魔王織田信長とアインズ様の異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
次、本編です。最終回に近づいてきております。今回はまた番外編。ノッブの話書くの大好きなんだよな〜
今回は全体的に沖田メイン、最終回に至る前のほのぼのした話などあります。
番外編『沖田総司の日常』
ーノッブー
アダマンタイト級冒険者【漆黒】はかなり有名なチームであり、真のアダマンタイト級冒険者チームと言われていた。
魔導国の支配下に置かれる前、アダマンタイト級冒険者【漆黒】と同じアダマンタイト級冒険者【蒼の薔薇】の面々でとある任務を共にすることになった。
北上してきた亜人部族を二つのチームで倒すことになった。
「危ないですよ!?なんで私の真横から銃ぶっ放すんですか?!」
【漆黒】の彼らは女四人に男一人という異色のチームで、本来なら男性がリーダーならば男性だけのチーム。女がリーダーなら女オンリーのチームとなった方がチーム内で問題は起きにくいとされているのだが…
「仲良し…」「良いチーム」
ティアとティナの言葉に頷くラキュース
(確か、出身が南米の方って言ってたわね…ノッブさんとモモンさんは同郷で親友って言っていたし…あれほど仲良しなのは納得いくわ)
それから双方のチームは宿屋に泊まっていろんな話で盛り上がった。
モモンとナーベは急用で席を外し、蒼の薔薇の面々とノッブ・オキタ・メディアが三人仲良く飲み食いしていた。
「へぇ、オキタさんとノッブさんは親子なんだ」
ティアの言葉にオキタが『不本意ながら』と言って来る。
「こんなのが親で悪かったの」
酒を飲みながらも全然酔わないノッブ
「それにしても、ノッブはお酒強ぇんだなぁ」
ガガーランの言葉にノッブは笑いながら
「ワシ全然酒飲まんから普通に酔うはずなんじゃがなぁ」
「へぇ、飲まねえのにそんな強いのか!」
「この人、人を死に至らしめるほどの酒じゃないと酔わないんですよ」
「…それもう毒じゃないか?」
イビルアイのツッコミにメディアがうんうんと頷く
「それより、モモン様はお酒飲むのか?」
その質問にノッブは飲んでいた手を止め、しばらく考え込み
「あー…最近は飲んでないの、昔まで飲んでたらしいが、クッソほど酒に弱いからなぁ」
「そ、そうなのか?」
イビルアイが興味津々になっていた。
「へぇ意外」
「意外だな」
ティアとティナの言葉に思わず頷く
「飲んで泥酔して3日間引きずって…「人の黒歴史暴露しないでもらえるか」」
ノッブの背後にいつのまにかいたモモンがノッブの頭をチャップする。
「だって事実じゃし〜?」
「……沖田。この人、本当に酔ってないのか?」
「はい、全然酔ってないです。素面で酔ってます」
「…そうか、友人がすまない」
そう言ってノッブの首根っこを掴む
「ぐぇ」
「明日も早いので失礼します」
そう言って背負って歩いて行く。
ー沖田inナザリックー
冒険者以外の仕事の時、沖田はナザリック内の自室や第九階層に入り浸る事がよくあった。
そして、ノッブから大量に押し付けられた(沖田の部屋に)本を片付けに図書館に行こうとしていた。
「……流石にこの量を一人では…」
部屋の本棚を見てふと愚痴を溢す
沖田の部屋はノッブが必要以上に歴史書をコピーしたことから、階層守護者の部屋並みに大きくなっており、その大半は本棚とガチャの景品と神器級アイテムの残骸があった。
さすがに神器級アイテムは独断で動かすことは出来ないので、ノッブの許可をもらうようにはしているが…
そうこうしていると…
「沖田さん。今大丈夫ですか?」
そう言って来たのはメディア・リリィであり、本に囲まれてごちゃごちゃになっている沖田を見て苦笑いする。
メディアはやって来ると本を見て『みんな信長さんがコピーしたやつですか?』と言って来る。
「…そうなんですよ、りある?の歴史書から"自分自身の歴史書"やら誰かの家系図やら…目がバグりそうになるぐらいあるんですよ」
「……確かにこれはバグりそうですね」
そう呟くメディア
「何個か図書館に置いておいても問題なさそうなやつがあるので、もし、時間があるなら…」
「ありますよ」
そう言って二人で第十階層の図書館に本を運んで、司書に許可をもらい、本棚にしまっていると…
ガタッ…と脚立が揺れ、ぐらつく
「うわっ」
沖田が倒れそうになると…
「大丈夫ですか?」
そう言って脚立と沖田を支えたのはセバスであり、軽々と沖田が落としそうになっていた大きめの本と沖田自身を支える。
「ありがとうございます」
そう言って、脚立から降りる
「随分と大荷物ですね」
少し離れたところで整理しているメディアを見る。
「はい、ノッブ…ゴホンッ、信長様が大量に私の部屋に置いて来た荷物です」
ノッブに様付けするのは違和感しかなく、寒気しかしないが、守護者の前で名指し&タメ口は死を意味する。
例え、そうであれと創られたとしても、ノッブが構わんと言おうと、危ない綱渡はしたくないのだ。
「そうですか、信長様は沖田様を大変信頼されていますからね」
セバスの言葉に「アレは…信頼というか、なんというか…」と呟く
ノッブは自分を作った際、かなり悩んで…それも半年以上考えていたのを思い出す。
「私を半年間かけて作って、あーだこーだ言ってたらたっち・みー様が来て『長すぎるわ』とかツッコミ入れてましたね」
「懐かしいですね」
セバスの創造主であるたっち・みーとノッブはりある?でも相当仲良かったらしく、ユグドラシルでふざけた事をノッブがすると、りあるでもたっち・みーがネタにするほど仲良しだった。
セバスが自然と手伝う流れになり、沖田が届かない位置をセバスが置いていた。
「この歴史書は…」
セバスがそう言って来る。
「あぁ…確か、織田信長の歴史って本ですね、りあるでこれだけのことをしたんじゃ!凄いじゃろ〜!!とか言ってましたね」
「拝見してもよろしいですか?」
「別に良いと思いますよ、埃被ってるぐらい本人も忘れてましたから」
セバスが数ページ読み、ふと手を止める。
「……不躾な事をお聞きしますが、信長様はりあるという所では、死んだ…という風に書かれていますが…」
「それは多分、ノッブの気持ち的にりある?って世界は嫌いだったんじゃないですか?私には、よく分からない世界ですけど」
「なるほど…」
セバスは本を閉じ、それを手に持つ
「少しお借りしてよろしいですか?」
「良いですよ」
そう言ってセバスが本を宙にしまう。
ーエ・ランテル、信長の執務室ー
エ・ランテルを支配下に置き、宰相としての仕事をするようになってからノッブの仕事は一気に増えた。
大量の仕事と役回りがある為、ナザリックからメイドの数人を連れて来れないかという話になり、来ても大丈夫なメイド達がエ・ランテルの信長の部屋を行ったり来たりしている。
ドタバタとメイドやエイドエッジ・アサシンが行き来しているのを見て沖田は「相変わらず大変そうだなぁ」と他人事のように思っていた。
「おう、沖田〜久しぶりだな!」
馬鹿みたいにうるさい声が響き、思わず耳を抑えたくなる。
「…長可。貴方…普通に出て来て良いんですか?」
第八階層にいるはずの森長可が普通に槍を持って宮殿の中を彷徨いていた。
「おうよ!魔王の部下から魔導国宰相・織田信長の配下にチェンジしたぜ!!」
クソデカ声に沖田が「…また怒られますよ」と呟く
「…まぁ、魔王のノッブも宰相のノッブも同一人物ですけどね…」
「俺はずっと大殿の部下だけどな!!人間共はホントに馬鹿だよな!」
「だから声…、ハァ」
話していると、メイドの一人が駆けて来る。
「沖田様、信長様がお呼びです」
ペコリと頭を下げて来る。
「あ、はい。ありがとうございます」
「じゃあな!!」
そう言って長可が転移して消えて行く
「……嵐が去って行った…」
そう安心したように呟く沖田にメイドが和かに笑う
メイドに案内されて執務室の近くに差し掛かると…
「おや、君も信長様に御用があるのかね」
「あ、デミウルゴス様。お久しぶりです」
向かいから現れたデミウルゴスに気付き、メイドが少し横にずれる。
反射的に横に退こうとした沖田をデミウルゴスが止める。
「そう畏まらないでくれたまえ、君に他人行儀にされると少しむず痒くなる」
「そうですか?レベル的にも才能的にも能力的にもデミウルゴス様の右に出る方いないと思いますが」
その言葉にデミウルゴスは笑い
「君は誰よりも信長様やアインズ様に信頼されているではないか、それに、創られた順番的には君が先であり、ウルベルト様やタブラ様の力もあって誕生したと言うではないか、私はその点はすごく羨ましくて仕方ないのだよ」
沖田の誕生した順番はデミウルゴスより早く、創造時、目の前にノッブの他にウルベルト様やタブラ様がいたのを思い出す。
小難しい話をしながら三人で議論していたのを思い出す。
「…ノッブ…ゴホン!信長様は多分デミウルゴス様を私以上に信用されていると思いますよ、冒険者の時にもデミウルゴス様の事褒めながら「ワシよりもデミウルゴスの方がかっこいい!」とか叫んでましたし」
「…その話、凄く気になるのだが…信長様の御用を終えてから教えてくれないか?」
「私で良ければ」
そう言ってペコリと頭を下げてデミウルゴスの横を通り過ぎる。
ノッブの部屋の前に行くと、メイドの一人が来たことに気付き、中にいるメイドに声をかけていた。
入室許可が出たのを見て入ると、室内には宰相の形態である男性形態の姿のノッブがいた。
「…あ、その形態なんですね」
そう返すと「ここにいるからにはこの格好してた方が良かろう?」と返して来る。
「?なんじゃ、なれんか?」
信長の声に「当たり前ですよ」と答える。
「姿も声も雰囲気もノッブと違うんです。違和感物凄いと思ってくださいよ」
「ハハハ、基本的には変わらんがなぁ」
そういう言葉にため息をつく
「…それで、今日の御用ってなんですか?」
「エ・ランテルの領内についての報告が欲しい」
「あぁ、その事ですか、先程デミウルゴス様がいらっしゃってましたが、報告は受けていないんですか?」
「魔王の仕事と…なんじゃったっけ?」
小首傾げる信長に「忘れて良い内容なんです?」と聞く
「あぁ、今後の計画のことだったぞ、思い出した思い出した」
「…(ちょくちょくノッブの口調に戻るの違和感がすごい…)それで、私は冒険者目線の報告と一応メディアにメモして貰った書類で説明すれば良いですか?」
「うむ頼む」
メイドが書類を渡し、沖田は説明を始める。
「ふむ…領地内の生産率が大きく下がっておるな」
「アンデットがいるんです。わざわざ人間が働かなくても問題ないようにしたってアインズ様が言ってましたよ」
「ふむ…それについては、改良の余地ありじゃな」
「何でですか?働かないのは楽じゃないですか?」
「……ワシ、そんな風に作ったっけ?主」
「働くことより剣の稽古をした方が身になると言われたの貴方じゃないですか」
「…そうだったな、うん」
何かに納得しながら信長が書類に目を通していた。
「うむ。すまんな、コレについての対策は今後取るから下がって良いぞ」
「はい、そうします。ノッブも無理しないように」
そう言って部屋から退出した沖田に笑う。
【沖田総司の設定】(書いてたらごめんなさい)
レベル95と微妙な所で止まっている理由は信長が、沖田を完璧にするのは気が引けたから
正直なところ『まだ伸び代がある』という過程こそが英雄らしいという変な趣向のせいでそうなった。
《交友関係》
原作オバロと同様、創造主同士仲良かったり悪かったりするのがNPCにも反映されるように、沖田はセバスと仲が良い。デミウルゴスともそれなりに話が合うが、セバスほど仲良くはない。また、デミウルゴスの方針・やり方に少しだけ嫌な感情がある。
趣味に関してはコキュートスと何故だか分からないが意見が合う。