ブラッククローバー 氷の四つ葉の魔法騎士   作:皐月の王

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ソッシ村を救え

「何でこんなヒデーことをする……!何なんだオマエらァァァ!!?」

 

アスタは敵のヒース達と対峙しながらなぜこんなことをするか質問をする。

 

(敵国のスパイでも村を荒らす蛮族って感じじゃねえ)

 

(だったら、コイツらの目的は)

 

マグナとリオンは思考を巡らせる。相手は何者なのかを探りながら、目的を知るために。

 

「魔法騎士団の者が来るとは聞いていませんね…」

 

「申請外の任務か何かでしょうか?それにどうやって我々の霧の結界を破ってこの村に入って来た……?」

 

リーダー格のヒースは時計を見ながら

 

「『黒の暴牛』…魔法騎士団の中で浮いている粗野な異端の連中か…。5分だ、何も知らなかった役立たずな村人もろともとっとと始末し、目的の代物を探すぞ……!」

 

(目的の物だと?コイツらは狙いのものがあってこの村を?村人がその目的のものを知らないときた。それは村人が認知していないものという感じか?だが、それがここにあることはコイツらは知っているというのか?)

 

リオンは言葉からこの村にはヒース達が狙う何かがあるというのに気づいたが、それが何なのかが村人が知らないと言う物だとたどり着いた。その間にアスタは突っ込み、敵の霧魔法を切り裂き再度問を投げていた。返ってきた言葉は

 

「この村は下民が住む『恵外界』だ。恵外界にいる者のほとんどは生活で多少役に立つ程度の魔法しか使えない劣等種……。まるでモノを扱えない獣だ。私の時間を奪う可能性のある役立たずな獣を先に片付けようとしただけの事だ……オマエら騎士団に入れる程の魔力を持っているんだろう?任務だから助けようとしているだけでオマエらにもコイツらが取るに足りん獣に見えないか…?」

 

ヒースは村人を助けようとしているリオン達に言う。助けるのは任務だからと解釈している。そして、村人を人としてでは無く、獣として扱い、邪魔をされたくないから駆除するだけだと言うのだ。

 

「その人達はオレは守るべき存在だ…!!!」

 

アスタは剣を向け宣言する。

 

「オレは人を守るために魔法騎士になった。そこに任務も何もあるかよ!」

 

リオンは魔力を迸らせながらヒースを見据えなながらいう。

 

「そうか…そんなにその薄汚い獣共が大事か……!」

 

「そんな氷跳ね返してや――――」

 

アスタが突っ込もうとしたタイミングで敵が霧を展開する。それは一箇所に集まっている村人を囲う。そしてヒースが手を翳す

 

「『氷霧複合魔法"無限氷磔檻"』」

 

全方位に氷柱が展開される。

 

「ではこの状況でも獣の群れを守れるか…?じわじわという言葉はあまり好きではないが…これが一番効率が良さそうだ…!」

 

そして氷が一斉に降り注ぐ。アスタは一歩前に出て、その大剣で魔法を跳ね返す。

 

「『氷解』魔法の反射も出来るのか…。だがそれでは私を倒せん。氷の礫は次から次へ出来るぞ……!」

 

ヒースの言う通り氷の礫はこの間も形成され……

 

「さあ、守って見せろ」

 

降り注ぐ。アスタは大剣を振り回して礫を破壊し、マグナは魔法で相殺する。そしてリオンは

 

「『氷魔法 "郡氷零牙"』!」

 

氷の魔弾を射ち、村人に迫る礫を防ぎきっていた。アスタとマグナがカバー出来ないところ完璧に防ぎきりながら

 

(クソ、攻勢に出たいがピンポイントで防いでいる今動けば、村人に当たる……)

 

ヒースを睨みながら攻撃を防ぐリオン。ノエルも応戦するが、自分が狙った場所には行かない。

 

「魔力の操作もロクに出来ん者がいるとは…『黒の暴牛』はよほど人員不足と見える」

 

ヒースの言葉に恥ずかしさと悔しさで顔は赤くなる。

 

(王族なのに...この中で一番の魔力を持ってるのに…完璧に足手まといじゃない……!)

 

「下がってろノエ公――!!」

 

(ここにいる意味なんて、無いじゃない……!)

 

悔しさで拳に力が入る。余計な思考が逃げるを選択させようとする。……が。裾が引っ張られ、その方を見る。

 

小さな女の子が震えながらノエルに

 

「魔法騎士のおねえちゃん…助けて……!」

 

怯え震えている小さな女の子。涙を浮かべながら助けを求めている。

 

(そうよ……こんな小さな女の子が助けを求めているのように…逃げるわけにはいかない―――!!!)

 

その強い感情が魔導書(グリモワール)に新たな魔法が刻まれる。

 

「『水創成魔法"海竜の巣"』」

 

村人を覆い守るドーム状の水のバリアは敵の礫を防ぐ。村人を一人も外には居ず、全員を覆っている。

 

「私は王族…!そして『黒の暴牛』一員よ!!この国の民は私が護る――!!」

 

「なんだと!?何だこの魔力は――!」

 

ヒースはスキを晒した。そしてそれを待っていたアスタは食らいついた。

 

「俺には魔力なんて無ぇ。……でもオマエをブチのめす!!!」

 

アスタの大剣がヒースに命中する。が、

 

足元が凍っていたため滑り、勢いが殺されてしまった。

 

ヒースは口から血を出しながら

 

「剣は魔法を無効化出来ても、やはりオマエ自身はただの人間のようだな」

 

ヒースはアスタを睨みながらに言う

 

「アスタ!下がれ!」

 

リオンは叫びアスタに下がるようにいうが

 

「遅い、今度はこちらの番だ…!『氷魔法"天撃氷牙"』」

 

地面か氷塊が伸び、アスタの腹部に突き刺さりアスタは倒されてしまう。

 

「っ!」

 

今度はリオンが飛び出す。ヒースは再度同じ魔法で迎え撃つ。同じように突き上げられるが、

 

「一度見ているんだ……対策くらい一つ立てる!」

 

ピンポイントで氷の盾で防ぎ、その氷塊に乗り滑り刀を抜き叩き込もうとする。ヒースは後ろに下がりそれを回避する。

 

「同属性魔法の相手と戦うことになるとは……」

 

「まだだ!!!」

 

アスタがヒースの後ろから切りかかるが、同じ魔法で迎撃されてしまう。

 

「遅い。よく生きていたな。頑丈な奴だが、その負傷はでは存分に剣を振れまい」

 

「アスタ―――!!」

 

「まだだァァァ!!」

 

アスタは何度も挑み、何度も同じ魔法で打ちのめされる。だが、諦めず戦い続ける。

 

「みんなを護るためにオレは、魔法帝になる…!!!」

 

「魔法帝か――残念だが、オマエはもうじき死ぬ」

 

「させるかよ!!」

 

「させるかボケぇぇぇ!!!そいつを殺るなら、まずは…先輩であるこのオレを殺ってからにしやがれぇぇ!!!」

 

「マグナ先輩……!」

 

「マグナ先輩!」

 

マグナが"海竜の巣"から姿を現しヒースに言う。

 

「馬鹿め…わざわざ早死にしに来たか…」

 

「上等だ…!行くぞオマエら…洗礼の儀だ……!」

 

その言葉を聞きリオンは思い出す。それと同時に魔導書(グリモワール)のページが開かれ

 

「『氷魔法 "郡氷零牙"』!!!」

 

「一球入魂んん!!!!『炎魔法 "獄殺散弾魔球"』!!!!」

 

炎の魔力弾と氷の魔力弾がヒースに迫る。ヒースはマグナの方を向きながら

 

「これがオマエの最後の魔法か…『氷魔法 "結晶氷盾"』」

 

氷の盾でマグナの攻撃とリオンの攻撃を防ぐが、リオンの攻撃はその守りを壊す。

 

(ぐっ!何だコイツの攻撃は!見た目に反してなんて威力だ!)

 

余裕の表情を見せていたが一気に防御に専念せざるを得なくさせる。

 

「まだだ!!!!」

 

ヒースがその声を聞き振り返ると、アスタが背後に回り込んでいた。飛翔する炎の魔法と氷の魔法を打ち返し、ヒース達に当てる。

 

マグナの魔法があたりヒースは燃える。

 

(この炎消えない―――!?ならば凍らせるまで―――!!)

 

「遅えよ!『氷魔法 氷纏い "氷竜戦空"』!!」

 

刀に氷の魔力をまとわせ振るう。刃から氷の竜が具現化しヒースを打ち上げる。それに合わせアスタが跳んでいた。

 

「オレの身体はまだ動くぞ!」

 

「――ま…待て…!」

 

「待つかぁあアアアア!!!!」

 

アスタは打ち上げられたヒースの氷とリオンの氷の竜諸共切り伏せた




技の元ネタにはBLEACHの日番谷冬獅郎の技を参考にしてます。

オリジナル精霊(氷精霊)について

  • サポート重視の氷精霊フラウ
  • 単独戦闘能力も高い氷精霊フェンリル
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