麦わらの一味殲滅RTA〜夢を閉ざす者〜 作:敗北者
侍といえば、やっぱり大小二本差しだよね!(ホモちゃんは侍ではない)
はーい、よーいスタート。
前回、そんなこんなでついに能力者になったホモちゃんですが、それでもまだまだ一年経っていないので、新兵としてゼファー先生の船でエッサホイサと頑張ります。
あの襲撃を経験した新兵のみんなですが、誰一人恐怖で折れることはなく日々励んでおります。そんなたくましいみんなを見て、ゼファー先生もより一層教官としてイキイキとしていますね。
ということで……キングクリムゾン!
はい。時間が経って、ホモちゃんズの二人は無事に新兵として一年間の就労を果たしました。この一年でホモちゃんはより一層成長(身長体型以外)し、【少女】の成長限界もだいぶ近くなりました。それに加えて強力な悪魔の実も手に入ったことで戦力はマシマシです。
ちなみに、シアパイセンの頼んだ海楼石の武器ですが。手の甲から指の第一関節までを海楼石で覆った前腕まである武器兼防具の籠手と、足の甲と脛を海楼石で覆ったブーツです。実はシアパイセン、意外にも徒手空拳で戦うバリバリの肉弾戦系キャラです。
格闘で戦う女の子イイ……良くない?
シアパイセンの身長も伸び、一時期勝っていたホモちゃんを追い抜き155cmになっています。それでも引き続き成長期なので、パイセンのほうはホモちゃんと違ってまだ伸び続けるでしょう。
執拗に身長マウントを取り続けていたホモちゃんですが、一年間全く身長が伸びず、挙げ句の果てにパイセンに抜かされた瞬間には、この世の全てに絶望したような表情で三日間寝込みました。
超絶陽キャのパイセンも、そんなホモちゃんの姿にはさすがに苦笑いしかできない。身長マウントで逆襲することもなく、ホモちゃんを励ましていました。人間の鑑か……?
そんなホモちゃんズの二人も、今日でゼファー先生の船から降りることに。そして、海軍本部への正式入隊の日です。
「達者でな。お前らは、おれの自慢の生徒だ」
「……先生」
「先生! 先生もシアたち自慢の先生です!」
「フッ……そいつァ、光栄だ」
ゼファー先生に見送られて船を降ります。ともに過ごしたモブ新兵たちもホモちゃんズとの別れを惜しんで手を振ってくれていますね。ですが、これは別れではありません。門出です。笑って旅立ちましょう。
さて、海軍本部に正式入隊したホモちゃんズですが、肝心の階級は新兵時代の功績を加味して、ホモちゃんが少佐でシアパイセンが大尉となりました。
目標達成ですね。佐官となったホモちゃんは無事に自分の軍艦を持てるようになりますので、もちろん申請して艦長になりましょう。艦長になると副官を付けることができますが、これは当然パイセンです。
「シア、一緒」
「うん! 改めてよろしくね、ホムラちゃん!」
二人はズッ友ですので。あたりまえだよなぁ?
新米海軍将校となった二人の背中には、正義の文字が掲げられた通称正義コート。なんというか、ついにここまで来たって感じで感慨深いですね(なお、シャボンディまでまだ6年)。
海軍将校となると私服が許されるようになりますので、もちろん二人も私服を着て自分のファッションを惜しげもなく晒しています。
ホモちゃんは黒を基調とした膝丈のセーラーワンピ。靴も黒の革ブーツ。腰にベルトを巻いてそこに〈不斬《なまくら》〉を差しています。海兵の制服がセーラー服ですから、そう考えるとなんだか真面目な感じですね。セーラーワンピは改造セーラー服みたいなモンですから(適当)。
とはいえ、そこはかっこよさを追い求める(自称)クール・ホムラ。真っ黒な衣装に真っ白な正義コートを合わせて、見事にモノトーンでキメた可愛さと格好良さの同居したクール系ファッションです。腰まである長い髪も(人型形態では)黒。唯一、金色の目が神秘的で映えますね。
ちなみに、しっかりとスパッツを履いているのでチラリズムは(ないです)。
シアパイセンは武器兼防具の海楼石の籠手とブーツがゴツいですが、上半身はノースリーブのシャツで下半身はショートパンツという完膚なきまでの元気っ娘スタイルです。ショートパンツとニーソックスで絶対領域を作り出しているのがあざとい。
最近伸ばしたらしい黒髪を涼しげに纏めたサイドテールと好奇心旺盛な青い碧眼がパイセンの元気な印象をさらに強くしてくれます。
そして、(ホモちゃんと違って)シアパイセンにはちゃんと胸があります。それほど大きくはないですがノースリーブで強調されて……まずいですよ! (ノンケ)
正義コートにもバリエーションがあって、ホモちゃんのは襟の代わりにフードがついているタイプ。シアパイセンのは、丈が短くもはやコートというよりジャケットです。
まぁ、女の子の服装なんてどうでもいいですけどね(ホモ)。海軍本部に正式入隊した後は、適当に海賊を狩って経験値と名声を集めていくことになるのですが、その前に船を手に入れたら真っ先に行く予定だった場所があります。
ということで、そこに向かいましょう。
新しく用意してもらった船に乗り込み、艦長とその副官としてホモちゃんの船に配属された船員(モブ)に挨拶してから、早速船を出します。
「シア、出る」
「了解! しゅっこーー!!」
「「ヨーソロー!!」」
船員たちの元気な声を合図に船が動き出します。ホモちゃんも、心なしかワクワクしている様子ですね。自分の船と部下が持てて嬉しそうです。
でも、出航の合図はシアパイセンに任せるらしいです。大声とか、クールじゃありませんからね。
そんなこんなで、早送りで進めてしばらく。着きました。前半の海のとある島。ここが目的の島です。ここは、地下に洞窟があるだけの何もない小さな島ですが、その洞窟にとっておきのブツがあります。
では、迷うことなく洞窟に突入しましょう。入って、どうぞ。
「なんだろ、この洞窟。なんだかワクワクするね!」
「……」
「ホムラちゃん……震えてる?」
「……武者震い」
洞窟の中は真っ暗で、今にも幽霊でも出てきそうな雰囲気です。
「ッ……!!!」
「えっと……コウモリだよ。大丈夫」
「……知ってる」
「……手、繋ぐ?」
「……」
あら^〜
コウモリにびっくりしたホモちゃんが思わずパイセンに抱き着いて、無言で手を握りました。これでこの二人、デキてないってマ?
それにしても、ホモちゃんはどうやらホラーとかが苦手なようですね。これ、ブルックと会ったとき平気だろうか。驚いて失神でもされたらRTA終了なんじゃけど。
シアパイセンはむしろ楽しそうですね。〈勇敢〉スキルがあるからか、こういうのは得意みたいです。
ちなみに、船員は船に置いてきました。連れてきても仕方ないので。モブ船員とか、船を動かすためだけの存在って、それ一番言われてますからね。
しばらく進んでいくと、広場に出ました。そして、広場の奥に鎮座する祭壇。そこに目的のブツがあります。
「これ……刀だよね?」
「……」
祭壇の上に飾られているのは、一振りの刀です。黒い鞘にはなにやらびっしりとお札が貼り付けられている見るからに曰く付きの不気味な刀。
あまりにも普通じゃない雰囲気に、さすがのシアパイセンも口数が減っています。ホモちゃんに至っては顔を青ざめさせています。
かわいそうに……おらぁ! 早くその刀を取るんだよ! (豹変)
「……!」
「ホ、ホムラちゃん!!」
勇気を振り絞って刀を手に取るホモちゃん。すると刀から、何やらやばそうな黒いオーラがドバーッと噴き出します。ですがしばらくして、オーラが収まると何事もなかったかのように広場に沈黙が戻りました。
「……ホムラちゃん、何ともない?」
「ん、平気」
『ホムラは 〈
「綺麗な刀だね……」
「すごい……」
刀身を抜くと、光に反射して淡く桜色に輝いています。ふつくしい……
詳細説明によると、〈骸纒桜花残雪朧月〉は桜の木下に埋まっていた骸が抱えていたという曰く付きの製作者不明の刀だそうです。骸が抱えていたことから『骸纒』、桜の木下に埋まっていたことから『桜花(桜下)』。残雪朧月は刀の銘です。
この刀、この洞窟に封印されていたことからわかるように当然のごとく妖刀です。どんな妖刀かというと、至極単純なもので普通の人が持つと3日以内に不審死するという妖刀です。
これを使いこなす条件はたった一つ。刀に主人として認められることです。認められる条件は二つあり、一つはこの刀の所持者を○すこと。もう一つは、比類なき刀の才を持つ者です。
はい、つまり。【技10】です。 い つ も の 。
というのも、この刀。このゲームの隠し要素的なものである『四季シリーズ』と呼ばれる装備群の一つです。
『四季シリーズ』は、装備条件としてどれかの素質値10を求める異質なもので、それぞれがピーキーな性能を持つ困ったちゃんな装備たちです。
代表的なのは、夏担当の指輪。装備条件が【体10】のくせに、装備すると防御力が0になりその分の攻撃が上がるというわけのわからん代物。しかも、一度装備すると外せないというオマケ付き。何というか、ゲーム開発者の悪ふざけみたいな装備です。
〈骸纒桜花残雪朧月〉はその中の春担当で【技10】担当です。どんな性能かというと、決して折れず曲がらず刃毀れせず傷一つつかない。もちろん燃えもしないし錆もしない。更には、敵を切れば切るほど切れ味を増していくという成長する刀です。
ただし、もちろんその性能に見合った困ったちゃんな一面もしっかり持っています。それは、装備している間【体】の素質値が半分になるというものです。
夏担当に比べて大したことないのでは……? と思うかもしれませんが、実際大したことありません。
耐久性に関しては最上大業物すら超えかねないものです。しかし、刀として最も大切な斬れ味は、やがて最上大業物を超える可能性を持っているとはいえ、逆に言ってしまえば成長する前は最上大業物に全く敵わない良くて業物程度の斬れ味でしかないためです。
そんな控えめな性能故に、デメリットも少ないわけですね。
とはいえ、絶対に壊れず成長し続けるため、この先一生使っていける優秀な武器です。武器の更新が必要ないというのは、とても素晴らしいことですからね。
ホモちゃんは現在【体5】です。元々は4でしたが、動物系の特徴である素質値上昇によって【力・体】がそれぞれ+1されていましたので5になりました。この場合、半分にされると2.5。小数点以下は切り上げなので【体3】になります。
3ならまぁ、最低限は確保できているので大丈夫だと思います。それに、そもそもホモちゃんは回避型ですのでね。防御力など飾りですよ。
なので、気にせずもらって行っちゃいましょう。【技10】とか装備条件厳しすぎて実質ホモちゃん専用装備ですし。今後、この〈骸纒桜花残雪朧月〉略して〈朧月〉がホモちゃんのメーン武器となります。
そんなわけで、メーン武器を手に入れたところで今回はここまで。
ご視聴ありがとうございました!
〈
位列……なし
刃長……二尺二寸
極めて美しい刀だが、今までの所有者は朧月を使い始めてから3日以内に全員が謎の不審死を遂げているという曰く付きの妖刀。とある桜の樹の下に埋まっていたことから桜花(桜下)、骸骨が抱えていたという逸話から骸纒、刀の銘から残雪朧月という名前がそれぞれ取られた。
まともに扱えた人物が記録に一切無く、あまりにも曰く付きなため、その性能・芸術的価値に反して位列は無し。
こういう設定とか考えるの好きなのは中二病だからだろうか……不治の病……
そろそろ毎日投稿途切れそう