あなたが私のマスターですか?─RE:I AM─【チラ裏版】 作:つきしまさん
◆チャプター32
月にはアナハイム社が拠点を置くフォン・ブラウンやグラナダという月面都市が存在し、月の地上部分に人が暮らすための街を築いている。
人類が宇宙空間に住居を定めて以来、月は宇宙に住む人々にとってコロニーと並ぶ重要な生活拠点となって久しい。
そこには大地が存在し、二つの巨大都市を繋ぐ道路も整備されていた。
一台の車両が夜のグラナダをジオニック・グラナダ工場に向かって走らせる。工場行きの左折地点に差し迫ったところで車内にいた数人の男たちが行動に出た。
停止した車両内で数発の発砲音が鳴り響く。その音を聞きながら強く握った拳に視線を落とす白髪の老人が顔を上げた。
彼の名はトレノフ・Y・ミノフスキー。ミノフスキー粒子の生みの親であり、ジオンにおけるMS開発の陣頭指揮を執った本人だ。
汗ばんだ手を広げ、ことが済んだ男たちをトレノフは見返した。前方の扉の向こうから流れ出た血が床を濡らしているのが見えた。
幸いなことに撃たれた男たちの遺体を見ることはなかった。
「次の作戦に移ります」
トレノフに護衛の男が話しかける。
止まることはできない。車内に殺された男たちの遺体を残したまま疾走する。グラナダの領域を出た車両がフォン・ブラウンへ向かう道に乗る。
揺れる車内で血の匂いを嗅ぎながらトレノフはもはや後戻りできぬ道を怯えた目で見つめた。
ジオンからの亡命計画は数か月前から計画していたことだ。
科学者としての功名心と野心に急かされるようにしてMS開発に関わってきたが、ザビ家が突き進む先に彼は恐怖した。そこにスペースノイドたちの未来は見えなかったのだ。
フォン・ブラウンまでは長い。その間に事は露見するだろう。ジオンからの追手が出ることは確実だ。常に監視され続けてきたのだから。
逃亡──自分を引き抜いたアナハイムへの亡命。すでにこちらを回収するために連邦軍も動くと聞かされている。
もし追いつかれたら? 裏切り者に待っているのは死だ。死の銃口を向けることをザビ家は躊躇わないだろう。そんな光景をもう嫌というほど見てきた。
フォン・ブラウンへの孤独な四〇〇〇キロの逃避行は始まったばかりだ。
◆
その頃、フォン・ブラウンにてマーサ・ビスト・カーバインは通信回路を開く。相手は彼女の「取引」相手だ。
インダストリアル7を出た一行よりも先に月にていくつかの会議に出席し、必要な根回しを終えた後であった。
『こちらは準備は整えた。そちらも「商品」を滞りなく届けて頂戴』
『すでに便は出ているわ。余興としての「お試し品」もそちらの「製品」の品質チェックに使って構わないから』
『それに値が付くとは思わないことだ。アナハイム内部のことなどどうでも良いがな』
『私たちは互いに必要なものを交換し合う。それだけよ──』
『対価に見合うものなら払うとも』
短いやり取りの後、グラナダの高級なホテルの一室で青いドレスの女が通信を切った。
「私に取引だと? アナハイムの女狐め。とんだ共食いだね」
冷酷で非情さのある目が卓上の花瓶を眺め、ウィッグの肩まである金髪をいじった。新たな通信が入りそれを取る。
「何だ?」
『ミノフスキー博士は工場に向かいました。予定より早い行動です』
「上手く行ったようね。計画通りに動きなさい」
「閣下。博士が動いたと?」
奥の部屋で身なりを整えていた紳士が慌てて顔を出す。ルージュの赤を唇に彩り女は振り向く。
「し、失礼しました、閣下! もとい……キャ、キャサリン……」
「ベルクマン……」
女がしなだれかかり男の頬に口づけをする。くっきりと唇の跡を頬に残してうろたえたままベルクマンが硬直する。
ベルクマンは生粋の訓練を受けた軍人である。計画に加わっているが、目の前の女が上司であれば対応に戸惑いがあった。
「スミス海の淵に博士が着くまで一〇時間ほど。それまで楽しみましょう。エスコートしてくださる? ベルクマン少佐」
「光栄です。ミセス・キャサリン……」
キャサリンがトラ柄のコートを羽織る。ベルクマンが手を差し出して女の腰に手を回した。
用意していた高級車に乗り込みキャサリンが行き先を告げた。雑談を持ちかける運転手にキャサリンがよどみなく演技で応える。
グラナダに観光に訪れた裕福な夫婦という仮面をかぶるのはジオンのキシリア機関に属する将校であるベルクマン。
もう一人のゴージャスな夫人はキャサリンという名前ではない。ベルクマンを従え、諜報機関がもたらす全ての情報を手中にするのはキシリア・ザビ本人だ。
グラナダに自らいるのはすべてを把握するためであった。
二人が下りた先はネオンさざめくダンスホールだ。
「兄に無理を言って虎の子の九機も出させたけれど、それだけの価値があったと思わせてもらわねば困るよ」
「隠密に事を運ぶため当初では五機でした。それがなぜ、隠密が露見しかねない構成になったのでしょう?」
「ベルクマン」
「も、申し訳ありません!」
キャサリンの冷ややかな凍てつく視線がベルクマンを貫く。
ザビ家の人間に逆らった者はことごとく排除された。権勢を誇った名門一族さえ、わずかな弱みを見せれば徹底的に潰された。
ベルクマンを無条件に従わせるのはザビ家への恐怖である。
「連邦のモビルスーツ部隊を恐れているわけでも、作戦が失敗に終わることを恐れたわけではない。私が見たいのは商品だよ」
「商品……とは?」
ベルクマンの額に脂汗が浮く。言葉一つ、詮索さえも命を落としかねない相手である。
キャサリンの唇に微笑みが浮かび、ベルクマンは冷や汗を背中に感じた。
「それは見てのお楽しみさ。さあっ! 踊るわよ!」
キャサリンが立ち上がりダンスホールの中心に立つ。狂騒と入り乱れる光の中で男女の体が入れ替わり、熱くぶつかりながら踊り狂うのだった。
◆チャプター33
「新型機の演習パフォーマンスにミノフスキー博士の亡命計画か……」
フォン・ブラウンに駐留する連邦軍のドックを見下ろしてテム・レイは息を吐き出した。
今回のアナハイム内で起こった亡命騒ぎと演習予定のエンカウントにきな臭いものをかいでいたのだ。
それがテムにはあまりにも意図的な配置に思えた。
「レイ部長、ノーマルスーツの着用をお願いします。着替えたらポートの三番口へ」
「わかった。すぐに行くよ」
指示に返事を返しテムはスーツのある部屋に入った。着替えながらテムは思いを巡らせる。
RCX-76以降、新たに手掛けたRX-77の生産開発が軌道に乗ったはいいものの、彼の心にRX-77の完成に対する喜びはなかった。
所詮はまがい物だ……MS-04「ザク」の完成度とは比べるべくもない。
先日、連邦の高級官僚に呼び出され、見せられた映像にテムは心底から震え上がった。ジオンはMSを完成させていたのだから。
そこで新たなMS開発の概要を聞いた。ジオンのMS開発に対し、連邦も新たなMS事業を展開しその責任者にテムを選んだのだ。
建造中のサイド7にてRX-78は開発される。そのために移住を決意した。
RX-78。テム自身が秘密裏に計画していたものが形になるかもしれないものであった。
しかし、テムを焦らせる要因があった。
極秘裏にMS開発計画が進められ、その実験機の公開演習が月で展開されることが決まっていたからだ。
ビストとアナハイムが共同の開発計画はテムも社内召集の会議で知らされるまで全く把握していなかったことだった。
巨大な企業国家ともいえるアナハイムは身内であってもすべての事業を把握している者はいない。
そこにミノフスキー博士の亡命騒ぎだ。恩師ではあるが今である必要はなかった。
ミノフスキー博士の亡命を助けるためにMS部隊である鉄騎兵中隊が緊急出動する。
テムも救援機に乗り込んで現場に出る。命令されたからではない、自分の意思でだった。
この目でミノフスキー博士が完成させたジオンのMSと、社長やフォン・ブラウンの責任者さえ知らずに極秘裏に開発されたMSを見たいという衝動に駆り立てられてのことだ。
「いったいどこの誰が造り上げたのか?」
彼の脳裏にあるのは例のディスクのことだ。もしアレに関わった人間が造ったのだとしたら……
その出来次第で私のRX-78はとんだ茶番になりかねない。
「博士がいなくてもアナハイムのモビルスーツ事業は回る段階にきている……が、私は見たい。あらゆる可能性を」
「カノウセイ! カノウセイ!」
テムの足元にはハロがある。息子に買い与えたものと同一だが、いくつかの実験を繰り返しながらプロト2版として自分用にも用意した。
RX-78へのフィードバック用記憶媒体としての性格が強いが、テムの脳波を読み取っていくつかの行動を先読みするようにもなっている。
「お前は今日は記録係だ。しっかり学習しろ」
「ベンキョウ、ベンキョウ! ガンバレ、テム!」
子どものおもちゃを持ち込んで何を考えている? 局長からも社長からも投げかけられた言葉だ。
社内でもそのせいで変人の目で見られ始めているがテムが気にすることはなかった。
着替え終わり、ハロを従えてテムは指定のポートに入る。そこで待っていたのはマーサだった。
「テム・レイ技術主任部長」
「社長夫人、何か?」
こんな時に何か? とテムはカーバイン夫人に向き直る。彼女はノーマルスーツを着ていない。
アナハイム支社での会議では同席したが、軍が使っているポートに彼女がいる理由がわからない。
「あなたには期待しているの。RX-78の開発担当おめでとう。アナハイムは大きな躍進の一歩を踏み出すことになるわ」
「それはどうも……」
ヘルメット越しにマーサが差し出した手を見ながらテムは右手を差し出して握手に応える。
「それはハロね。子どもの玩具と言うけれど遊び心は大切よ」
「そうですね……」
「RX-78は新しい風を呼び込むことになるわ!」
船の旋回対流から生まれた風が吹き込んで声量を上げたマーサの髪をかき乱した。
「レイ部長、もう出ます!」
着艦しエンジン音を響かせる救助艇からノーマルスーツの男が手招きする。
「では失礼します」
マーサを残し、弾むハロ二号機と共に小さな救助艇にテムは乗り込むのだった。
◆
月面のトワイライトゾーン。地表に差し込んだ太陽の一条の光が、荒野の地面に反射して遮るものない月の地平線までその光を投げかけている。
その朝をシャア・アズナブルは冷たいコクピットの中で迎えていた。
まだ闇の中にある赤いMSのモノアイが光を放つ。MSは赤い一機だけではなかった。計五機のザクが窪地に潜伏しているのだ。
シャアが率いることになった新兵の部隊。その実は元はツィマット社でMSヅダの開発チームにいたベテランたちであった。
性能の上ではザクを上回るとされながらも、試験中に事故を起こしたヅダは開発のとん挫を余儀なくされた。その後、ドズルが計画を推し進めていたザクが主権を握ることとなったのだ。
待機に移行してから、今か、今かと待ち続けた時間は長い。その沈黙を破っての一声がシャアの耳に届く。
「隊長、ビーコンを出さなくていいのでありますか?」
部隊で一番年若のクルト一等兵が伺いを立てるように言った。若いといってもクルトはシャアよりも年は上だ。
二〇を迎えたばかりの青年だが部隊でもその腕を買われてここにいた。
「もう朝だ。敵に察知される可能性がある。それにこちらの存在もギリギリまで伏せておきたい。敵がどれほどの戦力を送り込んでくるかわからん」
慎重とも、臆病ともとれる発言にモニタを食い入るように眺める男が笑った。
「では、モーニングコーヒーでも用意しますか? 隊長さんよ」
同じ一等兵のレオがぎょろっとした目でモニタを見つめながら言った。がさつな印象を与える男だが目ざといことで知られている。
「隊長はシュガー多めにしてやらんとな。二杯か? それとも三杯かい?」
「甘党はルッツの専売だろう。この甘党め。一杯に十個も角砂糖入れるのはお前だけだ」
お調子者はルッツの声にもう一人はロルフという大男のものだ。
「失礼ですよ、お二方、口を慎んでください」
クルトがたしなめ、「畏まりましたお坊ちゃん」とレオからの返しが入る。
コクピット内でクルトはむっとするが、「私はミルクも砂糖もいらんよ。ブラック派でね」というシャアの一言が入って緊張の空間に緩みのようなものが生まれる。
「おっとお出でなすったぞ」
行軍する味方の機影を捉えたレオが報告する。コクピットを開けて出たシャアがそれを出迎えるように立った。
ランバ・ラル率いる。ガイア、マッシュ、オルテガが乗る四機から成る小部隊だ。
その四機の中でもランバ・ラルの機体は三人のMS-05・ザクとは少しデザインが異なった。
MS-04「ブグ」はザクの前身となるMSだ。コストの問題から正式採用を見送られた機体で、テスト生産品として少数だが生産されていた。
コストの面で見送られただけあって、性能面でザクに劣るところはなく、運動性も上回る機体だ。
MS-05・ザクが正式なものとなって以降、ブグはそれ以前のヴァッフ同様にプロトタイプ・ザクと呼ばれるようになる。
作戦開始にあたって、もっとも慣れた機体をラルが希望してブグでこの作戦に参加している。
『貴様、赤い奴かっ!? 聞いていた場所と違うではないかっ! なぜ、ビーコンを出さんかっ!』
「熱血漢が来やがったなあ……」
「黙ってろよ、ルッツ」
レオにルッツが黙り、シャアにならうようにクルトもザクの外に出て上官たちを迎えた。
「みんなも出てください」
「レオ、坊ちゃんが出ろってよ」
「そりゃ、上官様のご到着だからな」
渋々とルッツとレオ、ロルフがコクピットを出る。
「申し訳ありません、准尉殿。ビーコン発信で位置を悟られるおそれがありました。何分隠密行動が優先されます。それにこちらの方が大所帯でしたもので」
「なにおう、貴様! 一兵卒の癖に生意気な!」
ザクのコクピットを飛び出したオルテガがシャアを挑発しようと罵るが、シャアチームの面々がそれを阻んだ。
オルテガとそん色ない体躯のロルフが腕組みで出迎える。前へ出ようとしたオルテガを再度ロルフが阻む。
「なんだお前はっ!」
「はん」
あごに傷を持つロルフが笑って返すとオルテガが掴みかかった。
「やめんかっ!!」
短絡的な行動に制止の声をランバ・ラルが上げるが二人は止まらない。もみ合うのを見てレオとルッツが賭けを始めた。
「オルテガ! ロルフ曹長やめんか!」
ガイアが一喝する。
「曹長だあ?」
手を放したオルテガがじろじろロルフを見て唸った。
「ガイア少尉! 失礼しましたっ!」
「クルト伍長か……久しぶりだな」
「自分は……いえ、ここにいる全員、復帰の際に一兵卒として出直しております!」
敬礼するクルト以下も並んでガイアに敬礼を返す。
どうやら顔馴染みのようだと見物していたシャアはコクピットに戻って警戒のサーチを拡げる。
「ヅダのチームにいたという四人だな?」
喧嘩が収集されたところでランバ・ラルが確認する。
「全員、生粋のモビルスーツ乗りです。腕は保証しますよ、ラル大尉」
『全員戻ってください。”ウサギ”を確認した』
「確認する。それまで動くな!」
搭乗機に戻ったラルがポイント地点に現れた車両を確認する。
「間違いない。博士が乗った車両だ……よし! ドッグレースを開始するっ!」
牽制の弾道が暗黒の空間に放たれ全機が動き始める。狩りの時間の始まりだった──
◆
M01のコクピットの外は騒がしい。整備班が起動させるメサイアの武装チェックを行っている。対面ではMO2が同様に装備の換装を終えていた。
輸送船はまだ月に到達していない。急遽予定を変更されたランデブー地点はスミス海を差していた。
ニムエと同じパイロットスーツを着用し、卵型の宙に浮かぶ中でリズエラは高鳴る鼓動を感じる。胸に手を当ててその音が静まるのを待った。
向かい側のコクピットではテンパったニムエが整備にあれこれ質問を投げかけている。
今のリズエラにはニムエの不安を和らげている余裕はなかった。
「私……どうしちゃったんだろう? 今日はずっと胸がわくわくどきどきする!」
「ゼロワン、心拍数が速い。緊張しているのか?」
コクピットに響くクリスの声にリズエラは頭を振る。
目を閉じたままトクン、トクンと脈動を放つ心臓の高鳴りの音を指先を通して感じとる。
これから起こることは未知の体験だ。戦場で何かが起こるのか?
「なんだか私、予感があるみたい。何か起こりそうなの……」
「何かとは何だ?」
クリスの言葉の後に、代われ、という声の後ウォンが質問を投げかけた。
「わからない……予測不能」
不安定になる自分を御しきれずにリズエラは混乱する。
こういう時はどうしたらいい? ダメ、何もわからない……
「お前の仕事は亡命するミノフスキー博士の救助をすることだ。それと敵ジオンのモビルスーツの排除だ。それ以外は考えるな。いいな?」
強く念を押してウォンが”命令”する。
ファティマのダムゲート・コントロールがそれを絶対的なマスター命令としてリズエラに認識させる。
「はい、マスター。敵を排除します。博士の救出を優先。ジオンの機密情報を確保します」
不安を映していたリズエラの瞳は無表情に感情を制御させマシンを操ることに集中させた。
マスターの声が私を安心させてくれる。命令だから実行できます。
「心拍数は安定した。大したものですね、マインド・コントロールの力は」
「進んで引き受けるような役ではない。ああいうモノが戦争欲にかられた連中をいたずらに駆り立てる。もっとも私たちも道具の一つに過ぎないがね」
ウォンの自嘲のようにも響くが、今はその感情に思いを巡らせている余裕はクリスにはなかった。
私も所詮は歯車の一部か……顔を映すモニタに視線を落としクリスはその時を待つ。
『こちら両機の整備完了です!』
『降下ポイントまで距離一五〇キロ』
「私もあなたも降りることができない船に乗っている。陸地にたどり着くか、それとも沈むかはあの子たち次第です。片道切符でないことを祈りましょうか」
顔を上げたクリスが再度マイクのスイッチを入れる。
「リズ、ニムエ。時間だ。これより降下を開始する。降りた先は戦場だぞ」
「了解──」
「は、はい!」
緊張するニムエの声と冷静に戻ったリズエラの声が返る。
向きを変えた船のハッチが開き、宇宙空間にメサイア二機がボディを晒した。
無慈悲な空間の下に広大な月の大地が広がっている。
今、その下では先に降り立った鉄騎兵中隊一二機とザク九機による戦闘が行われているのだ。
「これより介入を開始します──」
電子のきらめきに額のエメラルドグリーンのクリスタルが輝く。
オペレーション・システムを立ち上げたリズエラの宣告と共にメサイア二機が輸送船からパージされ降下作戦を開始する。
まだ70%位の出来(´・ω・`)
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