プレシア・テスタロッサとの甘い生活 Re〘完結〙   作:どこかの超電磁砲

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しばらく長編


ビギンズナイト カナトとプレシアの出会い
妻との出会い


 

 

数年前――――それはまだアリシア達が生まれる前の話だ。カナト・テスタロッサ……昔はカナト・フラガという名前だった少年は魔導師の家系に生まれた。しかしカナトは生まれつき魔力値が低かった。それが原因で幼少期に両親から愛情を貰えずカナトはいつの間にかやさぐれ、家を出た。カナトは家を出て以降はミッドチルダに拠点を置くある組織に拾われた。

 

 

"私設武装集団 ライブラリアン"――――当時時空管理局と武力でぶつかり合っていたテロ組織。魔力値による差別ない世界を目指すライブラリアンに心打たれたカナトは自ら戦う道を選んだ。

 

 

『な、なに!!』

 

『なんだあれは!?』

 

「はっ!アグニは効くぜ!」

 

 

カナトはライブラリアンが魔力が低い人間でも扱えるように開発したアーマードデバイス"ストライク"を纏って戦う道へ進んだ。しかし組織のやり方は次第に過激なものになっていた。

 

 

爆破テロ・虐殺・ウイルステロ……カナトはいくら差別のない世界を目指す為とはいえやりすぎの枠を超えた組織のやり方に異議を唱えた。だがそんなカナトに待っていたのは組織による裏切りであった。

 

 

「な……んで……」

 

『我々が救った命を無駄にするとはな……不様だなフラガ』

 

「がっ……ま、待て……」

 

『精々あの世で見てるがいい。我々が作る新世界とやらを』

 

 

組織の受領に捨てられたカナトは、酷い傷を負ってとあるビル裏に捨てられた。アーマードデバイスストライクも破壊されて、カナトは意識を失う。

 

 

「(はぁ……このままじゃだめよ……いくらミスとはいえ、隠蔽なんて)」

 

 

一方でビルの一室に住む一人の女性が玄関から出て来た。腰まである黒髪に整った顔立ち、白のブラウスに黒のタイトスカートが似合う美女"プレシア・テスタロッサ"は今から会社に向かおうとしていたが、その足取りは重い。

 

 

「(行きたくないな……ん……何かいる)」

 

 

プレシアは階段降りた直後ある気配を察知した――――前方には今にも瀕死の重体で雨に打たれて低体温になる寸前のカナトの姿。プレシアは急いで、カナトに駆け寄る。

 

 

「き、君!大丈夫!?……酷い……なんでこんな」

 

「……い……や……だ」

 

「……?」

 

「た……す……けて……」

 

「っ!!待ってて……貴方は必ず助ける!!」

 

 

プレシアは魔法を使ってカナトを保護して一旦部屋へ戻った。自身の寝室に運び、カナトに治療を施すプレシア……ふと、彼の手に握られている物に気付く。

 

「これは……デバイス?……魔導師なのかしら」

 

 

布団に寝かせたカナトに掛け布団を掛けた後、プレシアはカナトの持っていたデバイスを解析する。

 

 

「アーマードデバイス、X105 ストライク……凄いわね……こんなデバイスが存在してるなんて……」

 

 

キーボードを素早く叩くプレシア。するとストライクに保存されていたカナトの出生やライブラリアンの情報が標示された。

 

 

 

「ライブラリアン……まさかあの子が?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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