転生したら『大賢者』持ってたからヒーローを目指すことにした件   作:茶々丸さん

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長らくお待たせしました。
アニメ転スラ、ついにワルプルギスでテンション上がってる作者です。
楽しみですです。
という事で最新話お楽しみください。


IV 転生したらヴィランに襲撃された件

 

 

 

出久side

 

黒霧のワープによって僕は水難エリアに飛ばされた。

水中には無数の環境に適した個性を持つヴィランが集まっており、僕目掛けて襲いかかって来た。

 

「ケロッ」

 

その時僕を襲ったヴィランを見知った声と共に1人の女生徒、蛙吹さんがすんでのところで救ってくれた。

 

「カエルの割になかなかどうして…おっぱいが……くっ」

 

峰田くん……。

セクハラ発言によって蛙吹さんに叩きつけるように救助された峰田くんを他所に僕は現状の打開策を考えていた。

 

「あ、ありがとう蛙吹さん……」

 

「梅雨ちゃんと呼んで。しかし大変な事になったわね。」

 

「カリキュラムが割れてた……単純に考えて先日のマスコミ乱入は情報を得る為に仕組まれたんだ。」

 

「でもよ!でもよ!オールマイトを殺すなんざ出来っこねぇよ!オールマイトが来たらあんな奴らケチョンケチョンだぜ!?」

 

「峰田ちゃん……殺せる算段が整ってるから連中こんな無茶してるんじゃないの?」

 

蛙吹さんの言っていることは的を得ていた。

そしてその算段がなんなのかもだいたい予想がつく。

ヴィラン達の中心にいた脳が剥き出しになっていたあのヴィラン……恐らく相当強い。

 

「みみみ緑谷ァ!!」

 

「んのヤロォ!!殺してやる!!」

 

「大漁だぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

オールマイトを殺す理由……色々考えてみたけど理由なんてどうでもいい!!

 

「奴らに……オールマイトを倒す術があるなら……僕らが今すべき事は……戦って阻止する(かつ)こと!!」

 

 

「何が戦うだよバカかよ!?オールマイトを殺せるかもしれねー奴らなんだろ!?矛盾が生じてんぞ緑谷!!雄英ヒーローが助けに来るまでおとなしくが得策に決まってんだろ!?!?」

 

「峰田くん……考えてみてよ。下の連中、明らかに水中戦を想定してるよね?」

 

「ムシかよ!?」

 

「USJの設計を把握した上で人員を集めたってこと?」

 

「そう。そこまで情報を仕入れておいておかしいと思わない?」

 

「何がだよ!?」

 

「ここに蛙すっ、つっ梅雨、ちゃんが居るって事!」

 

「だから何だよ!?!?どうでも良くないか!?」

 

「そういう事……」

 

「ヴィランは生徒の個性までは把握しきれていないんだ!……そしてそこが勝利の鍵になる!!」

 

個性の分からない生徒はバラバラにして数で攻め落とす作戦に切り替えたのだろう。

付け入る隙はそこしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「2人の個性…出来ることを教えてくれないかな?」

 

「私は跳躍と壁に張り付けるのと舌を伸ばせるわ。最長で20mくらい。あとは胃袋を外に出て洗ったり毒性の粘液を……といってもピリッとする程度のを……分泌できる。」

 

「分……泌……」

 

峰田くん……。

 

「薄々思ってたけど強いね……僕は増強系的な能力です……はい。」

 

それぞれの出来ることを発表していってる中峰田くんは頭のモギモギを取ると壁に貼り付けた。

 

「超くっつく。体調によっちゃ1日くっつく。モギったそばから生えてくるけどモギりすぎると血が出る。オイラ自身にはくっつかずプニプニ跳ねる。」

 

凄い個性だ……応用できる場面が多い。

ここを切り抜ける為にも必要な個性だ。

それぞれの個性でこの場を切り抜ける策を考えていると峰田くんの目が潤んでいき

 

 

「だから言ってんだろおおとなしく助けを待とうって!!!!オイラの個性はバリバリ戦闘に不向きなー!!!!」

 

「落ち着いて!すごい個性だから活用法を考えてたんだ!!」

 

 

 

 

「じれってぇな!!とっとと終わらせるぞ!」

 

THOOM!!!!

 

「なんて力…!船が割れたわ」

 

「うわあああ!!」

 

「峰田くん!!」

 

ヴィランの予想外の攻撃力に峰田くんはヤケを起こしてモギモギを水に投げ込んだ。

ヴィランに個性を知られては不味いと思い峰田くんを止めヴィランに目を向けた。

 

「いや…警戒して近寄らない?」

 

「船が沈むまで1分もかからねぇ……水中なら100%俺たちの勝ちだ」

 

「ひああ!確かにいいいい!?!?」

 

「峰田ちゃん……ほんとにヒーロー志望なの?」

 

「うっせー!」

 

蛙吹さんの問に対して放たれた峰田くんの叫びは実際その通りだと思った。

ヴィランの恐ろしさ、この間まで中学生だった僕らに分かるはずもない、恐ろしくない訳がない。

その点蛙吹さんはほんとにすごいとは思うけど……。

だからこそ……。

 

「『敵が勝利を確信した時が大きなチャンス』。昔、オールマイトが情熱大陸で言ってた。」

 

「何を……」

 

「勝つ方法はこれしかない…!!」

 

「どうするつもりなの?」

 

「水の特性を利用する……僕が水面に強い衝撃を与えるからその瞬間に峰田くんはモギモギを投げて欲しい。蛙吹さんは僕と峰田くんを回収して離脱をお願い!」

 

「そういう事ね……分かったわ」

 

「緑谷…お前!」

 

息を整えて覚悟を決めると僕は船を勢いよく飛び出した。

 

「ん?」

 

「死ぃねぇぇぇぇ!!!!」

 

「やっぱガキだな!」

 

「はァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

「うおおおおお!?!?」

 

「っつ……峰田くん!!梅雨ちゃん!!」

 

「うあああ!!!!」

 

僕の放った一撃で水面に大きな衝撃が広がり峰田くんがヴィランにモギモギを投げていく。

 

「な、なんだこれ!?」

 

「くそっ離れねぇ!!」

 

「引きずりこまれる!」

 

「んなあぁぁぁ!?」

 

「水面に強い衝撃を与えたら広がってまた中心に収束するから……」

 

「一網打尽……とりあえず第一関門突破って感じね、すごいわ2人とも」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水難ゾーンのヴィランを撃退後すぐに広間に向かった。

 

「良かった…相澤先生は無事みたいだ……」

 

「次どうするか…じゃないかしら」

 

「うん……とりあえずみんなと合流しよう。飯田君は無事抜け出して助けを呼びに行ったみたいだし。」

 

「?どうして分かったの?」

 

「あ、ちょっと目と耳が良くて…あはは」

 

「そんなのいいから早く行こうぜ!!」

 

そして少し目を離した隙に聞こえた不快な音。

まるで人の骨を砕くような妙に耳に残る音が響いた。

嫌な想像が頭に過ぎるのを振り払い広間に目を向けた。

 

「先生ー!!」

 

「本命は俺じゃない」

 

死柄木の言葉と同時に倒れる2人のヒーロー。

 

「対平和の象徴 改人"脳無"」

 

僕達はヴィラン、プロの世界……本当の意味で見えてはいなかった。

 




いかがだったでしょうか。
今回はあんまり変わってるとこはないかなと思います。てか変わってないですよね。
次回から結構変わるんじゃないかなと思っとりますのでお楽しみに。
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