつらの部屋にあった
真っ白な封筒を渡してくる。一応〝言語理解〟の技能を切って封筒に書かれた文字を見てみると『みんなへ』と書かれている。
「確かに日本語ですね、メルドさん達が読めなくて当然です」
日本語は世界で一番難しい言語と言われている。ひらがな、カタカナ、漢字の三種類の文字を使い、一つの言葉に複数の意味があったり、逆に一つの意味に複数の言葉がある。例えば
そもそも異世界なんだから読めなくて当然。
「取り敢えず読んでみますね」
「おう、頼んだ」
蝋を綺麗に外しながら封筒を開ける。中には三つ折りにされた手紙が数枚入っていた。
「じゃあ読みますね?
『もすもす、ひねもす~、……あっ、やっべ。これ電話用だったwww』
……破り捨てていいかな?」
「「「「「「どうぞどうぞ」」」」」」
「「「「「いや、駄目だろ」」」」」
皆は破ってもいいって言ったがメルドさん達は駄目だと言ってきた。ちっ。
「………はぁ(クソデカイため息)、わかりました。続き読みますね……、『おい、今破こうとしただろ。だが残念、手紙はもう一つあるのだ!惜しかったな光輝ぃ』破っちゃ駄目ですか!?」
凄いムカついてきた!破っちゃ駄目!?ねぇ、破っちゃ駄目!?
「駄目に決まってるだろ」
「チクショウ!『まぁ、冗談はさておき本題に移ろうか。この手紙を読んでるってことは俺がオルクス大迷宮に向かった後かな?たぶんだけど俺が一人で行ったことを知って皆が騒いでいるんだろう』」
わお、まさかのピンポイント。
「『だが安心してくれ。今の俺はステータスが元に戻ってる。理由は簡単、ドーピングしてるんだ。光輝ならわかるだろう?限界突破薬(仮・名前募集中)を使った。本当なら二倍になるところを俺が使えば本来のステータスに戻る。つまり全ステータス500超えだ。しかも制限されていた技能までも使えるからベヒモスなんて楽勝だ。大丈夫、死ぬつもりなんてないから。必ず二人を探しだして三人で帰ってくるから待っててほしい。と言ってもどうせお前らも捜索しながら迷宮攻略するんだろ?そんなお前達に強力な助っ人を用意した。それではご唱和ください彼の名を!
来い!ガンダァァァム!』」パチンッ
手を高く挙げ指を鳴らす。すると扉が突然開かれた。
そこには全身が赤いフレームで出来ていて、最小限にまで減らされた白い鎧、胸部は黒い鎧で覆われて腰には刀が差しており、顔はスリムで真っ赤な角に緑色の目の人の形をしたロボットが立っていた。みんな大好きレッドフレーム。
「「「「「「そこはGガンダムだろ/でしょ!?」」」」」」
「『だが断る!俺がGガンダムよりアストレイ派なの知ってるでしょ?というわけで、助っ人として〝MBF-P02 アストレイ レッドフレーム〟を召喚してみました!いやぁ、魔力が800ぐらい一気に持ってかれたわ~。まぁ、高速魔力回復があるからすぐ満タンになったけどw』………馬鹿なんじゃないの?」
「「「「「「それな」」」」」」
なんでGガンダムじゃないんだよ、そこはシャイニング一択だろ。
「『レッドフレームにステータスプレート持たせてあるから見せて貰え。実験して分かったんだがステータスプレートって血じゃなくて魔力を帯びた電気でも認証するんだな。世紀の大発見だぞ』まじか」
レッドフレームがステータスプレートを差し出してきた。それを受け取り、魔力を通す。表面が純白に染まると文字が浮かび上がってきた。内容を見ようと皆が集まってきて乗っかってきた。めっちゃ重い。
==========================================
MBF-P02 アストレイ レッドフレーム、 レベル:1
天職:執行者、ジャンク屋
筋力:500
体力:500
耐性:400
敏捷:400
魔力:400
魔耐:400
技能:執行・剣術・弓術・体術・火属性適正・雷属性適正・物理耐性・疑似-生命の目録・無垢の領域・静寂の領域・改造&修理・ストレージ・プラカード生成・言語理解
==========================================
「「「「「「チートじゃん」」」」」」
チートじゃないか。今の俺の二倍近くあるぞ。しかも天職のジャンク屋はパイロットに影響されているのはわかるが執行者はわからない。それに何故プラカード?
「『ステータスはこんな感じだ。ステータスは伸びるけど技能が増えたり、派生しないから気を付けてくれ。詳しいことはこの手紙と一緒に入っている紙に書いてあるからそっちを見て。どうせ光輝辺りが疑問に思ってる〝プラカード生成〟ぐらいは簡単に説明するか。ぶっちゃけると銀魂のエリザベスだな。理由はすげぇ簡単、喋れないから!一応、自律型AIだから勝手に戦ってくれたりするけどみんなの命令には忠実だから。………………たぶん』」
「そこは断言しようぜ!?」
「大丈夫なの、これ?」
皆がレッドフレームから離れていく。まぁ、自律型だから意思を持っている。つまり、反乱するかもしれないからだ。すると、レッドフレームが背中に手をやり、プラカードを取り出した。さっきまで背中になかったのに可笑しいな。
『大丈夫ですよ(*´・ω・`)b。別に裏切ったりしませんから(*´ω`*)』
「まじでエリザベスじゃん」
「しかも顔文字まで使ってるし」
「もしかして超友好的?」
プラカードをくるくる回して文を変えている。ホントにどうなってんだろうなあのプラカード。エリザベスもそうだがどうやって文字を変えてるんだ?
「『一応、天職のジャンク屋は分かるでしょ?たぶん執行者に疑問に思っている奴がいると思うが俺が断罪神だからだと思う。ほら、どっちも罪を裁く役職だからかな?』」
(なるほど)
やっと合致した。確かに断罪神の零人が召喚したなら裁判官みたいな天職持ちになってもおかしくない。
「これが本当の神の使徒じゃねぇの?」
野村の言うとおり神の使徒だな。
「「「「「「あ~、確かに」」」」」」
「野村にしてはまともなこと言ったな」
「野村の癖に冷静に言ったぞ」
「直感が必ず外れるのにな」
「ねー」
野村の癖に生意気だな。
「おい、泣くぞ!?ガチで泣くぞ!?」
「「「「「「部屋の角でやってろ」」」」」」
「チクショーーー!」
男子全員で部屋の角を指差す。みんなバラバラな場所を指すが。まぁ、みんな同じ考えってことだな。おっ、本当に行って体育座りで泣き始めた。
何人か女子が慰めに行く。取り敢えず合掌でもしとくか。チーン
「じゃあ、気を取り直して続き読もうか。『あと技能だけど、ほとんど分かるでしょ?でも気になるのは〝擬似-生命の目録〟だろう?この技能な、断罪神専用スキルみたいなんだ。無理矢理ねじ込んだら擬似化して本来なら無限に記すことができたのに俺とハジメ、香織の三人しか登録できなかった。すまん』いや、十分すぎる!『取り敢えず、使い方はレッドフレームが知ってるから気になったら見せてもらってくれ。話が長くなってしまったがこれで最後だ。
みんなに俺から言えるのは一つだけ。死ぬなよ!そして、みんなで地球に帰るぞ!』」
「「「「「「オッケー、二つね!」」」」」」
ここでそのネタ使うなよ。締まらなくなるから。
(……ん?まだ続きがあるな)
「『PS:ついでにオルクス攻略して世界の真実や
「いや、そういう問題じゃないから」
ダニィ!?別にいいじゃないか、減るもんじゃないし。
「と、いうわけでこんな感じですね」
「うーん、内容濃かったな」
「ですよねー(´・ω・`)」
だよね。メルドさんの言うとおり凄い濃いもん。モビルスーツ召喚したり、ステータス戻したりふざけたりしたからだな。
「取り敢えず、零人の遺書……じゃなかった手紙のことはわかった」
おい、今遺書って言ってなかったか?確かによく読んでみると遺書みたいに見えるがただの置き手紙だろう………たぶん。
すると副団長のホセさんが前に出て来て話し始める。
「朝食を取り次第、我々は一度王国に戻る。おそらく南雲と白崎は、紅は行方不明扱いされることになる。本来なら死亡扱いになるがレッドフレーム……いや、紅の技能のお陰で行方不明扱いなるだろう。そして檜山は間接的にだが二人に手をかけたのでしばらく牢屋に入れられるだろうがいいか?」
「はい、わかってます」
檜山が覚悟した決めた目をしながら返事をした。久しぶりに見たなあの目。確か前に見たのは香織に告ってフラれた後、決心したときの目だ。
「それとですね………………帰りの馬車頑張ってください」
「「「「「「嫌だぁあああーーー!」」」」」」
そうだった!行きが馬車なら帰りも馬車に決まってんじゃん!酔い止めは!?酔い止めは何処だ!?あれがなきゃ死んじゃう!(←一番酔ってた人)
零人が帰ってきたら殴ってやる!
〔光輝sideout〕
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
〔零人side〕
「ん?なんか敵意向けられたけど気のせいかな。どうせ酔い止めがないとかで騒いでるだけだろ」
全部飲んだのお前らじゃないか。だから俺は悪くない。
ところでなんか大事なこと忘れている気がするけど気のせいだよね?ね⁉︎
〔零人sideout〕
―――少年少女移動中――――
〔光輝side〕
………すげぇ気持ち悪い。
やっぱ慣れないな馬車は。ガタガタ揺れるし、意外と狭いし、ガタガタ揺れるし、めっちゃ酔うし。まぁ、行きの時よりはだいぶマシになったけど。
理由は行きの時に今はいない南雲が錬成で道路を舗装してくれたからだ。といっても彼の魔力量は少ないから、最近零人が新たに習得した魔力譲渡の技能で俺や香織など魔力が多い者達を使いながら綺麗にしていった。そのためあまり馬車が揺れることは無くなったが、馬車の車輪が道端の石に当たって揺れたりして凄く気持ち悪い。
帰りは魔物に一切会わなかった為、予定の二時間早い五時間で王国に着いた。やっとだ。やっと着いた。これで地獄から解放される!(着いてから三十分間酔って動けなかったので馬車から降りられなかった)
そして、今は玉座の間にいる。昨日のことを話すためだ。因みに雫は自室に運んである。
しばらくすると玉座が置いてある壇上の端にある扉から王様や王妃達、そして何故か同じ扉から王族ではないイシュタル達信徒が現れる。エリヒド王が玉座の前に立つと同時に全員膝をつき頭を下げる。本来なら頭を下げるだけでいいと言われたが流石に王族を前に頭を下げるだけでは駄目だと思い膝をついた。という考えなんて更々なく、ただ単にこのポーズがカッコいいからやってみたかっただけである。
するとメルドさんが顔を上げ、話し始める。
「オルクスにて二名の死者、そして一名の行方不明者が出ました」
((((((あっるれぇ?))))))
今朝、三人を行方不明にするとか言ってなかったっけ?ちらりとメルドさんを見てみると失言したかのように首もとに大量の汗をかいていた。あっ、間違えたなこいつ。顔色を変えていないことを考えると凄いポーカーフェイスだ。
そんなことはさておき、メルドさんの言葉にこの場に集まった王国の貴族や教会の重鎮達がざわつき始めた。
「いいい、一体誰が亡くなったのだ?」
めっちゃ声が震えてる。それもそうだろう。俺達は勇者としてトータスに召喚されたんだ。魔人族との戦争の勝利の鍵である存在。そんな俺達の仲間が魔物に負けて死ぬなんて冗談で済まされない。
「南雲ハジメ、白崎香織です」
二人の名前を告げると一気に騒ぎ始めた。
「なんと、あのお二方が!?」「何ということだ、白崎殿は回復魔法の才能は王国随一、それに南雲殿の知識は我々を遥かに凌駕している」「何故死なせた!お前は何をしていた!」
口々に二人の死(まだ生きてる)を責める貴族や重鎮達。不意に貴族の誰かが言った。
「だが白崎殿は兎も角、南雲殿は別に亡くなっても問題ないのでは?」「確かに彼は天職もステータスも映らぬ」「その通りでございますな。ですが彼の作ったアーティファクトは素晴らしい物ばかりですぞ?亡くしたのは実に惜しいのではありませんか?」
南雲への悪意ある言葉が響く。
次の瞬間、後ろから強烈な威圧と殺気を感じた。ちらりと後ろを見てみると龍太郎が獲物を狩るような目付きで指の関節を鳴らし、遠藤達近接組は己の得意武器を持ち、鈴や恵里達魔法組は手の平サイズの魔方陣を貴族達から死角で展開していた。殺気ましましだな~。
ちなみに俺も聖剣に手をかけている。友をあそこまで馬鹿にされたんだ。別に殺っても問題ないよな?あっ、最後に南雲をフォローした人は対象外な。ギリギリグレーだけど。
悪口を言った奴らに斬りかかろうと立とうとした時、メルドさんに遮られた。文句を言おうとメルドさんを睨むと、ふと彼の手に視線がいった。まるで血が出るような強さで握っている。彼も辛いのだろう。そう思い、なんとか苛立ちを抑え姿勢を正す。さっきの奴らブラックリスト行き決定だ。
ところで気になったんだがリリアーナ王女がさっきから俺達のほうをキョロキョロと見ている。まるで誰かを探してるような目をしてる。
(おかしい………。俺達は姫様とあまり交流がなかったはず。女子は多少あったがそこまでじゃない。だとしたら誰を探してるんだ?居ないのはさっき言った南雲と香織、あと………………あっ)
「それで行方不明なのは誰なのだ?」
「紅零人でございます」
零人の名前を告げると姫様の顔色が一気に悪くなり、貴族達が騒ぎ出した。
「なんと、紅殿までもか!?」「あの方が作る薬は回復魔法以上の効果がある。それを作れなくなると軍事バランスが崩れますぞ!」「しかもその技術は紅殿しか知らないと聞いております。それにシャンプーなどの生活用品も作られていたのでこれからどうすれば…………」
めっちゃ慌ててる。貴族や重鎮以外にもメイドさん達まで慌て始めた。
近頃、城で使われているシャンプーや洗剤や薬、そして個人的に使っている香水などは全て零人が作った物。それも徹夜で。まぁ、そうさせたの俺らなんだけどさ。因みにキッチンなどにある食洗機や洗濯機などの機械は南雲製である。
城下町にも流通しているから数少なく、城でも手に入りにくいらしい。
(すみません!ホントにすみません!うちの
心の中でメイドさん達に謝る。え?貴族と重鎮?知らんな、南雲を馬鹿にした奴らなんて。ただし一部を除く。
「その紅零人から手紙を預かっています。読み上げますか?」
メルドさんが懐から折り畳まれた手紙を取り出した。メルドさんが読めるということは、おそらくトータス語で書かれているんだろう。一体いつ覚えたんだ?いや、俺達と違って覚える時間がたくさんあったなアイツ。レッドフレームにでも教えてもらおう。
「うむ、読み上げろ」
「では、『これを読んでいるということは今、エリヒド王の前ですよね?このような手紙のやり取りになってしまい申し訳ございません。お詫びとして戻ってきたら回復薬などを千本ずつ用意いたします。それでは本題に移りましょうか。現在、私は行方不明になった南雲ハジメ、白崎香織の二名の捜索をしているためこの場におりません。何故と思われるでしょう。エリヒド王や騎士の方々はお気づきかも知れませんが私のステータスは勇者一行の中で下のほうでございます。ですがそれは誤りです。技能の一つである病弱によってステータスが低くなっておりますが本来なら勇者並みのステータスです。私が開発した薬でステータスが元に戻っています。そのため、私一人でも大迷宮を攻略する事ができると思います』」
「それは誠か!?」
王様の目が大きく開く。
「はい、それは私も承知しております。『また、何人かお気づきかも知れませんが私を含め三人が一時的にチームを抜けるため助っ人をご用意致しました。名はアストレイ・レッドフレーム。ステータスは平均で450程、技能は幾つか私のを引き継いでおりますゆえ、足手まといにならないはずです』」
「よ、450!?まるで勇者ではないか!」
「これなら魔人族に勝てるかもしれませぬ!」
「だが鎧の下は誰なんだ?」
先程ではないが騒ぎ出した。だよね、俺並みのステータスなんだもん。驚かないほうが可笑しい。
「『ですが彼は私が召喚したAI、いや人形であるためステータスの成長が遅いので気をつけていただきたい』」
「なんと!人ではないのか!」
「はい、私も驚かされました。『レッドフレームの技能で我々三人の安否が確認できます。今のところ、まだ生きておりますゆえ安心していただきたい。王様にお伝えしなければならないのは以上でございます。あと、話が変わりますがさっきハジメを馬鹿にした奴、帰ってきたら我が天職である断罪者として裁くので覚悟しといてください。死んだほうがいいと言うほどの地獄を見せてやる』以上です」
((((((死んだなwww))))))
さっき南雲を馬鹿にした奴らが血相を変えてガタガタ震えている。ステータスが元に戻っているから俺並み、いや俺以上だし、調合師だから毒薬まで作れるから怖いのだろう。
………………あれ?もしかして神の力抜きで超強くね?色んな意味で。
場が静まり返ってしばらくすると姫様が崩れるように横へ倒れた。タオレタ!?
「「「「「「「ひ、姫様ぁーーー!?!?!?」」」」」」」
えっ!?倒れた!?まじで倒れちゃったよ!一応予想していたけど本当に倒れちゃったよ!
「誰か衛生兵呼んで!早く!」
「メディック!メディーック!!!」
「救急車ぁーーー!」
「だから、この世界に救急車なんてないって前に言ったでしょ!」
「そうだったごめん!」
「辻さん治癒師だよね?どうにかならない?」
「心的外傷による気絶だから無理!」
「ですよね!」
姫様が倒れたことによって三人の失踪よりも場が荒れた。てか、重鎮どもそんなところであたふたしてんじゃないよ!一番遠かった俺達が一番仕事してるってどういうことだよ!
すると、レッドフレームが近づき彼女を抱き寄せるかのように持ち上げる。いわゆるお姫様抱っこだ。姫様だけに。つまり、これが本当のお姫様抱っこである。シリアス展開じゃなかったら連写してたのに………。
『部屋まで運びます。案内して貰えますか?』
と書かれたプラカードを床に落とし、ヘリーナさんと二体のガンプラサイズの人形に連れられて部屋を出ていった。
このプラカードどうしよう。手が塞がっていたから床に落としたのはわかるがこのままにして行くのは予想外だ。
てか、零人のやつレッドフレーム以外にもフリーダムとジャスティスを召喚してたんだな。ということは姫様とヘリーナさんは零人の正体を知ってる、つまり俺達の味方なんだな。
「い、以上をもって解散とする!」
王様が大きな声で静まり返っていた場に言い渡らせ、凄い勢いで出ていった。取り残された俺達はバラバラに自分の部屋へ帰っていった。
―――それから五日後
未だに雫が目覚めない。精神系専門の治癒師の人が言うにはそろそろ目覚めるらしい。零人のことどう言おう…………。
この五日間の出来事はこうだ。
・一日目:リリアーナ王女が自殺しようとしていた所を全力で止めた。(犯人は零人)
・二日目:零人と南雲が作った道具が在庫切れになって高値で売る人が増えた。(犯人は零人と南雲)
・三日目:迷宮攻略チームと先生護衛チームに別れた。
・四日目:零人がリリアーナ王女とヘリーナさんにプロポーズ(?)をしてた。(異端審問会行き決定)
・五日目:レッドフレームと訓練をしている(←今ここ)
結論を言うとめちゃくちゃ強い。攻略チームの十三人全員で襲っても傷一つ与えられなかった。てか、チート過ぎるでしょ。技能〝ストレージ〟にあるフライトユニットやビームライフル、バクゥヘッドなど実際にレッドフレームが使っていた武装を戦闘中に出し入れしているから対応しずらい。ボッコボコにされたよ。オレノカラダハボドボドダ!
だけどお陰でステータスが二倍になり、技能が増えました。ただしレベルは三ぐらいしか上がってない。
『ほら、訓練再開しますよ』
「い、イエッサー………」
〔光輝sideout〕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔雫side〕
悪い夢を見た気がする。だけどそれが夢に思えなかった。親友とその想い人、そして好きな人が消えてしまう夢。だけど不思議と必ず帰ってくると確信が持てた。
目が覚める。一番最初に目に入ったのはここ一ヶ月毎日見ていた自室の天井。そして、涙目になった鈴と恵里だ。
「大丈夫、しずしず!?」
「ええ、大丈夫よ。もう、そんなに泣いちゃって可愛い顔が台無しよ?」
「うぅーーー」
鈴は涙で顔がぐちゃぐちゃになってるし、恵里は目にも留まらぬ速さでスマホを動かしている。おそらく、みんなにLINEで連絡してるんだろう。
「ホントに大丈夫?あれから一週間近く眠ったままだったんだよ?」
「え?一週間?流石に長くない?」
三日なら兎も角、一週間は長すぎる。体大丈夫?ちゃんと全部動くよね?
「正確には六日だけどね。でも本当によかったよ。これから伝え『コンコンコン』あっ、誰か来たみたい。はーい」
恵里が話そうとした瞬間、扉からノックする音が聞こえた。
『リリアーナです。今大丈夫ですか?』
まさかのリリィだった。本来なら王女直々に来ることはあり得ないがリリィとはそれなりに交流を持っている。女の子同士ってこともあるが特に零人関連で交流がある。看病の仕方などを教えたりしたし、零人の正体も知っているから仲良くやっている。
「ええ、大丈夫よ。入ってきて」
『その声は、起きたんですね雫。では失礼します』
そう言って侍女のヘリーナさんと一緒に入ってきた。
「おはようございます雫。お身体の方は大丈夫ですか?」
「ええ、逆にピンピンしてるわ。でも結構寝てたら体が鈍ってると思うし、元に戻るまで時間が掛かりそう」
実際にそうだ。何日ぐらい寝てたか分からないけど皆の様子を見る限り長い時間寝てたようだ。それに体というものは暫く動かしていないと今まで出来た動きが出来なくなる。前に風邪を引いて数日寝込んだだけで10出来ていたことが6ぐらいしか出来なくなっていた。怖いよね体って。
「そうですか。お二人から寝ていたときの出来事を聞きましたか?」
リリィがそう言うと鈴と恵里が首を横に振る。
「いいえ、さっき起きたばっかだからまだよ」
「ではちょうど良いので話しましょうか、この五日間、いえ六日間のことを」
あっ、六日も寝てたんだ。………体大丈夫かな?
―――少女説明中―――
「――――と、いうわけです。何か分からなかったことはありますか?」
「ううん大丈夫。色々情報が多いけどなんとか分かるわ。ありがとうリリィ」
取り敢えず分かっているのは
・南雲君と香織は生きている。
・光輝達は鬼の特訓で急成長している。
・経済が凄いことになってる。
・チーム分けをした。
そして………
「零人が帰ってきたら右腕……………じゃなかった、説教しないとね?」
((((何故右腕?))))
右腕以外の五体四肢を折らないと。前言撤回、右腕と首以外に変更。首やっちゃったら死んじゃうしね。………手元が狂わないようにしないと。
それよりも気になっていることがある。この六日間の話をしているときに指輪をずっと触っている。しかも左薬指の。
「ところでその指輪どうしたの?さっきからずっと触っているけど。贈り物?」
何故か鈴達が目を反らした。どうしたんだろう?
「これですか?これは零人さんから頂いた婚約指輪ですわ」
〔雫sideout〕
空気が死んだ。いや、凍りついたが正しいだろう。
〔恵里side〕
リリィが放った言葉で八重樫さんが凍りついた。ううん、真っ白になった。
それもそうだろう。想い人が会って一ヶ月しか経ってない女の子にプロポーズしたんだ。凍りついて当たり前かもしれない。
でもね。僕達はその理由をリリィから教えられてるから別に何とも思っていない。
「あのー、八重樫さん?大丈夫?」
――声をかけても返事がない。ただの屍のようだ。
「(゜.゜)……………………はっ!私は何を?」
「あっ、起きた」
うん、やっぱり凄いショックだったみたい。僕も光輝君がそんなことしてたら同じ感情持ってたと思うし。
「りりり、リリィ?れ、零人とお幸せにネ?」
「何か勘違いしてますね……」
「か、勘違い?」
でしょうね。僕達は知ってるけど八重樫さんは知らないしね。
「零人さんの性格はなんでしょう?特に恋愛系」
「あっ」
やっと気づいたみたい。
「あの零人さんですよ?他人の恋路には鋭いくせに自分の恋路や相手からの好意に全く気づかない鈍感ですよ?あの人がプロポーズするわけないじゃないですか」
「た、確かに!あの鈍感馬鹿がそんなことするわけないじゃない!無意識にやってなければ……」
最後のは余計だと思う。絶対、本人いたら「心外だ」と言いそう。
まぁ、確かに、零人君は他人のは鋭いよね。トータスに来てから思いっきりアプローチしろって言ってきたし。確か吊り橋効果だっけ?それを視野にいれろと言ってた気がする。
「それにヘリーナにもプロポーズしたんですよ?一緒に」
「なにやってんの、あの馬鹿……」
「そのときにこの指輪をくれたんです」
左薬指に嵌めた指輪を見せてくる。
「確かこれグランツ鉱石よね?」
「はい、高純度のグランツ鉱石です。零人さんがご購入されたお店を探してみたら王族御用達の宝石店でして、グランツ鉱石も指輪のサイズもあちらがオススメしたみたいなんです」
「「「そりゃあ、零人/零人君/れいれいも騙されるわ~」」」
あの零人君だしね。どうせ
「とまぁ、そんなことは置いといて」
「置いとくのね」
「零人が無意識にやったんなら、今度はこっちから正々堂々とやってやろうと思います」
「………はい?(・ω・)」
やっぱりそんな反応するよね。僕達も聞いたときそんな表情したもん。一番驚いたのは、影が薄い遠藤君がはっきり見えたことかな。
「だって、零人さん私達の好意に気づいてくれないんですもん(*`Д´)ノ!!!。だったらこっちから告白してやろうと思います!お父様は兎も角、お母様から許可は下りてますので。それに………………早くしないと獲ってしまいますよ、雫?」
「っ!言ってくれるじゃない!」
おー、めっちゃバチバチ火花が散ってる。三人分。八重樫さんとリリィ、そしてヘリーナさん。さっきからヘリーナさんは喋ってないけどリリィと同じ考えなんだと思う。
「取り敢えず一時的休戦で零人を落とす方法を話し合いましょう?」
「いいですね!ヘリーナもそうしましょう?」
「はい、かしこまりました」
やっぱり恋する乙女って凄いな~。ライバルなのに手を組むって凄いね。いや、想い人があんなんだからか。
僕も頑張んないと!
「まず先に零人のお仕置きをどうしましょうか」
(前言撤回、やっぱ怖かった。絶対殺る目だ、あれ。真似しちゃ駄目絶対)
三人からとてつもない怒りのオーラが見える。八重樫さんは虎、リリィは鷹、ヘリーナさんは狼が背後に見える。お陰で鈴がガタガタ震えている。零人君、御愁傷様。合掌。
因みにリリィがプロポーズされたことがバレたとき、王様は血涙になって唇を噛み、王妃様は大喜び、王子は零人君が義兄になることを喜んでた。
〔恵里sideout〕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〔零人side〕
「ヒィ!?殺気!?どこから!?」
今はディン強行偵察型で周囲を探索しながら百階層を攻略している。ぶっちゃけ言うと敵が弱い。ジムでも倒せたぞ?
てか、殺気を今でも感じてんのに周囲に魔物しかいない。完全に人の殺気なのに。可笑しいよな。
「………何故だろう、無性に帰りたくなくなってきた」
――この後、再開した時にひどい目に遭うのはまだ知らない。
〔零人sideout〕
はい、遅くなりましてすみませんでした。
先月にやっとバイトが始まりました。ぶっちゃけ言うとキツイです。朝イチから夕方までシフト入っていて最近暑いからジュースやビールなどの飲み物を爆買いする人が増えてきているのでレジ打ちやるの大変だし、棚がなくなったら補充を何回もしないといけないので腕が筋肉痛です…………。
まぁ、そんなことは置いといて、本題に移りましょう。
この度、「あり病」の異世界編を執筆する事になりました!え?まだ本編最初のほうなのにもう番外編?それ、俺も思いました。でも、ネタが思い浮かんじゃったんです。これは執筆するしかないじゃないですか!(使命感)
因みに最初は「学戦都市アスタリスク」になります。「僕のヒーローアカデミア」にしようと思ったのですがアスタリスクのネタが思い浮かんだので此方を先にしたいと思います。ネタが思い浮かんだら三作同時進行で執筆するつもりです。
因みに設定としては、地球に帰還した後なのでまだ登場していないキャラや能力等が出る可能性がありますが、是非読んでみてください!
それではまた次回、もしくは異世界編で!
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