魔王織田信長とアインズ様の異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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聖王国編に入りますが、まだゆっくりとしか読んでいないので少し違うかもしれませんが悪しからず。

聖王国編は見てなくてリ・エスティーゼ王国vs魔導国の話は読んでてどうしようかと悩んでいます。




聖王国編
『ローブル聖王国』


ーナザリック地下大墳墓ー

 

「…ふぅ、なんかヒヤヒヤしたのぅ、今回」

 

アルベドより先にナザリック地下大墳墓に戻ってきた信長は自室のベッドに座る。

 

王国の貴族の暴走にアルベドの殺意がマックスになったのを見て少し心配したが、アルベドは冷静さを取り戻して今後のために動き出すと言っていた。

 

「はー…これから魔王の仕事も増えるしのぅ」

 

信長は異世界に転移してきてからいろんな事をしたいなと感じていた。

 

(…いやまぁ、宰相の仕事や魔王の仕事すれば良いんだけど、なにぶんコレジャナイ感がする…)

 

信長は無性形態で自室内をゴロゴロしていた。

 

「…よし、やるか」

 

悩むが先に動くと思い立ち上がる

 

「信長様、どちらに行かれますか?」

 

メイドがそう聞いてくる

 

「ん、ちと濃姫達に会ってくるわ」

 

「分かりました。至急、デミウルゴス様にお繋ぎします」

 

そう言ってメイドがいなくなる。

 

濃姫達、己のNPCは第七階層にいる。

 

唯一の例外は沖田と森長可くらいだろうか

 

彼女達がやってくるまで自室でのんびりとしていると…

 

「信長様、濃姫様と茶々様が参りました」

 

「うむ!」

 

メイドに続いて入ってきたのは黒紫色の髪に髪に蝶の花飾りを付けた和風美女が入ってくる。

 

その後ろには日輪を思わせる兜とドレスを纏った童女が続いていた。

 

「信長様、お久しぶりです」

 

「伯母上ー!久しぶりー!」

 

濃姫は頭を下げ、茶々は楽しそうにする。

 

「濃姫、茶々、席に座って話すぞ」

 

そう笑顔で言うとメイド達が椅子を持ってくる

 

 

 

 

 

 

「これから旅に行く…ですか?」

 

濃姫と茶々の前に地図を広げて話す

 

「魔導国が建国されてからまだ日は浅いじゃろ?他国視察と銘打っていろいろ回ってみたいのじゃ」

 

「叔母上、絶対、旅行したいって思ってるよね?」

 

その言葉に信長が「やかましいわ」とツッコミを入れる。

 

「しかし、信長様、私や茶々だけでは御身を守れるかどうか分かりません。ここは一度守護者の方々と相談。あるいは…あの長可を連れて行くことをお勧め致します」

 

「むー、やはりそうなるかぁ〜」

 

遠出する際にモモンガと話した事は必ずレベル100のNPCを付ける事

 

シャルティアの一件がある以上、念には念を入れるようにと言われたのだ。

 

(…シャルティアは天敵じゃから連れて行くのは無理として…やっぱりアウラやマーレの方が良いのだろうが…)

 

あの二人はダークエルフであるので、逆に信長が近くにいるとアウラとマーレの方が危険になってしまうので、相性云々を考えれば、デミウルゴスやコキュートスを連れて行くのが一番なのだろう。

 

(…本当はデミウルゴスと相性良いからデミウルゴス連れて行きたかったが…彼奴は忙しすぎるし…)

 

うーんと悩んでいると…

 

「信長様、デミウルゴス様がご面会を求めております」

 

メイドの言葉を聞いた濃姫と茶々が横に退く

 

信長は執務室の椅子に座る。

 

「入れ」

 

「失礼します。信長様」

 

部屋に入って来ると、そこにいた濃姫と茶々を見るデミウルゴス

 

ぺこりと頭を下げる濃姫と遅れて頭を下げる茶々

 

「で、どうしたんじゃ?魔王の仕事か?」

 

「はい、それもありますが、アインズ様が帝国を属国にしたという話を聞いておりましたか?」

 

その言葉に「は?」となる。

 

その反応を見てデミウルゴスは深々と頭を下げ

 

「情報の伝達が遅れ、誠に申し訳ありません」

 

「い、いや、ワシも王国に行っていたからしょうがないしのう!」

 

(え?!帝国を属国?!いつのまに?)

 

混乱しながら話していると

 

「アインズ様が帝国の属国化に伴い、草案を信長様やアルベドに纏めてほしいというご依頼がありました」

 

「…う、うん。ワシでいいならやるぞ?アルベドも大変そうじゃし」

 

そう言ってデミウルゴスから草案の書類を貰う。

 

書類を読んだりしていると、横に退かした書類を濃姫が持ち上げて綺麗に整頓を始める。

 

「ふむ、草案についてまとめるのはこれくらいで良いじゃろ、デミウルゴス、どう思う?」

 

「失礼します」

 

濃姫から受け取った書類を読みながらデミウルゴスが『問題ないかと思います。流石は信長様』と褒めて来る。

 

国家運営については会社運営に近いと思っている信長は手際よく書類を渡す

 

「それで、聖王国に向かう件についてですが…」

 

デミウルゴスは聖王国…【ローブル聖王国】についての話を始める。

 

ローブル聖王国はリ・エスティーゼ王国の南西にある半島を領土としている国で、信仰系魔法を行使する聖王を頂点とし、神殿勢力との融和によって統治されている宗教色の濃い国だ。

 

とはいえ、スレイン法国ほどではないらしいが

 

「ふむ、海によって国土が分かれておるのか」

 

完全に国土が分かれているわけではないが、巨大な湾によって横にしたuの字型の国土となっている。

 

これのせいで北部聖王国と南部聖王国などと呼ばれることがあるらしい。

 

「半島の入り口に、北から南まで全長100キロを超える城壁が立っております。この城壁はスレイン法国との間に存在する丘稜地帯に住む多様な亜人部族の侵略を防ぐためのものだと思われます」

 

「風磨に見に行かせたところ、立派ではありましたが、なんともお粗末な城壁と報告を受けました」

 

濃姫の言葉にデミウルゴスは頷く

 

「その城壁前で舞台を作るわけじゃな」

 

「はい、魔王信長様のために愉快な舞台を作ります」

 

 

 

 

 

ー聖王国・中央拠点ー

 

聖王国、中央拠点にて、一人の男が部下たちに指示を出していた。

 

「おい、誰か、天候観測士から今晩の予報を聞いた者はいるか?」

 

オルランド・カンパーノ

強さだけで誉れ高き聖王国九色の一色を先代聖王から与えられたという実績を持つ男だ。

 

「申し訳ありません。どうやらこの場には聞いた者はいないようです。カンパーノ班長閣下」

 

オルランドは聖王国の兵士階級の中ではかなり下の方に位置する。

 

聖王国の兵士の階級は、下から訓練兵、兵士、上級兵士、班長、隊長、兵士長となる。

 

班長は決して、閣下などと呼ばれるような地位ではない。

 

「閣下、お時間を頂けるのであれば、私がすぐに聞いて参ります」

 

「うん?、いや、そいつは及ばないさ」

 

オルランドの視線が動き、こちらに近寄って来る男を認識すると、襲いかかる肉食獣ごとき笑みがゆっくりと浮かんだ。

 

「噂をすればなんとやら。ご登場ですか、夜番さん。こいつはどーも」

 

物音一つしない、そんな静かな歩き方で姿を見せた男の格好はオルランドとは大きく違っていた。

 

「……オルランド、お前の班から報告を受けていないぞ、それに上官に対してその態度はなんだ?不敬極まりない。何度注意させる気だ」

 

「こいつは失敬。兵士長殿」

 

オルランドが砕けた態度で敬礼すると、彼の班員たちも一斉に敬礼する。

 

男は「はぁ」とため息をつく。

 

男の名前は【パベル・バラハ】であり、弓の名手だった。

 

それから二人は雑談をしていると…

 

「あ、そういえば、旦那も知っているでしょう?あの大戦士、ガセフ・ストロノーフが戦死したという話を」

 

「あぁ、よく知っている。上層部はそれによって周辺国家が受ける影響について議論していたからな」

 

リ・エスティーゼ王国において最強を誇った戦士の死は、この聖王国の兵士、それも腕に覚えがある者の中でかなり大きな話題になった。

 

「詳しい話を知っていますか?」

 

「大雑把な話は聞いている。なんでも魔導王なる魔法詠唱者が一騎打ちで倒したという話だそうだ。正直言って魔法詠唱者が一騎打ちとは少し理解に苦しむ話だな。どちらかといえば、魔導王の右腕と呼ばれる宰相が殺したという方が理解できる」

 

魔導王の右腕と呼ばれる男の強さは魔導王に匹敵するほどと言われており、魔導王自身が『魔法を使わないで戦えば勝ち目がない』と言われるほどの存在であり、その戦闘能力は計り知れない。

 

「その宰相の話は聞いてますよ、確か、魔導王がバハルス帝国を属国化させて、その草案を1日でまとめて送ったとか、政治の手腕もかなりあるとか」

 

「まだあの国ついていろいろ調べなければな」

 

そこからオルランドが武者修行をやり直すという話になる。

 

「…この国内でお前が勝てない相手に挑むとか言わないだろうな?」

 

「言いませんよ」

 

「ならいいんだが…何処で武者修行をするつもりなんだ」

 

「先の話に出た魔導国に行ってみようかと思ったんですよ、かなり強いアンデットもいるそうですな」

 

「王国、聖王国を渡り歩く商人から聞いたことがあるな」

 

「聖王国のスタンスって奴は魔導国に対して黙認ってことですよね?別に聖王国の人間が行くと言っても問題のない…ですよね」

 

アンデットの兵団などというものがある魔導国は、どう取り繕ったとしても聖王国にとって敵だ。

 

「…魔道国か。上申降れば軍に所属したままでも行けるだろう。上層部は亜人の次は魔導国だと思っている。法国との共同戦線も考えているようだ」

 

「はぁ、宗教の違いによるゴタゴタがややこしそうですな」

 

そのタイミングで鐘が鳴った。

 

夜番との交代時間かと思ったオルランドの思いつきはいつまでも打ち鳴らされている鐘の音によって雲散する。

 

この鐘の音が意味するところは『亜人の影あり』だ

 

「旦那」

 

この暗い中、これだけ遠い場所にいる亜人の正体を掴むことはオルランドには不可能だ

 

「間違いない。亜人だ、スネークマンだな」

 

スネークマンは、コブラのような蛇頭と鱗の生えた人間のような身体、そして、尻尾を持つ種族であり、リザードマンの近親種族だと思われる亜人だ。

 

「それで旦那、何人くらいなんだ?」

 

いつものようなら二十人もいないだろう。

 

「……旦那?」

 

返事がないことに戸惑う。

 

パベルを見ると、普段は無表情のその顔には困惑の色がはっきりと浮かんでいた。

 

「…数が増えてきている…?不味いぞ!他種族の姿も見える!」

 

敵の大軍がゆっくりと陣形を変えて行っていた。




濃姫
【レベル】70
【クラス】物理職
【所属領域】第七階層
【種族】英霊
【カルマ値】悪

【容姿】
戦国無双の濃姫にそっくり
『5』の容姿である。

【詳細】
信長の正妻というポジションになっており、かなり設定が詰め込まれている。歴史好きノッブ故に史実+捏造が入っている。
信長は覚えていないが、信長への愛情が常軌を逸しているところが見られ、ヤンデレ思考。
信長へは忠誠心を向けているものの、他の至高の四十一人には忠誠心を向けていない。
アルベドと出会ったらヤバイ

【人物関係】

・織田信長
我が創造主にして私の愛おしい夫。
誰かの物になるくらいなら殺してしまいたいくらい愛している。

・モモンガ
ナザリック地下大墳墓のギルドマスター。
敬ってはいるが、忠誠心は向けていない。

・茶々
創造主が同じNPCであり、妹的存在。姪っ子
ワガママな茶々を面倒見るのが好き

・沖田総司
信長様から物を沢山プレゼントされていた(実際は何でもかんでも渡してただけ)のに対し物凄く嫉妬してる。
同じ創造主なので仲は悪くはないが、沖田といると小言が多くなる。

・森長可
信長が居ない場合の手綱を握る事がある。
長可が信長の部屋に殴り込みに行った時に手綱を握っていなかったのは、レベルの差で抑え込めなかった。
目を見て話せば森長可も大人しくなる。
自分より強いことを認めてはいる。


茶々
【レベル】70
【クラス】魔法詠唱者
【種族】怨霊
【カルマ値】悪

【詳細】
天真爛漫にして傍若無人、絢爛豪華を好み超浪費家という何かにつけてとにかく金と手のかかる女。
天下人さえ頭を抱えたワガママぶりだが何故か憎めない愛されお茶目系姫君。
子供のような姿ではあるものの、攻撃方法がエゲツない
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