魔王織田信長とアインズ様の異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
ノッブがいることにより、生存者が増えるか…?と思ったらそうでもないという展開かも?
「私共と一緒にやりませんか?」
そう誘って来た集団ととりあえず共にやることになり、自己紹介をすることになった。
「チームのリーダーを務めさせてもらっています。ペテル・モークといいます」
「ルクルット・バルプです!!」
「森祭司、ダインと申します」
「魔法詠唱者のニニャといいます。よろしくお願いします」
自己紹介を始めた彼らにノッブは大声で言おうとすると…
「チームのリーダーのモモンだ、こっちは戦士であり私の友であるオダ・ノッブだ」
言おうとした矢先に紹介されてズッコケそうになる。
「うむ!よろしく頼むぞ!」
「剣士のオキタソウジです。よろしくお願いします」
「……ナーベです」
ナーベは素っ気なく返す
「えっと…信仰系魔法詠唱者のメディア・リリィです」
ある程度自己紹介を済ませると…
「一つ質問良いですか?!」
ルクルットが元気よく立ち上がる
「はい」
「ナーベちゃんとオキタちゃんはモモンさん達とどういう関係ですか?」
「仲間です」「子供じゃ」
ノッブの言葉にルクルットはくるりとノッブの方を見る
「お子さんを私にください!」
「いや断るけど」
「即答!!ありがとうございました!」
元気なルクルットに虫を見るような目を向けるナーベと『初対面の人でもイケるとかすごいですね、私は無理です』とオブラートに包んでるのか包んでないのか分からない事を言う沖田
「仲間が失礼しました」
リーダーにしばかれるルクルットを見てモモンが引きながら「あ、いえ…」と返していた。
その後、ンフィーレアがモモンに名指しの使命をして来たので薬草採取がてらゴブリンの討伐を行うことになった。
オーガ達も現れ攻撃を仕掛けて来たのでモモンは容易く二匹を横断し、ノッブも三匹を魔王剣で焼き殺す
「無明三段突き!!」
沖田の一撃必殺の技がゴブリンに決まる
「うわっ!」
勢いよく吹き飛び木に激突する。
「木に激突しておったけど平気か?」
「はーい平気でーす。ゴブリン軽すぎて力加減ミスりました〜ごめんなさい〜」
メディアは念のために沖田に回復魔法を掛ける。
「すごいですね…オーガを両断…あの群れを一瞬で終わらせるなんて…」
「オリハルコン…いや、アダマンタイトレベルの実力者達だ…!」
ノッブは内心『そんなに?』と思いつつもナーベが誇らしげにしているのを見て苦笑いする。
そして、森の賢王がいるらしき森にモモン達が入る
「それがしは森の賢王!我が森に入って来た不届き者を排除しに来たでござるよ!」
「…ハムスター…」とモモンが言葉を絞り出すように言い、ノッブは『ジャンガリアンハムスターじゃな』と言う。
「なんと!それがしの種族を知っているでござるか!生物として子孫を残さなければならない故に…」
「…いや無理だな…サイズ的に…」
「そうでござるか…」
ショボンとするハムスターにモモンが『すまんな』と返す
謎の空気が生まれる
「いいでござる。それがし行くでござる!」
気合が入ったハムスターにノッブとモモンはため息をつく
「やめだ…」
「やめじゃな」
そう言ってモモンが剣先を向け
「絶望のオーラ!…《レベル1》」
アインズの種族的特殊能力であり、相手を”恐怖”の状態異常にする。恐怖は怯えることによって、ありとあらゆる動作に対してペナルティが与えられる。
「ヒェェ、それがしの負けでござるぅ」
「簡単じゃな、皮を剥ぐか?」
「それなら私にお任せください!いい皮取れると思うんですよ!」
アウラが木の上で足をブラブラさせながら言う
「そんなぁ〜」
やる気の二人にモモンは『皮を剥ぐのより森の賢王を使役するという意味で良いから飼おう』となった。
そして、漆黒の剣のメンバーに森の賢王をお披露目すると意外な回答が返ってくる。
「なんと強い眼光!これが森の賢王!」
「モモンさん凄いですね!」
「「え?」」
ノッブとモモンの声が重なる。
「強く見えるのか?」とナーベに言う
「強さは別として力を感じられる目をしています」
「沖田はど、どうじゃ?」
「うーん、長い爪があって割と強そうですよ、魔獣の中じゃ」
((えぇーー?))
ー数時間後ー
その後、エ・ランテルに戻った一行は森の賢王改め『ハムスケ』を冒険者組合に登録するために向かう。
「ハムスターに乗るおっさんじゃなぁ」
「…うるさい…」
相当落ち込んでいるモモンが小さい声で『メリーゴランドに乗ってるおっさんだよ…』と呟く
依頼人の祖母と共にンフィーレアの屋敷に向かうことになった。
「ンフィーレア、モモンさん達が来たよ〜」
ノッブはハムスケを待機させているモモンとナーベより先に室内に入る
「…マズイな」
室内は真っ暗でとても人がいるようには思えなかった。
そこに入り、魔王剣を抜ける用意をする。
沖田も何か察知したのかノッブに続き入る
「この奥は?」
「薬草の保管庫じゃが…」
その言葉に従い進み、扉がズレている隙間から腐敗臭を感じ、乱暴にこじ開ける
「!」
室内には漆黒の剣のメンバーが血まみれで倒れていた。
「これは…!」
後ろから覗いていたバレアレが怯えるように言う
「ウッガァアァ」「ァァァァ」
ゾンビになった彼らは起き上がり、生者であるバレアレに襲いかかろうとする。
魔王剣を引き抜きペテルとルクルットの首を斬る
起き上がり攻撃して来たダインを両断する。
「ンフィーレアは!?」
「ここにはいない」
「ンフィーレア!!」
そう言って外に走っていくバレアレを見て沖田に指示を出す
「守ってやれ」
「了解です」
「メディアはモモンに伝えてくれ」
「はい、分かりました」
唯一動かなかった死体のところに近づき、顔に触れる
「刺突武器か…しかし」
ニニャだけ拷問を受けたような状態になっており、穴が空いた目から涙が溢れ、服は切り裂かれていた。
そこから覗く男であるのならないモノを見て「そうだったのか」と呟く
「…ちょっとだけ、不快だ」
ドスのきいた声が響く
異形種になったからこそ人間の生き死に嫌悪感や恐怖は感じないが、完璧に無くなったわけではない。
拷問のような殺し方は嫌悪感が湧く
その後モモンが合流して来て、エ・ランテルの墓地に向かうことになった。
念のために沖田とメディアはバレアレに付けていた。
「のう、モモン」
「どうした?」
ナーベラルがいる手前、支配者同士の口調で話している二人
「ワシがあのハゲの相手するからお主はナーベと一緒にあのクレヨンなんとかを倒してくれんか?」
クレマンティーヌと覚えようとしないノッブに苦笑いするモモン
「分かったが、信長さんが殺りたいと思って残そうと思ったのだが、良いのか?本当に」
「良いぞ、ワシがアイツを殺そうとすると多分、ここがマグマ地帯になりそうじゃしなぁ」
「それは困るな」
「じゃろ?」
そう言ってノッブはカジットとその手下の人間がいるのを確認する。
そこからクレマンティーヌが現れ、彼女はモモンが相手にすることになった。
「けっ、人間風情がこのワシを殺すなどとほざくか!行け!スケリトルドラゴン!」
魔法への絶対耐性がある骨のドラゴンを見てカジットは笑う
あんな子供に負けるわけない、と言ったような顔をするカジット
スケリトルドラゴンがこちらに向けて攻撃してくるのを軽々とかわしてドラゴンの頭部を蹴り飛ばす。
軽く蹴ったのでよろめいたスケリトルドラゴン
「は!逃げ続けるだけか!」
(なーんか決まらんのぅ)
モモンガがクレマンティーヌを追い詰める音が聞こえて来たので『戯れるのもここまでにするかの』と言ってスケリトルドラゴンのパンチをかわし、空に転移する
「《飛行》」
空で4分程浮かんでいると、やっと気付いたカジットが上空を見上げる
「何?何故、フライの魔法が使えるというのにスケリトルドラゴンから逃げようとしない!魔法に対する絶対耐性を前に勝算でもあるのか」
「勝つ方法なんていくらでもあるじゃが、まぁ、死ぬ前に良いもの見せてやろう」
そう言って第3形態に変身する。
「なに?貴様、ゴーストか!」
「んまぁ、ゴーストなんじゃが、下位のゴーストと同じにせんでくれるかのぅ〜」
信長は手を上にあげ
「波旬変生。一天四海に覇道を啓く」
ノッブは…信長の背後に出現した後光輪を背負った六本腕の骸骨が顕現する。
「な、なんだ…!それは」
「こんな墓地じゃ、丸ごと焼いてしまえば良いのだろうが、それじゃ意味ないじゃろ、故に最小出力で行くぞー破壊せよ!三千大千天魔王!」
後光輪の後ろから数多の砲撃が放たれ、スケリトルドラゴンを完膚なきまでに破壊する。
「なっ…!」
クレーターが出来てしまったのを信長は『手加減してクレーター出来るとか軟弱な地面じゃのう』と言い、カジットの元に降り立つ
先程と打って変わり恐怖に引き攣ったカジットの顔を見て信長は豪快に笑うが…
「もう死ね」
一言そう呟いた瞬間、信長の足元からとてつもない炎が発生し、カジットを燃やし尽くす
「流石に骨は残しとくかの」
マントを翻しモモンガ達がいるであろう地点に歩いて向かう、そこにはいつも通りの骸骨に戻っているモモンガがいた。
「なんじゃ、結局、魔法詠唱者で片付けたのか」
やってきた信長に気づいたとか、ナーベラルが深々と頭を下げる
「そういう信長さんもその形態で片付けたのか?物凄い熱風がきたが…」
「うん、加減したけどクレーター出来た」
「何やってるんですか…」
素の口調に戻るモモンガ
「殿ー…このお方誰でござるかー?ふぎゃ!」
ハムスケの脳天にナーベラルの拳が当たる
「愚か者!ナザリック地下大墳墓至高の四十一人のお一人であられる織田信長様に指をさすなど身の程をわきまえよ!」
しくしくと頭を抑えながら泣くハムスケにいたたまれなくなったノッブは笑いながら
「ほれ、ハムスケ、ワシじゃ!」
そう言って無性形態に戻った信長にハムスケがキラキラした眼差しで
「なんと!信長殿でござったか!自由自在に身体を変えられるとは凄いでござる!」
「そうか〜?小さいワシも大きいワシもカッコいいじゃろ」
「そうでござるな!」
わきゃわきゃしてるとモモンガさんが『ハムスケ、おだて過ぎるなよ…』と呟く声が聞こえる
「エランテルに帰るぞ」
咳払いしたモモンガはそう言ってマントを翻し、ンフィーレアを肩に担ぎ歩き出す