鼓奏者のヒーローアカデミア   作:あんころぱっぱ

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戦闘訓練 壱

入学早々、最下位は除籍(嘘)という厳しい試練を乗り越えた一年A組は特にヒーローらしいこともしない普通の学校生活を送っていた。

普通の学校生活というのは多感な彼らにとって暇でしかない。

頭の中に里見八犬伝を叩き込んでいる響凱は、特に暇ではないのだが、、

 

ということでどれだけ暇なのか彼らの脳内を覗いてみよう。

 

麗日さん

 

(おもち食べたい…………)

 

飯田くん

 

(とても分かりやすい授業だ!プレゼントマイクによる英語の授業。だが、いや最高峰にこんな事を言ってはいけない、、‼︎先生方も頑張ってらっしゃるのだ、、だが、だがしかし……‼︎

暇だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)

 

緑谷くん

 

(個性の制御となるとやったことない僕からしたら難しいことだ。ここはおもいっきってクラスメイトに聞いてみるか?でも怪しまれたらどうしよう、やっぱり自分で実践あるのみって事かな、でもそんなに怪我してたらお母さんにも心配かけるし、リカバリーガールにもオールマイトの期待にも応えられなくなる。そうだ、この授業最初のうちは中学の応用をやるみたいだから大事なことだけ聞いていればいける筈。イメージだイメージが大事だ、オールマイトはどうやってやってる、体か?体なのか⁉︎いや一周回ってあの聳り立つ髪の毛に100%の秘密があるんじゃないか⁉︎いや髪の毛は流石にワックスだろうだったらなんだ体なのか髪の毛なのかいやあの変わらない顔‼︎あそこに秘密があるんじゃないのか!?マッスルフォーム時の顔はシールバーエイジ、ゴールデンエイジでほとんど変わっていないそうか、そこか‼︎そこにあったんだOFAの秘密は!!!!」

 

「hey緑谷ここの答えは?」

 

「は、はい⁉︎」

 

「どしたのお前?顔オールマイトみたいになってるけど……」

 

「癖です!!!」

 

峰田くん

 

(ハァハァ……つまらない授業、オイラにとっては取るに足らない。だからコレは神の与えてくれた妄想タイム‼︎ハァハァ… 蛙吹のおっぱい、麗日のおっぱい、芦戸のおっぱい、葉隠のおっぱい、耳郎はー…置いといて、オイラの記憶力にかかれば同級生の名前を覚えるなんて簡単なこと‼︎男子は覚えんけど。そして忘れちゃいけないスーパーボディ‼︎響凱の太もも‼︎あれ?今オイラ、八百万って言おうと…あっ言えた。そう‼︎響凱の太もも‼︎違うそうじゃない‼︎オイラが言いたいのは響凱の太もも‼︎響凱の太もも‼︎響凱の太もも……)

 

「八百万のおっぱい!!!!!!あっ言えた。」

 

峰田が謎の病から解放されたその瞬間に女子の冷たい目線が集まる。

そうそれは冷たーい冷たーい相手を凍死させるほどの眼差し。

 

「あっいやオイラはその……」

 

そして被害者である八百万は優しい笑顔で今授業をしている相澤先生に向かって、

 

「処していいですか?」

 

相澤も授業を妨害された被害者の一人であるためこれには渋々…いや、当然の如く

 

「許可する」

 

 

 

峰田の体を張ったボケにより、男子生徒の暇な時間は、峰田の吊し上げ血祭り干しを眺めることによって解消された。よかったね。

 

爆豪くん

 

(アホか。クソつまんね)

 

*****

 

「わーたーしーがー‼︎」

 

いつも通りの授業。そこに突如響く男の声 

この声を知らない者はこのクラスには、、いや日本にはいないだろう。

さらに彼はいつも同じセリフで登場する。だからこそ緑谷含めみんなが一斉に彼の決め台詞に合わせようとする。あのヒーローにそこまで興味がない響凱でさえ合わせようと大声で

 

「来ッ!!!」

 

「普通にドアから来た!!!!!!」

 

あ。いつもと違うパターンなんだ。

そこはもう置いておいて、皆がNO.1ヒーローの登場に教室中が興奮する。

 

 

「オールマイトだ!」

 

「スゲェ──やッ、本当に先生やってるんだ!」

 

「シルバーエイジのコスチュームだぞアレ…ッ!!画風が違いすぎて鳥肌がッ…‼︎」

 

皆の興奮と期待を一身に受け、今回の講師であるオールマイトは高らかに宣言する。

 

「ヒーローとしての素地を学ぶヒーロー基礎学。座学だと思ったか?ノンノン。早速だが今日はこれ‼︎」

 

 

「戦闘訓練!!!」

 

 

「戦闘……‼︎」

 

「訓練……‼︎」

 

オールマイトの発言に笑みを浮かべるモノ、心配そうな顔つきになるモノ、特に反応しないモノと様々だが、今日のこの授業で全員が例外なく初めて自覚するのだ。

 

自分達はこれからヒーローになるのだと

 

*****

 

支給されたヒーローコスチュームをここで初めて着ることとなるがそれの余韻に浸っている暇はない。人コスチュームなんて見る暇もなく戦闘訓練‼︎と思ったのだが、意外にまだ時間がありそうなのでみんなコスチューム見学会をグラウンドで行っている。

 

緑色のうさぎのようなコスチュームの者

 

メカメカしいコスチュームの者

 

パツパツのコスチュームの者

 

R18指定されそうな者と色々いるのだが響凱はと言うと

 

「ブハハハハハハハ‼︎陸打おまッブフゥー‼︎」

 

「何だそれふんどしってブフォア‼︎」

 

「小生の高貴なるコスチュームを馬鹿にするとは余程死にたいらしいな上鳴、瀬呂。」

 

「いやだって、ほぼ裸ぢゃん‼︎」

 

「笑わずにはいられねぇよ‼︎」

 

「敵より先にお前が捕まるだろ‼︎」

 

「R18ヒーローが高校にいる時点でヒーローの為の法律などあって無いようなモノだろう。」

 

そんなこんなで会話していくうちに全員が集合し、オールマイトの説明が始まる。

 

「さぁ、始めようか‼︎有精卵ども!!!」

 

有精卵そう自分達はヒーローの卵なんだと自覚し、皆の心に闘志が灯る。

オールマイトは目的地までみんなを案内して行く。

 

「先生!!戦闘訓練とはここのグラウンドで行うのでしょうか!」

 

いつも通りの真面目な態度で質問をするのは例のメカメカしいコスチュームの飯田だ。

質問を聞いたオールマイトはHAHAHAHAと笑いながら返答する。

 

 

「いいや!もう2歩先をゆく!!今回みんなには、ビルの中で屋内の対人戦闘を行ってもらう!」

 

「屋内戦闘……」

 

「そう!真に賢しいヴィランとは屋内に潜むもの!そこでみんなにはヒーロー側、ヴィラン側それぞれに2人ずつ入ってもらって、戦闘訓練を行う!ここでミソなのがぶっ壊していい仮想ヴィランじゃ無いことだな‼︎さて何か質問ある人ー。」

 

オールマイトは教師の立場としてしっかりと質問の答えを返さなければならない。

分かっていない生徒というのは全体の和を乱す原因になり得るからだ。

だからこそ質問を促したのだが、、

 

「屋内戦闘と言いますが、勝敗の基準はどうなのでしょうか!?」

 

「選出はオールマイト先生が行うのですか?」

 

「ブッ殺しゃあいいんだよなァ?」

 

「このマント☆やばくない?」

 

「21人だから、2人ずつだと1人余らねえ?」

 

「どこからスタートすればいいんですか?」

 

「また、相澤先生みたいな除籍ってあるんですか?」

 

「ンン〜〜ッ聖徳太子ィッ!!」

 

質問の嵐。教師歴ほぼ皆無のオールマイトにとっては難しい難題だろう。ガンバレ

 

オールマイトは懐からカンペを取り出すと、大きく咳払いをし、説明を始める。

 

「いいかい!?状況設定はヴィランがアジトに『核兵器』を隠していてヒーローはそれを処理しようとしている!ヒーローは制限時間内にヴィランを捕まえるか、核兵器を回収する事。ヴィランは制限時間まで核兵器を守るか、ヒーローを捕まえること。コンビ及び対戦相手は、くじだ!」

 

設定がアメリカンなのは置いておいてそれだとやはり1人余ってしまう。

 

「そうこのクラスは21名1人余ってしまうねー。」

 

そうって何聞こえてんの?

 

「さぁ〜?ではあまってしまうことに関してだが、このクジには当たりがあってね、当たった人は残念ながら敵として1人でやってもらうことになる」

 

さぁ!?さぁって言った⁉︎ねぇ聞こえてんの⁉︎聞こえてんの⁉︎ねぇ⁉︎

 

「それでは不公平ではありませんか?」

 

「そう‼︎そこなんだよそうなると公平差を失ってしまう。そこで当たりをとった人のヒーロー側になった人にはある追加ルールを設ける‼︎」

 

「追加ルールとは……?」

 

「追加ルールとは、、、ズバリ!きゃあえっち‼︎殴っちゃダメよヒーローさんだ‼︎」

 

『(名前ダサッ‼︎)』

 

「このルールは敵側を攻撃してはいけないと言うルールだ!できるのは回避と核の回収と捕獲のみ。さぁ、ルール説明は以上だ‼︎くじの方は私が引かせてもらう‼︎早速やっていこう‼︎」

 

オールマイトの絶望的なネーミングセンスに関してもはや誰も何も言わない。

ただ今はこれから始まる戦闘訓練に期待で胸が高鳴りそんなことをしている暇などないのだ。

 

「それじゃあ結果を発表していくぞ‼︎」

 

Aチーム

 

緑谷 麗日

 

Bチーム

 

轟 障子

 

Cチーム

 

八百万 峰田

 

Dチーム

 

飯田 爆豪

 

Eチーム

 

芦戸 青山

 

Fチーム

 

口田 砂藤

 

Gチーム

 

上鳴 耳郎

 

Hチーム

 

蛙吹 常闇

 

Iチーム

 

葉隠 尾白

 

Jチーム

 

瀬呂 切島

 

当たり

 

陸打

 

「なぜに小生が…………」

 

「でも相手攻撃出来ないんだったら楽じゃね?」←通りすがりの上鳴

 

「小生も新たな友と共に作戦を練りたかった……」

 

「おめぇ、陸打、、アツイな!!漢だぜお前は!!」

 

「切島……」

 

「俺はお前のこと応援してるからな!!」

 

「切島…………!!」

 

「陸打‼︎」

 

「切島!!」

 

「陸打!!」

 

「えっいや何見させられてんの?」←通りすがりの上鳴

 

 

 

 




私の手に掛かれば峰田に響凱の太もものことしか考えれない体にしてやることも可能よ、フェッフェッ

てかオールマイト怖。
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