しかし、産まれてすぐに捨てらてしまう。
赤ん坊の主人公は人間に拾われずジグザグマに拾われた。
ポケモンと共に大自然で生きる主人公だが・・・住みかである森林を開発しようと人間が襲来。
重機とトレーナーに鍛えられたポケモンによって蹂躙される森の仲間達。
圧倒的な
レベル差。
種族値。
足りないポケモン知識。
記憶はなくとも知識はある。
いけえ弟(ジグザグマ)!
あなをほる
そして竹槍を敷き詰めろおおおおおおお。
これは少年が一人前のポケモントレーナー(ゲリラコマンド)になる物語。
緑豊かな森の小道に籠が置かれている。
照りつける陽光が容赦なく籠の中にいる存在の体力を奪っていく。
それは、短いそして幼い手足をバタバタと動かし必死にいきようとしていた。
「オギャア、オギャア」
周囲に響く幼い母を呼ぶ声が響く。
しかし、周囲に母親らしい存在は認められない。
さらによく観察してみれば籠に文字が書かれているのがわかるだろう。
拾ってください。
必死に母親を呼ぶがそれどころか人が通ったような様子すらも見られない小道。
当然ながら人影すらも見当たらず地面にはゴミすらも落ちていない。
そして、徐徐に声が弱々しくなっていく。
その時であった。
小道の緑がガサガサと揺れそこからなにかが飛び出してくる。
ジグザグマ
そう呼ばれるポケモン。
ジグザグマは籠に近づくとおくるみに包まれた赤ん坊をクンクンと嗅ぎわけ。
そして、パクりとおくるみを咥えてその場を立ち去った。
我輩は転生者である名前はまだない。
いや、おそらく名前はあったのだろう。
私がここがポケモンの世界であると気が付いた時にはすでに母親に捨てられていた。
「ごめんなさい」
そう言っていたのを覚えている。
それから私はジグザグマに拾われた。
乳飲み子であった私に絞ったきのみ汁を与え、寒さに震えていれば寄り添い暖を取らせてくれて。
毎日私を舐めて体を清潔にしてくれて・・・おかげで健康に育つ事ができた
そして、私は森とポケモンと共に成長した。
トロピウスの背中を遊具がわりにあそび、首もとのフルーツをおやつとしてねだり。
カクレヨンとかくれんぼをして遊び。
1日が終わればジグザグマ達がまつ巣穴帰り共に眠る。
服等というものはなく、草で編んだ簑を纏うのみ。
文明というものとはかけ離れた生活。
幸せであった。
あいつらが来るまでは。
始まりは森の消滅であった。
きのみを集めていると前世で聞き慣れ久しく聞いていないエンジン音が聞こえ。
様子を見に行けば。
巨大な重機械が森を壊していた。
シャベルカーが木々をなぎ倒しブルドーザーが地面ごと草木を運び去っていく。
木々が倒れるごとにポケモン達の悲痛な鳴き声が周囲に響く。
住みかを奪われ怒り狂うマッスグマやスバメが重機に向かっていくのだが。
重機の近くにいる作業員とみられる存在が腰からなにかを投げた。
閃光がとばしり、巨大な質量がそこに現れる。
ボスゴドラが出現し、トレーナーの指示のもとアイアンテールをマッスグマに浴びせ。
吹き飛ぶマッスグマ達。
スバメに対してはロックブラストが降り注ぎボトボトと墜ちていく。
瀕死となったマッスグマをジグザグマ達がズルズルと引っ張り逃げようとしている。
(怒り)
その光景を見た私が感じた感情はそれだけだった。
この世界に来てからポケモンと共に生きた私にはよく分かる。
ポケモンから森を奪うことは死を意味する。
ポケモンにとって森は食料の供給源であり住みかであり繁殖の場所である。
それら全てを一度に奪われるのだ。
たとえ他の場所を見つけて移住しようなれど森一人が消える。
そうなれば新たな縄張り争いや移住の途中で幼い個体から倒れていくだろう。
キャパ的にも溢れるものがあるはずだ。
そして、うだうだしていれば森から逃れたポケモンを狙ってハンターがやってくる。
珍しい珍しくない関係なくおそらく狩られ捕獲されてしまう。
どちらにしても森から出ればポケモンには良い結果にならない。
人間との交流もない。
それどころか戸籍すらもない。
融和的な行動をしようにもその間に森が消える。
なれば・・・。
戦うしかない。
レベルは先ほど見たように圧倒的。
種族差も天と地ほどもある。
さらに人間はこちら一人に対して相手は見たところ二桁はいる。
こちらの同胞は縄張り争いぐらいしかしたことのない個体ばかりで、さらにいえば戦闘ができる個体はかなり少ない。
我輩は転生者である。
ポケモンなんぞ第三世代ぐらいしか知らない。
努力値?なんぞそれ。
しかし、私は前世の記憶はないが知識は残っている。
いけえ、弟(ジグザグマ)あなをほる!
そして竹槍を敷き詰めろおおおおおお。