ブラッククローバー 氷の四つ葉の魔法騎士   作:皐月の王

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お久しぶりです!


ダイヤモンド王国の魔導士

二人が対峙し、先に動いたのはダイヤモンド王国の魔導士マルスだった。

 

「『鉱物創成魔法 "ハルパー"』」

 

マルスが魔導書を開き魔法を発動させる。

 

「数が多いな『氷創成魔法"氷刃"』『氷創成魔法 "氷の城壁"』」

 

リオンは二つ同時に発動させ、自身と"黄金の夜明け団"とのあいだに"氷の城壁"を作り出し守るように立つ。

 

「何のつもりだ!"黒の暴牛"!!!」

 

「先に宝物殿に行けよ。ダイヤモンド王国の魔導士はオレが押さえる。勝ち負けよりこっち優先だろ?」

 

その直後マルスのハルパーがリオンに迫る。リオンはそれを作り出した竜の刀と氷の剣で

 

「はぁあああ!!!」

 

たたき落とす。逸れたやつは氷の壁に当たり止まる。"氷の城壁"の表面は砕けるが、崩壊には至らない。

 

「言っただろ?ここは通行止めだって。どうしても通りたいなら、まずオレを倒してからだな」

 

氷の剣の剣先を向けて言う。

 

「さぁ、来いよ」

 

「いいだろう、その氷ごとお前を砕いてやる」

 

再度ハルパーを展開するが、その数が尋常では無い。

 

「あれほどの数を!?」

 

「っ!」

 

氷の壁の向こうから悲鳴のような声が聞こえる。それもそのはず、さっきのとは比較にならないほどの数が展開されているのだ。その数は倍では済まないだろう。

 

「馬鹿みたいに出しやがって……!」

 

悪態つき構える。迫り来るハルパーを先程同じように両手の武器でたたき落としていく……が

 

バリィーン!!!

 

ガラスが砕ける様な音が響く。魔法で作り出した氷の剣が砕け散った。

 

「終わりだ」

 

ハルパーがリオンめがけて飛翔する。鋭利な刃が当たれば、ただでは済まないだろう。

 

「誰が終わりだって?」

 

瞬時に"氷刃"を作り出し、迫り来る"ハルパー"を再びたたき落とす。そして、

 

「はぁああああ!!!」

 

距離を詰め氷の刃を振り下ろす。マルスは地面から鉱石を出しその一撃を防ぎ、さらにリオンめがけて鉱石を出して攻撃をする。

 

「っと!」

 

リオンは後方回転をしながらその攻撃を躱し、刀を地面に刺す。その場から氷塊がマルスに向かい伸びる。マルスは鉱石でそれを破壊する。

 

勝負は互角と言えるだろう。相性が悪いがリオンはマルスと互角の勝負を演じている。

 

(クソ、やっぱり硬いな。なら、少し無理矢理攻めてみるか……!)

 

リオンは"氷刃"を消し、刀を上に向ける。大気がパキ、パキと音を立て氷柱が形成されマルスに向けらる。

 

「『氷魔法 "郡氷零牙"』!!」

 

氷の魔力弾がマルスに迫る。マルスは"ハルパー"で迫り来る"郡氷零牙"を迎え撃つ。砕かれた"郡氷零牙"は白い霧へと変わる。

 

「なん…だ!?」

 

「『氷魔法 "氷散魔霧"』」

 

突然奪われる視界。視界で捉えられないと言うならば魔力を感知しようとするが…

 

(白い霧のせいか?うまく魔力を感知できないだと!?)

 

霧を形成する氷の結晶が魔力感知を妨げているため、マルスは思うようにリオンの魔力を探れないでいた。その隙を狙っていたリオンはマルスの懐に飛び込んでいた。迎撃しようにも間に合わない距離まで接近を許してしまった。

 

(コイツ…この霧の中を!)

 

「この距離なら、流石に効くだろ!『氷魔法 氷纏い "氷竜戦空"』!!」

 

氷の魔力を纏わせた刀から氷の竜が放たれマルスに食らいつくと壁に叩きつけて大きな氷塊へと姿を変える。

 

「ふぅ……」

 

「やるな…」

 

「凄い……ですわ!あんなにも瞬時に魔法を…!」

 

(アイツは確か平民だったはず……!なのにアレだけの魔法を…!)

 

その時、クラウスの目にリオンの魔導書が目に入る。それはユノと同じく四つ葉だった。

 

(アイツも四つ葉だと言うのか……!)

 

「……まぁ、これだけでやられてくれないよな」

 

リオンはマルスの方を向き言う。氷塊は音を立て砕かれ、その中からマルスが歩いてくる。多少の傷もあるだろうがまだ十分に戦えるだろう。

 

「『鉱石創成魔法 "ネメアの鎧"』今のは少し効いたぞ」

 

その姿は鉱石の鎧を身に纏っていた。

 

「お前の氷を砕くには……"ハルパー"だけでは足りないな……!『鉱石創成魔法 "レーヴァテイン"』」

 

鉱石で巨大な大剣を創り出し、リオンを薙ぎ払うように大剣を操る。迫り来る大剣

 

(防御……いや回避だ!)

 

リオンは咄嗟にジャンプで避ける。"氷の城壁"は"レーヴァテイン"の一撃に耐えきれず崩壊する。

 

「簡単に壊すかよ!」

 

「まだだ!」

 

再び"ハルパー"を作り出した。先程よりさらに多い数だ。それを空中にいるリオンに向けて放つ。空中では自由に身動きは取れないがそれでも防ぐしかない。

 

「くっ……!『氷創成魔法 "氷刃"』」

 

空手に"氷刃"を作り出し刀と共に振るい迫り来る刃を弾くが……すべてを弾くことは叶わず、致命傷は避けるものの、切り傷が増えて行き出血する。

 

「ぐっあああ!!?」

 

三人の目の前に落ちる。

 

「野郎……!」

 

リオンは刀を杖にしながら片膝をつく。頬や肩、横腹、足から出血がしている。傷は深刻という程でもないが決して浅いというものでもない。とりあえず出血したところは氷で止血し立て直す。

 

「終わりだ」

 

マルスが"ハルパー"をリオンに向けて放つ。しかし、それは風と鋼の槍が打ち払う。

 

「っ!お前ら……!」

 

「ありえねー。そのざまなら俺の方が上手くやれた」

 

「ふん!意気揚々と戦い始めたくせに情けないぞ黒の暴牛!!」

 

ユノとクラウスが加勢に来たのだ。リオンは驚いて目を丸くしたが、笑い立ち上がる。リオンが立ち上がるのを見てクラウスは叫ぶ

 

「行くぞ!ダイヤモンドの魔導士にクローバー王国の魔法騎士としての力を見せるぞ!!」

 

「はい」

 

「ああ!」

 

それと同時に三人が飛び出す。

 

「『風創成魔法 "風刃の叢雨"』!!」

 

「『鋼創成魔法 "旋貫の激槍"』!!」

 

ユノとクラウスが己の属性の創成魔法を放つ。

 

「『鉱石創成魔法 "タロスの人形" "ハルパー"』」

 

それを鉱石の分身と、先程の鉱石のナイフで相殺し、分身はクラウスに襲いかかる

 

「なん…だと!?グッ…!!」

 

クラウスは鋼の盾を瞬時に出して人形の攻撃を防ぐ。

 

「『風魔法 "カマイタチの三日月"』!」

 

「『氷魔法 "郡氷零牙"』!」

 

リオンとユノが魔法を放つが、マルスの鉱石の鎧の前ではダメージを与えることが出来ない。

 

「チッ!固すぎるだろ……アレしかないな」

 

「何かあるんだな?」

 

リオンが呟いた言葉をユノは聞いていた。

 

「え?あ、ああ。あるにはあるが、ほんの少しだけ時間がかかるのと、ユノ…お前の力を借りたい」

 

「それで倒せるなら貸してやるよ。で、何をすればいい?」

 

「数秒稼いでくれ。第一関門はそれだけでいい。行けるよな?ユノ」

 

「ああ、その位余裕だ。そっちもしくじるなよ」

 

互いに笑い、ユノが飛び出しリオンはリオンは魔法を発動させる。刀を鞘に収め手に魔力を集める。部屋は放たれる冷気により冷やされる。吐く息は白く染まるほどに冷やされる。

 

(何だ……!何をするつもりだ!?)

 

危機感を覚えたマルスが"レーヴァテイン"をリオンに向かって放つが

 

「『風魔法 "暴嵐の塔"』」

 

地から空へと突き上げる暴風が"レーヴァテイン"を受け止めリオンに届かない。

 

「邪魔はさせない…!」

 

「邪魔だ!退け!!」

 

マルスも躍起になりユノを退けようとするが、簡単には行かない。リオンが片足を上げ地面をふむ動作をする。すると、マルスの足元が凍り始めた。

 

「何っ!?」

 

氷は膝元まで凍結させその場から動けなくさせる。リオンの手には"レーヴァテイン"と大きさは変わらない氷の槍が形成されていた。

 

「『氷創成魔法 "流氷の槍"』」

 

"流氷の槍"をマルスめがけて放つ。マルスは"ネメアの鎧"で受けるつもりで構える。

 

だが、

 

「『風魔法 "暴嵐の牙"』」

 

ユノは"流氷の槍"を"暴嵐の牙"で加速させる。

 

「ぐ……こんなもの……ぐぁああああ!!!」

 

加速された"流氷の槍"は"ネメアの鎧"を砕きマルスを吹き飛ばき壁に激突させる。壁から崩れ落ちるように前向きに倒れるマルスは意識を失っていた。

 

「俺たちの勝ちだ……」

 

リオンは座り込み勝利宣言をする。

オリジナル精霊(氷精霊)について

  • サポート重視の氷精霊フラウ
  • 単独戦闘能力も高い氷精霊フェンリル
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