乙女ゲー世界はモブの中のモブにこそ、非常に厳しい世界です   作:N2

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閑話みたいな感じになってしまいました。
一応時系列的に繋がっているので、第何話とさせたいただきました。

たまにはこういうの書かないとね!
最近閑話で息抜きし過ぎたけど(笑)

なんか例のごとく、すみません


第41話 お兄様(義理)と寝よう!

 「お帰りなさいませ。エーリッヒ様」

 

 「ただいま、というよりも何故この部屋にいる?」

 

 3人での話合いが終わり、艦内のシャワー室を使用した後、与えられた艦長クラスの部屋で休もうかと思い、もちろんノックをせずに入室すると、マルティーナが特に慌てる事もなくデスクで作業をしていた。

 ローベルト艦長が行うような戦闘詳報の記載だな。おそらく経験を積ませるため、マルティーナに記載させて後でローベルトにチェックさせる腹積もりか。父上当たりの指示だな。

 

 「わたくしは艦隊司令のような立場だったので、ここをお借りして、シャワー後に作業しておりました」

 

 ふむ、なるほど。

 湯上がりの色気と良い香りが室内を充満しているが、来客もしくは艦内を出歩くために寝巻きではなく、しっかりとした軍服の上着を脱いだ格好だ。

 艦隊戦時は、マルティーナもヘルツォークの軍服を着用していたが、長い脚に括れた腰、軍服を押し上げる胸は、正直色気と凛々しさが絶妙に同居しており、非常に似合っていた。

 

 確かにこの艦長クラスの部屋は3室しかない。その下は各上級指揮官クラス、さらに下級指揮官クラス、そして一般クラスだ。

 わかりにくいから、前世の階級を取り入れようかとも思ったが、そこまで大所帯ではないので、親父に見送られている。

 俺はわかりやすいんだけどな。

 親父とローベルトと俺が艦長クラス、エルンストはローベルトに気を使ったのか、一つ下のクラスの部屋を使っている。

 親父がブリュンヒルデに移ってきたから、艦長クラスの部屋が足りないのだ。まさかローベルトを下に移らせるのは偲びない。

 実はマルティーナは連休でもある事なので、このまま帰艦する飛行船に乗艦してヘルツォーク領に帰ると皆が思っていた。だから誰もブリュンヒルデでの部屋を考慮していなかったのが失敗だ。

 何故考慮していないか、学園の1年生の女子が、戦闘後に軍艦級の飛行船で、寝泊まりはしないだろうという先入観があったからだ。

 まさか艦隊司令に対して下のクラスを使わせる訳にはいかないな。親父、ローベルト、マルティーナとなるか。俺は一番下のクラスでも構わないし、空いているところでいいか。

 

 「すまない、盲点だった。じゃあ僕は他を使おう。おやすみティナ」

 

 しかしここを借りたと言っていたよな。

 

 「何を仰有っているんですか? お帰りなさいと言ったじゃないですか。エーリッヒ様のお部屋はここですよ。それにしてもだいぶお疲れ…… あら?」

 

 スッとマルティーナが近づいて目元を見てきたので、慌てて顔を背ける。

 

 「何でもない。大丈夫だ」

 

 「明らかに…… いえ、ではもうお休みになりますか?」

 

 気を使って流してくれたか。バレバレなのは情けない限りだが、有り難くもある。

 

 「ああ、休むがティナの部屋は? 確かこのクラスは父上とローベルトが……」

 

 「はい。ですのでここです」

 

 ん?

 

 「じゃあ、やっぱり僕は他じゃないか?」

 

 「あのですね。爵位持ちであり、あの強襲の立役者を下のクラスで休ませられますか? しかも各指揮官クラスは埋まってます。まさかエーリッヒ様が一番下のクラスの部屋を使うと? ありえません!?」

 

 もっともだな。

 個人的には、一番下のクラスの狭い2段ベッドでも俺は構わないが、示しもつかないだろう。

 まさか艦隊司令の我が妹様を、そんな部屋に送る事はもちろん無理だな。

 では歴戦のローベルトをそんな部屋に送る? そんな扱いは彼に対して失礼過ぎる。マルティーナがローベルトにそんな事を言ったら、頭ひっぱたいて俺は怒る。

 ふむ、どうしてこうなった?

 

 「じゃあそこのソファーに寝るよ」

 

 幸いこの艦長クラスの部屋には、密談というか内々の話が行えるように、ローテーブルとソファーが据え付けで備えられている。

 多少窮屈だが、この若い身体には問題ない。ぶっちゃけ床でも構わない。

 

 「お兄様はアホですか!? それじゃあわたくしが鬼嫁みたいじゃないですか! ちゃんとベッドで寝てください。わたくしが父上に怒られるじゃないですか!」

 

 知らんがな。どちらかというと鬼妹だな。

 

 「あれ、じゃあティナは?」

 

 「わたくしもベッドを使いますが? まさかお兄様はわたくしに! ソファーで寝ろと!?」

 

 何だその演技臭い衝撃の受け方は。ちゃっかりよろめいてベッドに腰を掛けているし。

 いや、俺がソファーで構わんと言っている。

 そもそも一緒に寝たら父上に怒られるぞ!

 しかも軍艦級の飛行船のベッドは狭い。この艦長クラスや指揮官クラスの部屋だって横幅1mくらいだ。

 一般クラスは70から80cmくらいなもんだ。狭いのだ。

 正直2人で寝れない事もないんだよなぁ。ティナは華奢だし。

 

 「まったく。父上とかには内緒だぞ」

 

 「え、知ってますよ。お前は帰らないでどうするんだ? と言われたので、お兄様の部屋で過ごしますと言ったら、御許し頂けましたが」

 

 ティナが、何を言っているのですか? と俺がおかしいみたいになっている。

 は? おいおい、まさか親父のお前はゆっくり休めって、そういう意味じゃないよな? 

 まぁ、親父から見たら何だかんだ自分の子供みたいなもので、俺達は兄妹なのだろう。男親だしあまり考えていないということか。

 まったく親父もこういうところは無頓着でいけないな。エルンストは気にしそうなものだというのに。

 

 「わかったよ。ティナは華奢だが、2人だと狭いからな。あの学生寮のベッドとは違うんだから、狭さに文句言うなよ」

 

 「は、はい! それはもう! 寧ろそのサイズで構わないぐらいです!!」

 

 いや、だからこれだと2人は狭いだろ。

 我が妹様も質素倹約のヘルツォークが身に染みているな。あの学園に通っているんだから、もう少し贅沢を覚えてもいいというのにな。

 そう言ってティナは頬を染めながらスカートを下ろした。

 ストン、パサッという音がやけに耳にこびりつく。

 

 「は?…… 何やってるんだ?」

 

 「え、いえ、このままだと皺になります。あ、あまりジロジロ見ないでください……」

 

 マルティーナが腰高のせいもあるのだろう。女性用に採用されているカッターシャツの裾を押さえて、その下の下着は見えないようにしていた。

 その頬を染めた恥ずかしげな表情に加えて、細く長い綺麗で艶かしい脚に一瞬くらりとしてしまう。膝と膝を合わせているが、腿と腿の間のあの空間が蠱惑的で、甘美な香気を放つかのように視線が吸い寄せられてしまった。

 慌てて視線を上に持っていく。すると若干前屈みのせいか、深く立派な胸の谷間が脳の奥深くを直撃するように飛び込んでくる。

 

 「す、すまない」

 

 「い、いえ……」

 

 俺は慌てて後ろを向く。プチ、プチ、シュルシュル、恐らく上のシャツを脱いだのだろう。確かに軍艦とはいえ、警戒体制は解かれているので、所定の軍服を着たまま寝る必要はない。

 俺も元々は、雑に脱いでトランクス一枚かインナーのシャツだけで寝るつもりだった。

 これは、俺のほうが不味いかもしれない。なるべく音を立てないよう静かに唾を飲み込む。

 脱いだ瞬間を見たせいだろうか。寮のベッドでマルティーナのネグリジェを見た時よりも興奮してしまう。

 

 「お、お兄様もどうぞ。あの、お召し物は皺にならないようにハンガーにでも」

 

 ベッドに入り、目から上だけを出して俺を誘うマルティーナ。気づけば着ていたスカートとシャツは、綺麗にデスクの椅子に掛けられていた。

 

 「ああ」

 

 まさかマルティーナが見ている前で脱ぐ事になるとはな。意識をすると余計に恥ずかしいので、気にせずにコートハンガーにカッターシャツにズボンと掛けていく。

 暑さは和らいできたが、2人で寝るには暑かろうと思い、インナーシャツも脱いで掛けた。

 

 「きゃ!」

 

 我が妹様は、俺のストリップをガッツリと見ていた。

 気にしたら負けだ。トランクス一枚で気丈に振る舞う。

 

 「明かりは消すぞ」

 

 「は、はい。恥ずかしいので、お願いします」

 

 おい、セリフがおかしくなってきているぞ。

 そういって明かりを消して、ベッドに潜り込もうと掛け布団を持ち上げた時に、マルティーナの下着姿が目に飛び込んできた。

 

 「ティ、ティナ!? 下着だけかっ!?」

 

 「は、はい、あの…… 駄目、でしょうか?」

 

 恐らく薄手の赤というよりもピンクに近い色合いだろう。可愛い系だが、マルティーナの大きさになると色気がいや増す。

 

 「いや、可愛いよ。あまりドキドキさせないでくれ」

 

 ベッドに入り掛け布団を下ろす。既に俺のリックは大リックになっている。トランクスからはみ出しているので、そっとポジションを直しておこう。

 

 「はわ、はわわ、お兄様が裸で、固くて熱くて…… ふわぁ、しゅごぃ……」

 

 マルティーナがパニクっている。

 俺の上半身に半分覆い被さる格好だ。本来なら、腕に抱き着くくらいでいけそうだが、既に俺も左腕をマルティーナの腰の括れに差し込んでいるため、密着度が増して離れられない。

 うお、脚を絡めてきた。大リックが!?

 

 「ティナ、今日はよく頑張ったね」

 

 黙っていると俺の頭がおかしくなりそうなので、俺の左顎下から首元に顔を埋めてクンクンしているマルティーナに、せめて今日の事を耳元で誉めて会話に繋げるのだ。

 

 「ふわっ! んはぁ、耳、 ダメッ…… お兄様、固くて熱っ!うはぁ!」

 

 ん? 聞いてるのか? 

 しかしこの感触は思考を蕩けさせる。俺の左側の胸で押し潰されるマルティーナの身体は、かなりの細身なのに非常に柔らかだ。パッド無しでこのボリュームか。自然と左腕に力が入り抱き寄せる形となってしまった。

 

 「ティナの働きは凄かったって皆言っていたよ。でも、やっぱり心配ではあったかな……」

 

 「ちょ、く、あふぅ…… いぃ、お、兄様…… 熱い…… 息が、お兄様の匂いで、も、もう…… これ以上はっ! くふぅ……」

 

 く、腿を刷りあげるな! 大リックが当たって擦れている!!

 

 「ちょ、ティナ。おい」

 

 ちょ、待てよ!

 

 「ぃぃ…… んはっはぁぁあん…… お兄様っ、だ、だめっ! きゃぅぁぁあああんっ! ……きゅう……」

 

 何か最後のほうはマルティーナの反応がおかしくて、つい声を大きめにして口が耳に触れていたな。

 

 「ティナ、ティナ…… 寝てんじゃないか……はぁ」

 

 ヤバい、これ寝れない。

 せめて疲れを少しでも癒すために、黙って横になるのだった。




何故かこんな回を書いてしまった。
楽しかったです。

妹様には刺激が強すぎたな…… 残念だ(笑)
大リックをどうしてくれるんだ!
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