プレシア・テスタロッサとの甘い生活 Re〘完結〙 作:どこかの超電磁砲
「い"やぁァァァァァ!!!置いていかないで!!あんなに一緒だったのに!もう夕暮れは違う色なの!?」
「プレシア?俺だって出来れば君やアリシア達と一緒に居たいさ……けど、稼がなきゃ」
「私の貯金があるわ!貴方の年収よりあると思うわ!」
「喧嘩売ってるの?」
仕事に行く前は必ずプレシアが駄々をこねる。彼女の後ろではアリシア、フェイト、レヴィが彼女を励ます。カナトはため息を付きながらも、プレシアに口付けを交わす。
「んんっ♥️……あぁ……アナタ♥️」
「プレシア、取り敢えず行って来るから。それまでは家を頼む……君にはアリシア達と家を守る義務があるだろ?」
「はっ!そうよね……私には私のやるべきことがあるわね……た、確かにアナタと会えないのは寂しいけど、アリシアやフェイト、レヴィがいるもの!!」
「(あははは……このやり取りもう数十回は見てるよ)」
「(お母さんの気持ちも分からなくないけどね……)」
「(でもいいんじゃない?お父さんとお母さんがラブラブなのはいい事だって、友達が言ってたし)」
イチャイチャする夫婦の後ろでアリシアとフェイトは苦笑いしつつも、レヴィの言うことにも納得する。カナト・テスタロッサの職場は"時空管理局"である。次元世界を管理・維持する為の機関である……カナトは武装隊の航空武装隊に属しており、主に次元犯罪者やテロリスト達と戦う為の部隊だが、出番がない時は事務作業などをしている。
「(今日は出番はなさそうかな……ここ最近は戦いばかりでしんどかったし、たまにはゆっくり―――)」
《緊急招集!航空武装隊はただちにロビーへ集結せよ!繰り返す―――》
「やれやれ……!!!」
緊急出動となったカナト。どうやら今回はミッドチルダにある一部の地域で魔導師達による戦いが行われているらしい。それを阻止する為にカナトは出動を命じられた。
《テスタロッサ一尉、君が頼りになる。頼む》
「へいへい……」
「先輩開けますよ!!でも、上空から攻めるなんて大丈夫なんですか?」
「それでもやらなきゃならんだろ。たく……ゲイルセット!!装甲展開!」
カナトの身体は白い装甲に覆われてよく。やがてロボットのような姿へと変わる――白を基調とし、両肩部にはブースター?が取り付けられ、人の顔に近いフェイスマスクの額にはVアンテナ……そして両腰部には実体剣が装備されている。
「さあ始めようか……制裁を」
《マスター、6時の方向に多数の熱源を探知》
「……ああ。なら斬るのみ!!」
"疾風の悪魔"の異名を持つことになったアーマードデバイス"ゲイルストライク"。実体剣"ウイングソー"を構えて、カナトはヘリから降りるとこちらに向かうエネルギー弾を打ち消す。
やがて数時間で魔導師達を制圧したカナトは本部へ戻ると事務処理をこなす。彼のデスクにはウェディングドレスのプレシアと3人の愛娘が写っていた。管理局で航空武装隊として働く……それは何時でも死と隣り合わせであるということ。前までは死んでも構わないと思っていたカナト……しかし。
「(今の俺には家族がある。その為にも働いて、死なないようにしないと……!)」
事務処理を終えて、カナトは退勤する。家を帰る途中でケーキを買って帰る。
「到着……さて」
ガチャ
「おかえりなさいアナタ♥️……お風呂にする?ご飯にする?それとも……わ・た・し?」
「オジャマシマシタ……」
ガチャリ
玄関の扉開けたら、自分の妻であるプレシアが紫色のビキニ姿……カナトはひとまずゆっくりと扉を閉めた。
「何故閉めるの!?」
「そりゃ閉めるだろ!?裸エプロンなら分かるけど、なんでビキニだよ!?まだ2月だぞ!?」
「そんなの関係ないわ!疲れたアナタに少しでも、癒したくて……ダメだった?」
「……そんな顔したら怒れないじゃないか……全く。プレシア、ただいま」
「うん……おかえりなさいアナタ♥️」
時々ポンコツだけど……やはりプレシアは世界一可愛いと思うカナトであった。