プレシア・テスタロッサとの甘い生活 Re〘完結〙 作:どこかの超電磁砲
カナトが犯罪魔導師達を蹴散らしている頃、ショッピングモールの食品館には魔導師達の仲間がプレシア達を人質に立て込もっていた。プレシアは怯える娘達を宥めつつ、脱出の機会を探ろうとしていた。
「なに?……妙な奴がこちらに向かってるだと?」
「はい!……恐らくですが、奴です……疾風の悪魔ですよ!!」
「(疾風の悪魔……やっぱり、アナタなのね……カナト)」
疾風の悪魔の異名はプレシアも知っていた……それがカナトだと。次々と仲間が倒されている報告を聞いた男はプレシアの方を見る。すると男はプレシアの元へ歩み寄る。
「お姉さん、ちぃとばかり人質になってもらおうか?」
「……何をする気」
「なぁに、今からこちらに来るであろう管理局の犬を黙らせるだけだよ……しかし」
男はプレシアの身体を舐め回すようにマジマジと見るとプレシアを連れ去る。
「「「お母さん!!!」」」
「へぇ、あのガキ共あんたの子かよ?」
「そうよ……あの子達には何もしないで!!私が……目的なんでしょ?」
「まあな。いっひひひ……んじゃお姉さん、まずこの場で裸になって貰おうか?」
「……っ!」
男はあろうことかプレシアに衣服を脱ぐように命じた。プレシアは反撃しようとも考えたが、アリシア達の安全を考え従う。何も出来ない人々は目を反らし、プレシアは必死な思いで衣服を脱いでゆく。
「うっひょ!!お姉さんなかなかスケベな下着を履いてるんだね~?」
「(っ……アナタ……カナト……!)」
男達に写真を取られ、赤面するプレシア……アリシア達はただ泣くことしか出来ない。そして彼女達は心の中で願う……
「(お願い……!)」
「(お母さんを助けて……)」
「(お父さんっ!!!)」
「――――――あいよ」
「「「……!」」」
「な、なんだ!?ぐへっ!?」
結界を打ち破り現れたのはアーマードデバイス ゲイルストライクを装備したカナト。周りを見渡すと、そこには今にも泣きそうなプレシアが下着姿で疼くまっていた。状況を理解したカナトはゆっくりと男に近づいてゆく。
「うちの嫁が随分世話になったらしいな?えぇ?」
「ひ……ひぃ!!」
「分かってるよな?この代償は高いぞ?―――『我々の邪魔をするな!!』」
「アナタ!!」
襲い掛かる魔導師達。だがカナトの前では無力であり、男の仲間達は次々倒れてゆく。男はこちらに向かって来るカナトに震えるしかない。魔力によりエネルギー弾で攻撃を試みるが、ゲイルストライクに搭載された"フェイズシフト装甲"によりカナトは無傷である。
「俺には嫌いなものがある……ブロッコリーとニンジン、レバー……そして……プレシアや娘達に危害を加える奴等じゃァァァァァァァァァァァァ!!!!」
「がばっ!?」
渾身の一撃を喰らい、ダウンする男。カナトはゲイルを解除するとプレシアとアリシア達に駆け寄る。
「大丈夫だったかプレシア!!」
「大丈夫よアナタ……でも……怖かった……怖かったァァァァ!!!」
「「「お父さん……!!」」」
「アリシア、フェイト、レヴィ……よしよし」
その後、ゲンヤから連絡を受けた管理局はショッピングモールへ出動して男達の身柄を拘束した。カナトはプレシア達を慰めつつ家へと帰宅した。カナトは今回の事件をきっかけにミッドチルダから離れようと考える。