乙女ゲー世界はモブの中のモブにこそ、非常に厳しい世界です   作:N2

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Das wehklagen der alten Liebe 昔の恋の慟哭
って所だったかなぁ…… 古い愛、古き恋とかだったかなぁ……

von das herzog  末尾にこれを加えると、公爵の、が先頭に来るので、レッドグレイブ公爵のザナ関係の話になりそう

アルトリーベ、昔の恋とか古い愛でいいのかな?
アルテリーベ寄りの発音だけれども

ロマンチックなゲーム名ですが、リビア達の恋を昔語りしているゲームなのかな?


第91話 夢の朽ちた国、忘れられた国

 ファンオース公国首都を見下ろしている者達がいる。

 ヘルツォーク首都陽動艦四隻がファンオース公国首都防衛部隊を攻めつつも、浮島が落下後に大爆発を起こした事による混乱に叩き落とされた公国民達は、未だに避難もせずに呆然自失のような状態であった。

 そして首都に詰めている衛兵や警備隊の者達も、公宮貴族院が機能停止している事が原因となり、各自が右往左往していた。

 しかも時刻は夜。本家ヘルツォーク本隊三十隻に加えて、さらに浮島一つを共にしている姿に気付く者は皆無であった。

 

 「陽動に目を惹き付けて、夜間にこの高度…… 完璧ですな」

 

 ローベルトが感心しながら呟いている。

 

 「当初案は日の出であったがな。陽動艦隊十隻の指揮と操舵練度があればこそだ。王国軍では夜間艦隊戦闘経験が無い者も多い中、儂と先代は寡兵であったればこそ豊富であったからな。そもそも先々代がまだヘルツォークの軍備が充実していた時に、「敵が苦手、且つ嫌がる事をせよ」と夜間襲撃艦隊運用を戦闘教義として共有化していた事も大きい。高高度艦隊運用の戦闘教義確立はエーリッヒの功績だな」

 

 エルザリオ子爵も当然のように答えている。

 

 「お兄様は流石ですね。うふふふ、フュルスト家率いる陽動艦四隻が浮島による火を灯して頂けたので、高度15,000Ftのここからでも良く見えます。首都の灯りもよく見えるものですね。夜間浸透襲撃、陽動と絡めるとここまで有用なものだとは」

 

 マルティーナは感心しながら、眼下を見下ろしていた。

 エルザリオ子爵は艦長席から立ち上がり、全艦隊に向けて魔力通信と艦上に設置されている拡声器を用いて発信する。

 事ここに来て、仮にファンオース公国に気付かれようが、通信自体を直接傍受されようが、もう意味を成さないからだ。

 

 「永きに渡るヘルツォークに折り重なるように蓄積した苦悩の終焉のために、王家の理不尽な約定により散っていったヘルツォークの英霊のため、ヘルツォークがファンオースに帰ってきたのだ! ヘルツォークの鎮魂の火は未だ灯らず。ならば! 我々の手で、我々が永きに渡り蝕まれている100億万度の業火で以て、ファンオース公国を焼き尽くすのだ! そしてその業火を鎮魂の(ともしび)として、ヘルツォークの父祖へ捧げよ!」

 

 「「ヘルツォークの嘆きを以て、ファンオースに終焉を!」」

 

 「「ヘルツォークの鎮魂の(ともしび)を掲げ、ヘルツォークに安息を!」」

 

 各艦の艦艇員達も皆が思い思いに吐露する唱和が聞こえてくるかのようだ。

 首都で慌てふためく公国民も、上空のヘルツォーク本隊から発せられる喧騒に気付き出している。

 

 「浮島の動力を停止、浮遊石を抜き出した後は落ちるに任せろ。ここは首都中央、爆発後は混乱で高射砲すら満足に撃てんだろう。外回りから耕していき、内回りは燃やしてやれ! 高度8,000Ftに降下せよ! 魔力シールド要員は、焼夷弾投下後に全艦の人員で風を巻き起こすのだ!」

 

 陽動艦隊が使用した浮島には、各四隻分の動力と浮遊石を使用したが、高度を確保するため飛行船八隻分の動力と浮遊石をこの浮島には使用していた。

 1個中隊が動力停止作業を終えた直後、浮島下部より鎧の3個大隊が浮遊石を抜き去る作業を即座に終える。

 本家ヘルツォーク領にて、この作業の訓練に習熟した阿吽の呼吸であった。

 首都外周部を掘り返すほどの爆薬を投下して逃げ道を塞ぎ、内周部を焼夷弾を投下して炎で阿鼻叫喚を演出。そして数千名からなる魔力シールド要員にて、火災旋風を巻き起こして狂乱と絶望、諦観諸共焼き尽くす算段である。

 

 「行け、忌まわしき積年による堆積したヘルツォークの慟哭よ」

 

 エルザリオ子爵以下艦艇員達は、落下していく浮島を見つめつつも艦隊を指定高度まで降下させていく。

 

 「うふふふふふ、さぁ、慟哭は喝采に! 既に賽は投げられました! さぁ、さぁ! お兄様へ喝采を!」

 

 マルティーナは独りベクトルの異なる興奮をその身に宿していた。

 

 

 

 

 ファンオース公国首都中央付近、空の騒がしさに目を向けた住民達、慌てふためく警備隊や衛兵達は確認するように(こぞ)って夜空を見上げる。

 星空が瞬いている頃合いであり、天気も晴れの夜空の筈が、彼等の視界は真っ暗に染められている。

 しかも得も言われぬ黒が自らに迫っているような恐怖を与えだした。

 

 「な、何だ!? 暗闇が落ちて――」

 

 空を見上げたその誰かの声は、最後まで発することが出来ずに轟音と衝撃が公国首都を襲う。そして一拍ほどの間を置いた後、閃光と爆風、衝撃音が多大な範囲を襲うこととなった。

 大きな傘のある茸のような形をした黒煙が、夜とはいえ炎に照らされており、首都のどこからでも確認することが出来た。

 

 「ま、またもや浮島が落ちただと!?」

 

 ファンオース公国首都防衛部隊の艦隊指揮官が、先程の悪夢を髣髴とさせる事態に意識を割かれてしまった。

 

 「ち、こちらは残り一隻に相手は三隻かい。後からやってきた二隻が鬱陶しいね」

 

 「こちらも中破に近いですぞ。お互いに魔力シールド要員もダウン」

 

 首都陽動艦を指揮するフュルスト家先々代の妻も獅子奮迅の艦隊指揮を見せたが、二隻の敵の増援、そして元々の鎧の数の差を覆す事は難しく、残りは自艦一隻と戦闘行動中に臨時編成された2個小隊しか残っていなかった。

 公国首都防衛部隊の鎧はまだ2個中隊が健在であった。

 

 「どうにかこうにかまだ生きとるが、爺共の体力は限界じゃのぅ。さて、ヘルツォークらしくて好きだがの……」

 

 フュルスト家先々代は信号を発する。

 

 「うちの妖怪染みた爺はまだ生きてたかね。何? 無難じゃな…… 了解と信号を返しな。それと旗艦はあたしんさね。左右をやりなってのも忘れるんじゃないよ!」

 

 最期の作戦が発動される。もちろん即興の作戦だ。

 

 「結局待つのは私かい。爺め、地獄で覚えておくんだね」 

 

 まるでその内容の簡易さを示すかのように、2個小隊の鎧による統制射撃の援護を受け、陽動艦の一隻は敵方の旗艦へ激突をする。

 

 「誤差の範囲じゃい婆! まだまだお手々繋いで、地獄へ共にピクニックへ行けるじゃろうが!」 

 

 弾薬すら心許無くなっている2個小隊は、特攻を選んだヘルツォークの軍艦級飛行船に対して、驚愕で一瞬固まったファンオース2個中隊を6機が搔い潜り、残り二隻に突貫して自爆を選んだ。

 互いの言葉など聞こえていないはずだが、フュルスト家の老夫婦は確かにこの時、相互に意識を共にしていたのだった

 残りヘルツォークの2機は、敵方2個中隊の意識を逸らすために突撃していき、自軍の軍艦級飛行船が全て大破及び撃沈させられた衝撃による、呆然状態の2個中隊を混乱させることに成功する。

 しかし、互いにファンオースの鎧を2機ずつ撃破した直後、目が覚めるかのように意識をヘルツォークの2機に戻した2個中隊の残数による一斉射撃で、ファンオース公国首都近辺、俗に言う20年前のネームドの墓場と呼ばれる地域にて、既にそこで眠る無数のヘルツォークの英霊達と共に眠りに就くのであった。

 

 

 

 

 火災と瓦礫の山と化している防衛用港湾軍事施設上空にて、浮足立ちながら迎撃に出たファンオース五隻を難なく撃沈したヘルツォーク六隻は、第三都市に配備されていたホルファート王国制圧用予備戦力の内十隻がつい先ほど到着したため交戦中であった。その戦闘真っ只中、首都方面から大きく立ち昇る立派な傘の茸雲を時間差で計二つ確認する事出来た。

 

 「おぉ! 暗くてわかりにくいが、ありゃさっきのがフュルストの婆さんで、今のが御当主様の本命だのう」

 

 「これで作戦自体は完遂が見えた頃合いじゃろう。わし等二隻側は、軍事施設破壊に爆薬とその爆薬が場所を取るせいで、元々少ない砲弾を使用したから弾数が心許ない。都市部側を攻撃した四隻も同様じゃ。そろそろ鎧共々覚悟を決めるかの」

 

 「覚悟なんぞ半世紀も前に決めておるじゃろが。焼夷弾しか積んどらん我々は、浮島で破壊出来なかった施設破壊に砲弾使うしか無かったからの。後はまぁ、この十隻にミソ付けられるわけにはいかん。やるしかないわな」

 

 互いにまだ小破の軍艦級飛行船が幾つか出ているだけであるが、艦隊砲撃戦になってしまうとヘルツォーク側は直ぐに砲弾が枯渇してしまう。

 鎧の数もヘルツォーク側は1個大隊と2個中隊に1個小隊。対するファンオース側は3個大隊に1個中隊が展開している。

 

 「これから自爆特攻を仕掛ける。奴さんの四隻には2個中隊と1個小隊が突撃せい! 1個大隊はファンオースの鎧部隊を墜とせるだけ墜とすんじゃ!」

 

 各艦は勿論の事、鎧の指揮官機からも「了解!」と簡潔な魔法による信号が放たれた。

 

 「では、ヘルツォーク港湾軍事都市攻略部隊の諸君等、ヘルツォークに安息を」

 

 己が命を散らす事に微塵も恐怖する事が無い彼等は、生き残ったファンオース公国兵の深奥に、決して拭う事が叶わない恐怖を植え付けたのであった。

 

 

☆ 

 

 

 ファンオース公国首都が燃えている。

 そのような表現は比喩だ。砲弾積載量を犠牲にしつつ積めるだけ積んだ爆薬にて、実際には掘り起こされて耕され、そして最後に業火で燃やし尽くされたといった方が正しいだろう。

 既に本家ヘルツォーク本隊は、絶望と恐怖による阿鼻叫喚の渦に叩き込んだファンオース公国首都に背を向け出していた。

 

 「締めはお前だマルティーナ、出来るな?」

 

 「当たり前ですお父様。わたくしには、ヘルツォークの嘆きや苦悩よりもお兄様の御命令に勝るものはありません。お兄様がファンオースを焼けというのであれば、灰になるまで焼き尽くし、ファンオースを救えというのであれば、誰よりも慈しみを持って手を差し伸べるでしょう」

 

 マルティーナの言葉と微笑が物語るように、ヘルツォークの軍人や老人達とはまた異なる覚悟をその身に宿している。それを知らしめるかの如く、その肢体から陽炎のように決意の現れを立ち昇らせていた。

 艦艇員はマルティーナの醸し出す雰囲気に当てられてしまい、生唾を呑み込む音がそこかしこで聞こえてくる。

 

 「覚悟は個々人それぞれだ。お前はそれで構わん。暴走させてエーリッヒに迷惑を掛けなければそれでよい」

 

 「うっふふふふふ、わたくしがお兄様に迷惑を掛けるなど、そのような事ありえません。このファンオース公国首都をお兄様にご覧頂けないのが残念ですが。では、フィナーレをヘルツォーク艦隊に披露して参ります」

 

 娘の成長、いや、その変わりようにエルザリオ子爵は背筋が少々冷えたのを感じ取ってしまう。元々のヘルツォークの資質は十分過ぎる程であったが、エーリッヒの影響で変遷してしまっているのだ。

 エーリッヒが聞いたら、断固として否定しそうではあるが。

 

 「うふふふふふ、んふふふ、ふふふふふふふ」 

 

 マルティーナは軽い足取りで、ブリュンヒルデの船尾に向かい歩き出す。その妖艶で妖しい姿をブリッジに詰めている艦艇員達は、背筋を凍らせながら見送る事しか出来ないのであった。

 船尾に複数の護衛を引き連れたマルティーナは、悠然と佇みながら燃え盛り、瓦礫の山と化したファンオース公国首都を見下ろしている。

 

 「あの、お嬢様。艦の外に出るのは危険ですが……」

 

 勿論それはエルザリオ子爵もマルティーナとて承知済みである。だからこそ鎧の1個中隊が艦上に待機もしていた。

 だが、護衛達にはその理由、所謂エルザリオ子爵が締めといった作戦内容は知らされていなかった。

 

 「あぁ、この作戦の最後を飾るのですよ。12家しか知らされてないので仕方ないですね。よく見ておきなさい」

 

 マルティーナは、内腿のガーターに仕込んでいた銃のような魔道具を取り出した。

 護衛達はマルティーナが醸し出していた色気に加えてスカートを少々とはいえ、艶然とした所作で捲り上げる動作に、視線が吸い寄せられそうになるのを恐怖心から慌てて目を逸らした。

 

 「これはですね、ファンオース公国民が大好きなお友達を呼び出す魔道具です。ヘルツォークにはお友達が少なかったですからね。本当に羨ましい」

 

 「お、お友達!? ……ですか?」

 

 護衛達には、マルティーナがこの類をみない程相手に混乱と打撃を与えた首都を見下ろしながら、態々口に出す内容だとは思えなかった。

 

 「黙って見ていなさい。お兄様が見る事が出来ない光景をあなた達は直接見る栄誉を賜ったのですよ。あぁ、お兄様! 本当にお労しい」

 

 マルティーナが船尾の縁から、炎に包まれているファンオース公国首都へ魔道具の銃口のような部分を翳す。

 髪を他靡かせ艶美な微笑を浮かべるマルティーナが、護衛達には燃え盛る首都の状況よりも、余程空恐ろしく感じてしまう。

 

 「寂しいでしょう。悲しいでしょう。しかもここから先が地獄の入り口。でも大丈夫。あなた達のお友達が地獄までお供してくれるでしょう。うふふ、寧ろ嬉々として案内しながら地獄に連れて行って貰えるでしょうね」

 

 笑みが妖艶に変化していき、マルティーナは魔力を最大限に込めて引き金を心底楽しむように引き絞る。

 少々気の抜けるような、バシュッというような音が響き渡り、照明弾のような光が奇妙な音を発しながら、ファンオース公国首都に落ちていった。

 

 「な、何ですこの妙な耳鳴りのような音は?」

 

 護衛達もマルティーナの行動の意味がわからず、妙な音に警戒心が沸き起こる。

 

 「あぁぁっはぁ! ふふふふふ、これは彼等の歓喜の声ですね。ほら、出て来ましたよ。お友達と遊びに来た無邪気で可愛い彼等達が」

 

 本家ヘルツォーク本隊の頭上やその周辺から、万を優に超えるモンスター達が一斉に集まりだし、照明弾が落ちた方向に我先にと進み出していった。

 護衛達にはまるでマルティーナの背後や頭上、マルティーナ当人から万を超えるモンスター群が噴出したかような錯覚に見舞われてしまっていた。

 

 「うふふふふふふ、さぁ、さぁっ! 炎の中で踊るといいわっ! お友達と遊べて嬉しいでしょう! 楽しいでしょう! モンスター達! 首都の公国民共と遊び、戯れ、地獄に案内してやりなさいっ! んふふふふ、ふふふふぁははははははははは! ヘルツォーク、いえ、お兄様の慟哭を思い知るがいいわっ!」

 

 涙しながら狂喜するマルティーナの姿に、護衛達は恐ろしくて声を発する事が出来なくなっていた。

 

 

 

 

 「作戦名、ダスヴィークラァゲン(慟哭)、完遂だ」

 

 「「はっ! ヘルツォークの嘆きを以て、ファンオースに終焉を!」」

 

 「「はっ! ヘルツォークの鎮魂の(ともしび)を掲げ、ヘルツォークに安息を!」」

 

 本家ヘルツォーク子爵領に航路を取っている本隊、ブリッジから甲板に出て、マルティーナが呼び出したモンスター群を確認した面々は、作戦の完遂を喜んでいる。

 首都陽動艦四隻は、ファンオース公国首都防衛部隊十隻に加えて、遅れて到着した首都予備防衛戦力二隻と相討ちの様相を呈していた。

 エルザリオ子爵を含む各艦の艦艇員達は空域離脱時に敬礼をする。

 小型艇で脱出を良しとせず、艦艇員一同の働きで以て、公国の飛行船に突撃後自爆を選んだのであった。

 その戦いで大破させられた公国の飛行船からは、脱出用の小型艇が首都に降りて行ったが、今頃はモンスター群に群がられている頃合いだろう。

 

 「防衛用港湾軍事都市側に向かいますか?」

 

 副長のローベルトが確認してきた。

 

 「作戦通りこのまま本家ヘルツォークへ帰還航路を取る。そんな事をしたら、あの方々がまだ戦っていた場合、我々が砲弾を叩き込まれてしまうだろう。覚悟など我々が生まれる以前から決めている方々だ。無粋過ぎる」

 

 「ですな。気持ちは我々もそうですが、エーリッヒ様は悲しまれるでしょうなぁ」

 

 「お兄様はお優しいですからね。わたくしがお慰めしますので心配ございませんよ」

 

 カツカツと女性用の軍靴音を響かせながら、マルティーナがブリッジに戻ってくる。

 一様に顔を青褪めさせた護衛達は自らの持ち場に戻っており、マルティーナの所業が噂されている頃合いだ。

 

 「エーリッヒに褒めて貰い、甘える気満々のお前が何を言っているのだ」

 

 エルザリオ子爵は、副長のローベルトとの会話での感傷が霧散してしまい、深い溜め息を吐き出してしまった。

 

 「なっ!? お、お父様っ! そんな事はありません!」

 

 マルティーナは抗議しようと声を上げるが、ローベルトまでが追撃を掛けてくる

 

 「図星ですか。エーリッヒ様には他にも正室と側室がいらっしゃる。そちらに期待したほうがよさそうですな」

 

 「ローベルトまで!? もう、何なんですか! お兄様には、わたくしだけで大丈夫なんですからぁ!」

 

 本人にとっては、とても強く重たいマルティーナの慟哭が響き渡るのであった。




このシーンまで書く事が出来て感無量です。
お読み下さる方々には感謝を。

フライタール辺境伯越境戦の浮島爆散から、この結末を考えてましたが、書ききるまで続けられるとは……

本当にありがとうございます。
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