プレシア・テスタロッサとの甘い生活 Re〘完結〙   作:どこかの超電磁砲

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地球へ

 

「待ってくれないかテスタロッサ君!君に居られなくなっては、我々は!!」

 

「そんなこと知りませんよ。第一、この前のショッピングモールの一件だって元々は局の巡回が甘かったからあんな事になったんでしょ?……それに定時では帰れないし、残業ばっかりで嫌なんですよ……んじゃ」

 

 

上司に止められたが、カナトは気にせずに退職届を出した。この前のショッピングモールの一件でミッドチルダが危険だと判断した故の行動。貯蓄も充分貯まったこともあって、カナトは清々しい表情で局を出ようとした。

 

 

「あら、噂のカナト君じゃない」

 

「クイントさん?……どうも」

 

「こうして会うのは初めてね。今局内では貴方の噂で持ちきりよ?疾風の悪魔がやめるって」

 

「家族との時間を大切にしたいんですよ。それに……いつまでも前線で戦ってる訳にはいかないですから」

 

「ラブラブね。でもこれからどうするの?局をやめても、貴方に恨みを持つ魔導師達は襲い掛かって来るわよ」

 

 

クイントの言うとおり、例え自身がやめても因縁を持つ魔導師達は容赦なくカナトに襲い掛かるだろう。それこそ、自身が大切にしている家族にまで危害が及ぶ可能性もある。

 

 

「なら、どうしたらいいと思いますか?クイントさん」

 

「そうね……なら"地球"に行ったら?」

 

「地球?」

 

「うん。局では管理対象外世界と言われている多次元世界の一つよ。そこには私達のような魔力を持たない人達が住む世界で、恐らくミッドチルダよりかなり安全よ。特に日本という場所はね?……家族を想うならそこに引っ越すのもありよ」

 

「…………」

 

「あ、もし地球に移り住むならちゃんと手続きするのよ。じゃないと違法になるから」

 

 

――――――――――――

 

 

 

「「「「地球に?」」」」

 

「正確には管理対象外世界らしい」

 

「聞いたことあるわ!その世界にはケンジャキというライダーがいて、オンドォル語を話したりするのよね!?あとあと、ピンクの世界の破壊者もいて更にはサムライもいるのよね!あとは東方不敗も!あ!ドラゴンボールもあるわよね!?」

 

「東方不敗知ってるよ!確か、デタラメの拳法を使うおじいちゃんでしょ?」

 

「ダークネスフィンガー見れるかな?」

 

「東方不敗に会えるならボク、ゴッドフィンガー習いたい!!」

 

「色々ごちゃごちゃだよ!?何処から入って来たんだその知識は!?」

 

 

確かに地球にある日本という場所は安全だ。しかし残念ながらケンジャキもピンクの世界の破壊者もいない。もちろん東方不敗やドラゴンボールも……しかしこの東方不敗にまさか後に出会うとは、カナトはまだ知るよしもない。

 

 

「すまないな勝手にやめたりして……でも、俺はプレシア達を……」

 

「分かってるわよアナタ。私達のことを想っての行動なんでしょ?大丈夫よ。私やアリシア達は貴方の味方だから」

 

「お父さん!」

 

「よく分からないけど……でも、お父さんと一緒にいたい!」

 

「ボクもボクも!!」

 

 

笑顔でそう答えるプレシア達。カナトは思わず四人を抱き締めた……こうしてテスタロッサ一家は2週間後、ミッドチルダを去り地球にある日本"海鳴市"へ飛び立った。

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