魔王織田信長とアインズ様の異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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ワーカー編に突入致しましたが、ノッブがいることにより原作と少し違う展開に入るのでお許しください。

ワーカー編は私の好きなところでフォーサイト面々に救いが全くないのが見ていてすっごい大好きです。


ワーカー達の侵入・闘技場

ーナザリック地下大墳墓玉座の間にてー

 

信長は玉座に座りモニターからワーカー達の末路を見ていろいろ考えていた。

 

一番逢いたくないのは恐怖公の拷問だ。あれが一番つらい、あの拷問をされるくらいなら自滅した方が幸せだろう。

 

頬杖をついて見ていると…

 

「ん?ハムスケの方で何かあったようじゃぞ」

 

そう言うとアルベドが画面を変えてくれる。

 

「どうやら侵入者一名を仕留めたようですが、森妖精についてどうするか意見を聞きたいようです。どうされますか?」

 

モニターに映るのは、惨殺死体になった天武リーダーと放心状態のエルフ達3人がいた。

 

「というかこの3人は奴隷じゃろ?本人の意思で入って来た訳でもないし、ナザリックの財宝を盗もうとした訳でもないし、アウラとマーレに渡せば良いじゃろ」

 

その言葉にモモンガは『一人足りとも逃すなって命令をしたのだが?』と言ってくる

 

「逃すなって言っただけで管理下に置いちゃ悪いなんて言っておらんじゃろ?」

 

「…ああ言えばこういう状態じゃないですか」

 

その言葉に信長は笑うとため息をついたモモンガはアルベドに『あのエルフたち三人はアウラとマーレに渡すように』と伝える

 

「かしこまりました。そのように伝えておきます」

 

「ん、よし、そろそろじゃな」

 

そう言って信長が《第六天魔王》のスキルを行使して男に変化する。

 

「さてと、この身体でどの程度動けるかの実験だな」

 

モモンガは男であっても振る舞いがどことなく魔王・信長そのもので少し苦笑いする

 

「なんじゃ、モモンガ、何か変か?」

 

「変じゃないが、その容姿でいつも通りの口調だと本当に高齢に見えるぞ、少し口調を変えたらどうだ?」

 

年寄りみたいというと信長も少し考えたのか、咳払いし

 

「そうか、ならそうしようとするか」

 

モモンガは信長の適応力の高さに尊敬しつつも、玉座から立ち上がり友に続く

 

「今思ったのだが、この格好だとボケれんなぁ」

 

「ボケたら寒いですよ、あと、口調を安定させてくださいね」

 

「うむ、頑張るぞ」

 

 

 

 

 

 

 

ーフォーサイトー

 

謎の地下墳墓に侵入し、他のチームと別れて数分が経った時に見知らぬところに仲間達と共に転移させられる。

 

そこからは怒涛の攻撃を受けていた。

 

「魔力は温存しろよ!」

 

「分かっています!」

 

「十分理解している」

 

敵は低位のアンデットであり、フォーサイトの面々からしてみれば恐ろしい存在ではない。

 

しかしながら波状攻撃ともいえる襲撃に休みはない。故に身体中に汗をかいてしまう

 

ヘッケランは周囲を見渡すと仲間たちがいるのを確認し、汗を拭う

 

(…これから何が待ち受けてるんだ…)

 

グール達の攻撃が止んだのを見ると、フォーサイトの面々は一箇所に集まる。

 

「大丈夫かみんな」

 

「えぇ、なんとか」

 

「大丈夫とは言い切れないわね…」

 

疲れ切っている者もいるが、息を整え前を見ると、また景色が変わっていた。

 

「ここがどこだか分からないけど、今までとは雰囲気が違うわね」

 

前には巨大な格子戸があり、格子戸の空いた隙間からは、白色の魔法的な明かりが入り込んでいた。

 

「ここは…」

 

アルシェの態度にヘッケランはアルシェに尋ねる。

 

「知っているのか?」

 

「似た場所を知っている。帝国の闘技場」

 

「あぁ、言われてみればそうですね」

 

ロバーデイクが同意の声を上げる。

 

「なら奥はアリーナですね」

 

「だろうな…ここに転移したって事は…そういう事だろうな」

 

闘技場に出ろという意味だろう。

 

そこで待つのは何かまでは想像つかないが

 

「危険!長距離転移は第五位階魔法にあるとされている。そんな魔法で罠を作る事ができるなんて、物語くらいでしか聞いたことがない。相手の誘いに乗ったらまずい、逆の方向に進むことを提案する」

 

アルシェが後ろを見るが、イミーナは前を見て

 

「でもさぁ、相手が誘っているんだからそれに従わなかったら腹立って攻撃を仕掛けて来る可能性も高いんじゃないかしら?」

 

「どっちも危険だな、ロバーデイクはどう思う?」

 

「お二人の言う事はどちらも賛成できます。しかし、高位の魔法で出来ているのならば、私は闘技場に出ることを賛成します。そもそも、罠としてここに飛ばしたのであれば、逃してはくれないでしょうしね」

 

ロバーデイクの発言にヘッケラン達は覚悟を決めたと頷き歩き出す。

 

「外?」

 

イミーナの声に反応し、空を見上げてみるとそこに浮かんでいるのは夜空だった。

 

「外に転移したってことか?」

 

「なら飛行魔法で逃げれ…「とぁ!」」

 

アルシェの言葉を遮るように、掛け声と共に貴賓席があると思われるテラスから飛躍する影一つ現れる。

 

足を軽く曲げるだけで衝撃を完全に殺したその影は、自慢げな表情を見せた。

 

そこに降り立ったのはダークエルフの少年だ。

 

「挑戦者はナザリック地下大墳墓に侵入した命知らずの愚か者達四人!そして、それに対するはナザリック地下大墳墓の主!アインズ・ウール・ゴウン様!そして!アインズ・ウール・ゴウン様の右腕にして盟友!!第六天魔王!織田信長様!!」

 

ダークエルフの声で向かいの格子戸が持ち上がる。

 

その先、薄暗い通路から闘技場へと現れた骸骨、その少し後ろにいるのは人間に見える男が現れた。

 

黒髪長身で黒や紫を基調とした西洋の鎧を着ており、腰には大きな剣が下げられていた。

 

骸骨と男、その不釣り合いさに違和感を覚えたが、そんな違和感もすぐに払拭される。

 

「おおっと!セコンドには我らが守護者統括、アルベドがいるぞぉ!!

 

その後ろから付き従うように歩く女性を見た瞬間、フォーサイトは誰もが息を飲む。

 

《漆黒》のナーベに勝るほどの絶世の美女だった。

 

しかし、その女性は額の左右からは前に突き出る角、腰からは漆黒の翼が生えている。

 

そのあまりのリアルさは作り物では決してない。

 

「申し訳ない」とアルシェが呟く

 

「私の所為でこんなことになった」

 

これから行われる戦闘はおそらく、フォーサイト始まって以来の激戦だろう。もしかしたら死者が出るかもしれないほどの

 

そして、そんな状況に追い込まれたのも自分が原因だと思い込んでいるのだろう。

 

「いやいや、この娘っ子は何を言ってるんですかいなって」

 

ヘッケランはアルシェを安心させようと声を出す。

 

「ですね、皆で決めて選んだ仕事です。あなたの所為ではないですよ」

 

「そーいうことよ、気にする必要なんてないわ」

 

フォーサイト面々は笑いかけ、アルシェの頭を撫でる。

 

「さて、まずは無理だと思うが対話してみるか」

 

先頭に立つ骸骨、恐らくは位置的に主のアインズと言われた骸骨が手を振るう

 

ゴーレム達の動きが止まり静寂が戻ったのだ。

 

ゆっくりと向かって来るアインズと信長と言われた男に向き直るとヘッケランは真摯な態度で、礼儀正しく一礼した。

 

「まずは謝罪させて頂きたい。アインズ・ウール…殿」

 

「アインズ・ウール・ゴウンだ」

 

「失礼、アインズ・ウール・ゴウン殿」

 

アインズ達は立ち止まる。

 

「この墳墓に貴方がたに無断で入り込んだ事は謝罪いたします。許して頂けるのなら、それに相応しいだけの謝罪金として金銭をお支払いしたい」

 

暫しの沈黙が流れる。それから織田信長は嘲笑うように『ふっ…』と笑い、アインズはため息をついた。

 

「お前達はあれか?家にあったものに蛆が湧いた時、殺すのではなく、優しく外に解放するようなことをするのか?」

 

「人間は蛆ではございません!」

 

「同じだよ、私達にしてみればな。蛆は産みつけた親バエが悪いといえなくもないが、お前達は違う。金銭欲というくだらない欲望を満たすためにこの墳墓を襲撃し、財を奪った」

 

「いや、実はやむ得ない理由がありまして…」

 

そう言おうとした時、織田信長という男が口を開く

 

「何を言おうと何を考えようとここにいる以上、理由など情状酌量の余地もないぞ」

 

冷徹な声にフォーサイトの面々は息を飲む

 

織田信長から発しられる強烈な殺気と人間が放つはずがない邪気のオーラが襲いかかる

 

「一先ずはワシが相手しよう、ぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーノッブー

 

(…しかし、相手が弱すぎたか、大した運動にもならないな…)

 

「《双剣斬撃》!!!」

 

先程からフォーサイトの攻撃を受け流していたり、足蹴りを交えた攻撃をしているのだがまるで向こうの反撃が弱い。

 

「《魔法の矢》!!」

 

飛んできた矢もレベルが低い故に魔法無効化が発動する。

 

ヘッケランは汗をかきながら必死で攻撃しているが、信長は肩を回す

 

「やはり、決め手に欠けるな」

 

魔王剣を抜くのも視野に入れようと思ったのだが、それをすると彼らが原型を留めない状態になってしまう。

 

「友よ、私にも譲ってくれないか」

 

と声をかけて来る

 

「良いのか、このまま燃やしてしまおうと思ったのだが」

 

そう言ってモモンガと位置を変えるとモモンガも剣の稽古をしだすが、ある程度戦って飽きたのか

 

「さて、剣での遊びはこれくらいにしよう。これからはもっと別の遊びだ」

 

剣と盾を消したモモンガは両手を広げ

 

「遊んでやる!かかって来い!人間ども!」

 

「マジックキャスター!?」

 

「違う!断言できる!少なくとも魔力系魔法詠唱者じゃない!」

 

「ん?それはどういう意味だ?」

 

「貴方からは魔法の力を感じない!」

 

アルシェの言葉に信長は『ほぅ』と呟く

 

「探知系の魔法を使っているのか」

 

いろいろ情報収集をしていて得た情報の中に、この世界特有のタレントと呼ばれる異能持ちがいるという情報を聞いた。

 

おそらく、あのアルシェという少女はそれを持っているのだろう。

 

俄然興味が湧いてきた。

 

「そうなのか、それは失礼したな」

 

モモンガが指輪を取り、信長も指輪をとる。

 

「おげぇぇええ!!」

 

嘔吐するアルシェ、酸っぱい匂いが当たりに漂う

 

「何をしたの?!」

 

イミーナがアルシェに駆け寄り、モモンガ達を見つめる

 

「人の顔を見て吐くとは失礼にもほどがあるだろうが」

 

「汚い」

 

一言そう呟くとアルベドも『本当ですね』と返して来る

 

「みんな逃げて!!そいつらは化け物!勝てるはずがない!」

 

吐いては叫ぶ、それを繰り返すアルシェに信長はアルベドに目配せする

 

アルベドはそれに気づき《伝言》を入れて来る

 

《何かございましたか?信長様》

 

『大したことじゃないんじゃが、あの娘は生かして連れて来て欲しいんじゃ』

 

《かしこまりました。アインズ様には如何様にお伝え致しますか?》

 

『んー、適当に伝えとくからよろしく頼むぞ』

 

《はい》

 

伝言を切って再び彼らに向き直る。




が、頑張った4000字…!

でもまだ書きたい!!
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