魔王織田信長とアインズ様の異世界転移   作:アルトリア・ブラック(Main)

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歴史物書きたいけど、限りなくIFの話になるんよなぁ…

あと、書くもの変えてからトラッキングがどうのこうの警告文がよく出る…


番外編・『至高の四十一人捜索隊・下』

ーノッブー

 

アルベドから至高の四十一人捜索隊の話をされてから、このナザリックのNPCが少し不審に思い始めてしまった。

 

「ノッブ、こちらの書類、ここのテーブルに置いておきますね」

 

沖田の言葉に『すまんの』と返す

 

(……転移してきてからだいぶ経つけど、モモンガは無性にこの世界のNPCを好いている…確かに転移してきてからの現状を探るにはああいう姿勢が正しいのは明白だけど…)

 

ワーカー達の事件の後、ノッブはモモンガを見て少し『NPC、もといアルベドやデミウルゴスを信用しすぎているのでは?』と思っていた。

 

(まぁ、全員が敵に回る展開は一番避けないといけないことなのは分かるけど…)

 

『最強の部隊を作りたいと思っていまして…』と照れくさそうにしているアルベドを思い出す

 

(少なくとも、モモンガや私に敵意を向けているようには見えなかったんだよなぁ…だとしても、捜索隊にルベドを入れるのはやりすぎな気もするし…たっち・みーで勝てない存在を入れてやることなんぞ…)

 

至高の四十一人を抹殺することを考えているように思えた

 

悶々と考え込んでいると…

 

「ノッブ、デミウルゴス様が来てます。面会したいみたいですよ」

 

沖田から言われ我に帰る

 

「ん、わかった。」

 

そう言うとドアのほうに向かう沖田

 

「…!失礼致します。信長様、今後の計画についてお話ししたくお伺いしました」

 

ヤケに肩に力が入った状態でやってくるデミウルゴス

 

緊張しているのか冷や汗をかいているようにみえた

 

「?」

 

デミウルゴスを見た後、視界の端にいた沖田がゲスチャーで肩を上げ下げしていた。

 

(もしかして、威圧感出しとる?)

 

深呼吸をするが、デミウルゴスの冷や汗は流れっぱなしだった

 

(やってしまったかな?まぁ…しょうがないか)

 

話を聞いていると、今後の帝国との同盟の話になる

 

「うむ、これで問題ないな、詳細は今後も頼むぞ」

 

「ハッ!かしこまりました」

 

 

 

 

 

ーセバスと沖田ー

 

信長様がメイドをそばに置かなくなったと言うのは、メイド間でも話題に上がっていた

 

何かやらかしてしまったか、不快感にさせてしまったのではないかとメイドたちは泣きそうになっていた。

 

「すみませーん。軽食ってあります?いつものチョコレートセット…え?」

 

沖田がひょっこりと覗いてくる

 

メイドたちの空気感が死んでいるのに気づいて首を傾げる

 

「いつものですね、今すぐ用意しますワン」

 

そう言って奥に引っ込むペストーニャ・S・ワンコ

 

「…何かあったんですか?この空気…」

 

沖田がセバスに質問する

 

「沖田様、信長様がメイドを入れない理由をご存知ありますか?」

 

メイドの仕事を代わりにしている沖田にはその理由が分かるだろうとセバスが聞く

 

「あぁ、そのことですか?私もノッブ…信長様の本心は分かりませんけど…」

 

ふと、捜索隊の件を思い出すが、これはノッブも言っていないし、沖田から言うことはないだろう

 

「信長様、最近機嫌悪いんですよ、理由を聞いても特に何も言わないんでメイドをそばに置かない理由もそれとなく聞いてみましたよ」

 

「そうなんですか、信長様はなんと…?」

 

恐る恐るセバスが聞いてくる

 

「うーん、私にはなんとも…まぁ、機嫌良くなったらそのうちメイドもつけると思うので大丈夫だと思いますよ、キレて八つ当たり食らっても私は大丈夫ですし」

 

ペストーニャが軽食セットを持ってくる

 

「ありがとうございます」

 

そう言ってその場から去る沖田

 

部屋に戻ると、軽食をノッブに差し出す

 

「メイドたちが不安がってましたよ?何か私達がやってしまったんじゃないかって」

 

沖田の言葉に『そこまで広がっておるのか…?早いのう噂は』と言われる

 

「はぐらかすのは難しくなってきましたよ?せめてデミウルゴス様やセバス様には伝えた方がいいんじゃないですか?余計に変な噂を立てられますよ」

 

「………そうじゃな、少し考えておく」

 

 

 

 

ー執務室ー

 

それから数日後…

 

玉座の間にて今後の打ち合わせの報告を聞きつつ、アルベドの方を見たり他のNPCを見たりしていた

 

頬杖をついて見ていた

 

<信長さん?どうしました?さっきから無言ですけど…何か問題点ありました?>

 

伝言越しで聞いてくる

 

<ん〜特に何もないが>

 

そう言って話し合いが終わった後、それぞれ転移して部屋に戻る

 

執務室に転移すると、長可がソファーに座って肉をガリガリボリボリ食べていた

 

「なんじゃ…いつの間に部屋におって」

 

そう言うと気づいていたはずだが、声に反応し『大殿!捜索隊にしばらくいてある程度様子見てきたぜ!メディアの奴はもう少し、調べてから来るって言ってたぜ』

 

ニコーと笑いながら座っていた。

 

「んで、主の話から先に聞くが、何かあったのか?」

 

向かいのソファーに座り話を聞く体勢に入る

 

「ありゃあ間違いなくクロだぜ!」

 

「…それは叛逆を企てておると言うことか?」

 

殺気が思わず出てしまう

 

その殺気になぜか笑う長可

 

「大殿に反旗を翻そうとは思ってねぇみたいだぜ!アインズ様にもな!クロつうのはこの場にいない至高の四十一人を抹殺したそうな目ぇしてたぐらいだぜ」

 

NPCの設定を変更したことを思い出す

 

【モモンガと織田信長を愛している】

 

そう書き換えた

 

つまるところ、ノッブとモモンガに対しては忠誠を誓っているのだろうか

 

そう悶々と悩んでいると…

 

「失礼します」

 

そう言って入ってきたメディア

 

盗聴妨害魔法をかけている上で、入ってきた人間が本人か本人じゃないか分かる魔法をかけていた

 

「パンドラズアクター様と話をしていて遅くなりました」

 

「どうだった?」

 

「失礼ながら信長さまの名を出して、捜索隊の1人として誘われた理由を教えてほしいと言いました。アルベド様からは『このナザリックをアインズ様と信長様の物にする』と言われたそうです。パンドラズアクター様は深く聞かずお二人の物になるならばと了承したとのことです。…信長様?」

 

その内容を言われ、少し考えこむ

 

「のう長可、メディア。このナザリックにおいてギルメンはどう思う?」

 

「俺は大殿がいれば他はいらねぇぜ」

 

ハッキリと言う長可に咳払いする

 

「このナザリック全体からしてみればギルドメンバー…私達にしてみれば神の如き存在です。特に自分を作った方はアインズ様には失礼だと思いますが、他のギルメンの命令も優先されますね」

 

「例えばモモンガからの命令とワシからの命令があったとしたら、どっちを取るんだ?」

 

「「もちろん信長様です\大殿だぜ!」」

 

ハッキリと言う2人にハァとため息をつく

 

(つまるところ、アルベドが急に捜索隊を結成したのはそう言うことか…だが…)

 

まだ不安要素は山のようにある。

 

「よし、やりたくはないが、やるか」

 

「何をですか?」

 

メディアが首を傾げる

 

「絶対に嫌われる上司の圧迫面接じゃ、そうなれば、メディア、アルベドを呼んできてくれぬか?長可はそばにおれ」

 

「おう!!」

 

「沖田はどうされますか?」

 

アインズと冒険者としての仕事をしているのを思い出す

 

「沖田は仕事中だからな、アインズに気づかれんようにするには呼び出さん方がいいだろうし」

 

そう言って玉座の間に転移する

 

「長可はそこにおれ」

 

いつもアルベドが立っている場所を指差すと『おう』と言ってそこに長槍を刺して待っていた

 

メディアが連れてくるアルベドを見て威圧感を出す

 

<恐怖>を周囲に放出する

 

少し火の粉が舞ってしまうが、その威圧感に長可がワクワクしたような場違いな顔をしていたので<伝言>で少しでも演技をしろと言うと、表情を引き締めるのがわかる

 

「のぅ、アルベド、ワシが怒っておる理由がわかるかのう?」

 

嫌われる上司その1、威圧感と圧迫感が凄い

 

やりたくはなかったが、転移する前に思い出した部下への圧力の掛け方

 

貧困層を同じ屋根の下で働くことはあまりなかったが、時折来る失敗し続けている部下に怒るときに人としてどうかと思うが圧をかけて説教すると、二度とこういう失敗はしたくないと思うのだ。

 

まぁ人間だった頃で十分威圧感を出せていたのだが、転移して怨霊になってから余計に威圧感を出せるようになっていた

 

漏れ出る殺気にアルベドが恐怖のあまり震え始める

 

「も、申し訳ありません信長様…」

 

震えながら言うアルベドに玉座の後ろに回り込んでいたメディアが<伝言>で『まだまだ威圧感足りません』とか言ってくる

 

(…メディア、サイコすぎる…これ以上殺気出すのは…)

 

「お主はワシらに…ナザリックに反旗を翻すつもりなんじゃろう?その準備のために捜索隊を結成して」

 

嫌われる上司その2、決めつける

 

「そ、そのようなことは断じてありません!私は信長様とアインズ様の為ならば命を賭けても惜しくはありません!!ここで自害を命じてくださるのならば…!」

 

泣きながら忠誠を誓っていると言うことを話すアルベド

 

「そうか?ならば何故、捜索隊を結成した?ワシが今1番に信用できておらんのは、アルベドそなたじゃ」

 

「ッ!!」

 

「捜索隊の結成の話は問題ない。この世界に他のメンバーが転移してきているならば助けることは望ましいじゃろう。だが…」

 

あえて炎を周辺に出す

 

メディアが魔法で燃えるカーペットを演出する

 

「ルベドを入れたのはこの世界を彷徨っておるかもしれないメンバーを探り秘密裏に殺すこと、違うか?」

 

アルベドは震えながらも真意を話すべきか悩んでいた

 

「アルベド?」

 

首をかしげて問いかける

 

しばらくすると、アルベドがポツリポツリと話し始める

 

 

 

ーアインズー

 

信長さんが激怒しているという報告が入ったのは数分前だった。

 

報告を受けて急いで帰ろうとすると、沖田は何かを思い出したのか、転移魔法を阻害する魔法道具を出してかけてくる

 

「沖田様|?」

 

ナーベラルが驚きつつも攻撃態勢に入るが、沖田とナーベラルの戦闘力は大きく差がある

 

「す、すみません!ノッブから絶対にアインズ様をこの時間にナザリックに入れないようにと頼まれたんです!後で煮るなり焼くなり好きにして良いので!お願いですから怒らないでください!」

 

沖田の半泣き必死の願いに何か作戦か?と思いつつ、沖田をなんとか落ち着かせて聞く

 

しかし、沖田にはあまり聞かされていないのか分からないようで、しきりにノッブの方から説明あると思います。と話していた

 

ヤキモキしつつも、沖田に<伝言>が行ったのか「もう帰ってきて大丈夫見たいです」と話す

 

急いで転移して戻ると、アルベドが平伏し、ノッブは怒っていたのが嘘かのようにいつも通りで立っていた

 

「信長さん!一体どういうことですか!!」

 

そう怒鳴るように言ってしまうとアルベドがびくつく

 

「モモンガ、説明するから円卓の間に集合じゃ」

 

端的に言えば、アルベドが叛逆をする可能性が高かったのは結局、自分たちが彼女の設定『在り方』を歪めたからだ。

 

「…つまるところ、ルベドを入れようとしたのは、今更帰ってきて支配者のような顔をして欲しくなかったから…ですか」

 

円卓の間で言われたことにモモンガはため息をつく

 

モモンガにとってみても、これはモモンガとノッブの責任である

 

「捜索隊についてはワシとパンドラが継続して捜索隊に入ることになった。アルベドは外しての」

 

「わかりました。また何かあれば言ってください。アルベドに関しては今後も話していきましょうか…」




今ジョージオーウェルの『1984年』読んでるんですけど、描写の所々が鈴木悟がいた現実世界のような感じで創作意欲が掻き立てられています

この話に出てくるノッブは【富裕層で支配者層】、鈴木悟は【貧困層で奴隷層】みたいな感じかなと思ってます…鈴木悟の方に関しては語弊があるかもしれませんが…

だからこそ作中でノッブの発言に感情移入ができないのは…(当時はそこまで考えてなかった)
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