転生したら『大賢者』持ってたからヒーローを目指すことにした件   作:茶々丸さん

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皆さん大変お待たせしました……。
学校が忙しく中々書けませんでしたが皆さんのコメントが励みになり頑張れました。
それではお楽しみください。


Ⅲ 転生したらヴィランに襲撃された件

「ヴィラン!?バカだろ!?ヒーローの学校に入り込んでくるなんてアホすぎるぞ!」

 

「ふん、そこまでマヌケな奴らだったなら嬉しかったがな……」

 

「先生!侵入者用センサーは!?」

 

「もちろんありますが……!」

 

「ジャミングだ。向こうにそれが出来るヴィランがいるのだろう。ここまで計算された奇襲をされては認めるしかあるまい。奴らは目的を果たす手段を持ってここに居る。」

 

「おい、龍崎どういう事だ。」

 

「目的の話か?あぁ、聴こえたよ。奴らの目的……オールマイト、平和の象徴の殺害だ。」

 

「チッ……」

 

「行くのか」

 

「それが教師でありヒーローである俺の仕事だ。13号、学校との連絡を試しつつ避難開始だ。

上鳴、お前も個性で連絡を試せ。」

 

「っス!」

 

「先生は!?1人で戦うんですか!?」

 

「あの数じゃいくら個性を消すっていっても!」

 

「イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ!正面戦闘は…………」

 

「一芸じゃ、ヒーローは務まらん」

 

イレイザーヘッド、相澤先生はそう言い残して敵陣の真ん中に飛び込んでいった。

さすがはプロヒーロー瞬く間に異形型のヴィラン含めた有象無象を薙ぎ払っていく。

 

「すごい……!多対一こそが先生の得意分野だったんだ…………!!」

 

「分析してる場合じゃない!早く避難を!!」

 

 

 

 

「させませんよ!!」

 

チッ……イレイザーのまばたきを狙ったか……!

こいつの個性は……!

 

【告、ヴィラン名「黒霧」の個性はワープ。指定した座標にものをワープさせることが出来ます。⠀】

 

ワープ……そうか!

 

「初めまして我々は敵連合。せんえつながら……この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは平和の象徴、オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして……」

 

「マジだったのかよ……!!」

 

「?……気付いていたの」

 

「お前ら辞めろ!!全員1人になるな!!こいつは……!!」

 

「そうですか……貴方ですか……しかし、遅かったですね。」

 

くっそ!!

大賢者に聞いておきながら行動が遅れた!!

このままじゃ全員!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

黒霧によってクラスメイトは各災害場にワープさせられた。

例に漏れず俺も今こうして山岳エリアに飛ばされていた。

 

「八百万に耳郎、上鳴か。」

 

「龍崎ィ!!」

 

「龍崎…!!」

 

「龍崎さん……貴方が居るのは心強いですわ。」

 

……はぁ。

今はとりあえずこの状況を打開することだけ考えよう。

こうなったのは俺の責任だ……こいつらは俺が必ず守る。

 

「うぅわ!!コエェー!!マジ!!見えた!!今三途見えた!!なんなんだよこいつら!どうなってんだよォ!!」

 

「そういうのは後にしよ」

 

「今はこの数をどう切り抜けるかですわ。」

 

人が今後の方針を考えてる時に攻撃を仕掛けてくるたァいい度胸してんじゃない……。

おじさん久々にカッチーンときちゃったわ。

 

 

「お前らはじっとしてろ……我がこの蟲共を駆除しよう……」

 

「り、龍崎……?」

 

「なんか……様子おかしくない?」

 

「ッ……お2人共こちらへ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガキが1人でどうするつもガッ!?!?」

 

「何がどうなっブッ!!!!」

 

「や、やめゴッ!?!?」

 

「囀るな」

 

俺の怒りはかつてない程に高ぶっていた。

大の大人が寄って集って子供に敵意を向けその手を振りあげる、その腐った人間性もそうだが何より自身の無力さ、不甲斐なさに怒りが治まらない。

 

目の前に立ち塞がるヴィラン達に個性は使わない。

素の身体能力で拳を叩き込む……これだけでヴィランは沈む。

俺は確かに種族的には人間だ……しかし……

 

 

「てめぇ、何もんだ!?!?」

 

「この身は人に非ず……全てを破壊する天災、暴風龍だ!!!!」

 

俺を中心に吹き荒れる暴力の化身たる暴風が徐々に勢いを増す。

 

「そろそろ終わらせ「龍崎!!」」

 

「ま、周り!!ヴィランが増えやがった!!!!」

 

広間に居たヴィラン?

『そうですか……あなたでしたか……』

黒霧……あいつが驚異になりそうな俺をこの場に足止めする為に送り込んできたのか……。

 

「チッ」

 

ここに居る全員を血祭りにあげることは容易い。

けど今は1秒すら無駄にできない……今この場で本当にやばいのはあの脳が剥き出しになっていたヴィランだ。

このままではイレイザーが危ない。

 

「上鳴」

 

「お、おう!」

 

「お前、個性で放電出来るだろう。」

 

「え、あ、おう出来るぜ!」

 

「八百万。聴いていたな?」

 

「!!分かりましたわ!!」

 

「お前達に指1本触れさせん。我が守ってやる。」

 

「何カッコつけてんだガキィ!!」

 

「フンッ」

 

ナイフを片手に俺に襲いかかって来たヴィランに対して蹴りを縦一閃に振り下ろす。

それだけでヴィランはクレーターを作りながら地面にめり込む。

さすがにここまで一方的にボコボコにされる仲間の様子を見てヴィラン達はその場を後ずさる。

 

「この風の牢から出られんぞ。ここで果てろ。」

 

「龍崎さん!」

 

「出来たか」

 

「厚さ100mmの絶縁シートですわ!龍崎さんも早く!!」

 

「ヤオモモ!?でも!!」

 

「構いません!状況が状況、龍崎さんが優先ですわ!」

 

「構わん。上鳴、放て」

 

「いや、でも」

 

「上鳴……頼りにしているぞ」

 

「ッッ!!!!あーくそっ!!お前ら全員さっさとやられちまえ!!!!」

 

BZZZZZZ!!!!!!!!

 

上鳴が放った広範囲放電は漏れなく風の牢の中にいたヴィランを再起不能にしていた。

 

「うェ〜〜〜い」

 

「龍崎!!」

 

「龍崎さっわぷっ」

 

「その格好で出ようとするな。それを羽織っておれ」

 

「あ、ありがとうございます……」

 

あ、そういや、八百万服作れんじゃん……。

めっちゃ恥ずかしいじゃん、え、やだやだ、八百万の顔見れねぇわ。

 

「龍崎さん……」

 

「オホン、それよりだ。今は一刻も早く広間に向かわないとならん。イレイザーが危ない。」

 

「分かった!!」

 

「分かりましたわ!!」

 

「上鳴は……我が運ぼう。」

 

悪意に包まれたUSJ、1つの戦場が終わりを見せたがまだ戦いが終わった訳じゃない。

幸いにも強力な個性を持った生徒が多くいる上にヴィランも大して強くない。

ならば俺が向かわなければならない場所は決まっている。

待っていろ死柄木弔……。

 

 

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