お久しぶりです。皆さん。野球見ているみんな!巨人がとうとうソフトバンクから負けなかったぞ。引き分けだけど。マジで巨人に勝てば優勝だな。去年みたいに開幕巨人じゃないから波に乗れないなんて事はないだろうけど。
てか佐藤化け物。マジでやばい。予想260、22本くらいやりそう。
藤浪も良いし未来明るいですわ。
では本編どうぞ!
注意書き
今回クラスが決まりますがAからDが1科生、EからHが2科生ってのは一緒です。でもAクラス以外は成績順じゃない様にします。だからGだからってEより成績が悪い訳では無い事にします。原作にはそこのところ書かれてなかったのでそう言う設定と思ってください。
では!
達也との会話が盛り上がった事や会長と話しこんだ所為で2人が講堂に入った時には、既に席の半分以上が埋まっていた。座席指定は無いから最前列に座ろうが最後列に座ろうが自由だ。だが指定は無くとも規則性はあった。前半分が1科生、後ろ半分が2科生となっていた、誰に強制されている訳でもないにも関わらず、自分達の意思で。
(最も差別意識が強いのは差別を受けている者である、か……)
「おっ!達也、あそこ空いてるから座ろうぜ」
総司は空いてる席を見つけたと達也に言う。そこは丁度最後列だった。一瞬、彼にも場を空気を読む事が出来るのかと思う達也だったが直ぐにそんな考えは消しとばす。
(そんな訳無いか。総司はただ近くで空いてる場所があったから言っただけでそもそもこの法則性に気付いてないだろうな)
事実その通りである。もう一つ付け加えるとすれば入学式中にもし寝落ちしても後ろならバレないと思ったぐらいだ。
「あの、お隣は空いてますか?」
2人が残り時間を睡眠に費やそうとした直後、声が掛かった。達也側から声が掛けられたと言う事で達也が対応する。彼女の後ろには他に3人の女子生徒がいたが、特に断る理由も無かったためOKする。
「どうぞ」
最初に声を掛けてきたメガネの女性がまず腰をかけ、続いて次々と他の者が席に座る。反対側にいる総司からしたら関係ないので未だに手すりに肘をつき目を閉じている。彼は何も思ってなかったのだろうが第三者から見たら達也に女性を取られて拗ねている様に見えたのだろう。そんな彼を見兼ねて赤髪の女子生徒が達也達の前を通り過ぎ、わざわざ総司の隣に座ったのだ。総司は何事かと思いやっと目を開けた。
「あたしは千葉エリカ。よろしくね、えっとぉ」
「よろしく、俺の名前は悠木総司」
エリカは元気良く挨拶した。しかし総司はそっけなく名前を言うと直ぐにまた目を瞑ってしまった。まるで自分に興味が無い様に見られたエリカは何かに負けたと思い総司に突っかかった。
「何?もうおやすみ?昨日は緊張して全然眠れなかったとか?」
「全く。ぐっすり眠れたよ」
「それじゃなんで眠ろうとするのよ」
「やる事が無いからな。端末を開いて良いならそれ弄るけど、ここに入る前に隣の男に言われたからな」
「へぇ、そうなんだ」
「それよりもなんでこっちに座ったんだ?友達の方に座れば良かったじゃないか」
さっきまでやる気無さ気で答えていた総司が初めて自分から質問して来た事にエリカは笑みを溢す。
「友達って言うか初対面だよ。さっきそこで知り合ったんだ。講堂が何処かみんな分からなくてね。私端末忘れちゃって」
いくらなんでも端末忘れるとは驚きだ。端末があれば基本何でも出来るこの世の中でそれを忘れるなど馬鹿としか良い様が無い。だがそれは端末を漫画読める物としか認識していない総司が言える事ではなかった。それに初対面で良くあんなに仲良く出来るなと思うが自分も人の事を言えた義理ではないので言葉にはしない。
「それにこんな美少女を全員他の子に取られて拗ねてる男の子がいたからねぇ」
エリカはニヤニヤしながら総司の頬を人差し指でぐりぐり回す。いつまでもぐりぐりされてムカついた総司は反撃に出る。
「はっ!どうせチャラついてるお前が単に彼女達に合わなかっただけだろ」
「ぜーんぜん平気ですぅ。誰にも構ってもらえなくて寂しそうな貴方に情けを掛けてあげたんですぅ」
「余計なお世話だね。それにこんな美少女?笑わせるわ。一般では美少女かも知れないがこの学校に入れば並だよ。いや、性格も相まって下ってとこかな」
「なによぉ!」
2人の言い争いを見ていた他の人達は、
「あの2人もう仲良くなってるね」
「アレは仲が良いのか?」
「そうだよ。わざわざ嫌いな人には話しかけたりなんかしないもの」
そう言うもんなのかと達也は思いながら入学式が始まるのを待つのであった。
入学式は無事終了した。途中寝そうになる総司をエリカが起こしたりしてそれを夫婦みたいとからかわれて顔を真っ赤にするエリカを馬鹿にする総司がいたなどあったが式は無事成功した。深雪の答辞も見事なものだった。これには総司もしっかり聞いていた。だが他の者がその美貌、声に釘付けになっている中、総司が起きていたのは彼女の言葉に思う事があったからだ。
(皆等しく?よく言うぜ。兄以外まともに見ようとしなかった癖に。それは魔術しか見ていない奴等と同レベルだぜ)
そして式が終了したのでIDカードの交付がある。ここで初めて自分のクラスが分かるのだ。
「達也、お前何組だ?俺はEだった」
「俺もEだ」
「え?司波君もEだったの?やたっ!同じクラスね!」
エリカは飛び跳ねて喜ぶ。総司に背を向けて。まるで総司という存在を認識していないかの様だった。総司が若干イラついているとエリカが総司の方を振り返り笑いながら煽って来た。
「あら?貴方いたのね。それでクラスは?」
「聞いてただろ。俺もE組だ」
「あらそう、良かったじゃない。私見たいな美少女と一緒になれて」
「お前良く生徒会長や、深雪を見てそんな事が言えるな。顔だけならお前より上だぞ。いい加減現実を見ろ」
総司はエリカが調子乗ってるので彼女より顔が整っている2人の名前を挙げた。2人の事、特に深雪に関しては考え方はまだしも顔だけは整っているから。
「うっ⁈」
流石にそれはエリカも自分より彼女達の方が綺麗と弁えているので言葉が詰まる。しかし総司は大きなミスをしてしまった。式前の時は言われなかったが言葉が詰まったからこそ苦し紛れの言葉が彼にクリティカルヒットしたのだ。
「それを言うなら貴方、自分の顔を見てみなさいよ!全然じゃない!その顔じゃ達也君の隣にいると比較されるんじゃないの?」
「うぐっ⁈」
顔。平凡な彼からしたらこの美男美女の中にいればいつかは言われると覚悟していた。だがこんなにも早くなるとは思わなかった。しかも目の前に比較対象がいる。100対0で達也の勝ちだ。誰がどう見ても。魔法師は皆美男美女と知っていたので分かっていたがいざ面と向かって言われるとキツいものがある。
片膝をついて悔しさを露わにする総司。それを見兼ねた周りが同情と彼女に対する非難を始めた。
「可哀想に」
「エリカちゃん、それはいくらなんでも酷いよ」
「そうだよ、悠木君だって気にしてるのかも知れないじゃない」
「で、でも!こいつが私の事を!」
「確かに悠木君はエリカちゃんに少しは言ったかも知れないけど別に貶してはなかったよ」
「そうそう、美少女だって講堂で言ってたじゃない。それに比較対象で七草会長や司波深雪さんを出すって事はちゃんと可愛いって認めてるって事なんだから」
「え?……私が悪いの?」
「「「うん、エリカちゃんが悪い」」」
まさかの3人が総司側についた事に驚きを隠せないエリカ。確かに言われてみればそうかも知れないがまず言ってきたのはこの男なのにと。これは謝らなければならない雰囲気を感じ取ったエリカは渋々彼に近付いて謝る。
「えっと、ごめんね。少し言い過ぎた、かも。さっきはつい勢いで言っちゃったけど私は嫌いじゃ無いわよ。貴方の顔」
「……え?マジで?」
「うん、マジ。だから元気出しなよ。きっといつか可愛い彼女も出来るわよ。それにこれじゃいつまでも私が悪者みたいだし」
照れながら照頬を掻き目を逸らして言うその姿は確かに美少女だった。それを見た総司は膝に立ち上がる。
「サンキューエリカ。お前顔はあいつらに劣るけど性格はあいつらより断然可愛いな」
「あ、ありがとう」
どうやらもう大丈夫みたいだ。エリカはモジモジしながらそう言う。面と向かって褒められるのは慣れてないのだろうか。
そんな2人を温かい目で見守る4人。それに気付いたエリカは必死に言い訳を始める。
そこは近づいてくる足音が複数。
「お兄様お待たせ致しました」
「司波くんまた会いましたね。それに総司くんも」
人懐っこい笑顔と言葉遣いを多少取り繕ったセリフに、達也は無言で頭を下げ、そして総司は露骨に嫌な表情をした。
「ふふ、随分嫌われたものですね」
「自分のプライベートを詮索してくる人を好きになる人はいませんよ」
2人の会話に何人かこそこそ話を始める。
「え、悠木くんって会長となんかあるの?」
「悠木くんは何をやったのよ」
「さぁ、でも会長に目をつけられるって相当よ」
「一体どうしてでしょうか。司波さん分かりますか?」
「いや、実は俺もよく知らないんだ。どうやら総司の入試成績が関係している様だが」
5人の視線は総司の背中に釘付けとなった。深雪も会長に目をつけられている総司の事は気になりはしたものの、それ以上に兄と親し気に内緒話をしている少女達の方が気になった。
「お兄様、その方たちは?」
聞かれたので達也は素直に4人を紹介する事にした。
「入学式で隣だったんだ。柴田美月さんと千葉エリカさんが同じクラスで他の2人が別のクラスだ」
「そうですか……早速、クラスメイトとデートですか」
可愛らしく小首を傾げ、含むところなんてありませんよ、という表情で深雪が問いを重ねる。唇は淑女の微笑み。ただし目が笑っていない。相変わらずのブラコンっぷりにやれやれと思う達也。
「そんな訳ないだろ、深雪。お前を待ってる間、話をしていただけだって。それにエリカには総司がいる」
「え?…ええ⁈」
急に達也がそんな事言うとエリカは大声を挙げる。周りもキャーキャーと騒いでいる。会長と深雪もあらまぁ、と2人に祝福の言葉を送る。
「それはそれは、ごめんなさいエリカさん。そうとは知らず私」
「いや!嘘だからね!冗談だから!私達そんなんじゃないから!」
「だってさっき総司に可愛いなって言われてたじゃないか」
「そうだけどそうじゃなくて!えっと、えっと、」
顔を真っ赤にして慌てるエリカ。そこへ助け舟を出す者がいた。
「達也、周りを誤解させる事は言うなよ」
「総司」
「エリカは冗談が通じないし、言い訳も下手そうなんだからあまり虐めてやるなよ。すいませんね。俺は達はさっき知り合ったばかりで全然そんなんじゃないです。エリカもそんなにテンパってたら余計誤解されるぞ」
「え?……///」
テンパっていた所為で周りが見えていなかったのが落落ち着いて周りを見渡すととても温かい目でこちらを見ていた。それにまた恥ずかしくなり顔を俯かせる。
「それでは改めて。初めまして、司波深雪です。私も新入生ですのでお兄様同様、よろしくお願いしますね」
「柴田美月です。こちらこそよろしくお願いします」
「………」
「おい」
「え?あ!あ、あたしの事はエリカで良いわ。貴方の事も深雪って呼ばせてもらって良い?」
「ええどうぞ。苗字ではお兄様と区別がつきにくいですものね」
他2人とも改めて自己紹介を交わす少女達。先程の反応があった所為か今にもエリカの恋バナが始まりそうなところで達也が会話に横槍を入れる。
「深雪。生徒会の方々の用は済んだのか?まだだったら時間を潰しているぞ?」
「大丈夫ですよ」
達也の質問と提案に対する応えは、異なる相手から返された。
「今日はご挨拶させて頂いただけですから。深雪さんと、私も呼ばせてもらってもちいかしら?」
「あっはい」
「では深雪さん、詳しいお話はまた日を改めて」
七草は笑顔で会釈してそのまま講堂を出て行こうとする。総司は厄介な相手が消える事に安堵する。だがすぐ後ろに控えていた男子生徒がかのしを呼び止めた。
「しかし会長、それでは予定が…」
「予めお約束していたものではありませんから。別に予定があるならそちらを優先すべきでしょう?」
尚も食い下がる気配を見せる男子生徒を目で制して、七草は深雪に、達也に、そして何より総司に意味有りげな微笑みを向けた。
「それでは深雪さん、今日はこれで。2人もいずれまた、ゆっくりと」
再度会釈して立ち去るなか。その背後に続く男子生徒が振り返り、舌打ちが聞こえてきそうな表情で総司を睨んだ。
ご挨拶ありがとうございます。
今日はエリカ真っ赤になる回でした。エリカ可愛い。それと最近書くにあたってアニメ見直してるんだけどエリカ達と講堂に来た2人消されてたね。まぁセリフもなかったからかな。可哀想に。
次回に森崎君でるかな。
ではお楽しみに!またね