鼓奏者のヒーローアカデミア   作:あんころぱっぱ

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入室

ヒーロー科へ入学するための入試。そこでは審査員が存在する。

モニター越しで受験生の審査をするのだ。

受験生は仮想ヴィランを破壊することによってポイントを得ていくシステムとなっている。

これは機械によってポイントは記録されていき、最終的に順位を自動で決める。

では審査員は何を見ているのかと言うと

                    

「イレイザー。どうだったよ今年の受験生の【レスキューポイント】」

 

そうレスキューポイント

ヒーローというものは本来奉仕活動が主だ。

ゴミ拾い。清掃活動。失せ物を探す……etc

それをまとめると人助けとなる。

人助けを見ずに能力だけみていいヒーローなど育たない。

故に見ていたのは自動記録のヴィランポイントと審査制のレスキューポイントの合計点である。

 

「爆豪勝己はレスキューポイントとなしの77点で堂々の一位。ヒーローとしてはどうかと思うが、、まぁ個性とそのタフネスに関しては文句無しだな。二位の陸打響凱(ろくうち きょうがい)三位の切島鋭児郎はヴィランポイント、ヒーローポイントともに高く、バランスよく取れていていい人材となるだろう。そして八位緑谷出久。爆豪とは対称的にヒーローポイントのみでの合格。稀にどころかほぼ見た事がないな。」

 

「自身の個性でああも傷つくとはまるで個性の発言したての幼児のようだ。」

 

「妙なやつだよ。あそこ以外は典型的な不合格者だった。」

 

「細けえことはいいんだよ‼︎俺はあいつ気に入ったよ‼︎」

 

「思わずyeah!!って言っちゃったしな。」

 

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筆記、実技とテストで訪れた雄英。今度は生徒として訪れてみると雰囲気が変わる。

不穏な空気を流していたこの門もまるで小生を快く迎え入れてくれている様だ。

一歩踏み出すごとに実感が湧いてくる。

日本最高峰たる雄英高校へと進学。将来はどこへ就職したとしても有利になるだろう。

公務員もいい。国家公務員ともなれば収入もいいだろうか。

銀行員もいいな。雄英に入ったともなればそれほどの地位につけるかもしれない。

起業をするのはどうだろうか。雄英とは関係ないが高学歴社長のようなものもいい。

いや、、雄英に合格したとあればヒーローに縛られるのだろうか。

やはりヒーローとしてランキング上位になる道しか小生には残されていないのか…?

 

そうこうしているうちに教室へと到着する。

 

大きい…異形型への対策だろうな

でも押す扉としてはなかなかキツいの、で、はァァ…‼︎

 

「それは横に開くタイプじゃあないか?」

 

突然後ろから声が掛かり、驚きながらも扉を横へ動かす

 

「…!開いた……」

 

後ろを振り向いてみると、入試の時に難癖(…ではないが)つけてきた眼鏡君だった。

 

「君はやはり受かっていたんだな。俺は飯田天哉だ!」

 

「…………響凱。陸打響凱だ…」

 

「そうか陸打くん‼︎まずは入試の時の比例を詫びよう!すまなかった!君の気持ちも知りもしないで上から目線で物見遊山などと…本ッ当にすまなかった‼︎」

 

「…ッ!…………顔を上げろ…気になどしていない…どちらも合格できたのだ…入試の前のことは忘れろ」

 

「そう言ってくれて助かるよ!まだこの教室には誰も来てないようだし、適当に座ってお茶でもしよう!」

 

「お茶を出す立場ではないだろう…どちらも…」

 

眼鏡君…飯田と話しているうちにだんだんと人が増えていった。

チャラそうな上鳴

黒い常闇

パンクな耳郎と自己紹介をしながら時間が過ぎていった。

 

そんな中響き渡る怒声が三つ。

 

「机に足をかけるな‼︎雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか⁉︎」

一つは飯田の

「思わねーよ‼︎テメェらどこ中だよ端役共が‼︎」

一つはガラの悪い不良の

「ええい‼︎やかましい‼︎静かにしろ‼︎これほどうるさいとろくに会話も聞こえん‼︎」

最後は我らが響凱のものだ。

 

「ボ…俺は聡明中学出身飯田天哉だ」

 

「小生は鬼舞辻中学出身だ…」

 

「聡明に鬼舞辻ィ〜⁉︎くそエリートじゃねえか!ブッ殺し甲斐がありそうだな」

 

「君ひどいな!本当にヒーロー志望か⁉︎ってハッ‼︎」

 

飯田は教室に入ってきたそばかすのある緑のモサモサの髪の男のところに行ってしまった。

必然的にこの場は二人きりとなる。

 

「小生を殺すなどと…思い上がるな…‼︎」

響凱には個性に対する絶対的な自信がある。それこそ学生程度には引けを取らないと。

だがそれは相手も同じだ。

 

「んだとォ〜⁉︎上等だコラ‼︎今すぐあの眼鏡まとめてチリにして…「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け。ここはヒーロー科だぞ。」ッ‼︎」

 

声のした方を向くとそこには寝袋!エナジードリンク(吸うやつ)‼︎なんかホームレスっぽい‼︎!

といったおおよそ日本最高峰の雄英にはいなさそうな男がいた。

 

男はスゥーっと寝袋から出て立ち上がると、

 

「はい。皆が静かになるまで八秒かかりました。君たちは合理性に欠くね。」

 

まさかの教師‼︎このくたびれた男が!

 

「担任の相澤消太だよろしくね。」

 

担任⁉︎これが⁉︎

 

「早速だが、これ着てグラウンド出ろ。」

 

担任の相澤が雄英指定の体操服を取り出す。

 

「今から君達には個性把握テストをしてもらう。

 

 

 

 

 

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