プレシア・テスタロッサとの甘い生活 Re〘完結〙 作:どこかの超電磁砲
カナトは身を隠しながらライブラリアンを潰す為に色々と奮闘していた。ライブラリアンの組織データを管理局に流し、組織の関係者を次々と消していく……そんな中で、カナトはライブラリアンに重要人物として捉えられていた一人の男を解放して共に行動していた。
「さあカナト君、完成だ」
「ありがとうございます……ストライクは直ったんですか?」
「もちろんさ。だが、ストライクを修理して更に改良を加えて"ゲイルストライク"に改造してあげたよ」
「ゲイルストライク……ありがとう、スカリエッティ博士」
「礼には及ばんよ。さあ、君のデバイスは修理した……条件は守ってくれるかな?」
「もちろん。貴方を完全に自由にする……でしょ?ただし、悪事はしないでくださいよ?」
「それは心配いらんさ。わたしはただの科学者だからね……それに妻が待っているんでね。これ以上悲しませてはならんのさ」
"ジェイル・スカリエッティ"……ミッドチルダで科学者をしていた彼は、自身の能力に目を付けたライブラリアンに身柄を拘束され、デバイスなどを嫌々ながらも作ったりしていた。カナトはスカリエッティを解放する条件で、ストライクの修理を依頼した。
「あとは指定のポイントへ……そこに行けば誰も貴方に手出し出来ないはずです」
「ありがとう……しかし、君はどうするんだい」
「…………」
「いくら、君が一人動いたところで状況は何も変わらない……それでも君は戦うというのか?」
「――――何もしないより、何かをやって死んだ方がマシです」
決意を固めたカナトにスカリエッティはそれ以上は何も言わずに、自分の帰りを待つウーノの元へ。カナトは新しくなったアーマードデバイス"ゲイルストライク"を纏う。
《――――お久しぶりですね、マスター》
「久しいな、ストライク……いや、今はゲイルか」
《どちらでも構いません。マスター……私はマスターの味方です。自分の信じる正義の為に戦ってください》
「ああ……ありがとうなストライク」
カナトはゲイルストライクを纏って、組織が取り引きしているとある研究所へ出向く。その研究所は表向きは魔導工学に関することを取り扱う場所だが、裏では大量殺戮兵器を作る厄介な所だった。
「おばあちゃんが言っていた……この世には必要なものと不必要なものがあるってな」
《マスター、祖母はいないはずでは?》
「やかましい。決め台詞なんだよ…………ミッドチルダを……最悪の街にしない為に」
カナトがそう言って決意を固めていた頃―――――プレシアは研究所で相変わらず上司から押し付けられた仕事をこなしていた。やりがいなど感じない職場にプレシアは嫌気が差していた。
「(はぁ……帰って名探偵コ◯ンみたいな~……それにしても、この"サイクロプス"って何かしら)」
プレシアはある1枚の書類に書いてあるサイクロプスという言葉が気になった……だがプレシアはそのサイクロプスがミッドチルダを脅かす史上最悪の殺人兵器であることを知らなかった。