魔王織田信長とアインズ様の異世界転移 作:アルトリア・ブラック(Main)
アルベドの設定が『魔王織田信長とモモンガを愛している』設定になっているのでノッブにもグイグイ行きます。
最終形態に戻るまでの間はナザリック地下大墳墓で留守番をすることになったノッブは一日過ごして見て…
「あぁ〜ダメじゃ〜これ、ニートライフ満喫しとるー…復活した時ブタになってそうで怖いわぁ〜」
「至れり尽くせりですね」
メディアリリィの言葉に『それな!』と言う
このナザリックでの生活はもう、なんというか贅沢三昧な気がしてならなかった。
リアル以上の贅沢三昧過ぎて、もうこのままニートになっていい?とモモンガに聞くと『絶対ダメですよ』と言われたことを思い出す
そして、療養生活に入って思ったのは、シャルティアが甲斐甲斐しく世話をしてくれるということだった。
メディアリリィや沖田はモモンガさんと一緒に冒険者として仕事しないといけないことがあり、居ない間はシャルティアが朝から晩までずーと見ていてくれるので…
『モモンガさん、シャルティアになんか命令でもしたのか?』
そう聞くとあぁとメッセージ越しに頷き
《シャルティアの罰の一つに信長さんに誠心誠意尽くすようにって言ってあります。放っておいたら自殺しそうなくらい追い詰められてましたし…》
その言葉に『あぁなるほど』と感じる
確かにシャルティアから惚れ惚れ?するような視線は向けて来ず、物凄く心配した表情と申し訳なさから来る顔を向けて来ていた。
温泉に入ろうものなら衣服を脱がして綺麗に洗ってくれるし、背中をまるで子供の肌を拭くように拭くので一種の痒さがある。
『なんか介護されとる気分…』
《まぁ、実際介護されてますしね》
『…言うようになったのぅ……』
《ところで、調子の方はどうですか?》
『ん?まぁ、本調子に戻りつつあるの、男性形態にはもうすぐ戻れそうじゃ、やっぱりデミウルゴスが牧場から食用として献上されるだけはあるのぅ』
《…え?デミウルゴスの"牧場"から?》
モモンガは疑問なのかそう聞いて来る。
『??そうじゃけど、なんじゃ?』
《アベリオンシープって羊じゃ…》
『いや、人じゃけど。というかワシの最終形態まで戻る条件に
《…………》
『おーい、モモンガさーん?』
環境音は聞こえるのにモモンガの声が聞こえないのでそう問いかけると小さい声で《知らなかった……》と呟く声が聞こえる。
『デミウルゴスに聞いたら話したって言っておったけど?』
《え?あ!だから獣って聞いた時?ってなってたのか!》
『あ〜なんというか可愛いのぅ』
《うるさいですよ!無知で悪かったですね!ちゃんと療養してくださいね!》
そう言って伝言が切れる
すると…
「信長様、デミウルゴス様が参りました」
ソファーに座っていたので椅子に座り直す
「入れ」
「はい」
デミウルゴスが手に書類を持って入ってくる
「失礼致します。信長様の復活のための計画が完成したのでお話に参りました。こちらをどうぞ」
そう言って書類を差し出してくる。
デミウルゴスの手からメイドに渡り自分の手元にくる。
書類を見るとそこには王国を悪魔で襲う計画が乗っていた。
(…王都にいる市民を襲撃し、経験値にする…か)
確かにこの計画なら一気に最終形態に一気に戻るだろうが…
「どうされましたか?信長様」
デミウルゴスが心配そうに、何か不備でもあったのかと書類を見直そうとしたので
「流石はデミウルゴスじゃな、不備も何もないんじゃが…これじゃデミウルゴスに負担がかかりすぎるじゃろ?それはなんというか…うん申し訳なくてな」
そう言うとデミウルゴスが『何を仰いますか、私共にとって至高の御方々に尽くすことが至高の喜び、信長様の復活のためにならいくらでも働かせて頂きます』と平伏してくる
隣にいたシャルティアも何回も頷いていた。
(何その奴隷根性…)
「そ、そうか、なら任せるとしようかの…何か助けて欲しいことがあったら遠慮なく言うんじゃぞ?」
「ありがとうございます。信長様」
そう言って次の話になる
ー円卓の間にてー
モモンガは冒険者としての仕事を終えた後、ナザリックに帰還し、リザードマンの集落を見つけたのでそこを攻める事にした。
アルベドと共に信長のもとを訪れると沖田と信長が仲良く遊んでるのを目にしアルベドが小さい声で『…羨ましい』と呟くのが聞こえた。
「攻め手はコキュートスで、コキュートス自身は戦わせず、与えられた兵のみで戦うように命令しようと思っているが、信長さんはどう思う?」
この世界に転移してきてから友に相談する事が増えていた。
自分…鈴木悟は小卒であり、あまり学もない自覚がある。転移する前は普通のサラリーマンでどちらかというと下働きのようなことばかりしていたので、組織運営なんて微塵も分からないのだ。
その点、友・魔王織田信長は大卒までし、会社を興して貧困層のために週休二日の労働時間9時間という夢みるような会社を作ったらしい。
(…会社についてはあまり語らなかったけど…家族に会社の権利を奪われたって…だからリアルに戻りたいなんて言わなかったのか…)
家族に奪われたという話にモモンガは申し訳なくなる。
友のあの底なしの明るさも無理をしてやっているのではないかと、少しでも相談に乗りたかったが、あまり話してくれないので無理に話を聞くことは出来なかった。
「問題ないと思うぞ?コキュートス自身は戦わせずっていうのは、部下の教育としては最適じゃ、問題は兵力と向こうの情報を探れるかじゃな」
「そうなのだ、未だにコキュートスから話は上がって来ないしな…」
「んー、彼奴は命令に盲目的すぎじゃからな、与えられた兵でのみの戦闘などというのは負け戦を決定付けているようなものじゃ」
「そうなのですか?」
アルベドの言葉に『そうじゃよ』と答える
「まず、戦というものは大将や信頼厚い部下に敵地を視察する。相手がどのような暮らし・武器を持っておるか、思想はどういうものか、数はどれくらいなのか、交流関係はどうなのかとな」
「…行ってないですよね?」
モモンガの素の言葉に『当たり前じゃろ〜?小太郎に探らせたんじゃ』
「さすがは信長様っ、敵の情報を集めていらっしゃるとは…!惚れ惚れしてしまいます」
アルベドが『信長様、カッコいい…!』と獣のような声で言う。
「う、うむ、そうじゃろ?」
完全にドン引きしている信長と興奮しているアルベドを見て咳払いすると、アルベドがハッとなり『失礼しました』と言ってくる。
「交流関係が分かれば援軍要請されるか否か分かるし、思想はその者の戦い方がわかる。暮らしによっては兵力の数や能力も分かるじゃろう」
(…さすが、信長さんだなぁ…)
彼女はリアルでは歴女だと言っており、名前から分かるように偉人達の名前を付ける事が多い
彼女に歴史のことを尋ねたら一日中喋り続けるからなるべく聞かないとあのタブラさんも言っていたのを思い出す。
「というわけじゃ、ワシが調べた通り、モモンガさんがコキュートスに与えた軍勢じゃどうやっても勝てんじゃろ、スケルトン達は多少あちらに被害は出せるだろうが、ゾンビは返って足手まといじゃ」
「コキュートスが戦いの開幕までに増援を願い出てくるか否かで成長がわかると…」
「うむ。そういうことじゃ」
すると…
『アインズ様、信長様、アルベド様、コキュートス様が出陣なされましたぁ』
エントマからの報告に二人は「やっぱりな」と頷く
「んじゃ、ワシら玉座の間に行くとするかの」
「そうだな」
立ち上がった信長にシャルティアが近寄る
「もうワシ、普通に歩けるから大丈夫じゃぞ?」と言うとシャルティアが「では前を歩かせて頂きます」と言ってくる
前を歩くことで障害物などをあらかじめ確認し、コケそうならその身を犠牲にして守ろうとするシャルティアに信長は苦笑いする