乙女ゲー世界はモブの中のモブにこそ、非常に厳しい世界です 作:N2
tkm9918様、Skazka Priskazk様、木村長門守重成様、enever様、見物人様、誤字報告ありがとうございます。
ヘルウォーク、ユリウスが死にそうな顔になりながら、うわ言のように何度も言葉に漏らしている。
他の四人も息も絶え絶えだ。一緒に参加させたヘルツォーク伯爵家の実質的な寄子であるバロン男爵家の嫡子であるロタールはピクリとも動かない。
おバカファイブは実戦経験もしたし、王国内では優秀な人物たちなので新人規定訓練を省き、ローテーションで行われる特別訓練に参加させた。
ロタールも新人規定訓練は突破していると聞いていたので学園入学前に体験させてみた。
しかもまだ一日目だというのに情けない。
「あと四日あるんだぞ」
ヘルトルーデを襲撃したかと思えば神殿まで鎧で襲撃するわ、更には予算を一瞬で溶かすわで遂にミレーヌ様の堪忍袋の緒が切れた。
王宮の準閣僚級やその下で権威がある者の中には、処刑しようとまで企てる始末。
さすがにリオンが浮島を献上してまで助けたのだから、強硬策の暗殺は不味いと考えたバーナード大臣とレッドグレイブ公爵は、何故か? そう、何故か俺にお願いしてきたのだ。
襲撃と予算使い込みの失態で、アルゼル共和国へリオンに内緒で留学させる事が決定したが、「性根を鍛えなおして欲しいの」なんて胸元ザックリのドレスに手を組みながら、上目遣いでミレーヌ様にお願いされたら断れる男はいないだろう。上腕で胸を挟み込みながらのお願いはズルいと思います。
そういえば、クラリスやマルティーナもよくする仕草だよなぁ。女の本能なのだろうか?
「朝食前にあの無茶苦茶なマラソンを二時間走らせて、朝食を食った後にまた二時間、筋トレ一時間に昼食、その後また二時間のマラソンした後、休憩を兼ねた筋トレ一時間とか意味不明だろ! んでまた二時間のマラソンとか…… 吐くぞ! ていうか殺す気か!」
グレッグは意外と元気そうだな。
「まだ学園入学前の彼、ロタールか。死んでるんじゃないのか?」
クリスも体力バカな面があるのか、何とか身を起こして座り込む程度だ。ちなみにユリウスは大の字で激しい呼吸を繰り返しながら、ヘルウォークヤバい、ヘルウォークヤバいとうわ言を繰り返している。
そしてジルクとブラッドは、ロタール同様にピクリとも動かない。
「今日のメニューは終了だ。17時過ぎたし、夕食食って早く寝ろ――」
食えるかアホォ、などと弱々しいが反抗的な声がチラホラと聞こえてくる。
「――いいか、残したらまた二時間走らせるからな。しかも魔法攻撃は倍にするというオマケ付きだ。吐きそうになったら意地でも飲み込め!」
ヘロイーゼちゃんが撃沈している三人に水を掛けて叩き起こしている。
「こ、こんなのに何の意味があるんだよ……」
グレッグはボンボンなので、こういう地味で基礎的な訓練は嫌いらしい。
「アホか! 体力が無くなりゃ死ぬだけだ。そして体力の無い極限状態でも最適な魔法の行使、回避行動を行えるようになるための基礎訓練を舐めるな! 鎧なんか体力に魔力、精神力が加速度的に減るんだぞ」
ふはははは、ファミコンウォーズよりもヘルツォークにのめり込ませてやる。
こいつはどえらいヘルツォーク、というやつだ。
「旦那様、そろそろ夕御飯の準備が出来たみたいですよ」
「ありがとうイーゼ。喜べ、明日はお前らの大好きな鎧を使った訓練だからな。しっかり食って休め!」
ユリウスとクリスとグレッグの三人は何とか自力でヘルツォーク伯爵家の屋敷に歩いていけたが、ジルクとブラッドとロタールは無理そうなので、マラソンを監督兼魔法攻撃を取り仕切っていたヘルツォーク伯爵家の軍人達に担いで行って貰った。
「なんていうか、一緒に参加してた旦那様は大丈夫なんですか?」
エルンストとマルガリータ、それにヘルトラウダ嬢は褒章式典参加もあり、入学までそう期間も無いのでそのまま学園の領に滞在している。
バロン男爵家のロタールは、この訓練を終えてから王都に行くそうだ。
クラリスやマルティーナは、王都で新しくラーファンと家名が変更された、浮島ラーファン子爵領と本土ラーファン子爵領関連の仕事をお願いしている。
身重だしね。仕方いね。
ナルニアは二人の補佐と王都での事業関連で手が離せない。
だからヘロイーゼちゃんには、訓練の補佐として雑用をお願いするために来てもらっていた。
褒章式典には俺も参加するというのに、なんでこんなタイトスケジュールを組まされているのだろうか…… 解せぬ。
「正直言うと病み上がりで辛い。ただ、僕は慣れているから力の抜きどころを分かっているからね。リハビリには丁度いいよ」
「アハハハ、丸一日魔法攻撃から逃げ回るように走って合間に筋トレをリハビリにするとか、ヤバいですね☆」
夕食間近だからヘロイーゼちゃんもお腹がペコリーヌになっているのだろう。
「僕の身体を気遣ってくれる、とても優しいイーゼの気持ちを無碍にするわけにはいかないから、寝室は別にしよう。そうしよう」
「げ、元気一杯な旦那様は素敵ですね! リハビリ最高です! もうすっかり健康じゃないですかね。いや、健康だと思います! 万全です!」
調子とノリのいいヘロイーゼちゃんだった。
☆
「スピードが落ちてるぞ! キリキリ飛べ!」
監督官が先頭でペース配分を行い、その後ろに6人が搭乗する鎧が臨時編成3機における小隊飛行をしている。
俺はおバカファイブの尻に引っ付いて激を飛ばしていた。
「聞いてないぞ! 24時間連続飛行なんて!」
午前5時に叩き起こして朝食後、6時に鎧に搭乗させた。
さすがにこの五人が、昨日のマラソン地獄で吐かなかった事には感心させられた。
ロタールは何度か吐きそうになっていたけど、意地で呑み込んでいたから合格としよう。当たり前だが、国境近辺を預かる貴族家の子息は気合いが入っている。
「水も携行食もコクピットに持たせただろうが、催したら殻になった水筒にでも出せ。別に漏らしても構わないぞ! 戦闘中はそんな下らないことを気にする奴から墜とされるからな!」
スペランカーなんかイージーモードに感じるくらい簡単に死ぬのがヘルツォークだ。
訓練だからこそ、小分けに水筒3本と携行食バー、硬く焼いた小麦粉の中に塩と砂糖、ドライフルーツが練り込まれている物を持たせている。
「き、休憩も無しにかい?」
「この馬鹿が! 休憩だと? ブラッドは墜とされたいのかっ!! 慣れたら僚機と交代で寝ながらでも飛行出来るようになるんだよ! 国境の哨戒を甘く見るんじゃない。それからジルク、昨日は午後の最後のマラソンで早々に魔法を食らってワザとダウンしただろ? そんな誤魔化しはこの訓練では通用しないからな!」
そう、ジルクはズルをやったが、その代償はほぼ瀕死の状態だった。一応治療魔法はかけたが、ペナルティで中途半端にしてある。今は身体中が筋肉痛に加えて、打撲や裂傷の痛みに襲われている事だろう。
「な、何を根拠にそんなことを!?」
「腑抜けた飛行をしたら、魔法で攻撃するからな! あのフルマラソンを24時間、鎧の飛行で体験させてやる。ほら、お試しだ!」
「ちょ、ちょっと待って下さい! 俺は関係無いですよね!?」
ロタールが堪らないといった具合いに意見してきた。
「連帯に決まっているだろ! 同じ隊の馬鹿のケツは自分が拭うぐらいの意識を持て! だから僕もこの馬鹿五人のために訓練に付き合っているんだろうがっ!」
俺の魔法攻撃で隊列を乱しながらも何とか飛行を続けている。ただ、そのせいで魔力と体力、そして精神力が無惨にも削り取られているのが分かる。
「くっ、敢えてギリギリのラインで躱す事の出来るイヤらしい攻撃だ」
ユリウスは愚痴を溢す事に抵抗はなくなっていた。
エーリッヒの高笑いと要所々々の魔法が響くのだった。
「おはようございま〜す!」
ヘロイーゼちゃんが、鎧から身体を投げ出されたかのように突っ伏している六人へ水魔法を容赦なく放水していく。
ついでに臭うコクピット内へも放水していった。
「ご苦労だったな諸君。三日目は休養みたいなものだ。喜べ」
「え! じゃぁリックさんもお休みですか! 私、二度寝したいです!」
ピョンピョン手を挙げながらいち早く反応したのはヘロイーゼちゃんだった。俺の名前呼びが咄嗟で出ており、取り繕っていないのが丸分かりだ。
でもね、この6人とヘルツォークの軍人達に格好をつけているだけで、俺も満身創痍なの。血液が足りない≒で体力も酸素も平常ではないからね。
ヘロイーゼちゃんとの甘々な特訓を続けたら、たぶん俺は死んじゃうと思うよ。
休養という言葉に6人の目に光が戻り始めた。
「そう、休養だ。午前中は座学に午後は机上演習だ。身体は動かさないから、まぁ休養みたいな物だろう。講師は僕が直々にやってやる。監督官の君は休養だ。寝るなりなんなりしてくれ。首都ヘルツォークの繁華街で遊んでもいいぞ。請求は僕に回せばいい」
監督官の三十手前の軍人は、嬉しそうに敬礼して去っていった。
「えぇ〜、この五日間は一緒に寝れると思ったのに〜。ぶぅぅ」
「ごめん。今日の夜は僕のほうからお願いするよ」
ニパッと笑うヘロイーゼちゃんにほっこりしてると――
「あ、悪魔かお前はっ!」
ユリウス殿下が激昂した。元気だな。
「徹夜で飛んで寝ないで座学!?」
グレッグは驚愕している。
「こんな訓練を定期的にだと…… 死人が出てもおかしくない」
クリスは今までのたった二日間の訓練に恐れ慄いていた。
ジルクとブラッドは、ダウンという名の睡眠に移行している。
ロタールは意識があるが――
「あぁ、父さんと兄さんがいる。俺もそっちに行く―― グハッ」
殴り飛ばした。
「はっ!? 今、父さんと兄さんがそっちに行こうとしたら戻れって……」
ラーシェル神聖王国フライタール辺境伯越境戦で、壮絶な戦死を遂げたバロン男爵とその嫡子、ロタールの兄もまだ早いと言っていたのだろう。
「訓練なんかであっち側に行くな。いいな」
コクコクと首を縦に振るロタールの目に光が戻ってきた。
「はぁ、ヘロイーゼちゃん。ジルクとブラッドにキツめの水をぶっかけて。三人はジルクとブラッドを担いで来い。湯で身綺麗にしてから朝食、その後に座学を始めるからな。俺が寝たと判断したら連帯責任で筋トレだ。もちろん魔力を使わないで腕立て100、腹筋100、背筋100,スクワット100を5分でやってもらう」
そして座学時には二度悲鳴が沸き起こった。
原因はジルクとブラッドであることは言うまでもない。
そして四日目
「今日は6人で総当たりの鎧を使った模擬戦をやってもらう」
俺は眼の下に隈を作りながらも気丈に振る舞っている。
艶めいた表情で笑顔を浮かべるヘロイーゼちゃんには、6人も恐恐とした視線を向けていた。
容赦ない放水を浴びせられるから仕方がないのかもしれない。
「待て、ヘルツォーク兄。私は君と剣を交えてみたい」
「俺もだ! この三日間の鬱憤を俺の槍で晴らしてやるぜ!」
全身ズタボロのくせにこうも強気なのは素晴らしいな。ユリウスにジルク、軟弱なブラッドもヤル気になっている。
「お前らは決闘と模擬戦を混同しているようだが全然違うからな。フィールドは驚くほど広い。お行儀のいい王国中央軍所属の教導隊の指導と一緒にするなよ。総当たりが終わったら僕と6対1だ。遊んでやるよ」
俺の言葉にプライドを刺激されたようだ。
「ざっけんな! てめぇ、吠え面かくなよ」
グレッグは威勢だけはいいな。
「実際に黒騎士を倒したのは君ですが、我々は四人とあの怪しい仮面の五人で少しとはいえ黒騎士と渡り合いました。そしてここには殿下とロタール君もいます。油断は愚の骨頂では?」
ジルクは元気がいい。何か良いことでもあったのだろうか?
「ファンオース正規兵二個大隊72機を同一戦場で撃墜した僕に対してよく言う。だろうロタール?」
無駄に口を開こうとしないロタールへ敢えて振ってみたら、アワアワとしだしてしまった。
まぁ、元王太子に有力貴族家の元嫡子達だ。ロタールも男爵家の身としては緊張もするだろう。
「先輩達はバカなんですか? エーリッヒ様は学園入学前、3倍以上の敵艦隊と鎧部隊を、自らが総指揮官として合同軍の鑑の指揮と鎧の指揮をしながら、ラーシェル正規兵や騎士の鎧を77機撃墜してるんですよ。よくそんな言葉を吐けますよね――」
あれ? 緊張……
ま、まぁ、5人というかジルクとブラッドの不甲斐なさを目の当たりにしているロタールは、軍事演習の場ではもうこの5人には気を使わないか。
机上演習もグレッグより上でクリスよりもちょい上だった。あの二人は間違いなく脳筋だしね。ビックリしたのが、戦略と戦術面の両方でブラッドがトップだった。
てっきり俺は戦略はジルクで戦術はユリウス辺りかなと思ってたのに。
「――エーリッヒ様は病み上がりでこの訓練に参加して誰よりも余裕じゃないですか。その上全員が昨日の机上演習で、エーリッヒ様に泣かされていたのに…… 先輩方の神経がわかりません」
ロタールは勘弁してくれと首を横に振り、おバカファイブは一斉に目を逸しだした。
まぁ、基本を抑えているからこそ、現場での独断専行の思考が行えるものだからな。其の辺をおバカファイブ、ましてや王国軍の参謀本部に遅れをとっていては、とてもじゃないがヘルツォークは守れない。
でもねロタール、俺も満身創痍なの。ラスボスが嫁さんなの。ラスボスからは逃げられないの。寧ろ逃げたくないどころか、俺から率先して戦いたいとすら思ってしまうぐらい可愛いんだ。
そして――
「遊びでやってんのかお前らっ! ケツなんか振っていたらぶち込まれるぞ!」
弾頭部をペイント弾に変えた小型魔力弾頭が、6人の鎧を染め上げていく。
「机上演習後に習ったフォーメーションを取るぞ、グワッ」
臨時編成小隊の隊列に移行した所にスピアの小型化した穂先、ヘルツォークで言うクーゲルのペイント弾で染めていく。
「何で合図を決めておかないっ! 止まったらただの的だろうが!」
「そ、そんなの習って―― うわっ、モニターが!?」
ブラッドが愚痴を叩いた所を、頭部に魔力感知攻撃兵装のクーゲルがペイント弾を御見舞する。
「子供のお遊戯会じゃないんだぞ! 古馴染みだと言うのならば、事前か咄嗟にでも決めておけ! 前衛はクリスと半歩下がってグレッグ、後方両翼にジルクとブラッドで掩護攻撃! 後ろを取られたらすかさずグレッグが前に出てクリスが来るまで対処だ。ユリウスとロタールで僚機を組んで遊撃。せめて僕の鎧に掠らせてみろっ!」
終わってみれば俺に掠る事も出来ずに模擬戦は終わった。
初陣での勢いではまだ理解出来ない三次元戦闘をこれで知ったことだろう。修学旅行で経験しているクリスは順応が早かった。
グレッグとブラッドは空賊退治で鎧での実戦を経験してはいたが、所詮あれは甲板上での戦いだとリオンから聞いている。
ユリウスやジルクとは変わりなかったかな。
まぁ、仮面を付けて激戦区に現れたとリオンから聞いたバカ殿下も、実戦経験はあるけどまだまだだな。
「さて諸君、明日はお待ちかねの実戦だ。ロタールも初陣はまだだったな」
おバカファイブは目を光らせる。
この自信はどこから来るのだろうか?
「俺が実戦!? いいんですか?」
ロタールは驚きと困惑が大きいようだ。
「ラーシェル側国境は、フレーザー侯爵家とヘルツォーク伯爵家の力で、他の国境線よりも戦乱は落ち着いてはいるが、王国の感触を確かめるかのような小競り合いは頻発している――」
おぉ、と皆がヤル気に満ちだしていた。
ロタールは国境を預かる貴族家出身としてまだわかるけど、おバカファイブって結構しぶといよなぁ。
「――そこで、我々が3機の増援を加えて10機一艦、護衛に二艦随伴させてラーシェル偵察艦を拿捕する。お前達五人と僕で敵艦に乗り込んで制圧。ロタールは小隊を組んで敵鎧と交戦だ。僕の合図で護衛艦の鎧と交戦を引き継いで、小隊も制圧戦に参加だ。敢えて聞こう。殺しを、自分の手を敵の血で汚したくないものは去ってもいいぞ」
もしかしたらと思って言ったが、誰も拒否しないどころか獰猛な視線を浮かべている。
「敵艦制圧後の拿捕と捕虜獲得は立派な戦果だ。僕が責任を持って報告してやる。六日目の午後までは、僕の奢りでヘルツォークの首都で遊び倒してもいいぞ。繁華街を管理している陪臣家には、今から明後日は朝から営業しろと伝えておく」
「「「「「「うぉぉおお! やぁってやるぜ!」」」」」」
6人の殺る気はMAXだ。男って現金だよなぁ。
「へぇぇ、旦那様も遊ぶんですかぁ…… その日の午後には王都への飛行船で帰るのに」
ヘロイーゼちゃんがジト目で剥れ出した。
「まさか。今日と明日の夜は一緒に過ごしたいし、明後日の飛行船に乗るまではイーゼと過ごしたかったんだけど、ダメだったのかな?」
「ダ、ダメじゃないですよ! エヘヘ…… でも、何か言い方がズルいです」
満面の笑みで抱きついてきたかと思えば、途端に口を尖らせてきた。
可愛ぇぇ。
「おい、ところ構わずイチャつくのはどうかと思うぞ」
ユリウスが自分とマリエとの関係を棚にあげて苦言を言いやがった。
「まったくですね。これではクラ、いえアトリーさんも気が気では無いでしょ―― グハッ」
お前が言うなよジルク。とっさに魔力波で吹き飛ばしてしまった。クラリス自身がお前に未練が無いらしいから、この程度で許してやる。
ヘロイーゼちゃんもジルクを、あり得ないでしょって感じで凝視してるし。
「ジルク、お前はよくそんなことが言えるな」
ユリウスの啞然とした物言いにグレッグとクリス、ブラッドも頷いていた。
そうしておバカファイブは、制圧戦も返り血をしっかりと浴びながら熟した。エルンストが少々危惧していたロタールの実戦経験は、ヘルツォークのベテランに守られ、アシストも万全な状況で敵鎧を共同撃墜2機、制圧戦による白兵戦も経験したのだった。
ヘルトラウダ嬢の取り巻き、そしてエルンストの補佐としてもこの年齢では、充分合格だと言える仕上がりとなった。
でも、結局の所あのおバカファイブの性根って治らないと思うんだけど…… 何か、バカがバカのまま更に強くなって迷惑な存在になってしまったような気がする……
いや、まぁ一応、上官の言う事は反射的に敬礼して聞くようにはなったけどね。
不安だ……
ちなみに腕立て150、腹筋150、背筋150、スクワット150回を15分間、20歳から32歳まで、朝と晩に2セットを月〜金でやってました。自重でのトレなので筋肉をつけるというよりも身体全体を絞るという感じでした。
力こぶは絞りに絞ると2つ出来る事に感激(笑)
体脂肪も30過ぎで8%代をキープ。ただし、何故か止めてしまったら、36ぐらいにはオッサン体型が進んで行きました(笑)
あぁ、せめて10年前の体型に戻りたい。:゚(;´∩`;)゚:。
1年生編までのオリジナル人物の紹介は必要か?
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必要
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いらね〜し
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どっちでもいいかなぁ