今日は木原天成と草薙寧々のデートだった。
ショッピングモールでのデートは、
実は案外初めてという訳か、
天成にとっては、どんな、デートプランにしようか、
前日まで、悩んでいたのだった。
寧々は緊張しているのか、
天成の手をギュッと握りしめるのだった。
「はぐれたら、大変だからね…」
「うん…」
「どこに行く?」
「うーん…服屋に行ってみようかな?」
「じゃあ、服屋に行ってみよう」
二人は服屋に行ってみた。
そこで、服を選んでいくのであったが…
「寧々、まだ服が決まらないのか?」
「可愛いのもあるけど、どれがいいのか、
わからなくて…」
「うーん、淡い色が似合いそうだけど、
少し色が強い方のもありだな…
よし!これと、これなんて、どう?」
寧々の好みをありつつ、寧々一人では、
選ばないような、スカートやパーカーを選ぶのだった。
「はい、寧々、これは俺からのプレゼントね」
「はいはい、私に貢ぐのはいいから、
ショーとかにも、ちゃんと、貢献してよね?」
「わかっているって!
あっ、じゃあ、次は…クレープ屋に行ってみるか?
美味い、クレープがあるんだ」
パフェは甘いけど、お店で見た、クレープの種類を見た時、
どれも、美味しそうに思えた。
「食べたい」
カフェのクレープフルーツを食べていると、
コーヒーとチーズケーキを食べていた、
天成が、一点だけ、見つめていた。
「どうしたの?」
「いや、カプセルトイの仕組みが気になっただけだ、
中に入っている、おもちゃよりも、
むしろ、その仕組みが気になっていてな」
「それで?」
「電子決済が出来るらしいがな」
「へぇー」
「まぁ、これ、食べ終わったら、ゲーセン行くか」
食べ終わった後、ゲーセンに行くと、
天成は真っ先に、カプセルトイの場所へと向かった。
しかし、すぐに、戻って来た。
「おかえり、早かったね」
「いや、やっぱり、お姫様一人、
置いてけぼりにするのも、アレだと思ってね」
「何のつもりかと思ったら、そうだったのね」
「さて、対戦ゲームで、寧々に圧勝してやる」
「天成に出来るの?」
「あぁ、もちろんだ、上等だ、なんだって…」
「神に選ばれた天才…だから、でしょう?」
「あぁ!だから、このゲームマシンは、
10日かけて、攻略してきた、だから、寧々に勝つ自信がある」
「じゃあ、お手並み拝見といきましょうか?」
「望むところだ」
しかし、天成が何度やっても、やっても、
寧々には、勝てなかった…
「な、なぜだ!?神に選ばれた天才なんだぞ!
不可能は、ないんだぞ!」
「だから…神に選ばれた天才なんて、所詮、自称でしょう?」
「そんな、バカな…!
だが、次こそは、必ず!」
「はぁ…天成ったら…とんだ、向上心ね」
「褒め言葉として、受け止めたぞ」
「はいはい」
「よし、最後は映画を観に行くぞ!
寧々の好きな映画でいいぞ!」
「それじゃあ、これ観たい」
「わかった、付き合ってやる」
こうして、二人で映画を観に行くのであった。