魔王織田信長とアインズ様の異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
健康診断で採血シンドかった。注射好きな人おるん?血管が看護師泣かせの血管でつらい。
今回は役回りについての話です。一応下の方で説明はしております。
最後にツアーとリグリットの会話シーンがあります。ちょっとオリジナル展開が入っております。
ー冒険者・ノッブー
冒険者・ノッブは【アダマンタイト級冒険者】になってから、横への繋がりを強くすることにした。
同じアダマンタイトで王国にいる青の薔薇と挨拶がてら対話したりなどした。
元々フレンドリーが売りのノッブは青の薔薇のメンバーとも勢いよく打ち解けていた。
(ここら辺はまだ人間らしい感情が残ってて助かったな…人間は虫けら以下とは思わない種族でよかった…)
【怨霊】とは人間がなければ存在しない種族であり、一応は人間種の分類に入る。
【怨霊】は精霊系統とこの世界ではなっているようだが、ユグドラシルでは人間種扱いになっている。
「んー、今回も大した敵じゃなかったのぅ」
「大した敵だったらここはユグドラシルと大差ないことになりますよ」
沖田の言葉に「それもそうかのぅ」と返す。
冒険者組合に任務を遂行したことを告げ、沖田とノッブ、メディア・リリィはトブの森林に出かけ、モモンとナーベは『黄金の輝き亭』に宿泊していた。
「あ、これ貴重な薬草じゃね?」
ブチっと抜いてメディア・リリィに見せると『冒険者組合に提出してみましょうか』と言って袋を出してくれる。
「次の任務は張り合いのある。こうなんというか、デッカいモンスターと戦いたいのぅ」
そう言うと沖田が『そうそう巡り会えませんよ』と言ってくる
薬草集めを終え、森から出る
冒険者組合に戻り薬草を提出し、黄金の輝き亭に戻り、モモンガ達に今回あったことの報告をし就寝する。
(…なんか一番平和じゃなぁ…冒険者が平和なのも如何なものだけど…)
ー魔王信長(第六天魔王波旬)ー
ヤルダバオトの王としての役割は今のところない。
聖王国で本格的に動くことになっているのだが、その前段階のためにエ・ランテルから少し離れた所での狩りを行うことになった。
リ・ロベル領の小さな村を襲い、辺りを火の海にした。
「なんというか絶景じゃのぅ」
「誠に、下等生物達の悲鳴が音楽のようでこの風景とマッチしておりますな」
燃え盛る家や森林、人間の悲鳴がこだまする。
「うぅ、村が…!街が…!」
悲鳴を上げ逃げる人々。
炎の中から白い魂が出て来る
それらが後光輪を背負った六本腕の骸骨に吸い取られて行く
それが吸収するたびにおいしいという感覚になる。
舌なめずりすると怯える市民達
「これくらいにしておくかの」
魔王信長の恐ろしさを生き残った市民達が王国本土に伝えてくれるだろう。
ー魔導王・右腕、織田信長ー
魔導王の右腕・信長としての仕事は割と大変だった。
(…男としての口調のおかしさや、無意識に出る女の仕草をなんとかしないとな…)
鏡の前に立ち、服をメイドに整えてもらっていた。
メイド達は嬉しそうに、崇拝するような眼差しでこちらを見る居心地の悪さにはもう慣れてしまっていた。
(…他の二役より一番考える…っ!)
まぁ、自分が選んでしまった以上仕方のないことだが
身支度を整えると…
「信長様、沖田様が面会を求めておられます」
シクススがそう言って来る
「入れてくれ」
「はい」
その言葉と共に沖田が入ってきて男になっている信長を見て静止する
「どうした?」
そう言うと沖田が何故か歯を食いしばっていた。
「なんでっ、無駄にハイスペックなんですかっ!至高の四十一人特権なんですかっ?!」
沖田がコントのように地面をダンダンと叩く
「???(…彼女は一体何を言っているんだ?)」
「形態が三つも選べるのに、スキルでまた紳士風に変身出来るなんて卑怯すぎますっ!私だって変身スキル欲しかったっ…!」
悲痛な叫びを上げる沖田に引きながら『すまん…』と言うと
「引きながら哀れな物を見る目をしないでくださいっ!私だってイケメン沖田総司になりたかったっ!なって貴方の後ろを歩いたらきっと面白k…同行できたのにっ!」
「種族・英霊は変身スキルない、ぞ」
「はい!分かってますけどっ!」
ぎゃいのぎゃいの騒ぐ沖田をどう宥めようか思っていると、アルベドが訪れる
「信長様、帝国の秘書官が来ました」
「うむ、行く」
そう言って退出すると、沖田が小さい声で『声もイケボだし…!』と言う
ーツアーとリグリットー
ツアーは浅い眠りから意識を戻す。
少し離れたところから気配を感じ、ゆっくりと目を見開く
気配の先に堂々と立っていたのは腰に立派な剣を下げた人間の老婆だ。ドラゴンの敏感な知覚に気付かれず、ここまで来たという無邪気な悪戯に成功した者特有の笑みが広がっていた。
「久方ぶりじゃな」
返事をせずにツアーは老婆を見る。
「なんじゃ?わしの友は挨拶すら忘れてしまったのか?」
「すまないね、かつての友に会えて感動に身を震わせていたんだ」
「友ねぇ?わしの友はあそこにいる中身が空っぽの鎧なんだがのぉ」
ツアーが老婆達と友に旅をしている時に遠方から鎧を操作して旅をしていた。
そのため、正体を仲間達に明かした際には騙されたと憤慨されたこともあった。
「それについては200年前から謝っているだろう?この姿じゃ君たちと旅は出来なかっただろう?」
「ところで、君は今冒険者をやっているんだよね?」
「もう引退したよ、わしの役目はインベルンの嬢ちゃんに譲ったよ」
「彼女をそう言えるのは君くらいだろうね」
「そうかい?あんたの方が言えるだろうよ、あの泣き虫、ぐちぐち言っておるからわしが勝ったら言うことを聞けと言ってな、ポコってやったわぃ!
心底楽しそうな笑い声をあげる。
「あの娘に勝てる人間は君ぐらいだよ」
「まぁ、仲間達も協力してくれたしの、それに、いくら泣き虫が強いといってもより強き者はおる。例えばお主であればあの嬢ちゃんを容易く倒せよう。己に縛りさえかけていなければお主はこの世界で最強の存在なんじゃからな」
「それは分からないな、また世界を汚す力が動き出したのかもしれない」
鎧の右肩口には、槍で貫かれたような穴が開いていた。
「……100年の揺り返しが来たが、今回はリーダー達のように世界に協力する者ではなかったのか」
「あぁ、本質は悪だろうね」
「そうか…」
ツアーはふと青空を見上げる。
「……"彼"はまだ眠っているのかい?」
友の一人を思い出し、口にする。
「あぁ、リーダーが死んだ後、眠りについたよ、彼奴は姉に謝りたいと言っていたからのぅ、ぷれいやーの中にいるかもしれないという可能性を考えているんだろう」
友の一人でありリーダーと同郷の【彼】はかなり、性格に難ありと言われるくらいで、十三英雄の中には彼のことを毛嫌いしている者だっていた。
かくいうツアー自身も彼の強すぎる力は八欲王のようになるのではないかという疑心と不安もあった。
それがリーダーの手腕によって鳴りを潜めているだけだと、常に目を光らせていた。
しかし、次第に彼は穏やかになり、仲間達との距離が縮まって行っていた。
「今回、ぷれいやーが転移してきた可能性が高いなら彼を起こして、海上都市の彼女に協力を仰げないか確認してみよう」
「そうじゃな、彼奴が起きてくれれば大助かりじゃな」
【冒険者ノッブ】
第一形態で無性形態でもある。一応女として知られている。
戦闘方法は火縄銃や遠距離の攻撃。ごく稀に剣でも対応する。
【魔王・第六天魔王波旬】
最終形態であり、性別は不明扱いにしている。
戦闘方法は主に炎系統の攻撃。魔王剣を使用する。
冒険者・ノッブと完全に分ける為、火縄銃は使っていない。
【ナザリック地下大墳墓魔導王右腕・織田信長】
スキル《第六天魔王》で完全な男としてなっている。
冒険者及び魔王とは一切関係ないように見た目を完全に変えている。武器は禍々しい紫色のオーラを放つ妖刀で、戦闘方法は袈裟切りなど織り交ぜつつ相手を斬り伏せていく攻撃スタイル。最初は緩慢な攻撃スピードだが、途中から猛スピードになる。