乙女ゲー世界はモブの中のモブにこそ、非常に厳しい世界です   作:N2

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本日1話目の投稿になります。


第71話 陞爵及び勲章授与

 控え室、爵位持ちであり陞爵も控える俺やリオンには、かなり広い控え室が与えられている。今回は学生が多数袖章を貰うので、ホルファート王から祝辞がある。

 袖章を付けて会場に整列してからお言葉を頂き、次に十字章関連の授与だ。二級とはいえ、マルティーナも直接授与される。

 俺やエルンスト、それに親父のエルザリオ子爵は騎士服に身を包んでいた。

 

 「「「はわわわわわわわわわ!!!」」」

 

 クラリスにマルティーナ、それにヘロイーゼちゃんが口元に手を当てて、目が潤みながらも艶めきながら見つめてくる。

 俺は3人のその姿に圧倒されてしまった。

 

 「あはは…… あれ? ニア、どうしたの?」

 

 ニアはそっぽを向いて俺を見ようとしない。

 何故だ!?

 

 「いえ、大丈夫です。お気になさらず……」

 

 正面に立っても頑として横を向き、こちらを見ようとしないニアが気になる。そんなに不味い姿だろうか?

 思い切ってニアの(おとがい)を親指と人差し指で掴んで持ち上げながら振り向かせた。

 

 「あっ……」

 

 「何かこの格好に不味い所があるだろうか?」

 

 ニアは俺が騎士服に着替えてから、初めて目を合わせてくれた。

 

 「あ、あ、……その、凄くお似合い……」

 

 ボヒュッというような音が聞こえそうなほど顔を真っ赤にして、ニアは棒立ちになってしまった。

 

 「ニア、ニア!」

 

 「はわわわわわわわわわ!」

 

 ありゃ、さっきの3人と同じような状態になってしまった。

 

 「リック兄様の騎士服姿は凶器。見た女は正気を失う」

 

 マルガリータが人間生物兵器扱いしてくる。

 メグはお兄ちゃんに厳しい気がするよ。

 

 「メグはいつも僕の扱いが酷くない?」

 

 マルガリータは少し背が小さいので、屈んで視線を合わすようにした。

 

 「ち、近づいちゃダメ、短期間で4人も篭絡した…… その、あ……」

 

 ボヒュッとマルガリータも顔を真っ赤にしてしまった。

 

 「はわわわわわわわわわ!」

 

 ベルタ義母様は普通だが、他の女性陣はついに同じ反応をしてしまった。揶揄われているんじゃないだろうな。

 

 「お前の騎士服姿は見事だな」

 

 親父、エルザリオ子爵が苦笑しながら声を掛けてくれた。何だ、大丈夫じゃないか。

 

 「エトもそれなりに背が伸びてますから似合うじゃないですか」

 

 「違いますよ兄上、その勲章です。剣付はこれからとしても見事過ぎますよ」

 

 エルンストはまだ騎士殊勲十字章がないので、先に頂いている袖章と空戦突撃章銀章だけだ、

 マルティーナは二級殊勲十字章が授与されるので、制服ではなくヘルツォークの軍服を着ている。

 エロかっこいい!

 

 「ティナも主役の内の1人なんだから、惚けていないで行こうか」

 

 「ひゃ、ひゃぃ」

 

 ティナは俺とエトに支えられて、漸く立ち上がり出席するのだった。

 

 

 

 

 冬休み初日。学園では盛大な式典が行われた。

 表向きは事件として処理されたが、公国との戦闘で活躍したバルトファルト男爵を筆頭に、若い生徒達の活躍を称えて勲章が授与された。

 男子生徒の多くは騎士として認められ、そして勲章、ファンオース公国遭遇戦従軍袖章を得た女子達は、僅かではあるが年金がでる。男子に年金は支払われないのが、ホルファート王国の厳しさを物語っているのかもしれない。

 クリス・フィア・アークライトは黒騎士を退けた功績により、騎士殊勲十字章を授与された。

 そしてリオン・フォウ・バルトファルトは、子爵に陞爵して宮廷階位を四位下とする大出世を遂げた。

 短期間でこれだけの出世を記録したのは王国の歴史上、リオン・フォウ・バルトファルトだけである。

 昇進した理由は公国との戦いが決定的であり、加えてフィールド家、セバーグ家、アークライト家の三家を始め、多くの名門貴族から推薦状を貰い、異例の出世となったのだ。

 騎士殊勲十字章が授与され、その後、突撃名誉騎士殊勲十字星章を王国の歴史上、またもや初めてとなる生者に授与されることとなる。

 授与後は式典会場が、地響きのような喝采に包まれることとなった。この日、リオン・フォウ・バルトファルトは王国の歴史に燦然と輝きを放ちながら、その名を刻むこととなった。

 次に、エーリッヒ・フォウ・ヘルツォークは、予てより予定されていた陞爵が早まり、本日を以て宮廷階位五位下の子爵に陞爵されることとなった。出世スピードは、リオンに次いで2位という結果を残す事となる。

 そして、剣柏葉付き騎士殊勲十字章が授与され、この戦いではその他に空戦突撃章銀章、戦傷章銀章が授与されているので、勲章の格としては、リオンや剣聖を抜いて王国随一を記録するのだった。

 マルティーナ・フォウ・ヘルツォークは騎士として認められ、二級殊勲十字章を授与される。この戦いではその他に空戦突撃章金章を授与されており、女性としては並ぶ者のいない勲章数及び格となった。

 最後にエルンスト・フォウ・ヘルツォーク、今月で15歳の成人であるが、戦闘時は14歳と10ヶ月という事もあり、エーリッヒの15歳0ヶ月を抜いて、騎士殊勲十字章最年少授与者となる。その他には空戦突撃章銀章を授与されている。

 

 ホルファート王国勇猛騎士列伝に14歳10ヶ月の記録として、エルンスト・フォウ・ヘルツォークが王国最年少で記載されることとなった。

 エーリッヒは15歳0ヶ月の記録として記載されており、この度エルンストに抜かれた形となった。

 これは、王国に鎧の撃墜数、軍艦級飛行船撃破数などを考慮されて登録されるものであり、公式のネームドとして認知されるという事である。

 しかし、各領の陪臣など、王国直臣の騎士ではない者は登録されないため、非公式のネームドクラスも存在している可能性はあるという事を付記する。

 

 この日、会場に列席した者達は記録と共に記憶する。

 ヘルツォークという狼の牙は、衰えるどころか日々練磨され、獲物を追い求めるが如く、鈍色の煌めきを放ち続けているという事を。

 

 

 

 

 「これを、父上」

 

 式典が終わってリオンの家族に挨拶した後、人気の無い校舎の隅に親父と共に歩いていき、立ち話の風体で書類を渡す。

 ちなみにリオンには死者にしか授与されなかった勲章を貰ったという事で、取り敢えず拝んでおいた。死んだ授与者が取り付くかもしれないしね。等と言ったら本気で震えてどこかに逃げてしまった。恐らくこちらとは反対側の校舎裏にでも行ったのだろう。

 エルンストはフィンリーちゃんとお話ししている。エルンストのお嫁さん候補だから、邪魔しないであげたというわけだ。

 フィンリーちゃんめ、エルンストの騎士服姿に参ってしまうがいい。

 

 「Aルート、完成させたか。良く出来ている」

 

 「まぁ、Aはこちらが動く側なので、ほぼその通りで行けるかと。BCDは相手次第なのでどうでもいいんですけどね。問題は――」

 

 「こちらでどこまで用意できるか? そして準備できるか? だな」

 

 親父も既に概要を叩き込んでいる。

 

 「2ヶ月動きがありません。数年動かない可能性も高いのですが、後数か月は様子見というよりも急ピッチで進めたいですね。でないと気分的な不快感が拭えなさそうです」

 

 相手任せは気持ち悪いが、ヘルツォークは自己の安全と永続的な存続のために絶対に動いてはいけない。相手に便乗しなければならないのだ。 

 

 「ヘルツォークは運が悪い。しかし悪運は強い。そして同じように運悪く悪運強しお前が内寄りにいる。来そうだと思うがな」

 

 親父は苦笑するが、普段は嫌で仕方がないが、この件はそうあって欲しいのだ。

 

 「来たとしたら、彼等には頑張って欲しいですね」

 

 「しかしこのAの陽動、勿体ないが安全策か……」

 

 「軍人とはいえ、ヘルツォークの領民の犠牲は抑えたいですからね。目くらましですよ」

 

 既に物資の購入は進めている。今は本家ヘルツォーク領はてんやわんやだろう。

 バーナード大臣の許可証や紹介を通じて大忙しである。本家ヘルツォーク領ではエトに訓練を手伝って貰わなければならない。あのレベルはエトと親父しか付き合えないが、親父はこの件に没頭してもらう。

 とてもじゃないが、俺の相手までは中々出来ないだろう。

 

 「しかし、こっちだ。お前の柔軟さには目から鱗の気分だったな」

 

 あぁ、あの子供騙しだな。だからこそ全力を整備員には尽くしてもらうが。本気にならないと子供は騙せないというしね。

 

 「王国の連中は、船の数が合っていれば安心するものですよ。やれたらかなり大きい。既に作業は?」

 

 「もちろん進めている。お前がせっせとゴミを集めているからな」

 

 ゴミは酷いな。その気持ちはわかるしある意味その通りでもある。

 

 「資金は場合によっては新ヘルツォーク名義で借ります。事業で返済していけるでしょう。それとフュルストの人員は借りたままでいいですか? 僕自身の手が回りそうにないので、艦艇員の訓練だけはさせておきたいんです」

 

 潰れそうだった民間護衛業と飛行船運送業の移送人員だ。

 

 「構わん。ランディも付けてやる。この別案でもしかしたら必要だろう。時期が来たら、12騎士の内2人引っ張って行っていい」

 

 ランディはローベルトの副官、それにあの駆逐艦型高速輸送船にも長けている。非常に助かる人材だ。彼ならば基本的にどの軍艦級飛行船でも艦長が可能だ。

 

 「ありがとうございます」

 

 「ヘルツォークにはいつ頃戻る予定だ?」

 

 「一週間後には。リュネヴィル男爵とその前に会えそうなので、挨拶とこの件が関わる打ち合わせに」

 

 明日にも返事が来るとヘロイーゼちゃんは言っていた。ヘロイーゼちゃんも元々実家に帰るつもりだったので、直ぐにリュネヴィル男爵の時間は取れると言っていた。

 

 「リュネヴィル男爵、懐かしいな。中々良い御仁だったぞ。それにしても面倒見がいいな。事前避難支援の説明か。娘さんの件も了解貰って来い」

 

 一瞬で察せられてしまうとこっぱずかしい物だな。

 

 「申し訳ありません父上、ティナを側室扱いにしてしまって……」

 

 親父にとってティナは本当の娘だ。あまり良い気分はしていないだろう。

 

 「あいつがそもそもお前を望んでいる。形は気にせん。それにクラリス嬢、アトリー大臣は我々にとっても希望だ。無下にすることなど断じて出来ん。それに、愛しているのだろう?」

 

 流石に素直に答えるの気恥ずかしいので、肩を竦めながら頷いてしまった。

 

 「あ、いたいた! 兄上!」

 

 「エトも随分女の子と仲良くしているみたいですよ」

 

 「まだ入学していないとはいえ、学園はそういう所だという事だな」

 

 親父の物言いが涙を誘うほど真実を物語っているな。こんな学園にエトを入学させて良いのだろうか? まぁ、跡取りは上級クラスに絶対入学しなきゃいけないんだけど。

 

 「私は戻るが、まだ時間はある。2人はゆっくり戻ってきて構わないぞ」

 

 学園にいるとエトと話す機会も少ないから気を利かせてくれたのだろう。親父はさっさと歩いて行ってしまった。

 

 「父上と何の話をしていたんです?」

 

 「仕事の話だよ」

 

 エルンストに詳細を話す必要は無いので、漠然と仕事という単語で誤魔化しておいた。

 

 「姉上も心配してましたよ。仕事ばかりであまり学園に来なくなったって」

 

 「うっ、まぁ、2年生になったら落ち着くよ。それよりフィンリーちゃんとは仲良く出来たか?」

 

 ティナの奴め、エトにまで俺の出席状況をバラしやがって。

 

 「それなりに話せましたよ。でも、フィンリーちゃんのお姉さんが距離感近くて焦っちゃいました。大人の女性って積極的なんですね」

 

 ん? おぉ、リオンの困ったお姉さんだ。姉妹仲は良さそうらしいが、典型的な学園女子だ。

 

 「エト、お姉さんの方は専属使用人がいるからダメだぞ。学園に入学してもそういう女子には気を付けるんだ」

 

 「そ、そうなんですか? まぁヘルツォークは専属使用人禁止ですもんね」

 

 エトがキョトンとしながらもわかったと頷く。

 大丈夫だろうか? エトはパクっと食われそうな危うさがあるな。貴族はその時点で婚約だ。マジヤバい。

 

 「ホルファート王国勇猛騎士列伝に載るのをバルトファルト男爵に褒めて貰いましたよ」

 

 あれね。ヘルツォークには無い。王国管理だから俺も学園で見た。1年に1回更新される。要は年鑑とも言えるのだろうか? 戦闘時の年齢で記載されるから、エルンストに最年少記録を抜かれたな。

 俺の初陣は勲功と認められるのに時間経過が有り過ぎたので、要因ともなったフライタール関連に纏められたようなものである。結果として13歳という記録にならなかった。

 酷くない? 

 入学してから知ったからもういいけど。記録も遡及するならちゃんと遡及してくれよ。

 あれ、俺って結局全部2位じゃね!? 出世もリオンが1位だし。マジで!?

 2位じゃダメなんですか! と王国本土の中心で叫んでやりたい!

 ひっそりと記録に残って記憶に残らない系残念男子だな。

 

 「そうか、凄いことだからな。ちなみに父上も載ってるぞ! 1時間ぐらい父上のページを眺めていたら、ティナに呆れられたよ。酷くない?」

 

 「姉上は兄上に構って欲しかっただけですよ。記録はどうだったんです?」

 

 実は俺も知らなかったからそこで初めて公式記録を知った。あの人そういうの喋らないからな。古い鎧乗りや艦艇員に聞いても非公式記録も混じっているので、バラツキがあったのだ。

 

 「公式戦撃墜記録、鎧132機撃墜、軍艦級飛行船撃沈十九隻、大破七隻、中破八隻」

 

 飛行船の記録は中破からだったな。登録されると共同撃墜数も削除される。

 

 「は!? はぁっ!? 父上は騎士殊勲十字章まででしたよね? その記録で何故……」

 

 そこが父上の運が無かった所だ。正直、剣柏葉付きを持っていたっておかしくない。

 

 「当時父上はまだ当主じゃなかったんだよ。だから二級、一級と来て騎士殊勲となったんだ。僕とお前は恵まれているんだ。伝手が無い孤立した状態だとこうなる。父上に感謝しないとね」

 

 本来は伝手があろうがなかろうがこれだけの記録、もっと勲章に考慮されてもおかしくはない。

 もうこの記録は20年更新されていない。たった3度の会戦で打ち立てた大記録。

 ファンオースの黒騎士は親父とも年代は異なるとはいえ、この20年間はこの前まで沈黙していたが、小競り合いも含めて25年近くは戦い続けた戦闘狂。そもそも出陣数の桁が親父とは段違いだ。二桁は違うだろう。

 あれだけアホみたいに戦っていたら、親父の4倍程度なんか楽に稼げると思ってしまう俺の感覚は狂っているのだろうか?

 しかもヘルツォークは公式カウントされない小競り合いも多い。エトが初陣と発表されてもヘルツォーク内では、今更かと心の中で苦笑してしまう。

 そして偉大な記録を持つ大騎士は、王国内では忘れられて朽ちていった存在と成り果てている。

 のたうち回る程腹立たしいが、それがヘルツォークだ。

 

 「兄上はよく知ってますね。だからあれだけヘルツォークのために駆けずり回っていたんですか?」

 

 「父上の公式記録は学園で知ったけどね。ヘルツォーク領内では情報が錯綜していたから…… お前はまだ客観的なヘルツォークの概要を知っただけだ。でもそれでいいと思う。今はヘルツォークは開けているからな。過去とは異なるヘルツォークになっていってる。本来は貴族とはいえ、僕やお前のような十代のガキが鎧に乗るのも良くないんだけどね。僕と一つしか違わないから訓練してしまったよ。僕は調子に乗って色々と調べ過ぎた。各世代の当主達の生の感情に触れ過ぎてしまったんだ…… お前には触れて欲しくない」

 

 多分俺はそこで焼かれたのだろう。炎が消えないのだ。じわりじわりと骨髄を蝕む炎が全身をくまなく廻っている。

 

 「わ、私だって知りたいですよ! 私だってヘルツォークです!」

 

 私か…… 大人っぽくなったな。ファンオース公国との戦争でも私だったな。

 

 「だってじゃない。お前が正当なヘルツォークの後継者なんだ。先ずは屋敷に戻って僕の手記を読ませてやる。手記といっても3編からなる本になってしまったがな。感情を排して客観的に書いたつもりだ。歴史のお勉強にはいいだろう。ファンオース公国におけるヘルツォーク史、ホルファート王国におけるヘルツォーク史、そしてヘルツォーク独立史だ。全てヘルツォークの血筋と領の歴史だが、うちは特殊だから3編にもなってしまった。まぁ、でもどこの領にでもあるその領の歴史だな。これで父上と同程度の知識になる筈だ。一週間後に僕もヘルツォークに帰る。その時にでも渡すよ。父上にも絶賛された良い物に仕上がっている」

 

 ファンオース公国の奴等にも読ませてやりたいぐらいだ。

 

 「はい! 楽しみにしてます」

 

 「あぁ、そうだ。せめて父上の無念の火ぐらいは胸に湛えておけ。息子なんだから」

 

 勢いよく頷くエルンストは今月に成人するばかりのまだ子供だ。

 編纂に利用した資料は、全部俺が回収して俺が所有する倉庫で保管している。ヘルツォーク領の書庫に書斎に倉庫、代々当主の墓。それから分家からも集めた。

 あんなものを絶対に若い世代に見せるものじゃない。実際当主、各分家当主達も皆が壮年を過ぎた頃に教えられるような内容だ。

 閉じていた時代が長いから、火を絶やさないためだろう。でもヘルツォークは変わる。もう変わっていっている。あんな資料はもう必要ない。客観的な歴史だけで十分、それでも長いのだ。

 

 さあ、来いファンオース公国! 王国が憎いのだろう? 殺したいのだろう! 貪欲に貪りに来い! 国力差を知らない空っぽの脳みそで無様に突っ込んで来い! 恨み辛みで未来を忘れた餓鬼共よ、我々が待っている。

 忘れられて、朽ちていくだけだった我々が、両手を広げて待っているぞ!




最近エーリッヒが暗いなぁ。
次話でご褒美を上げよう。

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