適当に戦闘シーンを書きたかったので書いてみました。
戦闘シーンと言うよりは一方的な虐殺っぽい感じですけど。

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序章:第一話 TS魔法少女ノワール

 逃げ惑う人々、街を蹂躙する怪物、それを眺め悦に浸る幹部の男。

そんな狂った光景の中に、一歩を踏み入れる。

他の人々と違って立ち向かおうとする存在に警戒し動きを止める怪物、興味を持ったのか観察するような視線を向けてくる男。

男を無視して怪物と向かい、懐から一振りの太刀を取り出す。

 

 警戒したままにこちらへ走り出す怪物、手に持つ大剣で袈裟斬りを繰り出さんとするそれを逸らすために軌道に合わせて太刀を構え、人間とは段違いの膂力から繰り出される地を抉る一撃を受け流し、近代的な意匠の拳銃を取り出して怪物に連射する。

その一般的な二十代女性の片腕程の銃身を持つ拳銃から射出された銃弾は怪物を貫くことはしないものの数歩後退らせ、その間に手に持つ太刀を地面に突き刺して懐から取り出した黒薔薇の模様が描かれた弾倉を拳銃にセットする。

 

《Lead Phantomrose》

 

「変身」

 

《change Phantom Rose Noir》

 

小さく呟いたその低い声色の言葉と伴に銃口を怪獣に向けてトリガーを引くと、女性のものと思われる音声が単語を読み上げていくと同時に天幕が身体を隠し、体に張り付くと身体構造を女性のものへと造り替え、その上から全身鎧が顔まで覆い隠すように装着されていく。

全身鎧から胸当てや腰鎧、肩当てに篭手等の急所を守る部位以外が消えていき、兜が一部を残して消えると腰元辺りまで伸びた髪と目鼻立ちの整っているらしい女性の顔が現れた。

変化したこの身体に警戒を強め後退りする怪物に引き抜いた太刀を投げ、少し離れた場所にあるビルの壁面へと縫い付ける。

 

苦し紛れに口腔から吐き出した三発の火球と氷塊を拳銃で撃ち落とし、唖然として開いたままになった口腔に真っ黒な銃弾をお見舞いしてやると苦しげに喉を抑え始めた。

 

《charge Phantomrose》

 

片手で喉を抑えながら太刀を引き抜こうと手を伸ばす怪物を殺すために拳銃から弾倉を途中まで引き抜き、もう一度差し込む事で音声を鳴らして待機音声を流がす。

 

「死ね、バケモノ」

 

《discharge Phantomrose Destruction》

 

適当にトリガーを引くことで発生した黒い靄のようなエネルギーを右足に纏い、焦り始めた怪物へ駆け出して怪物との距離が3mほどになった所で跳び蹴りの動作へ移行し太刀の柄を蹴り付ける事で体内からエネルギーを流し込んでいく。

段々と身体の一部が膨らんでいく怪物を余所に空中で一回転して着地し、太刀を引き抜いて路地裏のある方へ歩き出す。

 

みちみちと嫌な音をたてて膨張していく怪物はやがて体が膨張に耐えきれずに爆ぜ、飛び散ろうとする肉片を黒靄のエネルギーが吸い尽くして腰の鎧の裏側に収納された銀の弾倉へ入っていく。

靄の入った弾倉に赤く燃える雪の結晶が描かれたのを確認すると適当に太刀を放り投げ、拳銃から弾倉を引き抜くことで変身を解除する。

生身に戻った事で放り投げられた太刀と拳銃は地面に落下する前に粒子となって消え、容姿も一般的な成人男性のものとなった。

 

〔戦闘お疲れ様。最近の怪物は味気ないねぇ〕

 

手に持つ黒薔薇の弾倉から聞こえてくる声を胸元のポケットに押し込むことで黙らせ、先ほどの大通りから路地裏を挟んだ別の大通りへと出て人混みに混ざる。

そのまま適当な焼き鳥屋に入り、ねぎまと鶏皮をタレと塩の二種類伴頼んで携帯を弄り始めた。


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